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珍しく、やや日常話込みです。

麻生が大学で実行委員をしていた話は、過去に何度かさせていただいた通りです。
今日は、実行委員のOB会がありました。
その席上で、「委員会生活を小説にしたいと思ったことがある」と言う後輩がいたので、やはり同じようなことを考える子がいるんだ、と思って嬉しくなりました。
私の場合は自分の体験をそのままではなく、何もないところから物事を作る過程を描きたいと言う、創作重視の視点ですけれどね。
学園祭は誰にでも馴染みのある舞台なので、漫画やゲームでも題材として使われますが、たいてい高等学校の学園祭です。そんなところが、ちょっと悔しかったりもします。
そろそろ本気で「学園祭のつくりかた」を書く時がきたのでしょうか!

▼キャラクター設定(男性陣)
男性陣設定は、かなり展開のネタバレを含みますので、ご注意下さい……って、お蔵入り倉庫の場合はあんまり関係ないんですけれどね(笑)。

堀内 淳也(ほりうち じゅんや)
福祉学部児童学科所属。委員長。
端から見ると前向きで暑苦しいが、内面は打たれ弱い性格。基本的には「威勢がいい」「其処にいるだけ」の人間だが、最初の声明を出した事で信頼されている。
途中メッキが剥がれて権威失墜するが、最終的に車出しと肉体労働で活躍する。
北海道出身。
呼び名:委員長・いいんちょー・ほりじゅん
一人称:俺
二人称:お前

津田沼 聡(つだぬま さとし)
起業学部所属。書記。
直前期には備品管理、その他ほとんどの業務を兼任。絶大な能力で委員会全体を支えているのだが、他の委員からの理解度は低い。
関西出身。標準語使いだが、時折イントネーションが変な発言があり、島崎を笑わせる。
夏以降、グラサンを愛用。グラサンは顔の一部です。
呼び名:つだ
一人称:俺
二人称:名字呼び捨て

庄司 光流(しょうじ みつる)
福祉学部福祉学科所属。イベント本部長。
委員一のお祭り漢。大阪をこよなく愛する虎ファンのため、試合結果で毎日浮き沈みする。しかし、チャキチャキの江戸っ子。
バイトはファストフード店。
呼び名:しょーじ・トラ
一人称:オレ
二人称:あんた

増田 直之(ました なおゆき)
起業学部所属。広報部員。
委員会一のノート魔で、仕事がどんなに追い込まれても授業は全出席。試験対策の仏。パンフレット制作には、誤字脱字チェッカーとして能力を発揮する。
石塚とは高校からの同級生で元々苦手感を抱いていたが、大学で再会した瞬間から犬猿の仲に昇格。実家は医者で金持ちらしい。
いつもモノトーンの服を着ている。
バイトは塾講師。
呼び名:まっしー
一人称:僕
二人称:君

石塚 清次郎(いしづか せいじろう)
起業学部所属。渉外部長。
増下曰く「ちゃらんぽらん」。口が達者で、行動力もそれなりにある。他大学の年上の彼女持ち。
部長でありながら、一時は幽霊委員化。渉外活動に目覚め直した直後に交通事故に遭い、入院することになる。バイク乗り。
増田から嫌われてることには気付いておらず、試験の度にノートを強奪している。
呼び名:石塚・幽霊部長
一人称:オレ
二人称:おまえ

斉藤 祐介(さいとう ゆうすけ)
起業学部所属。渉外部副長。
生真面目な性格で、後半は入院中の部長に代わって指揮を執る。寡黙に見えるが、単にシャイなだけで飲み好きの音楽好き。男子校出身。
将来は観光関連ベンチャーを希望。
呼び名:祐介・ユースケ
一人称:僕
二人称:〜君

持ち帰った頼まれ仕事やってたら疲れ果てたので、先日救出した設定メモから、舞台設定と、キャラ設定(女性陣分)を公開です。

舞台は、東京郊外新設の景星大学。
起業学部起業学科と、福祉学部福祉学科・同児童学科の2学部3学科が設けられている。
駅から大学までは徒歩10〜13分程度(約1km)。若干山道。
コンビニは駅前と道の半ばの2軒。学内の学食・購買部は充実しているものの、閉店が早目のため、これが後半戦で委員を苦しめることに……。

