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アニメ「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」4話(Bittersweet Memories)
https://www.youtube.com/watch?v=pLN9yVdWHak

絶対、食事シーンがノルマとして課せられているアニメ。

イグニス回でしたが、ノクトの高校生時代なのでプロンプトの出番は多いし、私服グラディオも登場するなど、パーティメンバー全員集合で良かったです。
お話も、子供達側と国際情勢側、現在と過去がいい具合に混ざった15分でした。映画でも見た場所が出て来たのも、妙に嬉しかったり。

イグニスについては、これまで、完璧超人過ぎて感情移入し難いキャラクターだと思っていました。予想通り完璧超人ではあるけれど、ノクトの心理が分かっていなかったり、延々とお菓子再現に拘っていたり(そして「違う」の一言で終了させられる)、結構可愛い人だなと思いました。それにしても、あの忍耐強さはどこから湧くのでしょうか。
ノクトの方は、想像していたより分かりやすいファザコンでした。
思春期の男子なのに、一人暮らしの部屋に勝手に入って片付けされても平然としている辺りが、王族らしいと思いました。

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映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」(キングスグレイブ ファイナルファンタジー15)を観てきました。
http://kingsglaive-jp.com

写真は、来場者特典のイメージボードミニ色紙。
会場は満席で、意外にも男性率が高かったです。実際、中身はバトル映画なので、男性の方が楽しめるのでないかと思います。

FF15ゲーム本編冒頭の時間軸に、ルシス王国首都で起きた事件を描くフルCG映画。
事前の評判が概ね好評だったので、期待値が少し上がっている状態でしたが、FF15スピンオフ映画として面白かったと思います。ゲーム本編でこの高揚感が転けることにならないか、却って不安になるくらいには、のめり込みました。

ゲームらしさは「クリスタル」「魔法」という要素に感じる程度で、移民問題が根底にあったり、登場人物のやり取りといったノリがハリウッド映画風だったりと、しっかり映画作品として作られていました。
徹頭徹尾シリアスですが、シフトを駆使したバトルが派手で、エンターテイメントとして楽しめます。
ただし、終盤の戦闘は、守護神たちやグラウカ将軍、シ骸といった登場キャラクターの造形が一見似ているのと、カメラ転換&シフトによる高速移動が繰り返されるので、誰が何をしているのかわかり難い面がありました。全体的に白と黒ばかりなので、もう少し色味があっても良かったのでは。
服装と言えば、ニブルヘイム宰相アーデンの左腕のインパクトが凄かったです。肩幅も妙に広いので、もしや、服の中身は機械仕掛けだったりするのでしょうか。

映像に関しては、国産の3DCG映画としては、圧倒的な美しさだと思います。最初は「洋服の質感が均一」「料理はCG感が出てる」等と批評しながら観ていたのですが、次第に気にしなくなっていきました。

ルナフレーナの兄レイヴスはレギス国王を恨んでいるという設定で意外と小者でした。でも、確かに祖国に争いごとを持ち込んだ疫病神だし、それが正しい判断とは言えさっさと息子を連れて逃げていく姿を見たら、恨んでも仕方ないかな。
変わらずレギス国王を慕うルナフレーナの方が、聖女過ぎるのかも知れません。一歩間違えれば、黒幕化しても奇怪しくない設定だと思います。

なんにせよ、直接ゲームに繋がる内容なので、早くゲームを発売して欲しくなると同時に、やはりこの映画を観ずにゲームを遊んだ場合の「未知数感」も知りたかった気がして、なんとも複雑です。
「世界の未来」なんて重たいものを知らぬ間に背負わされていて、ノクティスはどうするのですかね。「ルシス一国の未来」というなら理解できるのですが……。ノクティス個人に隠された能力があるのか、ルシス王家の血筋がそれだけ重要ということなのか、どちらなのか、ゲーム発売まで気になります。

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アニメ感想

アニメ「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」3話(Sword and Shield)
https://www.youtube.com/watch?v=qgq0aKWcUEI#t=465
1日経過したのにまだ公式サイトからはリンクされておらず、Youtubeでのみ公開という不思議な状態です。

前回が“静”な展開だったのに対し、今回はアクションから始まりました。毎話、食事シーンを入れる縛りがありそうな本作ですが、今回は肉を食べたくて全力で戦うという4人の男子っぽさが可愛かったです。
過去編においても、グラディオの髪型が違ったり、年齢相応に苛つく青年っぽさが新鮮でした。
ただ、予定調和的なストーリーなのに細部がチグハグしていて、纏まりが悪い気がしました。王族に対して敬語でないのも、違和感があります。ルシス王国がそういう国家なのかも知れませんが……。

特番感想

映画公開直前特番「FFXV UNIVERSE REPORT」も観ました。
番組を観て気付きましたが、いつの間にか、ゲーム、アニメ、映画という作品群を指して「FINAL FANTASY XV UNIVERSE」と呼ぶことになっていました。スクウェアはこういう展開が好きですね!

