前日記事でも書いた通り、「プラチナデモ ファイナルファンタジーXV」に触れてみました。
内容的には、ウロウロと探索した上、鉄巨人戦を2回やって45分程度。真っ直ぐ一直線に進めば、20分くらいで終わると思います。
方々で「体験版」と言われていますが、正確にはゲーム自体の体験版でなく、無料のテックデモ(技術デモンストレーション)というべきもの。
少年ノクトを操作して夢の世界を探索し、グラフィックや挙動を確認することができます。
個人的には、FF15公式ブログの【積み木は基礎編】で書かれている破壊表現を体験できたことで、テックデモという意味がよく分かりました。
固定されてないオブジェクトにぶつかると、触れた場所から揺れ動き始め、他と連動して崩れていくのです。その質感、重みの表現が実にリアルで感心しました。
また、下の画面のように敵の攻撃で街灯の柱が割れて、破壊の後が残るというのも、プレイヤー以外の存在がゲーム世界に影響を与えるということで、個人的には大きな驚きがありました。
夢の中で行けるステージは「森の中」「建物の中」「街の中」「王城の前」の4つの限られた区画。
エリアは狭いですが、道中に用意されたパネルを踏むことで、時間や天候を変えて景観を楽しむことができます。
▼晴れあがった街中
▼曇りの街中
雨の表現は、トレーラーでも拘りが見えたところ。地面にできた水たまりが光る様子には、ゲームでできる表現がここまで来たか、と感動しました。
「エピソードダスカ」を遊んでいないせいか、戸惑ったのが戦闘です。
操作説明は画面に表示されますが、「○=アサルト」が「戦う」の意味だったり、回避行動が「□=ドッジロール」だったり、「KINGDOM HEARTS」シリーズの用語なので、まずプレイしてみないと分からず困惑しました。
また、「ファントムソード」や「シフト移動」等も、FF15の情報を追っていないと、いきなり言われても何の話だか分からないのでないでしょうか。
子供時代のノクトは可愛いけれどアクションが遅いし、最後の戦い時のみ体験できる大人ノクトも、どう操作すれば華麗に戦えるのかよく分からず、フラストレーションが溜まりました。コマンド戦闘が希望だったけれど、ここまでアクション寄りに作るなら、いっそアクションそのものの方が良いかな。なんだか、思ったように動かせない気がしたので、戦闘システムには少し心配な気持ちが生じました。
でもなにより一番辛いのは、自分でプレイしていると、美しい映像を見ている余裕がないことですね(笑)。
テックデモの最後にカーバンクルの名前を付けさせるのは、ニクい演出だと思いました。
恐らく、ここで付けた名で、FF15ゲーム本編中に出てきてくれるのですよね。
世界観を崩すのも怖くて、私はそのまま「カーバンクル」で決定してしまいましたが、今まで「使わない召喚獣」の筆頭だったカーバンクルに、少し思い入れができました。