宝塚星組「スカーレットピンパーネル(THE SCARLET PIMPERNEL/邦題:紅はこべ)」15:30回。WOWOW貸切。
初の星組本公演、初の二階B席観劇でした。
二階に上がること自体が初めてだったのですけれど、高低差が凄いですね。セットによって死角も出来てしまいますが、全体の動きを見るには悪くない位置。席の定価自体も安いので、リピートするなら狙い目だと思いました。

海外ミュージカルの初演、潤色・演出に小池修一郎先生、冠はVISA、という3つの符号からは第二の「エリザベート」を作ろうという劇団の気持ちを感じますが、それに相応しい内容でした。
正直、星組ファンってズルいな!と思うくらい全体のレベルが高く、驚きました。
現トップ内最も歌えるスターだと思う安蘭けいの歌唱は、期待通り安定していましたが、前回「KEAN」で気になっていた二番手・柚希礼音が堂々と初の悪役を演じていて、しかもソロが複数回あり、役として歌い込んでいて若いのに凄い役者になっていってるなぁと感心。
彼女に限らず、星組全体のレベルアップに今公演が役立っていそうですね。群衆での最初のナンバー「マダム・ギロチン」から、大変な迫力でした。

驚いたと言えば、この作品のテーマと言うべき「ひとかけらの勇気」が宝塚用新曲であると言う事実に、口が開きっぱなしです。
この曲はお話の展開にもしっかり組み込まれているので、曲がないシナリオが想像付きません。ブロードウェイ公演はどんなシナリオなんでしょう。ちょっと見てみたいですね。
ちなみに、ショー構成は「エリザベート」と全く一緒。ただ、デュエットダンスにリフトがなくて残念でした。男役も娘役もお互い大変だろうと思うのですが、リフトはやっぱり華ですよね。

全体的に、柚希をオペラグラスで追うショーヴラン視点寄りの観劇だったので、革命に抱いていた夢、それが崩壊しつつある嫌な感触、嫉妬など、重い内容でした。笑い所では凄く笑わされましたけれどね。
そういえば、この作品を再演する場合、グラパンのハードルが高いなと思ったけれど、よく考えたらグラパンを格好いい小父様として演じても良いんですよね?
あと、8人の仲間は多過ぎだろうとちょっと突っ込みたい。しかも全員に恋人が出来てしまう辺りもどうなのか。そのせいで個性がなく、せっかく役名が付いているのに、全然顔と役と役者が一致しません。まぁ遠かったからそもそも判別出来てないのですが……。
いや、文句の付け所があんまりないので、ついつい突っついた重箱の隅でした。

コメント

  • コメントはまだありません。

コメント登録

  • コメントを入力してください。
登録フォーム
名前
メール
URL
コメント
閲覧制限
投稿キー
(スパム対策に 投稿キー を半角で入力してください)