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昨日(2013年9月8日記事参照)に引き続き、「テイルズオブ」シリーズとコラボレーション中の、ufotable cafe&diningの感想です。

夜は「TALES OF DININIG featuring TALES OF SYMPHONIA」開催中のufotable diningへ。
http://www.ufotable.com/dining/tales_10th_dining/

ufotable diningの方には、今回初めて赴きました。
新宿三丁目の比較的見知った区画でしたが、ビル外から地下に潜ったところにあるので、知らないと通り過ぎそうですね。地上から覗いた限りは、アニメ関連の食事処には見えません。
定員は26人。cafeは男性客も多いのですが、こちらはほとんど女性客でした。

今回は、OVAのタペストリーやポスターが飾られていて一面シンフォニア仕様。
各テーブルには、予約コースに応じたランチョンマットが置かれていました。
私が頂いたのは「テイルズ オブ シンフォニアコース」なので、OVAの複製原画ランチョンマットでした。
ちなみに、食事が運ばれてくる前に仕舞う方が多く、実際にランチョンマットとして使っていた席はごく一部でした。

コレット(ドリンク)

コレット

コレットをイメージした飲み物ですが、色はクラトスの羽色を思わせる水色。混ぜるともう少し薄い、セイジ姉弟の髪色に近い色合いでした。
味の印象は、薄いカルピス。氷が溶ける前に飲むのが良いと思われます。

ロイドとクラトスの苦手克服サラダ

サラダ

ベーコンチップがほど良い食感と塩気を効かせていたのと、メインのポテトサラダが丁度良い茹で具合で美味しかったです。
私は日頃ドレッシングを余り使わない方なので、ちょっとドレッシングが掛かり過ぎに感じましたが、これは個人差があるので仕方ないかな。

マグニスさまのロールキャベツ「この・・・豚がぁ!」

ロールキャベツ

なぜ、ここでマグニスさまが選択されたのでしょうか(笑)。
ミネストローネ仕立てで、たっぷりスープが入っています。見た目の割に、味は割と淡白で食べ易いです。
付け合わせのパンが香ばしく、食欲を誘いました。

コレットのフルーツ満載ケーキ

ケーキ

ロールケーキ2切れ。シンフォニアミート皿が使われています。
少しクリーム量が多いので、紅茶の支援が必要でした。

飲み物を注文すると、お楽しみ抽選くじ(ハズレなし)が引けます。
くじ運が非常に悪いので、ハズレなしは純粋に嬉しいです。
テセアラ編エクスフィア・エディションン第2巻の絵柄と、世界統合編エクスフィア・エディション第2巻の絵柄のポストカードを頂きました。テセアラ編以降はコレクターズ・エディションしか購入していないため、所持していないイラストが手に入ってラッキーでした。

久し振りに丸一日シンフォニア気分を楽しめました。
また、折角の10周年だから自分もなにかしたいなぁ、と感じたので、少しは執筆も頑張りたいと思います。

入間屋本舗の入間マコトさんにお誘いいただいて、「テイルズオブ」シリーズとコラボレーション中の、ufotable cafe&diningに行ってきました。

まずは「Tales of Cafe featuring TALES OF SYMPHONIA」開催中のufotable cafeへ。
http://www.ufotable.com/cafe/tokyo/gallery/toscafe/
シンフォニアモチーフのメニューを一通り頼みました。

DRINK:ロイド&コレット

ドリンク

ロイドをイメージしたグレナデンと、コレットをイメージしたパイン&オレンジのフルーティーな炭酸ドリンク♪

グレナデン・シロップは後に甘みが残るのですが、微炭酸の御陰か、すっきりした後味で美味しいノンアルコールカクテルでした。
コースターは、あるあるCity1周年記念のコースター絵をカラーにしたもの。
ちなみに、写真左は「ユーリ&リオン(殿堂入りドリンク)」です。こちらはかなり甘く、甘党キャラなので当然のような、クール&辛口キャラなので意外なような、不思議な感じでした。

FOOD:激アツ!ロイドとクラトスの親子丼

親子丼

ロイドとクラトスの2人をイメージし、サーモンといくらを使った海鮮親子丼。
サーモンに良く合うアボカド入り♪お好みでワサビをあえてお召し上がりください。

写真の通り、意外に野菜たっぷりで美味しかったです。
ロイドとカフェロゴのポップが突き刺さっていたのですが、食べる時は皿から退去させるしかなくて、ちょっと寂しかったかな。

