• 2009年登録記事

皆川亮二作・漫画「ARMS」全22巻読了。

最終巻は、ちょっと顛末が見え過ぎていてダレたかな?と思いますが、主人公たちの成長物語としては面白く読了しました。
唯一残念なこととして、カツミが魅力的だと思えませんでした。特に、序盤のやりとりでは涼とそこまで気持ちが通じ合ってるように見えなかったので、キーキャラクターには役者不足だったと感じます。
覚醒編の鐙沢村では思い切った展開だなぁと思ったけれど、生存確認してからは、絶対死なないだろうと認識してしまったので、ハラハラ感がなかったのが原因でしょうか。
それを言い出すと、主人公が最強設定なのでどんなに追い込まれても「最後は勝つ」のが見えていたのですが(※)。

主人公が圧倒的な戦闘能力を持っている巻き込まれ型と言う点から、なんとなく「トライガン」を思い出すこともありましたが、より少年漫画の味が強いでしょうか。
私がそう感じた要素は二点あります。
ひとつは、戦うごとに仲間が増えること。
もうひとつは、戦う相手は常に「前回苦戦した敵は、完成品である自分達を生み出すための実験作」と言うスタンスでインフレが続く仕様。
それに、戦闘に参加する仲間キャラほど死なないので(協力者や保護対象はかなり死んだけど)、描写が凄い反面、戦闘の印象はそこまで凄惨になりませんでした。

一般人代表みたいだった巴武士が、実は一番凄いキャラだと思います。
最初から武術や戦術を叩き込まれてる涼や隼人はともかく、普通に暮らしていた武士が、意志一つで成長してますよね。しかも性格が優しいと言うプラス要素付き。展開上、アリスを連れ出した功績も凄い、と非の打ち用がありません。
アルも好きなのですが、エグリゴリ時代の悪事をジェフに押し付けて、いいところ獲りした感は否めないです。最初から主人公寄りだったユーゴーやバイオレットと違い、仲間になるとは思ってなかったので、余計にそう感じます。
主人公の両親が最高に強くて、しかも最後まで死なないのは驚きました。

ところで、コウ・カルナギは救済されたけれど、ユーゴーとテレパシスト対決した女性の方は、あのまま使い捨てだったんですね。

※主人公が勝つのは当たり前なのですが、それが最初から明確だと戦闘シーンが冗長になってしまいますよね。
最初の隼人・アル戦までは、ジャバウォックが最強設定と分かっていなかったので、戦闘に緊張感があったのですが。

聖竜騎士団100年の戦い終了。

96年に予定通り魔女キキ(26-38)が入団。
これで入れ替えは終わりと思っていましたが、97年に登場したマリク(21-28)がロレンツォを上回る能力値だったので、人間関係が少し勿体なかったのですが、入れ替え。年の離れた兄マルクとコンビを組ませた所、兄に認められようと密かに修行する可愛い弟の姿を見る事が出来ました。
魔女アイと聖騎士マルローネ、魔女姉妹マキとキキに精霊インフェルノが降臨。5組の親友関係が築けたので、かなり良い方ではないでしょうか。

98年に、遠征に出て、そのまま最終戦へ挑戦。
途中、回復の泉に2回浸かってみたのですが、絶好調状態にはなってくれないのですね。

隊列は、下記の通りノーローテーション戦法。

隊列

1ターン目で石化した上に、2ターン目開始時点でアイ&マルローネの精霊インフェルノ攻撃(428ダメージ)でトドメを刺すと言う、ザイ=アングレアに一切行動させない必勝戦術。
インフェルノのダメージは記録に残るのでは、と期待しましたが、意外にも歴代3位でした。強者ランキングも白竜騎士団の面々が丸々残ってるし、前周の方が隊員作成は巧くいってたと言うことでしょうか。
でも今周が凄く楽だったのは、アイテムの御陰があるでしょう。特に、全能力を底上げする「シロンの指輪」の御陰で、弱い団員が早期から活躍できた事は大きな財産でした。

