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FF15プレイ優先の結果、「私がモテてどうすんだ」は9話で脱落しました。
そんなわけで、視聴完走は6作品(うち5分アニメ2作品)となりました。

SHOW BY ROCK!!#(10〜12話)

http://showbyrock-anime.com

終盤の駆け足展開が惜しかった印象。
正直、2期はキャラクターを出し過ぎたのでないでしょうか。最終戦で、アルカレアファクトとBVLが駆け付ける展開を期待していたので、肩透かしでした。参加バンドの中でも喋らないメンバーがいるし、忍迅雷音も面白い設定なのに、シアンを現実とMIDI CITYを行き来させる装置みたいな役割でした。
キャラクターが立っているのだから、無理に悪役を出さなくても、真っ当にバンドの日常&対バンを描けば良かった気がします。3期があったら、そういう方向性でお願いしたいです。

それにしても、一週後に「しょ〜と」のアンコール放送をやるくらいだから、尺は余ってたんですよね……。

マジきゅん!ルネッサンス(10〜話)

http://www.magic-kyun.jp

最初から最後まで、予想外の展開でビックリさせてくれる作品でした。全体的に駆け足過ぎて、情感はなかったけれど、男子6人が仲良しでお互いを尊敬し合っているのが良かったです。
どんなシリアスシーンでも「マイリトルフラワー」を貫くアンジェロ先輩には、笑わせて頂きました。

ユーリ!!! on ICE(9〜12話)

http://yurionice.com

主にBL描写で色々物議を醸しましたが、それも含めて魅力のある作品だったと思います。それだけに最終回の早回しは凄く残念で、あと1話あればと思いました。でも、綺麗に終わりましたね。
きっちり制作が仕事して、思い通りに作ったアニメという印象。
スケート作品だけあって音楽も凝っていて、演技曲サントラは欲しくなりました。あと、犬好きとしてはマッカチンのティッシュケースも……。

ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(9〜10話)

http://www.j-haikyu.com/anime/

最後の頃は、毎週泣きながら視聴していました。当初観る予定はなかったのに、結局一番熱心に観ていたのがこの作品です。
また、本作は最初から最後まで作画が崩れず、Production.I.G.の底力を思い知った感がありました。もちろん、全体の構成と脚本も抜群に良かったです。
今期はユーリとハイキューが、それぞれ別の方向性で「スポーツ物は面白い!」と思わせてくれました。

3ねんDぐみガラスの仮面

http://www.garasunokamen3d.com

最初から最後まで、公式とは思えないくらい酷かった(笑)。
結局、面白かったのは1話や12話など、マヤたちが芝居(のようなこと)をする話だったと思います。

信長の忍び

http://nobunaga-no-shinobi.com/

毎週安定していたけれど、ジェットコースター展開の割に淡々としていて、あまり笑ったり泣いたりする要素がなく、それは「忍び」ゆえの醒めた部分なのだろうか、と思いました。
歴史要素がちゃんとしているので、その辺は安心して楽しめました。

当初、秋はFF15のプレイ時間確保のため、2期アニメ2本だけ視聴する予定でしたが、延期のため再検討中。
というわけで、1話はそれなりに観てみました。

終末のイゼッタ

http://izetta.jp

アニメーションが綺麗という点に惹かれて観たオリジナルアニメ。
世界大戦を舞台にしたお話は私の好みから外れますが、“丁寧に作られた1話”という印象。舞台説明と謎の提示をしつつ、ミリタリーや百合風味の萌え要素を盛り込み、タイプの違う美少女と美青年を揃えてビジュアルを華やかに仕立て上げています。インパクトは弱いものの、きっちり出来上がった1話で「1話切りはさせない」という強い意志を感じました。3話までの合間にインパクトも盛り込めれば、継続視聴が決定しそうです。
多少「風の谷のナウシカ」や「魔女の宅急便」を彷彿とさせる要素や演出があったのは、わざとかな。

