• 2011年登録記事

復刻版DVDで、2001年の宝塚月組公演「血と砂」を観ました。

ブラスコ・イヴァニエス原作の「血と砂」に、主人公ファンの弟プルミタスと言うオリジナルキャラクターを追加したW主演用舞台作品。
一応、発売前に原作を読もうと手に取ったのですが、文体が古過ぎて数ページで挫折しました。映画も未見です。
一幕前半は展開がハイスピード過ぎて吃驚。二幕の遣る瀬無さに考えさせられます。
主人公たちのどちらも、身近な幸福を捨てて破滅に突き進んだと言う印象。当然、話の流れは暗く重いのですが、終盤に兄弟が和解する御陰で、悪い事ばかりの人生じゃなかったよね、と慰められます。しかし、公爵への復讐は果たさせてあげても良かったと思うし、やはり原作がなければハッピーエンドにしてあげたいところです。

全員に役が付いてるんじゃないかと思うくらい多数のキャラクターが登場しますが、夫々役者の魅力が生きていて、どの役も魅力的でした。
W主演の二人(汐美真帆大空祐飛)は、宛書きであることとオリジナルキャラの分深く書き込まれているので、弟プルミタスがちょっと得してる感じ。暗い憎悪の眼差しがチャームポイントと思いきや、終盤に零す「なぜ、またアレーナに立つの?」と言う台詞が不意打ちで可愛かったなぁ。上級生とW主演な為か、通常の主演作と違いどこか下級生っぽい顔が見えたのも面白かったです。
しかし、フィナーレの男二人デュエットでは、汐美真帆の方が元々ダンサーな分、自分の魅せ方に余裕がありますね。その汐美演じるフアンは、天狗になるわ家庭を顧みないわと、共感し難い格好悪い男なのですが、ドンニャの足元に縋り、泣いて助けを乞うシーンは揺さぶられて涙が出ました。
プルミタスを追うヤクザな刑事グァルディオラ@嘉月絵理は、初めて悪役を観ましたが、脇役とは言えない立派なスターですね。これが「色悪」と評される役柄なんでしょうね。
二役の紫城るいも、男役時代を観るのは初めて。チリーパは少年らしさを生かして好演だと思いましたが、フユエンテスはちょっと役に足りていない気がしました。衣装が身の丈に合ってないせいかな。衣装部の珍しい失敗だと思います。
ガラベエトオ@楠恵華は、フアンへの愛憎が入り交じる難しい芝居に感心。大変美味しい役でしたね。最後にフアンを送り出すシーンの演技は、正直カルメンの慟哭より胸に来るものがありました。
専科から出演の二人は巧く舞台を引き締めていましたが、特にぺスカデロ@磯野千尋は借金取りに追われる場末のマスターに身を堕とした姿が実に良い堕ち方で、納得の演技でした。
プログラムを見返さずにこれだけの役の名前が出て来る辺り、全体的にキャスティングが成功していると思うのですが、その最良手は、ドンニャ@西條三恵でしょう。正直決して美貌と言えないのですが、不思議な肉感があって、虚無的で、何とも言えずゾッとさせられます。二人の亡骸に薔薇を投げて「アディオス…」と言うシーンは鳥肌が立ちました 。

元がVHSビデオだけあって、DVD映像にしてはボケてますが、個人的には精度が良過ぎても夢が見られないと思っているので、あまり気になりませんでした。
ただ、「THE LAST PARTY」の時も同じようなことを言ったと思うのですが、重過ぎて何度も見返すのは辛いですね。等と言いつつ、今度はガラベエトオ視点で観たいかな、なんて考えています。

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黒船の季節限定商品「ノボラスキュ」
http://www.quolofune.com/limitation15.html

カステラをラスクにしたポンタラスキュに、チョコレートを染み込ませたもの。
「元々ポンタラスキュが好き」且つ「チョコレートが好き」な麻生には溜まらない一品でした。
甘みはカステラ生地自体が持つ甘さを残しているだけで、チョコはあくまでビターなアクセント。
ポンタラスキュ自体も美味しいけれど、泉屋さんのサボイフィンガー等似たような味わいの商品は多々あるので、少し変化球な味わいになるこの商品は大いに「アリ」だと思います。

