Studio Life・銀河劇場プロデュース公演「カリフォルニア物語」
http://studiolife.web.fc2.com/california.htm
原作は吉田秋生先生ですね。私は読んでいないのですが、良い評判を聞く作品なので、お話の筋には心配してません。問題はそこではなく、キャスト。
どうも基本的にWキャストのようで、回によって演者が変わるようです。リピートを増やす為か、最近こういう舞台が多いですね。
客演が随分多いのですが、Studio Life作品に違いない証拠として、上記アドレスのキャスティング表を見ると、女性名の横にずらずらと男性役者の名前が。
そう、ご存じの方には蛇足且つ言葉足らずの説明ですが、Studio Lifeは男性のみで結成された劇団。まさに宝塚の対極ですね。
さて、衝撃を受けたキャスティングはスウェナ(ヒースのガールフレンド)役。演じるのは伊礼彼方と及川健。
──伊礼彼方!?
同姓同名の役者がいるのだろうかと思わず目を疑いましたが、出演するのはテニミュで佐伯虎次郎役を演じた伊礼彼方本人で間違いないようです。
なんと、女役に定評がありファンも多いLife所属の及川健と、客演の伊礼が同じ役……。いや、演技比較以前に、伊礼が女の子に化けられるのでしょうか。
観劇予定はありませんので、凄いハラハラしながらライファーな方々の劇評を待とうと思います。
- 2007年登録記事
先達てテイルズの演出のことを取り上げたので、他のRPGゲームにも渡ってもう少し突っ込んだ話を。
イノセンスのプロモを見て「演出!」と思ったのは、FFに代表される映画的な演出のことです。
客観的に一番魅せるカットをどう撮り、その連続をどう繋ぐか。間も重要ですね。最近のゲームは、ムービーでないイベントだと、次の台詞へ送った時に音声ローディングで間延びししてしまうことがあって、意外と難しい。リメイク版デスティニーには台詞の自動送り機能があって、これだと次の台詞への間が割と綺麗に繋がっていて、最近お気に入りです。
SFC版TOPのプレイ時は、テイルズには演出力があると思っていました。品のある色使いのドット絵、揺れる水面や飛び立つ鳥、距離感のある音楽の使い方、フリーズキールでのステンドグラスの魅せ方等、感心したものでした。
思い返すと、2D作品でのイベントは、テイルズでもFFでもDQでもさほど大差はなく、棒立ちで台詞と若干の動きがあるだけなんですよね。後は派手なエフェクトを掛けるとか、アニメ絵やキャラを通常より大きなドットで動かすなど、操作画面と違う絵を用意するなどの手法でしょうか。2D時代のFFで私が演出を凄いと思ったのは、FF5タイトル動画の疾走感のあるチョコボと、本編オープニングの夜明けの表現ですから、概ねこの辺の表現ですね。
ドットの書き込みが細かいTOPは映像自体綺麗だったし、イベントシーンでも、エモーショナルバルーンを多用するため、単純な効果ですがキャラの演技を分かりやすく出来て、一歩抜きん出てみえたのでしょう。
ちなみに、2Dのイベント演出で一番効果がある手法は、暗転とパンだろうと思います。タクティクスオウガで良くある「ギロチンの刃が落ちた瞬間に暗転」「絶叫してパンアップ」などはベタですが好きです。オウガはそれに加えてドットの描き込みとアニメーションも凄かったですけれどね。
映像の映し方、グラフィック面に言及してきましたが、堀井雄二氏には映像美とはひと味違うセンスでの演出力があって、これまた2Dならではと思わされる絶妙の工夫があります。
それが、SFC版DQ5サンタローズの、少年時代と青年時代で村の大きさが違うというマップ作り。
青年時代になってから訪れて、宿屋の跡地のサイズに「こんな手狭だったか?」と違和感を覚えたものですが、実は実際にマップ自体も幼年期は大きく、青年期は小さく作ってあるという巧みさ。
この部分、3D化したPS2リメイク版ではどうだったのでしょうか。気になります。
本編は鏡面バリヤー中和装置入手まで。
まだまだ続く、天上編の連続ダンジョン攻略です。
ロディオンは敵が接触タイプですし、ヘルレイオスまでの道はアンスズーン~クラウディス間ほど遠くないので良いのですが、ヘルレイオスはPS版でもPS2版でも、相変わらず疲れるダンジョンです。
PS版の時はパスワードが分からなくて結局1日寝かせたし、PS2版はマップが広い。攻略本持っているのに黄色カードキーを差し込む端末に気付かず、うろうろしてしまいました。
イレーヌ戦は、一周目の時は苦戦したのですが、今回フィリアを操作してレイ連打していたらあっという間に終わりました。フィリアはNPCに任せると耐性を考えずに術を使うので、PC操作向きなのですね。イレーヌのHPはこの局面のボスと思えないほど低いのですが、彼女のキャラ付けとしては適切だと思います。
