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ミニゲームとして用意されているサウンドノベル4本のうち、所持済みだった「ウイユヴェール」「エナビア記」を遊びました。
いつの間に手に入れていたのかは、よく分かっていません。

ウイユヴェール

ウイユヴェールの方は、最初、主人公の目的がわからないまま読み進めることになるので戸惑いました。
なんせ、まだ会話している2人の関係性もわからない最初の選択肢で「パブロを始末する」が登場するくらいですからね。好奇心に駆られて選んでしまい、いきなりエンディングを迎えたのにはビックリしました(笑)。

パブロを始末する

両作とも基本的には同じような毎日のイベントが複数回あって、その中で選択肢を選んでステータス値を変動させていく作りのようですね。そして分岐点の時にステータスが基準値に達していれば、先に進めるのかな。
最初は、数値を出さずにプレイする羽目になった(「下らないこと聞くのね」を選択した)ので、その仕組みがわかるのに時間がかかりました。

まあ、ウイユヴェールといったら、印象に残るのは何度も目にするパブロの台詞です。

おお、シモ〜〜ヌ

ちょっと衝撃的すぎました。というか、FFTの世界にフランス語は存在するのか。

一転、エナビア記はわかりやすい恋愛もので、遊びやすかったです。

エナビア記

ただ、こちらも難易度はかなり高いですね。そんなに低くない数値を保っても、ルーシアが恋を諦めてしまうのには困りました。

お遊びながら、FFTの世界観が掘り下げられる内容ですし、パッと適当に遊ぶだけではクリアできないボリュームもあって、確かに語り草になるミニゲームだ、と思ったのですが……
今回FFTのサウンドノベルを遊んだことで、今更ですが私はアドベンチャーゲームやノベルゲームが苦手だな、と自覚しました。
読書は好きだから、同じようにテキストを読むゲームも楽しめると思っていたのですが、よく考えたら私は推理とかしながら読んだことは一切なく、割と受動的に読んでいるのですね。
というわけで、残る2冊の内容も多少気になるけれど、集めるまでは至らないな、という気持ちです。

ストーリークリアしました。

Directed by Yasumi Matsuno

結局、Chapter1から育てたユニットを使うことにしました。最終戦の出撃ユニットは、下記の通りです。

  • ラムザ【見習い戦士】+拳術
  • アグリアス【ホーリーナイト】+拳術(エクスカリバー装備)
  • ムスタディオ【アイテム士】+狙撃
  • 汎用男子【竜騎士】+盗む
  • 汎用女子【白魔道士】+算術

……オルランドゥは使っていなくても、「算術」を使っているじゃないか!と言うツッコミ待ちの状態です。
確かに、「チート技」と言われるのも納得のアビリティでした。でも使えるようになるまでユニットを育てる苦労があるし、名前の通り計算も必要で、活用にはプレイヤースキルが問われると思います。故に、堂々と使わせていただきました。

ストーリーの方は、畳み掛けるような展開が続いたので、どう感想をまとめたらいいかわかりません。
前回感想のプレイ範囲は雑魚戦ばかりだったのに、今回はボスラッシュでしたからね。
そんなボス揃いの中でも印象に残ったのは、やはり戦闘中の議論が熱い「長兄ダイスダーグvs.聖騎士ザルバッグ&ラムザ」の局面でしょうか。

兄上ーッ!

ザルバッグの正義漢っぷりに、なるほどラムザがこの兄を信頼していたのも頷けました。
でも「ザルバッグが乱心した!」の一言で、北天騎士団の全員がダイスダーグに味方するところを見るに、人望はなかったか、ガフガリオンが言っていた通り堅物過ぎて煙たがられていたのでは……(苦笑)。

エンディングの概要は知っていたのですが、実際に辿り着いてみると、アッサリした終わりかただと感じました。
といっても、物足りなく感じたわけではありません。その後の世界がどうなったかは汲み取れるようにしつつ、ラムザたちの行く末はプレイヤーに委ねたんだなと受け取りました。
悲惨なラストという評も目にしたけれど、道を違えた二人の行き着いた先として、自然なオチだと私は思います。

…ラムザ おまえは何を手に入れた?

しかし、ディリータもツメが甘いというか、オヴェリアに信頼されている(或いは愛されている)と思っていたらしいところが哀れです。

オレの言うことを信用しないのか

松野ゲームのヒロインが、こんなことを上から目線で言われて、黙って従うわけがない(笑)。
そもそも、どんなに気弱で儚げに見えても、オーボンヌ修道院で出立前に一時間も祈って皆を待たせるあたり、それが可能な局面なら、自分の意思を押し通す強さも持っていることを示唆していたように思います。

オーランが「異端」として死んだ結末は、それを知らなかったらもっとインパクトがあったでしょう。
アラズラムは“彼の名誉を回復しよう”と記述していたけれど、「彼」にはラムザだけでなく、オーランも含まれていたんだと思わされました。

ストーリーは終わりましたが、サブイベントが手付かずだったり、ブレイブストーリーで遊べる「サウンドノベル」要素も触れていないので、もう少し遊びます。

花売り

まずは、花売りの少女のエピソードの続きでしょうか。

現在地:Chapter4「愛にすべてを」ベスラ要塞攻略まで

SOMEBODY TO LOVE

最後のChapterになって、仲間が増えて来ています。
ラファとマラークのガルテナーハ兄妹は少し育ててみましたが、独自アビリティが使い難いので控えに回しました。

そして遂に、バランスブレイカーと名高いシドルファス・オルランドゥ伯が仲間になりました!