昨年末に放送され録画しておいた、第79回日本音楽コンクールのドキュメンタリー番組を観ました。
勿論、注目は中学三年生(15歳)でバイオリン部門一位になった山根一仁君です。
本選の演奏シーンはダイジェストで聴く事ができ、ショスタコーヴィチを弾きながら笑っているようにも思わされる表情にひっくり返りました。技術的にも大人と変わらないし、音楽に年齢は関係ないんだなぁと思い知らされます。勿論、若い人ほどプレッシャーがなくて緊張せず、本来の力を発揮できると言う点はあるのでしょうけれどね。
しかし、こういう早熟な人を教育する方は大変ですね。

ところで、彼が選曲したショスタコーヴィチの曲は、個人的に音楽として美しいと思えないのですが、それはやはり近代の音楽家だからだろうか、と番組を見ていて思いました。
と言うのは、作曲部門のノミネート曲や作曲者の話を聴いていると、現代音楽の作曲家はみんな理論的で難しく考え過ぎじゃないかと思ったためです。「コンクール用の曲」「芸術としての曲」と言うことなのかも知れませんが、正直どの曲もまったく聞いていて心地好いと思えなかったのが逆に印象的でした。

本記事は、あくまで個人の使用感によるレポートです。商品に対する使用感や感想には個人差があるものとあらかじめご了承ください。
また、薬剤知識はないので、専門的な話も出来ません。

とお約束を書いた上で、年を改めて一発目の目薬レポートはロート製薬株式会社の「ロート アイストレッチ」です。
http://www.rohto.co.jp/kaigan/eye/index.htm

以前取り上げた「ロート養潤水」同様「機能特化型目薬・解眼新書シリーズ」の一つ。
ピント調節筋にダイレクトに作用する、との謳い文句に惹かれて購入しました。
液の色は無色透明。
特に染みる事もなく、非常に注し易い感じです。注した後は、ひんやりと涼しい後味が残り、目元がすっきりします。注した瞬間だけ心地好さがある商品も多いので、この効果持続感はかなり好印象。これはしばらく固定買いしようかと思う優秀さです。
しかし舐めてみたところ、即洗ったにも関わらずかなり長い事舌先の一部だけ冷気が残りましたので、実は中身は強烈なのでは、と思います。
なお、味は無味でした。

年末から年始にかけて、やっぱりオウガを遊んでます。

デネブイベントは、ガルガスタンの百人長や銃士シエロの台詞を書いた方と同一のライターによるイベントかな、と想像。デニムの冷静な突っ込みが面白かったです。しかもこのイベント、ちゃんとウォーレンレポートにも載るんですね。
と言う事で、デネブがセイレーンで加入。うぃっちを目指すと作業感が酷くなるし、そこまでしても魔術士である以上使う予定がないので、このままベンチに入れておこうと思います。

バーニシア城攻略のやり直しで無事ロードの転職証も入手し、W.O.R.L.D.でカーテンコールの時間軸に戻ろうとしたら、「オズマの帰国」と言う時事が発生していました。
再起不能になったオズマ@車椅子が、本国へ送還されると言う内容。
これ、レポートでは「不慮の事故」と言っていますけれど、プランシー神父と同じ薬を使われたと言うこと……? バールゼフォンの冷酷さに背筋が凍りました。そこまでして彼女と婚姻関係を結びたいと言う事は、グラシャス家は相当本国で強い力を持っているんですね。

カーテンコールに戻ったので、サン・ブロンサ遺跡を10階まで登ってみました。
ヴェパールは死者の宮殿に登場する魔術師だったと記憶しているのですが、バーナムの虎に所属が変わったのですね。どこまでも逃げるのでなんだか楽しくなってきました。
取り敢えず、血塗れの聖印と楽器のレシピを入手。狙っていないわりに欲しい物が入手できたので満足です。
早速エンジェルナイトの名前、性別、運用方法を考えなければ!
レシピに関して言えば、皇家騎士団の歌姫は杖使いとして育てている最中なので、不要なのですがね。
しかし本人の杖とミルディンのパリィ(近接)スキルの上昇を狙い、ミルディンの背中を延々殴り続ける姿を見ていると、教育方針を誤った気がします。
そもそも歌姫自身の能力が中途半端と言うか、術師の補助役として考えると大変優秀なのですが、肉弾戦派の多い皇家騎士団ではあまり有難みのない能力で、本当に隊列へ組み込むべきか否か悩むところもあります。
ミルディンは、WTの都合で控えにしていましたが、ギルダスを白騎士に戻すにあたって一緒に育て直し開始です。こちらも前線ユニットは多数育っているので、悩ましいところですが……。