• 2017年登録記事

エッセイ色々。

姫野カオルコ著「ジャズをかける店がどうも信用できないのだが……。」

「そういうことになっている」ことに突っ込んでいくエッセイ。確かに不思議だと頷かされたり、そんなことに拘らなくてもと思ったり、人それぞれの価値観に気付かされます。
深く考え始めるとなかなか哲学的な要素もあり、独自の視点が面白いところ。実用書(エロ本)の考察には苦笑しました。

群ようこ著「財布のつぶやき」

「財布のつぶやき」「いつものごはん」「家のうちそと」「日本語なのにわからない」の4つのカテゴリーの語りを収めたエッセイ集。
日常を群ようこ節で語っていますが、こと金銭感覚に関しては、合わない人の話はとことん合わない、と痛感しました。

東海林さだお「昼メシの丸かじり」

抱腹絶倒の食レポエッセイ。もちろん、全編にイラスト付きで、これまたクスリと笑わせます。
ひたすら食べる話だけが続くのに、常に新鮮に読ませて、各話きちんとオチをつけるという、これぞ待ち望んでいたエッセイでした。これがシリーズ19作目というのだから、脱帽です。

米原万里著「ヒトのオスは飼わないの?」

本業の翻訳話ではなく、飼っている犬猫に関するエッセイ。タイトルの時点で、もう掴みが完璧です。
個性豊かな犬猫たちの様子を読んでいると、いつしか自分が彼らと一緒に暮らしている気分にさせられました。エッセイにしては山あり谷ありでドラマチックなのは、作者のスケール感でしょうか。

3DSのシミュレーションゲーム「サバクのネズミ団!」を遊んでいます。

サバクのネズミ団!

→体験版の感想とゲームシステムの説明は、2016年10月26日記事参照

体験版からデータを引き継ぎ、以後、順調に時間泥棒されています。一度このサバクに繰り出すと、驚くほど他のことが出来なくなるため、アラームを設定しようか悩むくらいです。
現在15時間ほどプレイして、「ガルーダ国際宇宙港」到達(その後、戦闘敗北で「はじまりの地」に帰還)。残りの行程は不明ですが、恐らく終盤だと思います。

引き継ぎ後は、4000ドルで購入できる3艘目に直ぐ乗り換え、その後も割と早々に「電池40個」と引き換えで入手できる4艘目に乗り換えました。
ちなみに「電池」の生産方法は、ネズミが回し車を走って充電するというもの。その原始的過ぎる作りかたに笑わされました。

充電

上画面で表示できるサイズから考えて、これが最後の船かと思います。
3艘目以降、全体のサイズが大きい上に配置すべき部屋が多過ぎて、後から頭を抱えることが多いです。割と頻繁に倉庫不足に悩まされ、貴重アイテムが必要なアップグレードより、建て増しで凌ごうという形で、その後余計に困る状態になったり。
表計算ソフトでしっかり図面を引いてから挑むべきだったかもしれません。ネズミ14匹分の食事を賄っていると、料理以外のタスクがこなせないため、キッチンも増設してしまいました。計画性のない増改築で、かなり混沌とした船になっていますが、最初からそうなる想定のゲームのようにも感じるので、ある程度は割り切っています。

中盤の「壁」となる強敵クイーンバグは、マシンガン2部屋(若干強化済み)で突破しました。
弾はギリギリ足りたのですが、HPが残り40程度でなんとか撃破。最後の方は、リペアキットが尽きてしまい、戦闘中なのにワークベンチをフル稼働で生産させては使い、生産させては使い、という有様でした。

木内昇著「漂砂のうたう」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
御家人の次男坊だった定九郎は、過去を捨て、根津遊郭の仲見世で働いていた。新時代に取り残され、行き場もなく、虫けらのように扱われながら生きることに飽いた定九郎は、花魁・小野菊を足抜きさせる工作に荷担するも失敗し、今まで通りただ仕事をする日々に戻っていく。

明治の根津遊郭という舞台設定、花魁でなく遊郭で働く男たちにスポットを当てる切り口は、なかなか斬新で勉強になりました。地の文を含めた言葉もきちんと時代物になっていて、郭ものとしては一級品の文学作品だと思います。

しかし、読んでいて非常に辛い作品でした。
時代に翻弄される人間の弱さを描いているため、爽快になる箇所が一切ないのです。
特に、主人公が難点でした。弱く情けないのは、そういう人物像だから仕方ないのですが、頭は鈍いくせに、最初から最後までずっと逆ギレしている感があります。当然、そんな人物に魅力は感じないし、人として共感もできず、読んでいる間中イライラしました。

物語としても、展開が遅く地味です。足抜きの片棒を担ぐと決まってからも、なかなか話が進展しないので、正直退屈しました。
そんなわけで、文章としては大変上手な小説なのに、読むのに苦戦させられました。

珍しく、2日続けて日誌の更新が途絶えました。
自分が好きで毎日更新を心掛けているだけですので、途絶えて問題が生じるわけではないのですが、今日改めて自分のブログを見て、「エピカ・ステラ」の攻略途中、という日誌の終わりは微妙だな!と思いました。

健康上の問題が発覚したため、快復まで、更新が休みがちになるかも知れませんが、生きておりますのでご安心ください。

「エピカ・ステラ」も遊んでいますし、「サバクのネズミ団」も遊んでいます。
FF15内にて開催予定の「モグチョコカーニバル」も楽しみにしています。カーニバルのために体調を崩さないよう下旬まで頑張る、といっても過言ではありません。

帝国編:12話「忍者アンドリュー」終了まで

3話までは王国編と同じ展開で、ランディがカモーシュの最期を看取らず敵討ちを優先すると帝国編へ分岐(ランディがLv.8以上の場合)。
帝国嫌いのランディがどういう次第で帝国側で戦うことになるのか疑問でしたが、捕虜になったところをシャロンに助けられ、彼女の部隊に組み込まれるという展開でした。しかし心から帝国側になったわけではなく、帝国の援軍として派遣されているのに帝国兵を蹴散らしてしまったりと、予想できない展開が続きます。
展開の都合上、少数で多数と戦う局面が多くて一戦ごと手間取りますが、「全滅必至!」と思った局面を上手く立ち回ってクリアできたときの快感が良いです。味方の数が少ない分、レベルが上がりやすく、王国編より上手く育成できている感もあります。

ルートが違ってもパラレルワールドになるわけでなく、設定は王国編と等しいため、王国編で仲間だったキャラクターが敵になったのが少し辛いところ。
反面、シャロンやハルカ、フランコといった面々と仲間として付き合えるのが、帝国編の面白さですね。
フランコが駄洒落キャラだったのは驚きました。

ダジャレ対決

それから、帝国編の忍者キャラクターとして登場したマスカットも、かなり強烈な個性の持ち主です。
この世界の忍者は、変な性格でないと勤まらないのか?

マスカット

帝国に行ってしまったランディの素性が、どうやって判明するのか、と思っていたら、帝国にはトムソンがいました。
王国編のトムソンは非常に哀しい結末だったので、こちらで再会できた上、信頼関係を築けて嬉しく思っていたところ……このルートでも、トムソンは非業の死を迎えることに。
以前は味方でしたが、トムソンを斬ったガルバスは絶対に許しません。そもそも王国編でも彼は、経験値泥棒でしたしね!