DESSERT:コレットのフルーツタルト~クルシスの輝石添え

フルーツタルト

コレットが大好きなフルーツをふんだんに使ったミニタルト。
クルシスの輝石に見立てた葡萄とチェリーを添えて。

中はスポンジ生地になっているタルトに、クリーム、シロップ漬けの桃、冷凍ブルーベリー、冷凍ラズベリーが乗ったスイーツ。ソースは酸味があり、甘さだけではないので緩急織り交ぜて食べることが出来ました。
ただ、できることならば生の果物を使って欲しかったです。食べた時に冷凍の部分だけ食感に違和感がありました。

いつもの展示スペースには、寄せ書き色紙の原版や過去の各種原画が掲載。
寄せ書き色紙は、「色紙」といわれて思い描くサイズより大幅に大きかったので驚きました。

長くなりましたので、diningの感想は明日の記事に回します。

石川博品著「耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
本地民レイチは、親のコネで、連邦に連なる辺境国の王族が通う全寮制学校に入学する。学内では、本地民が運営する委員会と王国民が運営する防衛隊が対立していたが、レイチはクラスメイトである王国民ネルリ等と交流し、両者の仲を一歩改善した……かもしれない。

作者デビュー作にして、第10回エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞受賞作品。
本作を出版しようと考えた編集者は偉大だと思う、人を選ぶライトノベル。

ここまで僕の話、一切なし。
そりゃあ確かに村の児童委員は持ち回りだったから実績としてカウントされなくても仕方がない。でも、他にも訊くべきことはたくさんあるはずだ。たとえば、「あなたは脳内でどんなアルバイトをしていますか?」と問われれば、「はい、僕目当ての女の子で満員のアイスクリームパーラーで給仕をしています」とハキハキ答えてみせる。そんなアルバイトで貯めたお金で天体望遠鏡を買おうかそれとも無線機にしようか思案していると、委員たちは僕らを無視して話し合いを始めた。

万事この調子で、変態主人公レイチによるエッチな妄想と2ch系のオタク用語が入り交じった一人称で綴られます。
最初の内は読み難くて仕方ないのですが、レイチの妄想を適当に斜め読みでやり過ごせるようになると、ごく普通にクラスメイトとの親交や本地民と王国民の対立など、ソヴィエト共産圏風の全体主義下にある学校らしい独特の在り方が分かって来ました。
ただ、私には根本的な面白さがイマイチ良く分かりませんでした。一人称なのに、主人公の考えていることが読者にストレートに開示されない構造が面白いのかなと思ったけれど、短気な私には間怠っこしさの方が上回りました。

ソ連風の全体主義の世界における学園青春劇という、非常に独特な設定と、無二の作風から、合う合わないは別として面白い読書体験ではあります。
ケータイ小説のような内容の文章を「古文」として勉強している下りは凄い笑えました。

ナンジャタウンのテイルズコラボは、9月14日(土)〜11月10日(日)に実施。
意外に長期間ですが、そう思って油断している内に終わっていた、というパターンを過去に何度も経験している私ですので、どうなるか分かりません。

ナンジャタウン公式サイトで、先月末から特設ページが設けられています。
http://www.namco.co.jp/tp/namja/campaign/talesfanfes/

公式サイトでは「クラトスのチリソース餃子 その餃子の旨味……存分に味わえ!」(※)のビジュアルが公開されていなかったのですが、本日更新されたファミ通の方で確認ができました。
http://www.famitsu.com/news/201309/06039617.html
……ファンシーですね(笑)。

全体のメニューとしては、「エルとルルの仲良しジェラート」や「クロソフィームース」が、モチーフと表現が綺麗に纏まっていて良いなと思います。シンフォニアじゃないけれど。

(※)この台詞、表記上は「!」なしが正しいと思うのですが、さすがに10年経つと自信がなくなりますね。

ジェフリー・アーチャー著・永井淳訳「百万ドルをとり返せ!」

【あらすじ】
石油開発への投資詐欺に騙され破産した数学教授スティーブンは、同じ境遇の男たち3人を集め、首謀者であるアメリカの大富豪ハーヴェイから投資金額を取り戻す計画を立てる。

テンポ良く小粋な作品。
前半は金融的な話やハーヴェイが成り上がる迄の経緯で、本題が見えず少々退屈。騙された4人が集まったところからグングン面白くなりました。計画が巧く決まりすぎる感はありますが、お話として許容できる範囲です。
犯罪小説ではありますが、お互いに騙し合っているという要素と、作中でスティーブンが何度も言う通り「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく(Not A Penny More, Not A Penny Less)」取り返そうという趣旨、そして最後に待っている痛快なオチの御陰で、とても爽やかでした。

なお、あらすじを書くとなると、スティーブンの視点で纏めるのが一番簡単だったのですが、物語の流れから考えると、主人公は騙されたメンバーの1人である貴族青年ジェイムズかな、と思います。
最初はバラバラな4人が、計画を通じて段々親密になっていく関係性の変化も良かったです。