• 2017年登録記事

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L.A.のチョコレートブランド「コンパーテス・ショコラティエ」の日本限定スイーツ「BROWNIE SAND」ピスタチオ(新宿ルミネ限定)とミルクチョコレート。

シックで洗練されたデザインなので、アメリカのお店と知って驚きました。

商品名の通り、ガナッシュをブラウニーで挟んだお菓子ですが、これは美味しい!
非常に濃厚でしっとりしたブラウニーです。ただ、ミルクは少し甘すぎるかな。ピスタチオは文句なしに美味でした。
軽くつまむのではなく、ケーキのようにフォークで頂くのが相応しいお菓子です。ブラウニーとして考えると少し高めの値段設定も、最終的な満足度からすると安く感じました。

ガナッシュは他にビターキャラメル、パッション、クリームチーズがあり、試していくのが楽しみです。

Ver.1.10でゲーム内に追加された「今後のアップデートに関するユーザーアンケート」と、公式サイトで行われている「FFXVプレイヤーアンケート」。
両方回答しました。

ユーザーアンケート

ユーザーアンケートは、15の選択肢から「今後追加して欲しいコンテンツ」を選ぶという形式でした。
私が本当に欲しいコンテンツは一つもないなぁ……。
私は、「物語を見直す旅」なんてシリーズ記事を書いてますが、正直FF15は今更ストーリーを強化しても仕方ないと思っているのです。
それより、FF15にしかない魅力、すなわち仲間と旅をしているというロードムービーの要素をもっと強化し、他のゲームが追随できなくした方が良いと思っています。一度行ったエリアは会話がなくなって寂しいので、再進入での台詞パターンを追加するとか、キャンプの別行動クエストを増やすとか、色々増やして欲しいのです。

と言いつつ、“『ルナフレーナ』の行動に、どのような意味があったのかに関するストーリーの追加”を選びました。

ユーザーアンケート

これは、本来ゲームに入れておくべき要素ということで選びました。
票を集めそうなのは『アーデンの過去』ですよね。私も気になるけれど、後付けなら公式が追加しない方がいいと思ってます。直接的なことを語らずプレイヤーに勝手に想像させた方が、各々が自分好みの妄想で補ってくれるでしょう。

予想外で気になったのは“キャラクターの状態を変化させる『新魔法』を追加する”かな。ただ、どういう魔法が想定されているのかわからなかったため、票を入れにくかったです。

「エピソード グラディオラス」のスコアアタックモードもプレイしました。コル将軍の援護なし、アイテム追加なし、という点に辛くなったけれど、一応ギルガメッシュ撃破までいけました。

EPグラディオラス

残念ながら100万スコアには至らなかったけれど、裸体称号「ワイルドスタイル」を入手。

裸

タトゥーの全貌がわかったのはいいけれど、これは完全に変態です(笑)。


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参考記事

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クリアしました。

エンディングが非常にあっさりしていて驚きました。
任天堂ロゴのまま、まだなにか起きるのでないかと期待して待ってしまいました。結局30分放置して、切ない気持ちで諦めました。
おじいさんとおばあさんが待ってくれているのは嬉しい反面、1人なのがすごく寂しいです。なにより「帰ってくるんだよ」と言われていたのに、おじいさんたちに顔を見せずに去ってしまう女の子に愕然としました。もしや、この辺がかぐや姫要素なのでしょうか……。

結末の虚脱感は大きかったですが、独自の世界観が魅力の秀作でした。

謎解きは理不尽だと思っていましたが、後半は頑張って、おおむね自力クリアできました!
全体的にシナリオの分量が軽く、トライ&エラーがしやすかったという要素は大きいです。

以下、総評です。

感想1(2017年5月1日記事参照)でも書いた通り、本作の魅力はザッピング機能「ひとかえる」が肝だったと思います。謎解き自体の奥行きを与えるだけでなく、男の子と女の子で「できることが違う」ことが、二人のキャラクターを際立たせていました。
もちろん、ユーモア溢れるテキストとごった煮世界観で繰り広げられるシナリオも良かったです。話の大筋は桃太郎なのに、男の子の正体は浦島太郎だったり、全く先が読めませんでした。
しかしなによりの魅力は、少しおばかな鼻垂れだけれどいざというとき頼りになる男の子と、口煩いけれど可愛くて芯が強い女の子のコンビでした。二人を愛おしく思い、活躍を心から応援していたから、使命を果たせた喜びと別れの哀しみに心を打たれるのです。

