• 2009年登録記事

ドリトル先生航海記

序盤の展開を全然覚えてなかったので、裁判だとか密航の話は新鮮な気持ちで読みました。
ただ、全体的にあまり好みではありませんでした。
第一に、スペインの闘牛を止めさせる件が、あまり好きではありません。動物愛護自体は結構ですが、闘牛関連で職を得ている人だっているだろうに、代替なしにそれを取り上げるのは如何なものか。と、務め人は思うわけです。
ダブダブの扱いは、可哀想な気がしますね。完全に家政婦扱いされてますよ。彼女が他にも選べる道はあったけれど、これが楽しいからやってる、等のエピソードがあればまだ救われるのですが。
ところで、2年間の助手採用と教育の約束が、結局2年ポプシペテルに居て、しかもその間、先生は王様業をしていたとなると、トミーの教育はまったく進んでないのでは……?

ドリトル先生の郵便局

前巻で批判的な印象が強く出たのですが、3巻は面白かったです。
話自体はエピソードを繋いでるだけの面がありますが、そういう脱線が楽しい。要は、動物のエピソードが好きなんだな、と思います。
初読の時は、亀の語ったと言う話こそ知りたいのに、作中で明かされずヤキモキしたのですが、再読だと後の巻で読めると分かっているので、不快にならずに済んだのも大きかったと思います。
ツバメの親分スキマーが格好良いですよね。
一方、人間で一番好きなキャラは、今のところココ王になりました。

091028.jpg

盆に観劇しているので、整え直された鬘のパターンで観劇している筈ですが、初日(舞台稽古含む)の髪の毛がボワッとしている茨木の写真を見慣れた後だと、不思議なほどDVD茨木が小綺麗に感じられて、面白いなぁと思います。

イラストは、己の中の鬼性に目覚めた瞬間の茨木。
「萱野が逃げたぞ!」と告げ口した茨木が、嗤っているように見えて、とても哀しい。
取り急ぎのラフですが、思ったより茨木って描き易いかもしれません。

大空祐飛のコスプレ物は、三次元の住人なのに、なぜか二次元風の髪型になるのが面白いなぁと思います。
そして、見事な三白眼に惚れ惚れします。

本誌(ガンガンYG)掲載分とコミック版の比較、ジャガン編です。
今回は完全に描き直されてるコマがあったので、変更点をまとめたのに本誌が捨てられません……

※以下、ページ数は「Returns」準拠。効果線の追加は割愛。

問題の描き直しは、これ。

  • P.122 ジャガンのメラゾーマ防御後コマ描き直し

具体的には、下記の通り(連載時→コミック)です。
 ジャガン:後ろ向き→前向き
 竜王:コマ左側→コマ右側
 グノン:なし→コマ左側
コマ左上に描かれたメラゾーマの爆発描写は修正されていませんが、キャラの配置が変わった事により、連載時の状態だとジャガンが手前に弾いた形になっていたのを、背後に弾いた形に変化しています。

多い変更は下記。

  • フォント種類・サイズ変更(P.78、117、125)
  • 台詞・擬音の位置変更(P.82、P.83、P.84、122)
  • 異魔神台詞や心の声に枠追加(P.83、84、113)

描き足し

  • P.95 リルパの汗が増加
  • P.98 通路にスライム出現
  • P.105 回顧コマにゴルゴナが追加
  • P.120〜121、124〜125 ジャガンの腰に剣追加

スライムの描き足しは、コミック収録のおまけ追加と言うか、遊び心みたいですね。この調子だとカダル編にもいると思われます。
まぁ、ローラン城はどこにスライムがいても奇怪しくないので、3編の中では一番違和感のないスライム出現だと思われます。

その他修正

  • P.82 グノンがコマ一杯に拡大され、余白が減少
  • P.85 ハルバートの剣首が修正
  • P.107 ローラン王を白髪→トーン修正
  • P.125 血飛沫を追加
  • P.128 刀身の太さを修正

久し振りに読み直して、ジャガンの魔人王時代の隈が浮いた眼(笑)が好きだなぁと思いました。黒髪ver.アランに足りないのはこれだ!と提唱してみます。

 けれどそれより目を惹いたのは、温かい印象がある茶色の瞳。目尻が少し下がったその瞳を見ると、厳ついと言うよりは優しそうな、どことなく世間ずれしていないお人好しな性格が透けて見える。
――未発表作「彼らのはじまり」より

