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20年目到達。
祝福の日に災いの予言を確認するイベントは起きたけれど、この時ナグゾスサールは未出現。このフラグ管理の適当さも、慣れれば味だと思うのがファンの欲目です。

PS2版の「クロニクルモード」は、何周したのか覚えていないくらい遊んでいるけれど、「ブレイブス・レジェンドモード」では新規イベントが色々発生するので、新鮮な気持ちで遊んでいます。
テイルズオブキャラは、レイヴン@TOVとルーク@TOAに会いました。

レイヴン

残念ながら、レイヴンの技は習得できなかったけれど、ルークから教わった「魔王地顎陣」は、エミルやゾドコルを倒す際に大活躍でした。最初「魔王地顎陣」なんて地味な技だと思ったのを謝りたい気持ちです。但し、使い手の騎士は尊い犠牲になりました……。

そんなわけで、騎士団が弱いため世界中で苦戦しています。誘惑者との戦いは未だに「人柱作戦」で回避することがあるくらい。その割に、予測安全値は99でほぼ固定ですけれどね。
PSP版は魔物の出現頻度が低めに設定されている代わりに、壊滅までの歳月が短いのかしら。ウェローに出現したレベル9オーガが「残り1年300日」とか、目を疑いました。レベル9の魔物は、最低でも4年の猶予が欲しいです。
でも、この極限状態で「勝てる!」という隊列が組めた時の喜びは、なかなか他のゲームで味わえない楽しさです。実戦投入してから属性に気付いた時の、冷や汗感も(笑)。
ただ犠牲込みで考えても、現在出現しているモルガロンに勝てる隊列が作れないので、ここで終了かも知れませんね。

そんな状態なので、この期間に狙って結婚できたのは2組だけ。
ゲシュタルトボードでの初期位置や、衰退期の都合で、結局聖騎士と魔騎士は別の相手と結婚してもらいました。

まず1組目は、団長(ヴァルキリー)魔騎士
能力的に旨味のないカップルだけれど、まだ二世ですし、何故かアーチャーが聖騎士並みのレア職種になっているので、結婚できることを重要視しました。ちなみに、魔術師もまだ一人も見かけていません。ヴァルキリーと神官と魔女ばかりの、非常に女性の発言力が強そうな騎士団です。
10年に娘と息子が誕生。団長家は寿命が重要なので、女神から「長命」の予言があった息子の方を二代目にする予定です。

2組目は聖騎士の方ですが、こちらはなかなか結婚してくれず、苦労しました。
結局、衰退期まで間がある僧侶と結びつけたのですが、デートと喧嘩と手料理イベントが繰り返されるばかりで、全く進展せずヤキモキしました。でも僧侶の恋愛イベントなんてあまり見ないから、一度にコンプリート出来て良かった、のかな。

僧侶と聖騎士の結婚

最終的には、12年と15年に2人の娘を産んでくれたので大満足です。
ちなみに、聖騎士はその後若いサムライと電撃再婚しました。

その他、侍と魔女、冒険者と魔女のカップルも成立。魔女と冒険者が1人ずつ生まれました。
予期せぬ組み合わせであっても、せっかく子供達が生まれたのですから、彼らが加入するまで騎士団を存続できるよう頑張らねばなりません。

PSPのダウンロードリストを眺めていたら、無性に「ヴィーナス&ブレイブス」が遊びたくなったので「ブレイブス・レジェンドモード」を始めました。

誕生したのは、ヴァルキリーの団長率いる第一騎士団。
プレイ開始して直ぐ、戦歴情報を本編セーブデータと共有していない様子に少しガッカリしました。PS2版は、ブラッド率いる騎士団のメンバーの戦歴と共有だったので、一つの目標になっていました。

最初は、衰退期メンバーと全盛期終盤のメンバーばかりで、貴重な成長期の二人に友情召喚が発生するなど、酷い状態だったのですがーー
3年目にして、若い魔騎士聖騎士が加入しました!

聖騎士

PSP版で、実質103年目にして初めて聖騎士が加入しました。こんなに嬉しいことはありません。
でもまだ能力が低すぎるので、上手く惹きつけ合うことができていません。それに、最重要課題である団長のお見合い相手も、まだ見当たらないので焦ります。魔騎士と団長を結婚させる案もあるけれど、能力的に美味しくないし、残る衰退期前の団員は僧侶しかいないし……。

1年目の300日頃に、王都ヴァレイで通常と違う「達人の噂」を聞き、一瞬戸惑いました。

変わった風貌なんで、会えば直ぐに分かるじゃろう

※画面は別のタイミングに撮影したもの。

すっかり忘れていたのですが、PSP版には「テイルズオブ」シリーズのキャラクターが登場するイベントが追加されていたのです。
発表当時は多くのV&Bファンが「世界観を壊す」と大激怒したし、テイルズオブのキャラクターは書き下ろしですらない雑なコラボだから、テイルズオブファンを呼び込む要素になったとも思えないし、両方好きな私でも擁護する気にならなかった追加要素です。

不快になりたくないから無視しよう、と思ったのですが、地図でイベント地点を確認したところ、登場するキャラクターの名前が確認できました。
それを見て、灯に誘われた蛾のように、フラフラとマリスベイの村まで移動。

V&Bガイ

……わああ、本当にガイ様参上してる!

