• 2010年登録記事

レ・ミゼラブル
超有名作品なのに、あまり好きな話じゃないので敬遠して未見でした。
今回、ミュージカル「テニスの王子さま」で初代河村隆役だった阿部よしつぐが、役付き出演するため、彼を目当てに見に行こうと思っています。映像でしか観ていないけれど、応援してます。
また、写真が小さ過ぎて確証が持てないけれどアンサンブルに気になるキャストがいらっしゃるんですよね……。
しかし役替わりが多過ぎて、見たいキャスティングで観るのは日程調整が大変そうです。スペシャルキャストの日は更に倍率高そうですしね。

薄桜鬼
取り上げる機会がなくて今更ですが、乙女ゲーム「薄桜鬼」の舞台化。
新撰組モノだけど、吸血鬼ネタ……なんですっけ?
土方歳三が早乙女太一君。最近は女形を脱却しようとしているのか、男性的な役の出演が目立ちますね。身長が高いし、割と骨張った体型になってきたようなので、妥当な路線転換かも。

メイちゃんの執事 −私の命に代えてお守りいたします−
宝塚歌劇団でメイちゃん舞台化。
紅ゆずるは本作でバウ初主演、ですね。逆転裁判の時は、主演経験豊富且つ独自のウリを持つ蘭寿とむだったので、宝塚初見の方が来てもある意味安心でしたが、これはかなりのチャレンジですね。化粧すると漫画的な顔立ちに化ける役者だとは思うので、ビジュアルで心を掴め!と言うところかな。
「逆転裁判」東京公演は客席に一定のゲーマー率がありましたが、さて「マーガレット」読者層はどのくらい舞台を見に来るのでしょうか。

本記事は、あくまで個人の使用感によるレポートです。商品に対する使用感や感想には個人差があるものとあらかじめご了承ください。
また、薬剤知識はないので、専門的な話も出来ません。

と言う事で、今回はロート製薬株式会社の「ロートOA」です。

健康保険の常備薬制度で安価に購入できる為、利用頻度が高い目薬です。現在派取扱店限定扱いらしく、市場ではあまり見掛けません(ネットで検索すると「製造中止」と書いてる方が多いのが気になります……今も買えるのですが)。
ロート公式サイトにも掲載されていないため、容器裏に記載の成分表を残しておきます。

第二類医薬品。
有効成分は下記の通りです。
フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(FAD・Na) 0.033%
L-アスパラギン酸カリウム 1.000%
ネオスチグミンメチル硫酸塩 0.005%
ナファゾリン塩酸塩 0.003%
クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.020%

液の色は黄色。
かなりこの色の出が強いため、零れる液を抑えようとしてハンカチを使用するのは厳禁です。
容器が四角い古めかしい形状なのが、開発当初の年代を感じさせます。
注した時の刺激は皆無で、後味もなしと言う使い易さで、充血には一定の効果を発揮します。一方、OA疲れにはネーミングほどの効果は感じられませんでした。

PSPソフト「タクティクスオウガ 運命の環」発売日11月11日(ポッキー&プリッツの日)に決定。
UMD版5980円、DL版4980円。
http://www.square-enix.co.jp/tacticsogre/

思ったより早い発売日ですね! 来年かと思っていたので、驚きました。
もし通信対戦機能があるならば、シンフォニアのテセアラ編OVA鑑賞会が同時に通信対戦会になりそうな予感。
残念ながら同梱版は出なそうなので、PSPを買って何か事前に遊んでおこうかなと検討中です。しかし種類が色々あって、どれを買えば良いのか良く分からないのが、昨今の携帯ゲーム機の困るところです。

なお、UMD版につく予約特典は「タロットカード」セットとの事ですが、「本作のゲーム中でも大きな役割を果たす」と言う部分に首を捻りました。
「伝説のオウガバトル」では確かにお世話になって、ワールドのカードがなければクリア不能だったと思っていますが、タクティクスオウガにはタロットカードって存在しませんでしたよね。
新システム要素なのかしら。なんにせよ楽しみです。

宙組公演「トラファルガー」に数多く隠された謎の一つについて。

第13場の海戦で狙撃手オーレリーは、ネルソンを撃った後、ハーディが撃った銃弾に倒れる……と思っていたわけですが、思い違いがあることに気付きました。
ポイントは、オーレリーが撃たれて落ちる場面で吹き上がる煙です。
吹き上がる白煙は、初見ではオーレリーが海に落ちた事で上がる水飛沫だと思われていましたが、その後各種媒体で、船の配水管が破裂したことを示していることが判明しました。
銃声は1回。
その一発で、オーレリーと配水管の両方を打ち抜いたと言うのは、ちょっと考え難いです。
そして物事の順番は配水管→オーレリー落下です。ついでに、立ち位置もハーディ→配水管→オーレリーです。
つまり、実はハーディの銃はオーレリーの直ぐ傍の配水管に命中し、そこから吹き上がった水の勢いでオーレリーは落下した、のではないか?と思い付きました。
DVDを観ると、オーレリーが銃声に合わせて撃たれたような動作をしているのが難ですが、演出と状況から考えるとこれが一番しっくり来るのではないでしょうか。
狙撃兵ではないハーディの、ごく普通の銃で向かいの船に乗っている一人を狙い撃てるのだとしたら、「本物のマスケティア」と鳴り物入りでナポレオンに仕えたオーレリーの存在意義が薄くなるので、惜しくも配水管に当たった、と言うのも良い案配だと思うのですが、如何でしょうか。

初となる蜷川幸雄演出作品・音楽劇「ガラスの仮面~二人のヘレン~」を観劇しました。
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2010/glass/index.html