古いゲームなので、システムやUIの部分では不満もありましたが、それも込みで楽しいゲーム体験でした。

森絵都著「風に舞いあがるビニールシート」

直木賞受賞作と聞いていたので、長編だと思っていたのですが、なんと短編集でした。

  • 器を探して
  • 犬の散歩
  • 守護神
  • 鐘の音
  • ジェネレーションX
  • 風に舞いあがるビニールシート

計6編収録。

お金以外の大切なものを抱える人の物語です。
お仕事小説の側面もあって、仏像の修復師や国連事務所の事務員など、なかなか珍しい職業を知れたのも面白かったです。

全部が面白いお話と思う作品ではなかったけれど、かなり雰囲気が違う短編揃いなので、好みに応じた作品が一本はあると思います。
私は、一番身近な物語である「ジェネレーションX」が好みでした。しかし、この中から一作を「ベスト」として選ぶなら、表題作「風に舞いあがるビニールシート」になるのは分かると思いました。

現在地:Chapter09・演説(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照

演説

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

私はスピーチライターではないので、ルナフレーナの演説の添削はしたくないのですが、せっかくの盛り上げどころなので挑戦してみようと思います。

この演説は、主に3つの構成になっています。
まず第一が「世界が闇に覆い尽くされつつある」という警告。第二が「神の力で世界は救われる」という救いの提示。第三が「そのため水神を目覚めさせる」という自分の行動の説明です。
第二段階以降の台詞は、特に問題なく聴けると思います。世界を救うという決意表明も、神凪らしい印象を受けます。

問題は、前提である第一の警告部分にあります。

演説するルーナ

世界はいま 光を 失いつつあります
このままでは 世界は闇に
覆い尽くされてしまうでしょう
闇は 人の心に 争いや 悲しみを生むのです
ルシスで起きた悲劇
停戦協定を結べず 多くの人々が
命を失った あの日の悲劇のように

この語りには、根拠やこれまでの伏線がありません。
Chapter10以降になると、「夜が長くなっている」という話が巷の人々にも実感できる状態になります。しかし、この時点ではごく一部の鋭敏な人が感じているだけです。
実際のゲームでも昼の時間が短くなっているのですが、Chapter08で寄り道しなかったプレイヤーは、まず気付けないでしょう。
また、その話を知っていたとしても、「世界はいま 光を 失いつつあります」という抽象的な説明では、文字通り夜が長くなっていることを指しているとはわかりません。
ルシスの停戦協定を一例としてあげているために、帝国の脅威を比喩的に表現しているのだろうか、とも思ってしまいます。

それから、これはゲーム的な問題として、聞く側の人間の心理状態にも沿っていません。

演説を聞くノクト

この時点でのノクトたちの旅の目的は「帝国を倒す」ことであり、「星の病」に対して働きかけようとは思っていません。
Chapter05で、ゲンティアナから六神の力を集めるように指示された時の目的も「聖石を取り戻すため」であり、「星を救え」とは言われていないため、帝国打倒のために助力してくれているように思います。
そのため、ルーナの演説はプレイヤー(ノクト)に直接関わりのある話に聞こえず、どのように受け止めればいいのか困惑します。

というわけで、問題は洗い出せましたが、それをどう直すかは少々難しいところです。
演説である以上、聴衆の心を動かさないといけません。しかし、今回はシリーズ記事の趣旨通り「わかりやすくする」変更案としておきます。

【変更案】

世界はいま 光を 失いつつあります
お気付きの方も いらっしゃるはずです
夜の時間が増し 闇から出た魔物が跋扈しています
このままでは 世界は闇に
覆い尽くされてしまうでしょう
そして 闇は 人の心に 争いや 悲しみを生むのです

それにしても、ルーナはなぜ演説を決行したのでしょうか。

演説によってルーナが得たものは、水神の啓示に伴う被害を「仕方なかった」と思ってもらう免罪符だと思います。
しかしキャラクター設定からして、それを目的に演説をしたとは思えません。
もちろん、あらかじめ儀式を告知することで、住民を避難させ、被害を最小限に抑えるためだったのかもしれません。でも、それなら「水神が目覚めると被害が生じるかもしれない」ということを伝えるべきです。

儀式

それとも、イオスの人々なら、言われなくてもわかることなのかなぁ。

参考記事