• 2013年登録記事

クリアしました。
天使はレベル28、AP4999。最終戦の勇者はロクスLv62でした。
作中時間で3年あると思い込んでいましたが、実際は2年のプレイ期間でした。ちょっと早回しで遊び過ぎたかも知れません。

前回、イベントは順調にこなしていると豪語しましたが、ルディとアイリーンのイベントが色々抜けていたようです。ルディ用の事件で登場した敵サヴィオとの因縁が分かりませんでした。サヴィアの兄か弟だったんでしょうか……?
また、アイリーンの姉関係の話題を全然把握していなかったので、セレニスはレイラで挑んでしまいました。アイリーンがフェインのことを語っていたけれど、私は一度も会っていないキャラクターなので、某かの関係があったのかと驚いたくらいです。
また、勇者の個別イベントは見落としても仕方ないと思いますが、天竜という単語は「復活の儀式」イベントで初出したのに、天使が既知のこととして語っていて苦笑しました。正に、「知っているのか、ラビエル!」という感じ。

そんな中、ロクスとクライブは、それぞれの物語を破綻なく追うことができました。
ロクスの事件で関わってくるヴァイパー(クラレンス)がお気に入りです。わざわざカードで攻撃する専用グラフィックまであることに、スタッフ愛も感じました。

タロット
(画面注釈)「伝説のオウガバトル」を思い出す演出。

一方、クライブの因縁の相手レイブンルフトは、唯一「第二形態」があるボスで斬新でした。
過去の話は、妖精から伝聞で聞いただけなので、もう少し知りたかったですね。その時も、天使がいて、サタンを倒したのかな?

最終決戦の場所が出現した時点で、最終セーブ。
ラスボスに挑む旅路の同行中に、ロクスの告白を受けました。捻くれ者タイプの割に、告白はストレートでしたね。
というわけで、最終戦もロクスで挑戦しました。
最終戦の最初は負け戦闘。勇者が倒されると、イベントになり選択肢が出現しました。悪魔の誘惑に乗る方を選んでみたい欲望に駆られましたが、断って再挑戦。
天竜を倒してからでないと、ベルゼバブに攻撃できないので、かなり時間が掛かりました。
個人的には、格下である筈のベルゼバブにBOSSマークが付いているのが釈然としませんでしたが、

EDは、面倒くさい男が拗ねそうなのでちゃんと地上に戻り、ロクスとの会話があって終了。
前作同様、非常にあっさりしたエンディングでした。
前作は周回前提だったため、エンディングが簡素でも丁度良かったのですよね。しかし今作は、1回のプレイで全勇者を勧誘できるため周回の必然性が薄く、その分もう少しエンディングに再プレイへの意欲を掻き立てる要素が欲しかったかな、と思います。

取り敢えず、他のエンディングも確認しつつ、総括も含めて次回に続きます。

アルフレッド・ベスター著「虎よ、虎よ!」(早川書房/中田耕治訳)

【あらすじ】
残骸となり漂泊する宇宙船ノーマッドで生き延びたフォイルは、兄弟船ヴォーガが救助信号を無視して去った事に絶望し、復讐を誓う。地球に帰還したフォイルは、復讐相手を見つけ出そうとするが、同時にその頃、ノーマッドにあった特別な積荷を得ようと財閥の主や軍関係者が彼を追っていた――

「モンテ=クリスト伯」を読んだ時に、同作をモチーフにした傑作SFとして紹介された作品。
「ジョウント」と名付けられた瞬間移動能力の発見を描いたプロローグが面白くて、その勢いで最後まで読まされました。
ただ、余りに粗野で無計画なフォイルが抱く復讐の一念に共感できず、荒唐無稽なアメコミと思うことで読み進めていたら、最後にそれまでの展開をすべて投げ出し、主人公の意識が超次元的に揺らぐ終盤は理解が追い付かず、読み解く事を放棄してただ字面を追ってしまいました。
また、タイポグラフィで表現する小説は、効果があるのだろうか?と疑問を感じます。読み難いだけだと私は思うのですが……。

私の好みと懸け離れていたのと、SF版「モンテ=クリスト伯」と思って読んだ為に、低い感想になっていることは認めます。
思想や行動がぶっ飛んでいる登場人物、矢継ぎ早なテンポ、思いも寄らない問答、後の作品に多大な影響を与えたという各種の設定など、見所は多数あります。

ちなみに、表4(裏面)しか目にしないままブックカバーを掛け、読み終わってからカバーを外した時に、記事冒頭の異様で力強い表紙絵を見て驚きました。これを見ると、フォイルの顔を見て怖気を感じる人々の気持ちが頷けます。

勇者たちの人となりが段々掴めて来ました。
前作の勇者たちに比べると、皆それなりの立場や理由があるためか、天使(プレイヤー)に対して協力的で、依頼はあまり断られないですね。
私のプレイでは、ルディが時々断るくらいです。信頼度は高いので、単純に依頼が気に入らないのかランダムなのか。ちなみに、ルディが断った依頼は、活動地方が近いロクスに持っていくので、一番文句言いそうなロクスが、一番真面目に勇者してます。
帝国絡みの事件には、基本的にレイラを派遣していますが、どうも帝国関係がメインストーリーのようなので、本当は攻略したいキャラで挑むべきだったのかも知れません。