キャラクターの設定がどうなっているのかも心配だったのですが、アクラル大陸を異世界と認識した上で、ほかの仲間を探しているという形でした。本編でゲスト登場するKOS-MOSも異世界から迷い込んでいたから、アクラル大陸は次元の壁が薄いようですね。
でもガイは仲間探しと同等にスクーレの時計塔のカラクリに興味津々な様子を隠せず、終始ソワソワしていたので、私も思わずニヤニヤしてしまいました。

なお、ガイから教えてもらえる「真空破斬」は、侍のみ修得可。

V&Bガイ

どのキャラクターにどの職種が必要か、予想して行かないと、無駄足になるみたいですね。侍は二人在籍していたのに、成長期のキャラクターしか選択できなかったので、成長期制限か、年齢制限もあるのかもしれません。
追加要素だから仕方ないけれど、団員詳細画面でスキルを見られないのはマイナスかな。

ビジュアルのズレはどうにもなりませんが、V&Bの世界に合わせた会話を交わしてくれたので、これはこれでアリかな、と思えました。アクラル大陸の陰影が濃い顔の人たちから見たら、彼らは凹凸のない変わった風貌に見えるだろうなぁと、少し笑うこともできました。
もちろん、ガイだったから、許せたのかもしれません。
最初の一人目がガイで良かったです。

本編クリアしました。

スタッフロール

クリア時間48時間14分59秒。うち1時間はEDだと思います(笑)。何回もPSPの画面がスリープしました。
人間関係数は42(結婚33)。倒した魔物数は354匹。全入団者139名、うち戦死3人。再プレイなのに、1人余分に死んでいるのが恥ずかしいです。

最後に素敵な驚きが待っていて、「えーっ!?」と仰け反ったところで、お洒落で可愛いスタッフロールに突入する流れは最高ですね。

スタッフロール

さらにPSP版では、別途PSP移植のスタッフロールも付いていました。作中のムービーシーンの継ぎ接ぎですが、オリジナル版の流れを崩すものではなかったと思います。

スタッフロール

見所は、いのまたむつみ氏と藤原康介氏の名前があることでしょうか。加えて「Special Thanks」に川口忠彦監督の名前があることに、この位置なのかぁと思わされました。

最終戦に挑む騎士団員は、全盛期が終わった老人と、1090年代に慌てて誕生させた成長期中の若手ばかりで、接戦になるかもしれないと覚悟していたのですが、蓋を開けたら楽勝でした。
HP999(初回防御力5)のラスボスに対し、こちらの初ターンの攻撃力500(笑)。

隊列

攻撃補助を外しても362あるし、精霊召喚ラキシュ有り(攻撃力171+石化)。祈祷師は2人残していましたが、ラキシュがいるので、祈祷師戦法は使いませんでした。

ちなみに1113年の一般募集で、聖騎士(15歳)が初めて登場しました。今更過ぎるので、加入はさせなかったけれど、一応私のアクラル大陸にも聖騎士は生存していたようです(笑)。

そんなわけで、改めて面白かったです!

本編に関しては、矛盾する箇所もそのままという、忠実な移植でした。
かなり特殊なゲームだし、メッセージ性が強いために嫌いな人もいることは理解しているけれど、アクラル大陸と、そこで生きる人々がどうしようもなく好きです。
400歳を超えるのに青臭いブラッド団長を筆頭に、団員はもちろん、悪役も脇役も好き。メルヴィンのエピソードも最後にグッときます。使い捨てのキャラクターもいなくて、みんな破滅の予言に踊らされながらも生きて、そして死んでいった気がします。

まず、レッドが著した「イゴール・ナヴァロかく語りき」に、非常に興味があります。
精霊の胎動で取り乱していたイゴールが、どういう次第で過去をレッドに明かしたのかと考えると、SSになりそうだと思ったり。

真実を伝えるとは、安心を与えるということ

多分、この台詞は熱く語ったものと思います。

そして、マールが仲間にならないパターン(パルとフィアのどちらかだけ仲間にした)のイベントを見て、ちょっと感動しました。
実はマールイベントのことは忘れていて、最後の日はバルクウェイで迎えようと思い、最後の予言の年に街を歩いていて発生しました。
マールに、彼が探していたご先祖様について語る本を渡して別れたあと、ブラッドがこう述懐するのです。

そしていつの日か、○○騎士団のことも
誰かが本に書き残すことがあるかもしれない……。

このイベントの直後に、EDのオチを見るのは贅沢な体験でした。

レッド新聞社の出版事業第1作としてこれほどのものはないわね

記憶し、語り継いでくれた者がいて、ブラッドたちの戦いが報われたと思いました。

現在地:1099年終了(13章到達)

