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以前アーデリカについて語っていたキャラトークを、過去日記からサルベージして加筆修正しました。

 決して裏切らない奇跡を、彼女は愛した。
 ――未発表作「陽の娘」より

強いようで弱かったり、人懐こい性質でありながら協調性はなく、明るく振る舞うけれど思考回路は暗いなど、アーデリカもまた、院に通う者たちらしく矛盾と欺瞞に満ちた人物であることは間違いありません。
もっとも、一本気で明朗な性質の彼女が複雑な内面を抱えるようになったのは院に来てからのことです。
その理由は、院の姫候補として選ばれたという点にあります。
逆に言えば「騎士を志す姫候補」となったその日から、院での彼女の物語が始まったと言えます。
抱えていた問題が院で問題が氷解していく他のキャラの物語と違い、院で初めて課題を突き付けられた彼女が、どのように変質し、最終的にその思考の連鎖から脱出するのか、院に別の側面からスポットを当てることでしょう。

以下、作り手側の事情としては……
もともと、ヒロインポジションの女性キャラが不在だった初期稿に、脇役から繰り上がる形で抜擢されたのがアーデリカでした。その為か、メインキャラの中では一番設定作りの甘いキャラクターのまま、今日まで来ています。
設定的には「勝ち気ヒロイン」の基本を押さえているつもりなのですが、可愛い女の子として描写できない苦しみが常につきまとっています。
もう少し性格が丸くなるだけで、もう少し言葉の端々が柔らかくなるだけで、ぐっとヒロイン度を増すと思うのですが……
そうなったらリカではないかな、と思わせるのが奇妙なキャラクターであります。

毎日暑いですね。
暑さ対策に、AKC姉妹コンテンツ「アーデリカさんのレシピ(現在閉鎖中)」より、「お手軽!小豆アイス」のレシピ部分を掲載します。
とても簡単に美味しいアイスクリームが作れますので、是非お試しください。
ちなみに、麻生は井村屋のゆであずき特4号缶を使用しますが、他社でも問題ないと思います。

分量
  • 生クリーム 200cc
  • ゆであずきの缶詰 1缶(430g)
手順
  1. 生クリームを半立てにする
  2. ゆであずきを汁ごと加え、混ぜ合わせる
  3. 容器に入れ、冷凍庫で冷やす

《補足》

  • 3時間も冷やせば食べられる
  • よく固まるので、場合によっては少し室温で溶かしてから食べる

ところで、「アーデリカさんのレシピ」を閉鎖したのは、5月にレンタルブログがエラーになっていたためですが、先日確認したところレシピURLが復活していました。
でも元々申し込んだサービスが別会社に移行して以来、IDも登録メールアドレスも不明で、ブログの編集ができません。
申し訳ないけれど、このまま放置させて頂こうと思います……。

AKC姉妹コンテンツ「アーデリカさんのレシピ」にアクセスすると、「We're sorry, but something went wrong.」と言うエラーが返される状態であることが判明しましたので、取り急ぎリンク接続を切りました。
いつから発生していたのかは不明です。誠に申し訳ありません。
レンタルスペースのため手の打ちようがなく、また、長いこと稼働しないまま放置していたので、これを機にコンテンツ自体を見直そうと思います。

ACTは余り遊ばないと言うのに、突然院ネタでアクションゲーム案を思い付いてしまいました。
見た目は、ファイナルファイトのような横スクロール型のベルトスクロールアクションゲーム。と言っても遊んだことがないので、自分としては懐かしいFC「聖闘士星矢黄金伝説完結編」のノリ。少し独特なのが、自キャラは2人いること。

ストーリーモード(1人プレイ)の場合、イクス&リート、ラメセス&詩乃、双子のいずれかのペアを選択して攻略を進めます。
ペアが一緒にゴールしないと、面クリアにはなりません。
イクス&リートペア、及びラメセス&詩乃ペアは、どちらも上級生の方を操作キャラとして、下級生の方はAI任せ。正直、彼等は足手纏いくらいの扱い。双子は、操作するのは一方ですが、任意タイミングで操作するキャラを切り替えられるのが特徴。
ペアに助けを求める(吹き出しで「HELP」表示される)と、状況に応じて助けてくれます。