そしてここでも、PS2版のオベロン社幹部たちの演説の薄さもさることながら、ルーティが彼らを一方的に嫌い過ぎている姿勢が少し気になりました。とにかく嫌い!と言うリアルな描写を目指していたなら凄い巧く表現出来てますけれど。
あとイレーヌの声優さんだけ、どうも個人的にしっくりこないのは何故でしょうか。
そんなわけで、イクティノス復活。
ウッドロウに敬語を使わないイクティノスには、相変わらず違和感があります。PS版だと生真面目な軍人というイメージだったのですが、PS2版はこの口調改変のせいで謎の人物になりました。
ソーディアンメインの話が思い浮かばないのは、偏に彼の性格が掴めないためだと確信しています。
ついでに、山寺氏不在が耐えきれず「なりきり」を解禁。
コングマンを「なりきりジョニー」にして1P操作しています。
ジョニーは一周目最後でも自操作していたので快適ですが、アイテムを使う時の名前がコングマン表示だったり、メニューを開いた時にコングマンの顔グラが目に入って、やはり変な感じ。
それに装飾品欄の一つをなりきり装備に充てないといけないので、戦略幅が狭まるので意外と不便。本物の加入が待ち遠しいです。そうしたらWジョニーで左右からミラクルボイスとか、やってみたいなぁ……。
本編はクラウディス攻略まで。リリス加入で沈没船捜索中。
リメイク版天上編で良いと思う改変点:空中都市の攻略順
理にかなっている上、攻略の間に中和装置をリトラーが作るという構図になっているため、スタン達だけが働かされている感が緩和された。
リメイク版天上編で悪いと思う改変点:バルックの戦う理由
カルバレイス人だから天地戦争に加担する、と言うのは理屈としては単純だけれど、状況的にはおかしい。既にカルバレイスにもベルクラントが撃ち込まれているのだから、カルバレイスの復興が理由だと、ヒューゴの目指す世界とバルックの理想には隔たりが生まれているはず。それとも、その違和感と虚しさを抱えつつの敗北だったのだろうか。
リメイク版のルーティは、オベロン社幹部にキツいですよね。バルックもイレーヌも地上編でそれなりにいい人ぶりを見せるのですが、リメイクルーティは終始、金持ちの偽善と見なして、一方的に毛嫌いしているように見えました。
一方オリジナル版には、ルーティからバルックに対してこんな台詞があります。
それじゃあ、あなたの作った基金って一体何だったのよ!
身寄りのない子供たちのための福祉施設を作ったり、災害救助のために義援金を送ってたりしたことって、一体なんだったのよ!
わたしね、世の中ってろくでもない奴らばかりだけど、中にはあなたのように尊敬できる人もいると思ってた……
オリジナル版プレイ当時、この台詞から、もしやルーティ(或いは孤児院)はバルック基金で助けられた事があるのではないかな、と考えていました。
リメイク版では、オベロン社幹部と戦って心を痛めるのはスタンだけになってます。最初から相手を信じていないルーティだと、物語が膨らませられなくて、ちょっと残念です。
まぁ、それ以前にバルックの扱い自体が小さ過ぎて寂しいんですけれど。
ヒューゴ戦前にリリスを加入させないと見られないサブイベントがあるので、仕方なく闘技場に戻ってイベント消化。
CCが足りずコンボが続かないので、ディフィニット戦記は今回も諦めました。
で、沈没船でレンズ集め&LV上げ。攻略本を見ると適正LV60以上と書いてありますが、10以上足りない状態で挑戦。気を抜くと全滅の危機が直ぐそこにあるけれど、それを耐えて得られる経験値の魅力に、思わず病みつき。
あとは、前回時期を逃して見ていないサブイベントを発生させました。
セインガルド王の跡継ぎ話は、アシュレイが養子をお断りして飛び出していって、それで終わりなんですか!? この後フォローがあるのか心配です。実際問題、D2でセインガルドは滅びたも同然ですけれどね。
ポケットドラゴンはオリジナル版を懐かしく思い出し、散歩もできてそこそこ満足。
ただ、やはりリリスの性格を可愛く思えないのが残念でした。
イノセンスのPVを見て、「テイルズなのに演出がある」と驚きました。
思い返すと、アビスも多少頑張っていたけれど、ロードの遅さで全てが台無しになっていたため、印象が薄いです。
シンフォニアにまで遡ると、基本的にキャラが突っ立っていて、時々その場で立ち姿勢が変わったりするだけ、と言うのが伝統的なテイルズのイベントシーンだと思われます。要するに2D時代演出のままなんですね。
3Dでの4作目と言う事で、少しはチームにノウハウが蓄積されてきたのかな、と今後にも期待が出てきました。
しかしテイルズは同時に複数チームが別タイトルを作成しているので、イノセンスの制作チームはラタトスクと無関係の可能性が高いですが……。