事件もイベントも何も起こらない時期があって、ちょっと暇でした。
基本的に、いつ事件が起きるかわからないので、勇者に1日同行→地図を見て混乱度を確認→別の勇者に1日同行、という感じで進めていますが、もっと長期同行すべきなのかなぁ。
でも、それなりにイベントの話は繋がっているので、前作のような大きな見落としはなさそうです。

今作では、移動中でなくても戦闘が起きるようになったので、勇者たちは勝手にレベルが上がります。その御陰か、レーパス(防御アップ)の補佐の御陰か、ある程度勇者たちが成長すると、大体の戦闘は見ているだけで終わるようになりました。
しかし一度に出現する敵の数が5体に増え、妖精は戦闘参加しなくなったので、勇者の分散攻撃AIの被害も増えました。

戦闘
(画面注釈)敵の残HPに注目。

1年と半年が過ぎた頃から、一気に敵が強くなって来たので、今後は天使の補助がかなり重要になりそうです。
それと、前作にはなかった要素として「負け戦闘」がありました。
与ダメージが0だった時点で、これはイベントだと分かりましたが、先手必勝で補助を打っていたら悔しいところでした。

五十音順キャラクター・ショートショート【や】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 八咫烏は、羽を広げて空を飛ぶ。
 王を先導し、彼の王国を広げるために。

 八田美咲は、金属バッドを片手に飛び込んだ。
 心の昂りに呼応して炎を纏ったそれを思い切り振り、手近な奴から殴り倒す。遅れてやって来た仲間たちが加勢する頃には、三歩前に進んでいる。
 仲間たちの後ろに在る王の気配を察して、美咲は武器を振るいながら笑った。
 美咲が王の背を見ることはない。王の進む道を整えることが、吠舞羅の斬り込み隊長ヤタガラスの役目だった。

 八咫烏は空を飛ぶ。
 ――その後ろに王がいる限り。

ヤタガラス
……八田美咲(アニメ「K」)


さて、それでは王様をなくしたヤタガラスは空を飛ぶでしょうか?
……私が書くと、美咲も性格異常者っぽくなりますね(苦笑)。

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PSゲームアーカイブス「FAVORITE DEAR -純白の預言者-」を始めました。
→フェイバリットディア-純白の預言者- ソフトウェアカタログ

残念ながら、前作「円環の物語」クリアデータは引き継げませんでした。アーカイブスではダメなのかな?
そして、開始後3分でいきなりバグりました。フリーズです。
反射的にPSP本体をスリープさせたところ、画面は消えたのですが、本体は緑のランプが点灯したまま稼働音をさせていて、その後、再起動も電源を切ることもできなくなってしまいました。
仕方なくそのまま放置で電池切れさせたところ、問題解決。
しかし、本体に問題を及ぼしたかと思い、一時はヒヤッとさせられました。

パートナー妖精はアクイラ。
妖精1人では手が足りず、日の経過にあわせて1人ずつ増やしていったら、結局8人全員雇っていました。
というのも、全体的に、前作(円環の物語)よりストレスの溜まり方が早いので、4人1組として探索と休養(待機)をローテーションさせたのですが、全然勇者も事件も見付からないのです。
後から学習した印象だと、勇者は決まった地方を探索するのが絶対条件として、事件の方は地図で混乱度が高まったところへピンポイント派遣した方が効率的なようです。
それが飲み込めてからは、アクイラ、ローザ、レーパス、フロリンダの4人体制で、全員を基本待機させ、必要に応じて前者2人を探索、後者2人を勇者の同行で使うことにしました。

開始してゲーム中時間で1ヶ月もしない内に、いきなり勇者候補の1人フェインが死亡したため、管理勇者は残りの6人。どうやら前作と異なり、1周で全勇者が使えるように調整されているようなので、顔も見ないままフェインをロストしたのは惜しかったですね。
それ以外は、それなりに同行イベントも起こして巧く進められていると思います。

前作からの大きな変更点としては、リアルタイムSLGに変わりました。とても良い変更点だと思います。
勇者たちが時間単位で行動しているので、クライブだけ夜型だったり、ルディは朝夕2回休息するのんびり屋だったり、という性格が見えてくるのが面白いです。

前作で気になったところは、概ね改められています。セーブ/ロードが普通の速度でできることに感動しました。
が、UIは相変わらず悪いです。
特に、画面によって名前表記がカタカナの場合と英語の場合とあり、誰だっけ?と思ってしまうのが地味なストレスでした。

地図が地域ごとに分割されたのは面倒だけれど、シナリオに応じて国境がどんどん変わっていくのは、世界情勢が見えて面白いな、と思いました。
ただし、勇者や事件のアイコンは時々見難くなりますね。

また、妖精への指示出し時に現在のストレス状態が表示されなくなったので、前作では全然見なかったステータス確認を頻繁にさせられます。幸い、読み込みは早くなっているのですが……どうして悪い点を増やして良くなった点を相殺してしまったんだろう。