• 2008年登録記事

風竜騎士団27年2日到達。

初代隊長リズをようやく引退させてあげることができました。引き継いだのは25年加入第一子リリィ。成長期がほとんどなくて、正直そんなに良いパラメータではないのですが、老いた隊長を引き止めるのが忍びなく、もとい正直運営上、衰退期の人を置く余裕がないので、加入時点で交代させました。
その他、これまで第一線で戦っていてくれたメンバーも大幅入れ替えとなりました。衰退期を迎える時期をズラした団員構成にするべきと頭では分かっているのですが、なかなか思う通りいきません。この後は子供加入が続く予定なので、一気に若返りますが、加入直後の子供たちは成長期が長いほど初期パラメータが低いので、どう育てるか、それも考えねばなりません。

で、前回せっかくお見合いさせた和風夫婦には、結局子供ができませんでした。気付かない内に制限に達していたのか、純粋に出産運か。
忍者の子供は欲しかったなぁと未練を残しつつ、取り敢えず次のカップルを早く成立させなくてはなりません。特に隊長の旦那さん探しは最重要任務。
と、思っている端から新隊長リリィに友情成立の衝撃が走ります。相手はまだ3年戦える魔女だったけれど、これは時期を見て除名しなければ……!
戦力が整っていないと、人間関係もうまく築けなくなるのが厳しいですね。しかしこのママならなさこそ、騎士団運営の醍醐味かもしれません。

花組東京特別公演「舞姫 -MAIHIME-」11時回。
花組は生徒の顔が見分けられない状態なので、本当に楽しめるだろうかと少し心配もしていました。
結論から申し上げると、面白かったです!
原作のイメージを損ねる事なく、かといって高尚一辺倒でなく軽い笑いを交えつつ、豊太郎という人物に宝塚劇の主役たる説得力を持たせ、美しき悲劇として成立させていました。
その脚本を、愛音羽麗は熱演、野々すみ花は名演で応えており、バウホールで絶賛されたことも納得です。東京で再演されて本当に良かった!
なお、前回花組公演で注目した未涼亜希はと言うと、全役者24人中1人だけ台詞を噛みました。しかも二回。御陰で、未涼亜希の台詞だけ凄い緊張して聞いていました。伴奏が入ると途端に安定し、余裕の歌唱を披露してましたけれど……。また、演技が少し硬く見えました。相沢のキャラには合っていたので、これは役作りでしょうか。

以下、シナリオに沿っての感想です。
第一幕、ドイツ行き。恐らく大劇場とは大幅に異なるのだろうセット予算ですが、稼働仕切りを巧みに使っていました。豊太郎の出立のシーンでは、正に海原が広がるように感じました。ちなみに、座っていた席の後ろに照明光があった都合上、投影されている文字がちょっと読み難かったです。演出ではそこだけ不満でした。
愛音羽麗は序盤から歌いまくり。主役とは言え、ほぼ出ずっ張りで歌い続けるのは大変ですね。
舞踏会は華やかで、ちょっと心が浮き立ちます。岩井、大河内らが途中から下手なダンスを見せてくれるのが面白く、中心を見ずにそちらに視線が行ってました。しかしこの時点では、岩井くんがこの後ずっと絡んで来る、あんな「いいキャラクター」だとは思いもしなかったです。
そして、原芳次郎との出逢い。これは原作にいないキャラクターですよね? 恋人のマリィの方は、パンフで注視した通りのなかなか「いい女」でした。
ここまでで既に4場消化。ヒロイン登場まで、かなりの時間経過があるんだなと吃驚しました。
そんなわけで、待望していたエリスが登場したのですが、その瞬間に脱帽しました。まず、声がとても可愛い。顔は、オペラグラスで覗いてみたところ、正直美人とは思えませんでしたが、その演技で、儚く、いじらしい美少女に化けていました。こんな子なら、助けてあげたい、守ってあげたいと思ってしまうのも頷けます。
一幕ラストは免官処分と母親の自決。座した豊太郎の周囲を、縁ある人々がぐるりと囲む演出は、目新しいものでないですがとても効果的でした。