奇跡はおこる。だが、その前にまず、

すべての世界が、死ぬ。

大災厄の一連のイベント中に、ようやくイゴールが加入しました。
事前に様々な逸話を聞かされたり、声だけ登場したり、と勿体振って満を辞して登場した挙句、同年代の忍者と比較して、この能力値です。

イゴール

こ、ここまで弱かったか!(苦笑)
戦士という職自体が微妙なんですが、HPの高さが魅力の戦士職(全盛期)で、HP38って……。
狂犬に助力して貰うというより、迷い犬を保護した気分でジグーヘ向かったのでした。
イベント上では有能だし、格好いいし、1099年の一連のイベントに参加するために、イベントイラストでの出番も多いという、すごく美味しいキャラクターなのに、なんで戦士かなぁ。なんで戦士かなぁ、と20回くらい呟いてしまいます。

どれひとつ、魔物どもにも狂犬の名を覚えてもらうとするか!

悪いけれど、1099年の我が騎士団はメンバーが充実しているため、「一人だけ弱い奴いたな」という方向で覚えて貰うことになるぜ!
でも「戦士かよ!?」と期待を裏切られるところも含めて、イゴールは好きです。

1099年後半は、ラーズラス13世王も覚醒。
この人も、生まれた時代が悪かったですね。平和な時代なら、無神経な部分や子煩悩すぎるところはあっても、善良さがいい方に向いただろうに、と思います。
でも最後は立ち上がり、責務を果たすのだから、偉いものです。

レム

1099年の1イベントだけの登場ですが、レムも印象深いキャラクター。
この時代に、太々しく生き抜くだろう強さを持った少女に会える嬉しさはひとしおです。
人々の弱さと強さと、両方に触れた後に精霊郷へたどり着くからこそ、彼らの頑張りを消し去る「再組成」への拒絶感が強まるのだと思います。

あとはラストバトルに向けて、ただ戦い抜くのみ。

なくすな!世界を。あきらめるな!自分を

現在地:1098年
破滅の預言まで、あと1年。

伝染病・黒の霧の被害で、人類が急速に疲弊し、闇が広がる時代。

狂気の時代

9章終盤に「ネルゴーの教祖が変わった」という話を聞けるので、恐らくこの頃から用意されていた仕掛けなのでしょう。周到且つ、人間を知り尽くした黒の災だからこそ成功した戦法だと言えます。
久しぶりに1099年の預言を聞いて、黒の災の導く通りの展開だと戦慄しました。

そんな10章「狂気の時代」を象徴するキャラクターが、“狂犬”イゴール・ナヴァロだと思います。
……昔からそんな気はしていたのですが、今回の再プレイで、V&Bで一番好きなキャラクターはイゴールだと認めることにしました。一番好きなイベントはウォルラス関連なんですけれど、彼の良さはブラッドとの関わりや三代に渡る師弟関係の底上げが大きいです。単独のキャラクターとしては、イゴールの狂気と真っ当さと、加えてネットで「チワワ」と揶揄されるネタ的な弱さに軍配が上がりました。

ちょっと危うく、謎めいた部分が魅力的だと昔から思って来ました

単なるファンボーイ状態のレッドを笑えません(苦笑)。

当然、レッドも好きです。
10章はすごく心理的に追い詰められる辛い期間ですが、イゴール関連の話題が出てくる楽しさと、レッドの明るさで救われるなと思います。

ちなみに、接見イベントのタイトルに出てくる日本語訳「狂犬の暗殺者」は誤字ですよね?
他のシーンでは「狂気の暗殺者」もしくは「狂犬」で統一されているのに、これだと「狂犬を暗殺する人」みたいに感じます。

暗い話ばかりだけれど、9章に比べるとイベントも適度に散りばめられていて、終盤戦の盛り上がりを感じます。

私と戦おうなど10年早い

本当に、あと10年で経ったら戦えよ?

騎士団運営は予想通り難航。
ただでさえ男子が少ないのに、まだ子供が欲しい段階で子供世代の侍と祈祷師が友情関係になってしまって頭を抱えました。この時は仕方なく、侍を解雇して対処。
他にも、最終年まで連れて行ける子供の数が足りなくて、90年代に入ってから慌てて出産ラッシュを起こさせたり、職種が偏っているのでピーク年齢と関係なく兄弟で入れ替えることになったり、悔しい箇所が何度もありました。
騎士団で一人だけになってしまった巫女は、残念ながら最終年に間に合わない計算だったので、入団直後に結婚&出産を狙ってみたところ、なんと93〜95年に毎年巫女を産みました。加えて忍者が3人ほど来る予定で、そんなに前衛職ばかり来ても、それはそれで困るのですが……。

なお、前回書いたステルクの息子は、1091年に36歳すなわち1113年まで現役で戦える人材として登場。
惜しい……!
でも多分、最終戦も連れて行けるんじゃないかと思います。まだ成長期を7年残した段階で、全盛期の父親の素早さを超しました。