とことんモード(仮称)は、1人〜2人で遊べるモード。
条件を解放すると、使用可能キャラが追加。ペアは任意に組めて、ストーリーモードとは違う組み合わせも可能です。

キャラの特性は下記の通り。

イクス

体力が多く、物理防御ができる。攻守バランスが一番安定。
唯一の難としてジャンプの高さ(幅)が低め。

リート

1回だけイクスの体力を回復してくれる。時々魔法防御の支援もする。
威力が弱い代わりに攻撃リーチが割と長め。ただし、一人で段差が登れない。

ラメセス

全能力が最強レベル。
とことんモードでAIにすると、HELP要請を聞いてくれないので注意。

詩乃

AIではまったく攻撃しない上、打たれ弱いので敵が回ったら速攻で助ける必要有り。
唯一のメリットとして、進路の仕掛け(橋を降ろす等)は速攻解除してくれる。

双子

ロアンの方がやや攻撃力が強くリーチが短い。レイヴは自分が通過した足元の罠を取り除く。
二人で1回だけ協力技(召喚)が使用できる。

アーデリカ

とことんモードで追加されるキャラ。
最長リーチに、ラメセスの次に高い攻撃力を持つ火力キャラ。
ただし体力が低く打たれ弱いので、先手必勝。

ペアの組み方には、ちょっとした注意が必要。
例えば、リートは一人で段差が登れないので、HELP要請をして押し上げてもらったり引き上げて貰う必要があるのですが、ラメセスと組むとHELPを聞いてくれないので、思うようなポジション取りが出来ないことがあります。
また、双子の操作切り替えや協力技は、当然ペアを双子で組まないと使用できません。

爽快感を楽しみたいなら、他人の助けを一切借りないラメセス&アーデリカの犬猿ペアが面白そう。難易度がもの凄いことになるのは、詩乃&リートの白候補ペアですね。
とことんモードは、ペアとクリアタイムが記録される等すると、態と変な組み方でやり込むのもアリで面白いのでは、と思っています。

リートは何時でも微笑みを湛えている。
――「月至 第一章」より

1年に1回のペースになりそうなAKCキャラトークは、今更第一部(旧ACT1〜ACT3)主人公のリート語りです。
なお、今回は多少のネタバレを含みます

取り上げておきながら早くも白旗を振る事になりますが、リートは抽出した上記の文以上は、特に表現のしようがないキャラです。
なぜそのような性格になったかは言及を避けますが、周囲の先輩たちが心配している通り、第一部のリートは殻を被っていると思って頂いて間違いありません。恐らく読者の皆さまもその事実を見抜いていらっしゃるために、よく「腹黒そう」と評されるのでしょう(笑)。
但し注意したいのは、リートは裏返されても真っ白な性格だと言う事です。

リートの能力「神法」の設定は、初めから命を削る力と決めていました。
自分の命を削る代償に他人を癒す能力は、例え偽善だとしても善の要素がなければ使えないものだと私は思います。
つまりリートは本質的に善なのです。
結論を語ると、そんな元々善要素が強いリートが、その上で更に一点の瑕もない善そのものであろうとして、普通の人間性まで抑制して不自然な状態に成っているのが第一部リートなのです。
故に、殻を破ったACT4以降になっても、リートの行動はあまり変わりません。印象も、正直あまり変わらないのではないでしょうか。
それで良いのだと私は考えています。

なお、公開中止中の長編「月至」は、元々院とは別に考えたお話でした。
それをリートが院に来た後の時間軸に置き換え、登場キャラの一人をイクスに変換して書き出したですが……これが当初の予想より複雑なことになってしまい、全面的に構成を考え直した方が良いと思って公開を取り下げています。