SHOW BY ROCK!!#

http://showbyrock-anime.com

本作は二期なので、突拍子もない話でもオールスター登場というだけで受け入れましたが、これが一期の1話だったら、視聴を打ち切る内容だったと私は思います。
一応「MIDI CITYを守る為に、闇の女王と復活したダガーを音楽(物理的な意味も含む)で倒す」という展開のようですね。1話でそこまで説明されるということは、それだけでは済まないだろうと思いますが……。
公式サイトのキャラクター一覧に忍迅雷音がいないので、バンドとして活躍はしないのかな?
クリティクリスタが、弱小のBRRに移籍していたのは驚きでした。

3ねんDぐみガラスの仮面

http://www.garasunokamen3d.com

一体どんなアニメになるのか心配していましたが、「ガラスの仮面」らしいネタを盛り込んだギャグ。「スマホに成り切るマヤ」とか、ほとんど公式二次創作ですね。これで笑うのは悔しい気持ちになるのですが、正直笑いました。
個人的には、桜小路くんの出番が、EDのみだと面白いんじゃないかと思います。

マジきゅんっ!ルネッサンス

http://www.magic-kyun.jp

以前の「スタミュ」的な「面白枠」かな、と思ったのですが、キャラクターデザイン原案が由羅カイリ先生ということもあって、予想より乙女ゲー全開でした。
予備知識なしでも分かりやすく、攻略対象キャラが全員顔見せした上で、謎を盛り込んだり、絵が安定して綺麗だったりと、普通に面白い一話。却って突っ込みどころがなくて困りました(笑)。
KENNが珍しい役をやっているので、メイン回らしい2話までは見ようかな、と思います。

信長の忍び

http://nobunaga-no-shinobi.com

4コマ漫画をそのまま繋いだような作りでしたが、それが遅すぎず詰め込みすぎず、良いテンポを生んでいました。
千鳥は可愛いだけでなく、キチンと自分が考える「忍び」の在り方を伝える脳もあって好印象ですし、それを即座に飲み込む信長公が格好良くて、もっと観たくなる良い5分アニメですね。

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「ガラスの仮面」コミックス44・45巻分を収録した文庫版(25巻)が発売。

前巻は、マヤがずっと低調な上、恋愛関係のアレコレや陰謀が多くてあまり楽しめなかったのですが、この巻では少し出口が見えて来た気がしますし、「紅天女」の稽古シーンが多くて演劇漫画らしさを味わえ、満足しました。
特に、歌子さんが好きなので、母娘の激しい「レッスン」が面白かったです。抜き身の刃で我が子を斬りつけているような怖さと、諦めを誘おうとしているような優しさも感じました。

ちなみに、前巻を購入したのは2010年3月8日でした。
3年も待たされたので、本屋で「途中1冊抜けていたかな?」と思ってしまいました。試演までの1ヶ月は長いですね……。

初となる蜷川幸雄演出作品・音楽劇「ガラスの仮面~二人のヘレン~」を観劇しました。
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2010/glass/index.html

2008年の初演は未見です。とは言え、ほぼ忠実に原作をなぞった内容のため、問題なくついていけました。
脚本は、劇中劇をふんだんに入れつつ、「嵐が丘」出演からヘレン役での助演女優賞受賞まで。私は原作の流れが頭に入っていて、シーンの繋がりを補完できるので問題なかったけれど、未読の方が付いていくのは大変かも知れませんね。こうして観ると意外と視点が幾つもあって、エピソードの継ぎ接ぎ感が強かったですが、軽井沢の別荘から教会の稽古を回想し、再び視点が軽井沢に戻る、の下りなど、白眉の構成もありました。また、全体に笑わされるところが多かったです。
二幕の劇中劇「奇跡の人」の後は、残念ながら少しだらけてしまったように思います。一番盛り上がる「奇跡」のシーンの後の本筋が、全部蛇足に感じてしまったと言う……。
演出は、通路や客席をフルに使って、客を飽きさせないようにしていました。盆やセリがないため、舞台転換が心情の歌をピンスポ、その間に次の場面のセット準備、の繰り返しが多く観られましたが、許容範囲かなと。設備関係はフル機能を使用して欲しいと思っているので、奇跡のシーンでの水を実際に流したのは嬉しかったですが、松明の存在は意味があったのか疑問です。
ステージ裏まで開いてステージとして使用するシーンが多々あり、舞台って広いなぁと吃驚しました。