……と言うことで、数年ぶりのAKCキャラトークは、イクスことイグゼフォム・カルバニル語りです。

イクスは、比較的初期から不運キャラであることが決まってました。
彼の「不運」を物語に組み込む時には、注意している大きな特徴が二点あります。
一つは、彼自身がミスを起こすのではなく、本人の行為と無関係に天からもたらされること。要するに、周りに迷惑を掛けられるポジションだと言うことですね。
もう一つは、不幸ではないこと。
運の悪さに悄気ることはあっても、それが原因で不幸せだと本人が思う人ではないのです。
このさじ加減が難しくて、あまりキャラクターが固まってなかった初期の作品では、不幸描写してることがあります。リライトで書き直したい点のひとつです。

武芸に優れると設定しておきながら、私にとっては「なんでも3番目」くらいの雰囲気があります。
不運に見舞われてキメられないことがあるからでしょうか。
TRPGキャラクターなら、“一定時間ごとに六面ダイスを振って、2以下が出たら”ファンブル表を振るなどの特殊設定がついてるんじゃないでしょうか(笑)。
でもそんな「能ある鷹だけどペリカンみたい」な雰囲気が良い奴だなぁと思ってます。

ハロウィンタウンまで終了。
割と順調に進んでいて、レベル的には折り返し過ぎたくらいだと思うのですが、その気配がないの何故でしょう。

モンストロ
ピノキオの心が無くなっただの、良心が残ってるだのと言う話は、何処かでイベントを素っ飛ばしただろうか?と思うくらい唐突な流れでした。
リクは造形がソラより大人で、冷静年長者ぶってるから分かり難いけれど、やっぱり「子供」なんですね。

アトランティカ
ソラたちが人魚変身すると、HPゲージに表示されているイラストも変化するんですね。TOVで姫姿のエステルが戦闘参加する時、髪型が違うので顔グラがシルエット状態になる仕様にガッカリだったので、これは嬉しいところです。
また、全員が人魚ではなくて、グーフィーは亀、ドナルドは蛸なのがおかしかったです。

そういう作りは褒めつつ、辛口を一つ。
操作に慣れるまでが非情に辛いマップでした。
どうして、操作ボタンの×が上昇で、□が下降なの? KHの基本操作は、画面と操作キーの向きが全部一致していますよね(アナログスティックを向けた方に移動する。自視点の場合は、上入力で上を向き、下入力で下を向く)。だとすれば、キー配置が一番下の×が下降、一番上の△が上昇にすべきだと思います。
そしてマーメイドキック(×連打)を空いた□に割り当てれば、間違って上昇するつもりでマーメイドキックすることがなくなりますよね。
直感的に移動できないので、ストレスが溜まりました。泳いでる内にどの方向か分からなくて、かなり迷っちゃったし。
現時点で、もう一度は行きたくないマップNo.1です。

ところで、アリエルは海王の娘なのに「プリンセス」ではないんですね。どこから「プリンセス」で、どこから違うのかな。
あと、山寺宏一氏はKHで何役やってるんですか……?

ハロウィンタウン
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」は未見ですが、面白そうですね。根強いファンが多いと言うのも頷けます。
ジャックのキャラが強烈。但し、彼を敵と見間違えてしまう事が何度かあって困りました。丁度このマップに登場するハートレスと外見が似てるんですもの。
ブギー1戦目は、倒し方が分からず、たまに床が上がる時があって2回程は直接攻撃できたですが、後少しでどうにも進まなくなり、回復までする事が判明したので、思い切った「エーテル注ぎ込み連打サンダー」でトドメを刺しました。
2戦目の後、ブギーの家が消滅しちゃいましたけど、赤トリニティは訪問時にやっておかないともう制覇不能ですか? 後でドナルドを連れて来てやろう、と思っていたらこんな事に!
ちなみに、ここでも引き続きソラたちの外見が変化。こういうポイントはとても楽しいです。

それにしても、ルート進行をプレイヤーに委ねているので、物語が少しブツ切り感だと思います。
例えば、リクとあんな風に別れて、カイリの状況も聞いたのに、ソラは目の前の事にしか対処してない。これでは「もうカイリの事はどうでもいいと思っている」とリクが感じるのも仕方ないですよ。
博士の「心」製作の時は、「それでカイリも目覚めるかも!」くらい言っても良いなぁと思いました。勿論、モンストロを経ずにハロウィンタウンに行き着く可能性があるので、出来なかったと言う事は分かっています。
結果、次のワールドも、話は先に進まないことが分かってしまうのが残念ですね。