▼キャラクター設定(女性陣)

島崎 めぐみ(しまざき めぐみ)
福祉学部児童学科所属。イベント本部員。
本作の主人公(視点)。ドジ担当で、あまり空気を察しない。しかし最後まで熱意と情熱を忘れず突き進む。
呼び名:めぐみ・めぐみん
一人称:わたし
二人称:〜くん・〜さん

樋田 優子(ひだ ゆうこ)
起業学部所属。会計。
冷静かつナチュラルに口が悪い。特に教授陣への批判は鋭い。そこそこ優秀だが慇懃無礼な自信家なので、周囲から敬遠されがち。しかし本人は孤高主義でないので、人と一緒にいたがる面がある。一言で言えば面倒くさい性格。
バイトは電話オペレーター。
九州出身。
呼び名:ひだっち・ひーこちゃん
一人称:私
二人称:あなた

木村 玲奈(きむら れいな)
福祉学部福祉学科所属。広報部長。
PCスキルに優れるため部長に選出される。ブランド好き。茶髪。アッパーな性格で、後をひかない。
一浪しているが、素っ頓狂な言動があるため、どちらかと言うと年下のように扱われている。
バイトは家庭教師。
呼び名:玲奈・れな
一人称:あたし
二人称:あんた

家人に譲った古いノートPCを先日ちょっと借りたら、「学園祭のつくりかた」の詳細設定を発掘しました。
登場人物設定を作ってあったのに、どこにいったのだろうと思っていたら、まさかこんなところにオリジナルデータがあったとは……。
処分する前に救い出せて良かったです。

と言う事で、久し振りに「学園祭のつくりかた」のネタより、章タイトル。
これは最初期から決まっていました。

学園祭のレシピ
1章・名前がない
2章・お金がない
3章・知られてない
4章・手が足りない
エピローグ

1章は、舞台と登場人物紹介を兼ねつつ、学園祭名が決まるまでのあれこれ。
2章は、各種イベントを企画するも実行するお金がない事にようやく気付いた委員たちが、外部の企業から協賛寄付金を募ることに。そろそろサボる委員や、大事件も起きたりして……。
3章は、今度は広報活動。パンフレット・ポスター作成や地道なポスティングなど、開催を知ってもらう為に四苦八苦してもらいます。
4章は、開催直前期。当初は人数がいた委員も、大抵この時期までに淘汰され、一人の負担が増えていく事に。出来る範囲を分け合ったり、幽霊委員を呼び戻したりと当日の為に準備していきましょう。
さて、こんな「ないない尽くし」の学園祭、果たして成功するのでしょうか。

 季節は早くも夏の兆しを見せていた。
 息苦しく感じる暑さだった。景星大学一年生の島崎めぐみは閑散とした校舎を出ると、大きく息を吐き出した。ぎらぎらとした光を発して、太陽が嘲笑っている。入学前に思い描いていたキャンパスライフとはまるで違う静けさの中で、気の早いセミが鳴き声を響かせていた。
 校内の人影が少ないことには理由がある。ひとつは、めぐみの受けている授業がいくぶん早く終わったこと。もうひとつは、そもそも学生が少ないと言うこと。
 景星大学は今年開校されたばかりの新設大学だった。即ち、めぐみは一年生でありながら同時に唯一にして最高の学年に所属している。福祉学部福祉学科百二十人、同学部児童学科百三十人、そして起業学部起業学科二百人。五百人にも満たない人数で、郊外ならではの規模で作られた、五棟の校舎とグラウンドを抱える敷地を使っている――


「学園祭のつくりかた」は、学園祭を作ろうぜ!の掛け声のもと集まった新設大学1年生たちの、汗と涙にまみれた奮闘を描く青春ストーリー。学園祭のレシピ・本編4章・エピローグで構成。
視点は、島崎めぐみ(役職なし。福祉学部児童学科所属)で固定。
第1章タイトルは「名前がない」。
内容は、委員たちの簡単なキャラ紹介と、学園祭名を決定するまでのエピソードとなります。

なお、登場人物・出来事・大学・学部はフィクションです。