• 2013年登録記事

製品版を買う契機になった友人と、マルチプレイを体験してみました。
ちなみに、私はPSP(UMD)、友人はPS Vita(DL)と機種が異なりますが、すれ違い通信でもマルチプレイでも、なにも問題ありませんでした。
画質は、元々PSPソフトなので、PSPに最適化されていて、PS Vitaだとポリゴンの境目や色味が少し気になるような印象。

私の方が体験版で先に進んでいた分、MISSION選択は友人にお任せして、難易度5の後半で、同時または連続討伐タイプのMISSIONを中心に遊びました。
1人プレイで充分楽しめるゲームだけれど、マルチはマルチで非常に良く出来ています。
NPCと違い、積極攻撃を仕掛けるのでスムーズに倒せますね。
「分断して! って頼んだ瞬間にこっちに連れてくるなー」「ごめんねー」等とワイワイ会話しながら遊べて、生身の人が介する面白さを感じました。オンラインゲームだと文字を打ち込まないといけないけれど、携帯ゲーム機を持ち寄ってのプレイなら、直接口に出して戦略を立てていけるのも楽で良いですね。

不思議だったのは、クリアタイムが一緒なのに評価が異なる事があった点。評価は討伐時間で決まっていると思っていたのですが、各プレイヤーの行動内容も見ているのでしょうか?

五十音順キャラクター・ショートショート【ろ】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 労働を知らない手だ。
 娘の白い手を取り、ロクスはそんな当たり前のことを考えていた。
 天使が鍬を握って土を耕したり、冷たい水で洗濯をするわけがない。混沌の時代を逞しく生き抜いた地上の人間と違う、ただ美しいだけの手。
 それは幼い頃に教会に引き取られ、聖書より重いものを持たずに育った自分といい勝負だ。
 そんな彼と彼女の白い手だけが、癒しの力を宿している。
 ロクスはその奇跡を不思議に思った。
 己の手は、触れただけで他人の怪我や病を癒す。けれど、自分の痛みはどれほど触れても癒すことが叶わなかった。
 彼女の手は、誰も癒すことがないらしい。けれど、ロクスがずっと抱えていた痛みを、この手は溶かすのだった。

六根清浄の奇跡
……ロクス・ラス・フロレス(ゲーム「フェイバリットディア 純白の預言者」)


ロクスは割とロマンチストだと思います。
骨格がしっかりしているし、ロッドで殴るので、それなりの手をしてそうですけどね。労働階級とは違うでしょう。

難易度7終了まで。

これまでは戦闘中しか喋らなかった主人公が、イベントで喋りました!
きっと選んだボイスによって異なるんですよね。結構ボイスの種類と口調の違いがあったのに、凄いなぁ。前回、GOD EATERの主人公はソーマだと実感した直後だったので、余計に感動しました。

さて、そんな無口主人公ですが、いつの間にか少尉に昇格していました。
他のNPCを階級で上回ってしまったかと危惧しましたが、防衛班長のタツミも一緒に昇格していて、地味に嬉しかったです。ショートソード使い同士なのであまり連れ歩かないけれど、NPCでは一番好きなキャラです。
彼は、子供の部分と大人の部分が黄金比で共存していると思います。割と最初から好きでしたが、アーク計画で皆が迷っている中、「船酔いするから乗らねえ」と言い切っておきながら、他の者には「助かる方を選んで当然」と乗船を否定しない男前っぷりと、自分で言ったダジャレ(しかもくだらない)に感動してメモを取るアホっぽさで頂点に達しました。
防衛班第二部隊は、そんなタツミを筆頭に、ブレンダンの真面目っぷりも好きだし、カノンの「回復弾を撃とうとして銃口を向けたら、皆がステップで逃げる」という「あるある体験談」も楽しくて、皆お気に入りです。
一方の第三部隊は、リーダー就任以来、カレルとシュンの株が下降傾向でしたが、最近少し持ち直しました。
シュンは、難易度6で第一部隊の隠し事を「新作レーションを試食してる」と推理している姿に笑わせてもらったので。カレルは、唯一「アーク計画は正しかったと思ってる」と今も主張できる強さに、結構格好いい奴だなと見直しました。

