• 2010年登録記事

生胡椒のふわふわ杏仁豆腐@胡椒饅頭PAOPAO
http://r.gnavi.co.jp/a424601/

店名の通り、胡椒をふんだんに効かせた料理がメインの中華。
駅から少し外れている為か、客はあまり多くありませんでしたが、気軽に食べられるお値段にボリュームも味も充分な内容と、満足のいくものでした。
しかしデザートにまで胡椒とはどういうことなのか?と期待半分恐怖半分で食する事に。

色味がやや黄色く、揺らすとプリンのようにぷるぷるしていましたが、味はしっかりとした滑らか系の杏仁豆腐。
上に生クリーム、黒い生胡椒、ピンクペッパーが乗せられていて、甘いのに胡椒の辛さと塩っぱさがあり、後味がピリリとするのが強烈でした。
塩チョコレートだとか、塩キャラメルが流行った時期がありましたので、その系統だと思えば許容範囲でしょうか?
私は、正直なところ杏仁豆腐だけ食べたいな〜と思ってしまいましたが、「甘党だけど途中で口をすっきりさせたい」と言うタイプの方なら病み付きになる一品かも知れませんね。

三浦しをん著「人生激場」「仏果を得ず」「まほろ駅前多田便利軒」の三連発。

良い意味でも悪い意味でも、すべて大変軽くて読み易い作品でした。
記載の順で読みましたが、順番は失敗だったかも知れません。
と言うのも、最初に読んだエッセイ「人生激場」のせいで、肝心の小説作品の方を「BLっぽい……」と思いながら読む羽目になってしまいました。
取り上げているエピソードの半数程は共感するところが分からなかったのは、年代の違いでしょうか。

「仏果を得ず」は文楽に青春を捧げる若者の物語。かなり下調べをされたのでしょうが、文楽の世界の裏側が覗けて面白かったです。
現代の日常生活から、文楽の表現のアプローチを学ぶと言う展開は、演劇物などで良くある展開だと言う事もあり、あまり馴染みのない文楽の世界にすっと入っていけました。
文楽の名作が多々紹介される点も、勉強になりました。実際に観てみたくなる読了感も、演劇物と似てるかな。

「まほろ駅前多田便利軒」は、男二人の友情と再生の物語。直木賞を穫ったのはこの作品で、漫画にもなっているんですね。むさ苦しい同居生活を描きながらリアル感が薄く、ファンタジーになってるあたり、漫画的なので良いメディアミックスではないかと思います。
過去の事情から生じた感情を描写しながら事情には触れず、後から明らかにすると言う手法が、読み手の苛立ちでなく想像を掻き立てて先へ読み進めさせる動機になっている辺りは、見習いたい点でした。
裏稼業の人物を肯定的に描写されているのは、キャラとしては好感が持てても、多少疑問を感じる部分でした。が、ルルとハイシー(って、今気付いたけれど市販薬の名前?)のキャラは結構好きです。

パセラに行ったら、戦国BASARA3コラボ中でした。

http://www.paselabo.tv/game/sengokubasara3/index.html
今日から後半戦日程でメニュー変更されていたので、味の前情報なしでチョイスすることに。
独眼竜政宗氏の「クレイジーストリーム」を頼め、と指令を受けたので選ぶ余地なくそれを注文しました。六爪に見立てた黒い菓子が刺さっていますが、これがなんとチョコ棒ではなく、ポッキーのチョコのついた側を上にした状態でした。
クリームが重そうなので甘いのかと想像しつつ飲んだところ、実態はいつだったかの「ジーニアスミルク」@ufotable cafeと同じようなミントカクテルでした。しかもかなりキツい味だったので、飲み切る自信がなく、友人の「号哭」と交換して貰いました。こちらは珈琲ゼリー入り珈琲と言う感じ。
ちなみに、一番真っ当そうな「大烈火」は売り切れていました。

ちなみに、カラオケの方は決まった順に「あいうえおかきくけこ〜」と歌詞の名が続くように選んでいく縛り(前の人が歌い切る前に入力しないと負け)で開催する事になり、非常に苦労しました。
「に」とか「ぬ」とか、歌える曲が見当たりませんでしたよ!

ベニー松山著「風よ。龍に届いているか〈下〉」読了!

扉を開くと、突然短編「不死王」が挿入されているため、少し悩みましたが、作者推奨の読み方なのだろうと言う事で、逸る心を抑えて収録順通りに読みました。

結論から言うと、面白かったです。
さすがベニー松山と言うところか、上巻は壮大な伏線で、下巻で一気に回収する展開は圧巻でした。
躊躇していたホラー具合ですが、上巻が妖獣優位だったのが、下巻では冒険者たちが反撃する感じなので、予想したほど怖くありませんでした。むしろ、爽快な戦闘が多かったように思います。
要所で匂わされていたアドリアンの正体を先ず読者に明かした上で、彼を一旦退場させたのは、戦闘の緊張感を出す為の巧い展開だなと思いました。
また、侍ハイランスがパーティ加入したのは、嬉しい要素でした。やはりウィザードリィの花形職種ですものね。

実質前作である「隣り合わせの灰と青春」との関わり合い方が絶妙で、前作も読みたくなります。

ちなみに、読了後にゲームシステムを調べ、ザザ(僧侶)が馬小屋で寝泊まりする理由が分かって笑いました。
ファンタジー作品としても二次創作としても、非常に内容の濃い、大変お奨めの一冊になりました。
……これで、上巻の妖獣描写の気持ち悪ささえなければ……。
あと、個人的にはジヴ視点でない時の文章のフォントが、ちょっと読み難かったです。

商業舞台の世界も、新しいコンテンツが生み出せないようで、一巡し終わった舞台をやり直すようです。

「テニスの王子さまミュージカル」2ndシーズン。
http://www.tennimu.com/

不動峰に、前シーズンでは存在しなかった内村と森がいる!

新「ROCK MUSICAL BLEACH」公演。
http://rmbleach.com/

テニミュは以前から定期的にキャストを入れ替えていましたが、BLEACHは今回初めてキャストを一新する模様。シナリオも、原作をなぞるのでなくオリジナル脚本になりそうですね。
主人公・黒崎一護役はオーディション。
公式サイトで「募集する役柄」のところに書かれている「霊感が強い以外は普通の男子高校生。正義感が強く、家族思い」と言うキャラ説明を、募集人材の要綱だと思って「とんでもない企画だ」と思ってしまいました。

テニミュは相変わらずマーベラスで、ある意味安心ですが、新BLEACHは東宝なんですね。どんな舞台になるのか、実に謎です。
土屋氏のギンが目当てだったので、キャストが変わってまで見に行くか、と現時点では回答し難いですが、どういう役者が集められるのかは興味があるので、ちょっと情報は追ってみたいと思います。