以下、主立った役者の話をしますが、全体に厳しめです。
マヤ役、亜弓役は初演でオーディション選出された二人が続投。
北島マヤ@大和田美帆は、さすがに演劇界のホープとして現在引っ張りだこの人材だけあって、力を感じました。ちょっと突っ走り気味なとこが如何にもマヤでしたが、あれも演技なんでしょうね。かなり小柄なため、将来的には役の幅に影響しそうですが、代わりに今後続編があってもマヤ役をこなせそうですね。
一方の姫川亜弓@奥村佳恵は、意外と線の太さがあり舞台栄えしました。あと、亜弓さんのナンバー「どんな役でも」で歌う「ママには負けない、あの子にも負けない」と言うフレーズで見せてくれた目力に惹かれました。オーディションシーンの演技は亜弓さんと言う感じで、素敵でした。
ただ、バレエ経験者のためか外股気味なのが気になりました。亜弓さんはお嬢様なので、足は揃えて欲しいなぁと。動作も意外とガサツな印象。また、歌や台詞が「押し」の一本調子に感じました。劇中劇としてこじき役と、更に原作にない「テンペスト」の怪獣キャリバン役を演じるシーンを入れたのは、彼女のニンに合ってるのがそれだから、と言うことなんじゃないかなと勘繰ってしまいます。ダンスシーン自体は圧巻でした。

ニンでないのは、速水真澄@新納慎也も同様でしたが、「異端児」として活躍できるだけの実力ある役者さんだけあるかなと。七頭身以上に見えるあの身長とスーツの着こなしにも感心させられました。
とは言え、速水氏は大人の二枚目俳優にやらせるべき役だと思います。
桜小路優@細田よしひこは、脚本的に良い所がなく、へたれ全開。原作の桜小路くんの印象からすると「これで良いのか?」と思いますが、これは脚本の問題ですし、出番が少ないため文句もありません。
しかし、将来は一真役候補に選ばれる実力派俳優がこの扱いで良いのかな。今回は桜小路くんの出番自体なしでも良かったのでは?

月影千草@夏木マリは、ビジュアルの圧倒的勝利。見た目が完全に月影先生ですし、台詞回しも良い。歌うと「夏木マリ」だなと言う感じでしたが、このキャスティングは大成功だと思います。
そして姫川歌子@香寿たつきも、歌子さんと劇中劇タリバン役共に素晴らしい演技だったと思います。二人のヘレンとの休憩なしの稽古シーンの後に、ソロ曲がある鬼構成。原作の歌子さんも凄いタフな人だと思っていましたが、生で観ると一層驚嘆します。
もう一人、役者だと感嘆したのはマヤの母&原田菊子@立石涼子でした。違和感のない二役でしたし、病院のシーンでがらりと空気が変わったのは、この方の力だと思います。
ビジュアルで美味しかったのは、小野寺@原康義ですね。

男装の麗人青木麗@月川悠貴は、男性俳優。蜷川芝居で女役を演じている方のようで、女性を演じていても違和感はありませんでしたが、私の麗像とは違いました。原作を敢えて読んでいないとインタビューに回答していたので、その違いは原作から想像する麗と脚本から想像する麗の違いなんでしょうけれど、「女」であることを意識しすぎだと思いました。麗って、もっとサバサバしたキャラだと思うんですよね。
劇団一角獣の二ノ宮恵子@黒木マリナは、格好良かったです。偶然ですが、演劇をやってた頃の北海道出身の仲間に雰囲気が似ていて、妙にリアリティを感じましたが、変な話ですが美人なのと胸が豊かな点が恵子さんには見えない別キャラに感じました。
後はアンサンブルで色々こなしていましたが、気になったのは水無月さやか&金谷英美@深谷美歩でしょうか。さやかはかなり合っていたと思います。金谷さんは、もっと大柄で線が太い人のイメージなので、この二役はちょっと残念でした。
一角獣のその他の面々は、役としては「誰が団長?」と首を捻る感じで原作のキャライメージは踏襲していませんでしたが、アクロバット集団らしい感じが十分出ていました。彼らの芝居が見てみたかった気がするので、劇中劇「真夏の夜の夢」の回に期待します。