• 2011年登録記事

今まさにプレイしているPSP「勇者30」ですが、今月末からXbox LIVEアーケードで配信されるそうです。
「HALF-MINUTE HERO -Super Mega Neo Climax- (勇者30)」
http://www.mmv.co.jp/special/game/xbla/half-minute-hero/jp.html

画面はカートゥーン風。戦闘システムは「勇者30」に統一なんですね。
個人的に「魔王30」のシステムがかなり気に入ったので、システム統一は勿体ない気がします。でも一つのゲームとして観たら、一本化した方が正しいかな。色々なゲームが遊べると考えれば楽しいけれど、逆に考えれば、いちいち各ルールを覚えないといけないですし、中には気に入らないシステムもあるでしょうからね。
しかしこうして統一できるのであれば、なぜオリジナル版「勇者30」は各モードごとにシステムを変えたのでしょう。思い付いたネタが勿体なかったのかしら……。

「最終封印」戦闘描写をテーマにしたキャラ語り第9弾、遂に父子です。
この二人は切り離し難いため、まとめて語りたいと思います。

本作は親父越え企画ですので、クラトスはロイドから見て遥か彼方に高くそびえ立つ壁として存在してもらいます。
その壁は、最初は頂上などないように見えますが、やがてある程度の高さがあり、辺りを見渡すと、同じか、それより高い壁も存在する事が分かるでしょう。
それでも、ロイドが越えねばならない壁は、その一枚だけなのです。
そんな視点を考えていますので、今は、戦神の称号に相応しく、神の如く強いクラトスを思う存分書かせてもらっています。ファン故にそういう描写は少し気恥ずかしいのですが、ロイドが成長すれば「神様じゃない」クラトスの、本当の強さが描写していけるはずです。

クラトスは目標点であるため、作中で強さが変動することはない予定です。
対するロイドは、その目標に向かって成長していきます。
連載の現時点では、エクスフィアの御陰で戦えるだけで、剣技は未熟だし、周りも見えていません。しかしシルヴァラントの旅には、クラトスと言うフォロー&指南役がいます。失敗を恐れず挑戦できる、成長に最良の環境です。更にロイドには、教わった事を模倣するだけでなく、自己流で飲み込んでいくセンスがあります。現在炎の封印戦を書いていますが、次の水、風と書く時にはまったく違う戦いになっていくでしょう。
また、戦闘能力と直接関係しませんが、ロイドは「ドワーフの子」ですから、得物の手入れは丁寧だと思います。そういう日常を描くことで、逆に心が揺れている時は手入れも乱暴だったりし忘れるという描写ができそうだな、と楽しみにしています。

ロイドは主人公だけあって、ゲーム上で習得できる技の数が膨大です。彼の性格的にも、多彩な技を編み出したり、組み合わせを考えるのはとても好きそうです。その表現として、習得できる技は出来る限り作中に盛り込むつもりです。
クラトスは魔術も使いますが、基本は剣の人と思っています。元々が剣士のはずですから、剣に重きを置く意識がありそうです。魔術は回復用と、好機を作る為の道具と言う認識です。
そういうクラトスの考えが現れているコンボが、グレイヴ→瞬迅剣→風神剣→風雷神剣、だと思います。派手さ、面白みはないけれど、極めて合理的な戦い方です。
好対照な二人だけに、共闘させたり、戦わせるのが実に楽しみです。

110608.jpg

PSP「勇者30」を始めました。

開始時点で選べるモードは、「勇者30」「魔王30」「王女30」の3つ。
女神歴に沿って遊ぶのが基本かな、と思ったので「勇者30」をプレイしてみました。普通難易度で一応クリア。
クリア時点の成績は下記の通りです。
 トータルランク バランス勇者
 女神の部屋(収集率)58%

正に「発想の勝利」なゲームですね。
シナリオは、とにかく「時の女神」の性格が強烈で、これを受け入れられるか否かで評価が変わりそうです。
分岐点が意外と豊富にあるのは楽しいけれど、最終的には同じ結末なのかな?
一応、今回通らなかった道も徐々に埋めて行こうと思っています。

システム面。
最初は体験版で遊んだ「勇者30 SECOUND」との違いに戸惑いましたが、クエストを進める内に直ぐ慣れました。
個人的に一番の違いだと思ったのは、「SECOUND」にあるクエスト間の冒険がないこと。結果として緩急の内「急」だけで構成されていて、サクサク遊ぶ面白さはあるのですが、コツコツ積み上げる要素は薄いですね。

