• 2013年登録記事

五十音順キャラクター・ショートショート【め】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 面倒を起こしたのか、面倒の方から寄ってきたのか。
「そういう違いは重要じゃありませんわ」
 彼女はそう言い切った。
 己こそ被害者であると彼是訴えていた男の口が、中途半端に開いた状態で止まる。
 彼が驚いているのは分かる。彼自身が起こした事件とそれ以外とを切り分けるのは査定の大前提で、それこそ彼女の仕事なのだから。
 けれど、この問題だけは別の真理があるのだ。
「故意でも不可抗力でも、乙女の着替えを覗いた時点で、一律に悪いんですわ!」

明快な裁決
……メリル・ストライフ(漫画「トライガン」)


要するに、この世に「ラッキースケベ」なんてない。スケベはすべてスケベである。
と考えると、テイルズオブシリーズでは誤解から名付けられることの多い「スケベ大魔王」称号も、間違いではないのかも。

このお話は、メリル視点なのでここでお仕舞いです。
もしヴァッシュ視点なら、この後、周囲から「別れ話が拗れてるみたい」とヒソヒソ邪推されながら、どうして女子部屋に突撃する羽目になったかを弁明するほどにドツボにはまっていく……というお話になるんじゃないでしょうか。

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カラベルの「ピールチーズケーキ」
ベリー味とショコラ味を戴きました。

まるで6Pチーズのような包装が可愛いケーキ。
銀紙を剥いでそのまま食べられるのがウリだそうですが、皿に乗せて戴いた方が美味しいような気がします。チーズの包装は、大きさも小さいし、剥ぎ易くなっているけれど、このケーキはそうではありませんので。

肝心のお味は、濃厚なチーズ感の割に後味がさっぱりしていて、クドさがないので食べ易いです。
下にはタルト生地もついていて、立派なチーズケーキ。
ベリーの方が複雑な味わいで、食べるほどに美味しい感じ。ショコラはスタンダードな食べ易さがありました。

V&B本編で言えば1070年代、「黄昏の時代」とでも言うべき状態です。

まず、前回行方不明になったティアについて、ティタニアから「妖精に探させろ」とヒントを貰い、勇者を探索させたのに、他の勇者候補が出てくるばかりで進展がないと思っていたら、今度はディアンが脱走しました。
期せずして、攻略情報で推奨されている4人勇者体制になりました。
しかも、勇者候補のスカウトができる状態に戻りました。不思議に思ってティタニアのところで確認したら、行方不明中のティアは選択肢に存在するのに、ディアンがいません。
つまり、ただの一時離脱イベントではなく、完全に「ロスト」したということなのですね。
信頼度が著しく低く、ストレスも溜まっているのに、天使が下手な慰めをするから……。

ティアは見つからないまま、それでも可能な限り事件は解決しようと勇者を方々に派遣していた所、今度はレイヴが誘拐される事件が発生。
面白い事に、2人が消えた事件とも、グリフィンを派遣した事件の結果なのです。
他の勇者を消す男、グリフィン(笑)。

勇者3人
(画面注釈)まさかの勇者3人体制。

で、勇者を消す男がいれば、勇者を連れ戻す男もいるわけで、シーヴァスを派遣した事件で、ティアとレイヴをそれぞれ発見しました。
しかし、ティタニアのヒントを完全に取り違えていたので、最初にティアが戻って来た時は目が点になりました。つまり、妖精にやらせるべきは「勇者の探索」ではなく「敵の探索」だったんですね。
ティアたちが復帰したのは良かったけれど、御陰でターンを無駄に消費したし、発掘した勇者候補たちは敵の罠とやらでどんどん候補から脱落し、状況が悪化している様を感じさせられて、かなり暗くなっています。

順調に堕天使に侵攻されていっているこの終盤に、今度はシーヴァスが失踪。
……勇者救出のスペシャリストがいなくて、誰が連れ戻せるんでしょうか?

五十音順キャラクター・ショートショート【む】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 無茶苦茶だ。
 目の前で繰り広げられる試合の数々に、少年は思わず突っ込んだ。
 人体が光輝くのは当たり前。彼らは分身し、宙に浮き、竜巻を呼び、氷を降らせる。どう考えてもMP(魔力)と引き換えに発動しているとしか思えないスゴ技に、彼のSP(正気)は削られまくりだ。
 これが全国大会か。
 また一人、コートから担架で担ぎ出されて行った選手を見送り、少年は嘆息した。
 この人外魔境に、ただの集合写真がウォーリーを探せになっちゃうくらい地味だとか、自動販売機でハズレたことがないくらい幸運だとか、頭から植物が生えてるとかのレベルで挑んだ自分たちがバカだった。
 でも、一番無茶苦茶なのは、これを見てやっぱりテニスが好きだと思い、来年こそあのコートに立つことを誓ってしまう自分自身だった。

無謀か勇気か
……室町十次(漫画「テニスの王子様」)


「む」のお題はムスカ大佐だ、と思っていたら大佐の本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」だと判明して、慌てました。
そんなわけで、室町くんです。山吹中学校って、同作の中では割と普通の「テニス」プレイをしてますよね。まぁ、だからあまり印象にないのですが(笑)。

同行中のシーヴァスに突然「人間の男を恋愛対象として意識できるか」を問われて仰け反りました。

シーヴァス

同行3回目なのに、いつの間に仲が進んでいたのだろう、と思ってたら「唐突に感じるかもしれないが」と言われたので、余計に笑いました。
幸い、冗談だったわけですが……このイベントの後から依頼を矢鱈と断るようになったのは、彼流の意思表示なんでしょうか。

ということで、突然の事態に右往左往させられました。
このゲームのイベントは、同勇者の前のイベントが済んでいることを前提として、会話が進むんですね。他の勇者のイベントでも、知らない名前が既出の事項のように語られていて困りました。ある程度は前後から読み取れるけれど、フラグ管理されていないので、違和感が残ります。
なんせ、件のシーヴァスについては、以前「追い掛けない」を選んでいるので、彼が何処に何をしに行ったか私は知らないのに、天使様は知っていることになっているんですもの。
前提イベントの選択肢に意味がないという意味では、「高2→将軍」並の適当さと言っても過言ではない筈。

ネットで調べてみたところ、勇者は4人前後にするのが良い攻略法らしいですね。
確かに6人は管理できてないと感じていたので、一番信頼度が低く、会話でもぎこちなさが残るディアンは放置することにしました。
ところが、そうと決めてしばらくするとティアが行方不明になり、結果、ディアスも動かすことに。

勇者ステータス
(画面注釈)ディアンの放っておいた具合が酷い。

レイヴは依頼を引き受けても、英霊祭になると地元にワープ移動するので使い難いですね。目的地まで到達しているのに……。妖精さんも同行させているのに……。何度も同じ事を繰り返すうちに「レイヴには期待しない」というルールができました(笑)。