2008年の初演は未見です。とは言え、ほぼ忠実に原作をなぞった内容のため、問題なくついていけました。
脚本は、劇中劇をふんだんに入れつつ、「嵐が丘」出演からヘレン役での助演女優賞受賞まで。私は原作の流れが頭に入っていて、シーンの繋がりを補完できるので問題なかったけれど、未読の方が付いていくのは大変かも知れませんね。こうして観ると意外と視点が幾つもあって、エピソードの継ぎ接ぎ感が強かったですが、軽井沢の別荘から教会の稽古を回想し、再び視点が軽井沢に戻る、の下りなど、白眉の構成もありました。また、全体に笑わされるところが多かったです。
二幕の劇中劇「奇跡の人」の後は、残念ながら少しだらけてしまったように思います。一番盛り上がる「奇跡」のシーンの後の本筋が、全部蛇足に感じてしまったと言う……。
演出は、通路や客席をフルに使って、客を飽きさせないようにしていました。盆やセリがないため、舞台転換が心情の歌をピンスポ、その間に次の場面のセット準備、の繰り返しが多く観られましたが、許容範囲かなと。設備関係はフル機能を使用して欲しいと思っているので、奇跡のシーンでの水を実際に流したのは嬉しかったですが、松明の存在は意味があったのか疑問です。
ステージ裏まで開いてステージとして使用するシーンが多々あり、舞台って広いなぁと吃驚しました。

以下、主立った役者の話をしますが、全体に厳しめです。
マヤ役、亜弓役は初演でオーディション選出された二人が続投。
北島マヤ@大和田美帆は、さすがに演劇界のホープとして現在引っ張りだこの人材だけあって、力を感じました。ちょっと突っ走り気味なとこが如何にもマヤでしたが、あれも演技なんでしょうね。かなり小柄なため、将来的には役の幅に影響しそうですが、代わりに今後続編があってもマヤ役をこなせそうですね。
一方の姫川亜弓@奥村佳恵は、意外と線の太さがあり舞台栄えしました。あと、亜弓さんのナンバー「どんな役でも」で歌う「ママには負けない、あの子にも負けない」と言うフレーズで見せてくれた目力に惹かれました。オーディションシーンの演技は亜弓さんと言う感じで、素敵でした。
ただ、バレエ経験者のためか外股気味なのが気になりました。亜弓さんはお嬢様なので、足は揃えて欲しいなぁと。動作も意外とガサツな印象。また、歌や台詞が「押し」の一本調子に感じました。劇中劇としてこじき役と、更に原作にない「テンペスト」の怪獣キャリバン役を演じるシーンを入れたのは、彼女のニンに合ってるのがそれだから、と言うことなんじゃないかなと勘繰ってしまいます。ダンスシーン自体は圧巻でした。

ニンでないのは、速水真澄@新納慎也も同様でしたが、「異端児」として活躍できるだけの実力ある役者さんだけあるかなと。七頭身以上に見えるあの身長とスーツの着こなしにも感心させられました。
とは言え、速水氏は大人の二枚目俳優にやらせるべき役だと思います。
桜小路優@細田よしひこは、脚本的に良い所がなく、へたれ全開。原作の桜小路くんの印象からすると「これで良いのか?」と思いますが、これは脚本の問題ですし、出番が少ないため文句もありません。
しかし、将来は一真役候補に選ばれる実力派俳優がこの扱いで良いのかな。今回は桜小路くんの出番自体なしでも良かったのでは?

月影千草@夏木マリは、ビジュアルの圧倒的勝利。見た目が完全に月影先生ですし、台詞回しも良い。歌うと「夏木マリ」だなと言う感じでしたが、このキャスティングは大成功だと思います。
そして姫川歌子@香寿たつきも、歌子さんと劇中劇タリバン役共に素晴らしい演技だったと思います。二人のヘレンとの休憩なしの稽古シーンの後に、ソロ曲がある鬼構成。原作の歌子さんも凄いタフな人だと思っていましたが、生で観ると一層驚嘆します。
もう一人、役者だと感嘆したのはマヤの母&原田菊子@立石涼子でした。違和感のない二役でしたし、病院のシーンでがらりと空気が変わったのは、この方の力だと思います。
ビジュアルで美味しかったのは、小野寺@原康義ですね。

男装の麗人青木麗@月川悠貴は、男性俳優。蜷川芝居で女役を演じている方のようで、女性を演じていても違和感はありませんでしたが、私の麗像とは違いました。原作を敢えて読んでいないとインタビューに回答していたので、その違いは原作から想像する麗と脚本から想像する麗の違いなんでしょうけれど、「女」であることを意識しすぎだと思いました。麗って、もっとサバサバしたキャラだと思うんですよね。
劇団一角獣の二ノ宮恵子@黒木マリナは、格好良かったです。偶然ですが、演劇をやってた頃の北海道出身の仲間に雰囲気が似ていて、妙にリアリティを感じましたが、変な話ですが美人なのと胸が豊かな点が恵子さんには見えない別キャラに感じました。
後はアンサンブルで色々こなしていましたが、気になったのは水無月さやか&金谷英美@深谷美歩でしょうか。さやかはかなり合っていたと思います。金谷さんは、もっと大柄で線が太い人のイメージなので、この二役はちょっと残念でした。
一角獣のその他の面々は、役としては「誰が団長?」と首を捻る感じで原作のキャライメージは踏襲していませんでしたが、アクロバット集団らしい感じが十分出ていました。彼らの芝居が見てみたかった気がするので、劇中劇「真夏の夜の夢」の回に期待します。