アニメは楽しめているし、本編前にキャラクターに愛着を持たせるという試みは巧く機能していると思います。実際、好みでないと思っていたプロンプトを2話で好きになりましたから。
しかし、アニメや映画の知識を前提としたゲームになっていないか、という心配を払拭することは出来ませんでした。

番組後半は映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」の話。
CGキャラクターをリアル寄りに作る場合、モーションキャプチャーは必須だと思っています。でも結局役者に演技させるのなら、CGで人間を描く意義はどこにあるのだろう、と不思議な気持ちにもなりました。なんだか、二度手間という気がします。
ただ、本作はゲームの世界を描く映画なので、外見ごと持って来て、齟齬を生まずに済むのは利点ですね。ルナフレーナの顔だけ、ゲームより彫りが深くなっていますけれど。
フェイシャルモーションキャプチャーは、「スターウォーズ フォースの覚醒」メイキングで凄まじい技術を観た後なので、マーカー数が少なく感じました。ただ、これは生身の役者とCGキャラが共演する「スターウォーズ」ならではの贅沢かも知れません。CGキャラクターしか出演しないのであれば、表情筋の量に差異はありませんから。実際、トレーラーでは表情の付け方に感心しました。

ところで、映画でもルシス王国では看板等が日本語表記なのでしょうか。アニメやゲーム以上に白人風に描かれている映画キャラクターが日本語の文書を読んでいたら、私は笑ってしまうかも知れません。

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感想を書くのが遅れましたが、アニメ「BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV」2話(Dogged Runner)も見ました。
http://www.jp.square-enix.com/ff15/brotherhood/

尺は15分弱しかありませんが、きちんと起承転結があり、少年期から今に至る時間の経過が見えて面白かったです。

これまでの動画等から、プロンプトは根から軽薄なムードメーカーだと思い、興味を持っていませんでした。しかし、元は友だちのいない少年だったのが、体型と性格を改善して今の彼になったんだと分かり、好感度が上がりました。
ルナフレーナの手紙を箱の中に仕舞い、たまに匂いを嗅いだりするという微妙にリアルな気持ち悪さだとか(笑)、ノクトの「重い」という発言で勝手に思い込む面倒臭さなど、人間付き合いの経験値が足りない雰囲気等、かなり思い切ったキャラクター像ですよね。
でも人付き合いの悪い少年期も、放っておかれるだけで、苛められてはいないところに、FF15世界の優しさを感じました。
一軒家にほぼ一人で住んでいるような描写だったので、育児放棄されていたのではという不安はありますが……

ただ、物語は面白かったのですが、世界観には少し不安も。ゲームPVにあった新宿関係はSF寄りに見えるからあまり気にならなかったけれど、ごく普通の日本の学校と白人のキャラクターは融合していないと思いました。

それと、今まで気にしていなかったけれど、アニメを見る限りルナフレーナはノクティス達より年上みたいですね。
1、2歳より明確な年の差がありそうで、これも珍しい設定だなと思いました。

前日記事でも書いた通り、「プラチナデモ ファイナルファンタジーXV」に触れてみました。

PLATINUM DEMO

内容的には、ウロウロと探索した上、鉄巨人戦を2回やって45分程度。真っ直ぐ一直線に進めば、20分くらいで終わると思います。

方々で「体験版」と言われていますが、正確にはゲーム自体の体験版でなく、無料のテックデモ(技術デモンストレーション)というべきもの。
少年ノクトを操作して夢の世界を探索し、グラフィックや挙動を確認することができます。

個人的には、FF15公式ブログの【積み木は基礎編】で書かれている破壊表現を体験できたことで、テックデモという意味がよく分かりました。
固定されてないオブジェクトにぶつかると、触れた場所から揺れ動き始め、他と連動して崩れていくのです。その質感、重みの表現が実にリアルで感心しました。

積み木

また、下の画面のように敵の攻撃で街灯の柱が割れて、破壊の後が残るというのも、プレイヤー以外の存在がゲーム世界に影響を与えるということで、個人的には大きな驚きがありました。

壊れた街灯

夢の中で行けるステージは「森の中」「建物の中」「街の中」「王城の前」の4つの限られた区画。
エリアは狭いですが、道中に用意されたパネルを踏むことで、時間や天候を変えて景観を楽しむことができます。

▼晴れあがった街中
晴れ

▼曇りの街中
曇り

雨の表現は、トレーラーでも拘りが見えたところ。地面にできた水たまりが光る様子には、ゲームでできる表現がここまで来たか、と感動しました。

「エピソードダスカ」を遊んでいないせいか、戸惑ったのが戦闘です。
操作説明は画面に表示されますが、「○=アサルト」が「戦う」の意味だったり、回避行動が「□=ドッジロール」だったり、「KINGDOM HEARTS」シリーズの用語なので、まずプレイしてみないと分からず困惑しました。
また、「ファントムソード」や「シフト移動」等も、FF15の情報を追っていないと、いきなり言われても何の話だか分からないのでないでしょうか。
子供時代のノクトは可愛いけれどアクションが遅いし、最後の戦い時のみ体験できる大人ノクトも、どう操作すれば華麗に戦えるのかよく分からず、フラストレーションが溜まりました。コマンド戦闘が希望だったけれど、ここまでアクション寄りに作るなら、いっそアクションそのものの方が良いかな。なんだか、思ったように動かせない気がしたので、戦闘システムには少し心配な気持ちが生じました。

戦闘

でもなにより一番辛いのは、自分でプレイしていると、美しい映像を見ている余裕がないことですね(笑)。

テックデモの最後にカーバンクルの名前を付けさせるのは、ニクい演出だと思いました。

夢の案内人の名前

恐らく、ここで付けた名で、FF15ゲーム本編中に出てきてくれるのですよね。
世界観を崩すのも怖くて、私はそのまま「カーバンクル」で決定してしまいましたが、今まで「使わない召喚獣」の筆頭だったカーバンクルに、少し思い入れができました。