さて、3周目は「神託の盾騎士団」の(巫女)ユリア・ジュレ隊長なんて如何でしょう。ちょっと検討中です。

95年293日まで到達。
次回、最終戦に挑みます。騎士団の最終メンバーは下記の通り。
友情関係が3組成立、2組が控えている状態です。

【隊長家】
聖騎士 アーリア・オルクメイト 15歳(16-31)
母親から最後の襷を渡された新人隊長。
聖騎士としての力も及第点だが、歳の割に落ち着いた采配で隊員の信頼と期待を集めている。

【セキグチ家】
魔女 アイ・セキグチ 36歳(26-41)
74年に一度若返った魔女。現在騎士団最強(227.5pt)。また、多くの有力な団員を産み、聖竜騎士団後期を支えている人物。
しかし、当人は先年まで騎士団最強だった聖騎士マリーズ(308pt)に比べると、見劣りする自分の力に無力感を感じている。マリーズに代わって入団した彼女の娘マルローネの将来性を高く評価しており、年齢を超えて強い友情を感じ始めている。

魔女 ミキ・セキグチ 26歳(23-35)
アイと前夫の間に産まれた天才にして努力家の魔女。母の若返り以前に産まれたが、師について教え学んだ成果で、現在は母に劣らぬ攻撃補助力64を誇る。
出会った当初から運命を感じ、約200日後には精霊アマノミツルギを降臨させたほど強い絆で結ばれた親友キクがいる。

魔女 マキ・セキグチ 15歳(25-31)
隊長アーリアと同じ日に産まれた従姉妹。
魔女にしては珍しく引っ込み思案。幼馴染みと母親は騎士団の重鎮であり、異父姉妹のミキとはこれが初対面とあって、今は打ち解ける相手がおらず、一つ年下の妹キキの入団を心待ちにしている状態。

【騎士団員子孫】
剣闘士 ライエル・ミルラナス 30歳(32-35)
騎士団内でゆっくり育てられた逸材。
腕っ節が強く、性格は豪快、好物はイノシシの丸焼き、と絵に書いたような剣闘士。だが、忍者の叔母の指導が功を奏したか、職種にしては素早さが高い。この結果、騎士団の宝・蛇の牙は彼に譲り渡され、多くの遠征に貢献した。
魔騎士エミルとは固い絆で結ばれており、精霊ユニコーンが降臨している。

忍者 キク・ミゼーリン 16歳(21-44)
有能な忍者。寡黙で、余り他者と離さないがミキとは出会った当初から通じ合えた。妹ヒナと異なり、より攻撃補助に長けている。
94年に、親友ミキから推薦と奨めを受けて若返りの泉に浸かる。

忍者 ヒナ・ミゼーリン 23歳(20-43)
現在、聖竜騎士団随一の攻撃力を誇る忍者。姉に比べると感情表現豊かで、思った事を直ぐに話すタイプ。
共に精霊アマノミツルギを降臨させた親友イルヴェラの能力を本人以上に評価している。

魔騎士 エミル・クレイモルン 19歳(27-27)
姉を頼って騎士団に入団するつもりが、蓋を開けてみれば姉は加入していなかった為、志願したは良いものの、しばし身の置き場に困っていた。
ライエルに面倒を見てもらっている内に、強い友情を築く。

騎士 マルク・ウェンガッタ 18歳(22-30)
温厚で料理の腕もなかなかの騎士。
従兄弟のロレンツォとは気付くと並んで隊列を作っている。

騎士 ロレンツォ・ウェンガッタ 17歳(20-23)
騎士ながら、口が悪く、他人を護るより自回復の方が得意と言う利己主義な男。
従兄弟マルクには友情を感じているが、肝心のマルクにその気持ちを理解されていない部分があるため、精霊降臨を心待ちにしている。

聖騎士 マルローネ・メルヴァイク 17歳(24-31)
歴代でも一、二を争う強力な団員だった母の才をそっくり継いだ若き聖騎士。
聖騎士の常で規律には厳しいが、吟遊詩人の“勇敢なる聖騎士の伝説”に思わず涙するような豊かな感受性を持っている。

【志願者】
ヴァルキリー イルヴェラ・オンディガッタ 22歳(26-31)
一般志願者ながら、秘めたる弓の才を当時の団長に買われ入団。
当初は「いないよりマシ」と自分で自嘲する程度の貢献しか出来なかったが、経験を積むほど能力は花開き、今では聖竜騎士団に欠かせない一流の弓使い。
騎士団の子供ヒナとは、互いに能力を認め合う良き親友。