シド

ステータス(MOVE4、SPEED9)の時点で、同じ剣技系キャラクターであるアグリアスより強いなと唸ってしまいましたが、装備武器「エクスカリバー」の「永久ヘイスト」効果にも目が点になりました。
ただ、全剣技以外の一切のアビリティが未修得で、この終盤でJPを稼ぐのが面倒なのはマイナスですね。まあ、全剣技以外のスキルなんて使わないのかもしれませんけれど。
取り敢えず運用感を調べるためランダムバトルで出撃させてみましたが、笑ってしまうくらい強く、敵のことごとくを一撃で倒せることが判明しました(苦笑)。
ガルテナーハ兄妹とは別の理由で、控えに回すかもしれません。

戦闘で苦労したのは、フィナス河のモンスター戦です。赤チョコボ4匹に対し、人間は無力でした……。
少し違う苦労として、ゼルテニア城での戦いは、一人分の道を風水で石化した敵で塞いでしまい、ザルモゥに攻撃を当てられる場所に辿り着くのが大変でした。

物語は大きく展開していますが、まだ先が見えない感じもします。

必要な時は、遠慮なくおまえを殺すってことさ

野心実現のため全力を尽くすディリータは、正に乱世の梟雄という感じで格好良いです。
しかし、オルランドゥ伯暗殺は最初から替え玉でいくつもりだったのか、ラムザが来たから方針を変えたのか疑問です。まあ、伯が剣を持っていたら、ディリータでも暗殺は成功しなかったと思いますけれどね。

私の名はバルマウフラ

バルマウフラは、重要そうなポジションなのに、予兆なく登場したので驚きました。ディリータ編があれば、もっと早期に登場していたのかな。
名前が非常に覚えにくくて特徴的なので、却って脳裏に焼き付きました。

ラーグ公陣営もゴルターナ公陣営も、実質的なトップが死んでしまい、獅子戦争は泥沼状態に見えます。
デリータの暗殺は目撃者がいないから安全だけれど、ダイスダーグがザルバッグの見ている前でラーグ公を殺したのは、悪手でないのかと疑問です。

まさか、この毒も兄上が……?

「協力者」が教会であることを告げれば、敬虔な信者であるザルバックは黙るかも知れませんけれど、もし教皇と繋がっていることで安全だと思っているなら、ダイスダーグの軍略も大したことはないですね。

現在地:Chapter3「偽らざる者」終了

THE VALIANT

折り返し地点を過ぎて、終盤に入りました。
黒幕は判明した割に、まだ全貌が分からず、ラムザにしても、未だ自分が何をするのか見えていない気がします。

まず、王都で二番目の兄と決裂。
ラムザは、ザルバッグがダイスダークの奸計を知っていると思っていたのでしょうか。
でもそう思っていたのなら、真正面からザルバックに会いに行く選択が変だと思うし、証拠もないのにダイスダークの謀を語ってどうするのか、と思います。

勝手な行動ばかりとるおまえの何を信じろというのだ!

ザルバッグの方も、言わなくて良い発言をして自分の評価を落としたけれど、彼の立場からラムザを見ていれば、そう言いたくなる気持ちもわかります。

アルマ

逆にアルマとのやり取りは可愛かったけれど、結果として彼女を危険に晒すことになったのがラムザの失敗でしたね。

その後はまた新しい兄妹が登場し、聖石と禁書を巡る攻防の末、ラファとマラークが仲間になりました。
Chapter3最後のイベント、ラファがルカヴィに変貌する展開だったら凄いな、と予想して震えたのですが、違いました。

おまえも、悲しんでくれるの…?

聖石は悪の力という訳でもないのですね。迷惑しか引き起こさない破魔石とはその点が違うなと思いました。

オーランも顔見せっぽい雰囲気で登場。
敵全体に効果がある「星天停止」は決まれば凄く強そうな技でしたが、仲間にはならないのかな。まあ、今から加入されても外すメンバーに困るんですけれどね。

オーラン・デュライ

登場時、オーラン・デュライという名前に非常に引っ掛かりを覚えました。そのあとシドの息子と分かり、事前に名前が出ていたから記憶野が刺激されたのかと考えましたが、気になったのは「デュライ」という姓の方なのです。
しばらくして、A・J・デュライだと気付きました。
ベイグラントストーリーのオープニングに登場する名前です。FFTの語り部であるアラズラム・J・デュライのことだと思いますが、姓だけが明記されているので記憶に焼き付いていたようです。

きみは独りじゃない!