1周計30のクエストの度に、タイトルとスタッフクレジットが出るのは演出として冗長に感じました。早送りやスキップはできますが、操作が「START」「○」ボタンに分かれているのを統一して欲しいです。
あと、「呪いと勇者」の回でタイトルを飛ばしたら、その次のイベントシーンも早送りされました。他の回はタイトルと最初のイベントが分離してるのに、此処だけ演出が繋がっていたためでしょう。飛ばしたくなるような作りにしているのだから、注意して欲しいと思いました。
装備品がドットに反映されるのは純粋に楽しいです。ただ、手に入れた装備を勝手に装着するのは良いのですが、過去のクエストに装備を持ち込めないため、クエストに再挑戦する為にいちいち装備を設定し直すのが面倒でした。
また、イベント時にドットキャラをそのまま大きく表示させるのは、ワザとチープ感を出す目論見かと思いましたが、余り好みではありません。
読み込みはまったくなく、ストレスなしで遊ぶ事ができるあたりは、30秒のクエストと合わせて良いテンポでした。

基本は軽いノリでしたが、29話だけ重かったですね。しかしそんなシナリオでもテンポが早過ぎて、あんまりNPCに思い入れを作る間もなくオチまで突き進んでしまったなと思います。もっと前のクエストから登場させても良かったのでは。
EDはまさかの展開。まだ遊べない未来のストーリーで復活して、将来の助太刀を約束してくれた魔王様と共闘するのでしょうか。地道に女神歴を進めて行こうと思います。

本記事は、あくまで個人の使用感によるレポートです。商品に対する使用感や感想には個人差があるものとあらかじめご了承ください。
また、薬剤知識はないので、専門的な話も出来ません。

という事で、今回は初登場・千寿製薬株式会社の「マイティア美瞳」です(販売元は武田薬品工業)。
http://www.senju.co.jp/consumer/products/1187612_1345.html

以前から、目薬では珍しい真紅のパッケージが気になっていました。
目薬の箱といえば、清涼感を訴求した青、緑、白が主流ですよね。他に赤いパッケージを採用しているのは、ロート「リセ」、参天「サンテメディカル10」くらいでしょうか。

液の色は無色透明。
味は無味無臭。舐めてみると多少クール感が残りますが、ロート系よりも控え目です。
「涙よりも粘性が高い」という謳い文句については、液と涙を比較してみたところ、偽りでもなさそう。実際の注し感として「ドライEX」程の粘度は感じませんけれど、私には丁度良いくらいです。
疲れ目への効果は、清涼感で炎症を抑えている気がするかなという程度。それよりも、乾いた時に突っ張る感じがない点がポイントですね。仕事の合間にさっと使うのに向いています。
容器は、縦長タイプで15ml。この容器の形も、マイティア系目薬の特徴でしょうか。握りやすい点では好きです。

値段設定や注し感から考えて、麻生の印象としては「新緑水」と同じ程度でした。
液色が無色であることを重視すれば「美瞳」に一票でしょうか。

最相葉月「東京大学応援部物語」

「物語」と題されているため、小説かと思って読み始めたのですが、ルポルタージュでした。
万年最下位、連戦連敗の東大野球部を、凄まじい統制と訓練をもって応援し続ける応援部。そしてその中にあったドラマが垣間見えて面白かったです。
「応援する人間は、応援される人間より強くなければならない」と言う言葉が、個人的に重かったです。

私も、大学時代の一時、文化系でありながら並の体育会以上に統制が厳しい活動に所属していました。
統制の意義は分かっていたし、体育会系のノリ自体は嫌いでなかったのですが、尊敬できない先輩にも絶対服従しなければならない苦痛や、理不尽な「しばき」に対して理屈がつけられず、責任を果たした段階で辞めてしまいました。
この本を読んで、もし辞めずにいたら、また違う人脈と人生を得ていたのだろうかと考えさせられました。反面、辞めて活動を一つに絞ったから今の自分と友人がいるのだと考えると、人生をやり直しても同じ結論だったと思います。

比較的淡々としたルポは、平成14年秋神宮での東大勝利試合と、一人のリーダー部員の退部騒動でドラマに変わっていきます。
笠谷圭司が応援部に戻って来るのは出来過ぎていて、特に彼の過去や心理など創作的のような印象もあるのですが、彼が復帰した切っ掛けになる手紙が、差出人はそこまで深い意味で送ったわけでない辺りが、いかにも現実で、でも人の関わりとは、そんななんでもない事だ、と思いました。
ちなみに、年齢がバレてしまいますが、自分の大学時代と完全に被るので、知った名前が出て来る度に一々反応してしまいました。