クリアしました。
【注意】以下、EDネタバレです。
本作の結末について、ある程度知識はあったのですが、そうであっても納得がいかないものがありました。
「時間を巻き戻し、今までのことはなかったことにする」と言うオチ。
これまで遊んだプレイヤーの約40時間はなんだったのか?
エンディングだけ見れば、死んだ舞耶や淳母、影人間になって消失したキャラクターが元に戻り、良い結末のように見えます。が、結局達哉たちの願望で現実を変えただけのように思います。
TOD2も同様に「巻き戻しエンディング」です。しかしTOD2では割合序盤から時間旅行があったり、敵側が歴史改変をするので、最終的には「正史に戻る」という後味の良い終わりでした。
しかし本作は、歴史改変や時間軸操作というネタが途中一切なく、最後にデウス・エクス・マキナとして巻き戻しが提案され、主人公たちがそれに乗ってしまう。それは安易な気がしました。
どうせ物語なのだから、滅んだ地球の上で、生き残った人々と(マイアの託宣通りなら人類は消滅はしていないので)生きるという選択肢を選ぶ道も欲しかったです。
もっとも、マイヤの託宣の最後は「そして刻は繰り返す」。つまり、このエンディングこそ託宣通り、仕組まれた道なんですよね。
前回推測していたシバルバーの正体は「思考が現実になる」で、概ね正解でした。
この辺りは、舞耶が、最終パーティ内で唯一の社会人(大人)で、他のキャラを導く者であることが良く分かりました。そうであるが故に、ラストが悲しいのですが。
フィレモンは、礼を言う筋合いはないと思ったのでお約束的に殴っておきましたが、「そういう生き物」なのだと理解したため、特に怒りはありません。
黒幕であるニャルラトホテプも同様。
その分、イデアル先生にはイライラすることになりそうなので、2周目を遊ぶことはなさそうです。
今回はエンディングに対する不満で終わってしまったので、総評は次回に回します。