第二幕、導入は明るくサブキャスト勢揃いでコーラスと思いきや、悲劇の予感をさせる芳次郎の様子に、はやくもドキリとさせられます。
逆に、時計とエリスの伏線は、一幕から入れても良かった気がします。
ロシア行きのシーンは、手紙の演出を大活用。ただひたすら待っていると連呼するエリスが重く、祖国と家族への愛と誇りがまた重く、豊太郎がここで決めかねるのも納得です。
そして、芳次郎の死。朦朧としていてドイツ語が通じない、と泣き崩れるマリィに感情移入しました。その後の豊太郎と芳次郎の会話は日本語でなされたため、マリィには通じていない筈ですが、私は、彼女はなんとなく理解していたと思います。芳次郎の心が日本に帰っていたのを。だから、少し離れた椅子に座って放心したように見えました。
で、正直に白状しますと、芳次郎が「白いおかゆさんが食べたい」と言った瞬間、涙腺が決壊しました。宝塚で初泣きです。日本人だからかしら(ちなみにその後、昼に和食を食べました。いつも以上に美味しく頂きました)。
芳次郎は、明らかに「もう一人の豊太郎」として設定されていますよね。だから、彼の遺言に従い帰国を決意するのは、仕方ないことだと感じられました。
エリスを最初から心を病んでいる少女と設定しているので、後の崩壊は予定調和。正直、相沢は損な役回りですね。ただ、エリスの狂った眼差しがとても透明で、向こう側の世界に行き着いてしまった感がしました。
帰国で終わりかと思いきや、広げた風呂敷「憲法発布」までちゃんと回収。
そして、更に「もう一人の豊太郎」青木英嗣が登場。パンフレットで確認したら、彼は大学自体の豊太郎役(回想)と同じ役者が演じているのですね。少ない人数で回している舞台ならではの、憎い配役だと思います。彼はベルリンに赴いて彼にとってのエリスに巡り会うのか、その場合どう決断するのか、想像が広がって面白いなと思います。
エピローグは、デュエットダンスがあるかと思いきや、あっさり。でも綺麗にまとめていたと思います。

今回は2階B席でしたが、青年館の箱自体が大きくないため、さほど遠過ぎる感はなく、舞台の全景も綺麗に見えて意外に良かったです。オペラグラスの出番も、結果として数回しかありませんでした。
ただ、青年館の椅子は小さくて軋むのと、宝塚を見た!と感じる華やかさに欠けるので、個人的にはやはり東京宝塚劇場の方が好きです。

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実は元ネタについてよく知りません。
某氏のブログ閉鎖に合わせようと思っていたのですが、間に合わなかった上に今更なので、自分の所でこっそり載せる姑息な私であります。

TODDC攻略本を購入しました。
スタン編で追加されたサブイベントは3つ。その内の1つ「アクアヴェイルの宝剣」にて、リオン編でシャルティエが言葉を濁していたアクアヴェイル時代の事が語られているようです。あれだけの説明では物足りないと思っていたので、次回プレイ時に確認したいと思います。
このようにスタン編とリオン編でリンクしているネタがあると、2つの視点がある理由になって楽しいですね。個人的には、もっとこういう仕掛けがあれば良いのに、と思います。

「forリオンサイド」と銘打ち、帯に警告がある通り、今回の攻略本は完全にリオン編のみの取り扱い。リオン編をやり込むのでなければ、攻略本としてはPS2リメイク版の攻略本1本で充分そうです。
他方、設定関係は目新しいものがあって驚きました。まだじっくり読み込めていないですが、私にとって長年の疑問だった「ルーティが捨てられた理由」が判明したのは大きかったです。それと、シャルティエがヒューゴの手に渡ったのはリオンが5-6歳の頃だと言う事で、これまでの創作物で見掛けた「生まれた時から一緒」と言う説明は適切でない事も判明。
ドラマCD「プルーストフォーゴットンクロニクル」で、シャルはリオンが新生児の頃から子守りをしていた、と信じ込まされていたので、軽く衝撃でした。しかし、ルーティに関する、アトワイトと契約しマスターとなったので、危険因子だとして殺そうとしたと言う設定は結構納得できました。他の皆さまは如何だったでしょうか。
逆に新たに生じた疑問点としては、年表に合わせると、推定2歳のルーティが言葉を満足に話せたのかという点と、アトワイトが目覚めていたのならば、本編時ヒューゴに対してもっと警戒して良いのでは?と言う点でしょうか。
しかし、自分でこれまで良い案がなかったので、この設定はある程度加味して今後の創作に役立てようかなぁと思います。

ヴェスペリアは、日本国内もプラットフォームはXBOX360で発売と決定しましたが、公式サイトでの発表がそれだけで、キャラ絵が載らないとは驚きでした。ジャンプでは公開されています。
今回、キャラごとにイメージカラーが決まってるのだろうか? と思うくらい、主人公は黒一色、ヒロインはピンク。私が勝手に「お犬様」と呼んで期待している獣キャラは、紺ですね。
ユーリはあまり主人公らしい印象を受けないキャラクターで、まだ慣れませんが、エステルの造形は可愛いなと思います。

さて、発売前に次回作の発表があると言う、レジェンディアのような扱いを受けてしまったラタトスクの方は、なかなか新情報が出てきません。
OP「二人三脚」が発売延期だそうで、ラタトスクの開発自体が難航している為と言う噂もありますが、はてさて。