• 2007年06月09日登録記事

改めて、テイルズオブシンフォニアOVA本編初見の感想です。
以下、ネタバレですのでご注意ください。

まずは絵。これぞOVAクオリティと言うべきか、綺麗な絵で安心して見ていられました。
お話の流れは、ゲームを遊んだ人じゃないとさっぱりわからないブツ切り感が否めないものの、危惧していた程とんでも急展開ではありませんでした。なんせ消化したのは旅立ちまでですしね。マーブルさん関連イベントを削ったのは、ショコラ関係イベントを回収できそうにない以上、仕方ないと思います。エクスフィギュアの伏線もなくなったのは手痛いですけれど。

個人的に注目したのは3点。
まず、アバンタイトルで渡された「ペンダント」と言う小道具が、クルシスの輝石装着シーンで効果的に使われていたと思います。ただ、その後結局また首に掛けてもらうのか…と何となく拍子抜け。
ペンダントを誕生日に渡せた事と、コレットがいないときのロイドがアンニュイな事と合わせると、OVAロイドはコレットを相当好きですね。ゲームでの二人だと、コレットからロイドへの好意は痛いほど感じたけれど、ロイドの方の気持ちが異性への恋か、家族への愛かはちょっと判断し難いと思っていたので、面白い違いだなと思います。
2つ目は、上記の件も含めて、クラアン&ロイコレで推進するのかなと思わされたこと。
さすがに詳細は伏せますが、アンナさんが台詞付きで登場するとは全く予想してなかったので、シルエットが出た瞬間、動揺しました。全身登場前に、ダイクの回想シーンで下半身が見えた段階で、凄い汗をかいたくらいです。その時は目のやり場に困って、ひたすら編み上げブーツに注目してしまいました。
もちろん、アンナについてとんでもないオリジナルキャラ像が展開された訳でなく、シナリオ上優遇されてもいるし、許容範囲ですよね……? と、何故か弱気になります。なんとなく、アンナを明確に描くのは禁忌という印象があるのですよね。私にとって、アンナさんは「うちのカミさん」@コロンボ。例えが古ければ「郷里の姉ちゃん」@スレイヤーズでも可。存在しなければ世界は成り立たないけれど、実際に物語には登場しないと言う認識なのです。
3点目に気になったのは、エクスフィアが直接攻撃するのか!ということ。エクスフィアにあれだけはっきりした意志があって、宿主の肉体に寄らず外部へ干渉出来るのだとしたら、最強生物になってしまいますよ。謎の爆発をしたし。
ロイドのエクスフィアから発っされたあの光は何なのか、ゲームにない追加設定を作ってしまってどうするのか、母の愛で邁進するのか、金月氏のお手並み拝見ということにします。

取り敢えず、二巻が楽しみになりました。今度はクラトスももう少し喋りますよね。
ただ、次回以降もエクスフィアエディション購入を貫くか、コレクターズエディションに浮気するかは悩みどころです。なんせ、2巻のコレクターズエディションはクラトスデザインらしいですから。一度買い始めたからにはエクスフィアエディションで揃えたい気持ちもあるけれど、皆さんの感想を見る限り、コレクターズが選ばれる理由もわかります。
そんなわけで、特典映像についてはまた明日。