BURSTのストーリーに突入した直後は、無印版を遊んでいたユーザーが勘を取り戻す為の軽いMISSIONが続きましたが、新アラガミが登場して一気にテンションが上がりました。
これまで登場したアラガミは、確かに形態や攻撃手法は違っても、間接の感じとかは全体的に似ていたんですよね。それが、新たに登場した「ハンニバル」は動きが凄く滑らかで、正に新種!

一方仲間の方も新キャラクラーが登場。レンは、とにかく可愛いです。もしかして、睫が確認できる唯一のNPCでしょうか?
回復弾をいいタイミングで撃ってくれるし、銃撃中心+新型というのもお供に向いていて、大いに連れ回しています。
※後発プレイ組なので、正体はそれなりに知っています。

「アラガミ同士の共喰い」は、リンドウがアラガミ化したものの、彼の本能としてアラガミを狩っているのでは、と想像しているのですが、ハンニバルが出て来たということは関係ないのかな?
リンドウの神機でアラガミを撃墜するシーンでは、「ロングソード使用率0なのに!」と思いましたが、そのままイベントとして消化されたのでホッとしました。

現在は素材集めの為、ひたすらセクメトを狩る日々で、ストーリーは遅々として進んでいません。

木場の「エノテカ ポポラーレ」で夕食を頂きました。
http://www.ide-sign.jp/kiba/shop/2529.htm

街頭の少ない暗い道の中、怪しげな細い階段を上がったところにある「こんなところでイタリアン?」という感じの立地ですが、中に入ると雰囲気のあるお店でした。それほど広過ぎも、狭過ぎもせず、適度に落ち着いています。私は冷え性なので、通気が良過ぎてちょっと寒かったかな。
料理は、量は少なめだけれど味は充分美味しいです。お手頃な価格なので、色々頼んで、ワインを片手にゆっくり楽しむ感じでしょうか。店員が気さくに相談に乗ってくれて、味の好みなどからお奨めしてくれるのは嬉しいですね。但し、ワインはハウスワイン以外ボトル注文なので、何人かで行きたいお店ですね。

五十音順キャラクター・ショートショート【れ】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 冷静だった。
 ――と自分の振る舞いを採点し、安堵したときだ。
「お前でも、王妃様には緊張するのか?」
 彼に見破られていたと知って、レイシスは秘かに驚いた。
 王宮内でただ一人、レイシスのことを友とかライバルとか呼ぶその男は、衛兵長でありながら剣より花束を持って歩いていることが多い、典型的な貴族である。今日は警備を兼ねているのか、立派な剣を腰に差していたが、藁束しか斬ったことがない剣が何の役に立つだろう。
 ある意味で彼は、レイシスが思う“インフェリアの平和”を証明する存在だった。呆れたり苛立ちながら、ほっと安心もさせられる。
 考えてみれば、彼の前では気を抜いて、心の鎧を外していたかも知れない。
 ならば彼が見破ったのではなく、自らが告白していたようなものだ。
「そうだな、緊張はするさ」
 仕方なく、レイシスは笑って認めた。
 でも、その緊張が心の奥に潜む憎しみを抑える為であることは、墓の底まで持っていく秘密だった。

零下の憎悪
……レイシス・フォーマルハウト(ゲーム「テイルズオブエターニア」)


本当はロエン様に「ろ」のお題で登場して頂く予定でしたが、その前の「れ」で苦戦して、TOEを使ってしまいました。
レイシスは、母親を愛していたようだから、本心では王妃を憎んでいたのではないかなと思います。ただ、復讐しよう等と考えるタイプではなかったので、ただ何時までも消化できない憎悪があるだけ。
レイシスみたいな出来過ぎた人物は書き難いので、ロエン様を書きたかった(苦笑)。