いい奴だとは思うのですが、なんだか勝手に、新たな親友ポジションみたいな発言をしていたのが疑問です。
初めてラムザが肯定された良い瞬間だけれど、出来れば共に歩んできたアグリアスかムスタディオにして欲しかったところです。FFTは、仲間になると以後イベントに登場しなくなってしまうのが残念ですね。

戦闘は激化していますが、やり直したのは一回だけでした。
場所は、オーボンヌ修道院の地下書庫の二階です。つまり、イズルードやウィーグラフが登場する第2戦、第3戦ではなく、一般兵しか登場しない1戦目(苦笑)。
アタッカーである竜騎士の武器が敵竜騎士に壊され、アグリアスと風水師(アイテム回復役)がチャームされ……という時点で、諦めてリセットしてしまいました。

リオファネス城では「一騎打ち戦闘」が存在することを知っていたので、ラムザに「MPすり替え」+拳技「チャージ」で耐えました。
一騎打ちは難関だと聞いていましたが、私のプレイでは、その後のベリアス戦の方が厳しかったです。まあ、知らなかったら普通に負けたと思いますけれどね。

あなたは本当に哀れな人だ

普段のラムザはあらゆる発言が迂闊で突っ込まれる方なのに、ウィーグラフに対しては辛辣すぎるところが笑えました。

エルムドア戦は、4人しか出撃できなかったのが響いて、アイテムを使える唯一の仲間が初撃で影縫い+殺害され、直後にラムザも殺され、これは負けると思ったけれど、敵のうち一人を瀕死にすれば終わる条件だったお陰で一発逆転できました。縦横双方を完備した竜騎士の「ジャンプ」は偉大です。

現在地:Chapter2「利用する者される者」終了

ラムザとディリータ

物語は過去から現在に戻り、時代も大きく動き始めて盛り上がってきていますが、まだラムザの生きる道は定まっていない感じですね。

この章は、とにかく「ガフガリオン」の存在感が素晴らしかったです!
以前から名前だけは知っていて、変な名前だけれど韻を踏んでいて気持ちがいいし、インパクトも強いと思っていました。松野氏が「ガフ・ガリオン」とすべきところを「ガフ・ガフガリオン」に間違えたという逸話は笑えるけれど、結果としてそれが良かったのでないかと思います。

実の兄とは思えン台詞だな

歴代の「ン」言葉キャラの中、彼は断トツでいい奴だと思います。
暗殺任務を遂行しようとする冷徹さはあるけれど、ラムザがディリータを追いたいと言えば付き合うし、兄弟で血を流すことを厭い、ダイスダークの言葉を捏造してまでラムザに投降を呼びかけ、最後は敢えて一騎打ちのような形に追い込むあたり、ラムザに対する父性も感じます。
発言には露悪的なところがあるけれど、その行動は現実主義ゆえの選択だと理解できるので、嫌いになれませんでした。
叶うことならば、共闘ルートも見たかったです。ただ、ダイスダーグのような謀略家とは手を組まないのが一番だとも思うので、悩ましいか。まあ、悩む以前にFFTはルート選択肢がないのですが。

ガフガリオン

最後の戦闘後、倒れた直後にわざわざクリスタル化するのは、死んだことを明確にしているのでしょうね。でも、そのシビアさは正直悲しかったです。

2章は攻略に結構手間取りました。ということは、やはり育成に問題があるんでしょうね。
ムスタディオ救出する「城壁都市ザランダ」、多勢に無勢の「ゴルゴラルダ処刑場」で勝てず、レベル上げをしてしまいました。
逆に、初ルカヴィ戦だったキュクレインは弱かった!

キュクレイン

FF12TZAでキュクレインに苦戦した後だったから、弱さに驚きましたよ。もっとも「死の宣告」があったから、長期戦になっていたら結果は違ったかもしれません。

キュクレイン

そして、FF12の方が若干愛嬌を感じますね。臭そうだけれど。

それと、道中ゴブリンに虐められていたチョコボ「ボコ」を仲間に入れましたが、ふと気付くと1匹でたまごを産んでいる
次々と生まれるチョコボ軍団が枠を埋めてしまい、アグリアス加入時に1匹放出することになりました。今後も積極的に除名していかないと、顔キャラが入らなそうだなぁ。今の所、士官学校時代から引き継いだ汎用キャラの竜騎士(元シーフ)がエースなので、仲間枠が少ないのは困ります。

別れの時の勢いを見て、ディリータとは再会したら敵同士かと思っていたけれど、普通に会話ができたので驚きました。

ラムザとディリータ

時薬ーーと思ったけれど、一足先に大人になったディリータからすれば、いまだに理想主義の子供っぽいラムザなんて眼中にないのかもしれません。ラムザが大人になるのはいつの日か……。