魔女 ミルキット・ヴェルマク 27歳(28-37)
非凡な能力を持つが、聖竜騎士団に多数の席を置くセキグチ家の魔女たちの影に隠れ、今ひとつ活躍出来ていない。

88年1日まで到達。あと1、2回で最終戦に辿り着きそうです。

アリア隊長の指揮下、世界は比較的平穏に過ごしており、困った事と言えば、遂に訪れた深刻な弓手不足と、使える子供が意外に産まれてなかったと言う……実は最も重要な10年先のことであります。
弓手確保の件は、アルスとローズを近付けたり、キクにステファーノへ告白させたりしたのですが、全て遅きに失しました。
なお、前回の記事で最終戦に参加可能なメンバーに魔騎士アロンをあげていましたが、大間違いでした。

今回は、アロン隊長の元で安定したチームを組んでいた隊員が、続々衰退期に突入。
しかし70年代は結婚連発したのに子供が今ひとつ産まれなかった次期のため、巧く代替わり出来ず、衰退期のメンバーが常に数名発生している状態に。
子供の入団と、志願者の入団で最後には全員成長期かピークの状態に揃えましたが、この段階で酒場メンバーを集めてる辺り、ちょっと不安になってきます。

人の出入りは、下記の通り。
84年 魔女ミキ(23-35)入団。イガーナと入替。
巫女の子供は最後まで産まれませんでした。その代わりに何らかの加護があったのか、同年の遠征後、キクとミキの間に精霊アマノミツルギが降臨。確率が低いのに、一発で決めてくれた素晴らしい絆に乾杯です。
84年 ピーク残5年の中継ぎアーチャーが、ローズと入替で入団。
86年 志願者からピーク残8年の聖騎士と、成長期が長く将来が楽しみな若い魔女が、マール&ツルギと入替で入団。
87年 忍者ヒナ(20-43)入団。ステファーノと入替。
彼女は1歳違いの聖騎士マルタとコンビを組ませて、出来ればファフニールを召喚してもらおうと思っていたのですが……
88年 聖騎士マルタ(19-19)不加入。
肝心のマルタがまさかの、短命。父親ガマルギアの成長期の短さと、母親マリアのピーク期間の短さと言う、一番組み合わさってはいけない所を引き継いでしまったようです。最終戦に挑めない面子をこの段階で入れても仕方ないので、弟エミルに期待して泣く泣く見送りました。
88年 酒場で15歳ヴァルキリーを見付け、将来性に掛けて中継ぎしてくれたアーチャー・イルヴェドと入替。
現在最強を誇るマリーズがいなくなると、中衛が一気に弱くなる恐れがあり、70年代後半に産まれた魔騎士エミルと聖騎士マルローネに期待です。後は、疲労が怖いので、もう一人弓手を騎士団内に入れておきたいですね。

今回のプレイ中に誕生した、最終戦までに加入する子供たちは下記の通り。
 80年 聖騎士アーリア・オルクメイト(ルラフェンとアリアの第1子)
 同年 魔女マキ・セキグチ(アロンの第1子・アイの第2子)
 81年 魔女キキ・セキグチ(アロンの第2子・アイの第3子)
 82年 騎士マリク・ウェンガッタ(マーロとマリーズの第3子)
アイの子供は3人魔女姉妹になりました。第4世代最強のマリーズ最後の子供が騎士になってしまったのは、ちょっと残念。騎士は2人はいても良いけれど、3人はいらないよなぁ……。
最終戦以後に産まれる事になる子供も、一応覚え書きしておきます。
 87年 祈祷師アノルド・アシャマド(ルラフェンとアリアの第2子)

今日は、渋谷VIRONで「ヴィロンの朝食」を再び食べてきました。
東京は連休で人が少ないのかと思いきや、大変な混雑で、朝食オーダーにギリギリ滑り込み。凄い人気ですね。
饗されたバケットが硬くなっており、焼きたて状態じゃなかったっけ?と少し残念でしたが、デニッシュは独特のサクサク生地で相変わらず美味しかったです。
普段は付けないジャム類も、ここぞとばかりに塗ってしまいますね。
お腹一杯、幸せな朝でした。