• 2014年登録記事

ゲームアーカイブス「漂流記」を遊んでいて自分なりに気付いたことをメモ。
攻略というほどの情報ではありませんが、少し進めかたで悩んでいる方へのヒントになれば幸いです。

プラントのざっくりした使いかた

クリックで原寸表示します(280KB)。

プラントマップ

材料が揃っているのにアイテムが作れない

作成対象として表示されるアイテムは、下記の条件を満たしている必要がある。

  • すべての材料が揃っている
  • 対象設備の前で指示をしている
  • 残り活動時間>アイテム制作に必要な時間である
    (例えば、制作に3時間掛かるのに現在時刻が19時だと、活動時間を過ぎるので作成リストに出て来ない)
  • 必要な加工レベルに達している
  • ステータスがアイテム要求パタメータより高い
    (各アイテムごとに必要なパタメータが隠し設定されており、操作キャラクターのステータスがそれを上回っている必要がある模様。基本的にはINTだと思われる)

狙っているアイテムを作れないときは、とりあえず関係なさそうなものを作ってみるのも重要です。

パーティの組みかた

重要な点は、プレイヤーは「島内のアイテムを拾い集めにいくペア」を操作すべきだという点です。
理由は、AIでアイテムを集めるのは非効率だから。しかも、AIは木を切ったり水を汲んだり魚を釣るなどのアクションは起こしません。
逆に、アイテム作成は一度指示をしてしまえば作成時間が終わるまで何もできなくなるため、その間、自分で操作する必要はありません。

操作するペアは、アイテムを沢山持てる=WEIGHTが高いことを重視します。特に、WEIGHTは成長しない能力なので重要です。
WEIGHTが高いキャラクターは下記の3人。
 トオル 23.800
 教授  23.800
 沙織  17.350

ベストな組み合わせはトオルと教授になりますが、が、沙織はINTが低く、相当成長させないとアイテム作成の役に立ちません。逆に、教授は理香に次いでINTが高いため、最初からアイテム作成に向いています。
ということで、相性から考えるとトオルと沙織の2人ペアを操作し、他4人の2ペアにコンテナでの作成を任せるのが妥当かと思います。

野宿について

動物が彷徨いている地域でも、問題は発生しません。体力も回復します。

あらすじ紹介なしの走り書き感想。

池井戸潤著「ルーズヴェルト・ゲーム」

現在放送中(次回最終回)のTVドラマは未見。
悪役ポジションの企業がいて、新製品で大逆転劇が起きるのが現実と照らし合わせて如何か、という疑問はあれど、分かりやすいエンターテイメントとして、悪者は懲らしめられ、善人は報われるハッピーエンドで気持ちよかったです。
個人的には、企業野球部の活動や、地味だけれど新製品開発のアレコレが熱く、企業買収の話はおまけかな。

川島誠著「800」

800m走(Two Raps)ランナーの男子高校生2人の視点で進む作品。
走るという原始的な競技は、官能に似ているのだろうか、と思うくらいエロい。
論理的ランナーである広瀬の語り部分は面白かったものの、女性陣が理解できなかったので、良いと悪いの印象は半々くらい。

藤本ひとみ「令嬢テレジアと華麗なる愛人たち」

テレーズ・カバリュスが、恋の遍歴と革命政府との戦いを孫娘に語る体で進む作品。
自由奔放な生き方!
しかし、自分の美貌と才覚で男たちの間を渡り歩き思い通りの人生を生きようとするテレジアの逞しさは痛快。前向き具合に感心します。

漂流記

PSゲームアーカイブス「漂流記」を始めました。
→漂流記 ソフトウェアカタログ

本作は、飛行機事故でとある島に漂着した主人公以下6人を使って、島を探索して拾い集めたアイテムを加工し、島からの脱出を目指すという、サバイバルライフ・シミュレーションゲーム。

で、早速1回目のプレイが終わりました。
今回もこのパターンですよ!

無人島生活記録

最終評価は一級でした。
脱出方法にまで評価点があるとは驚きました。ロマンがある&実現可能性から考えて、気球を選択したのですが、もっと難易度が高いものを作った方が良かったのかな。

最初、漂流仲間を5人に増やすところまでは順調でしたが、6人目の仲間が見付からず、しかも飲み水の確保方法が分からなくて困りました。
わき水は、拠点近くの泉で無限に汲めるものの、汲んだだけでは飲めないのです。蒸留水にすれば良いと分かっているものの、その「蒸留水にする」という加工作業を行う「プラント」が拠点にないのです。
プラント設置のフラグは仲間を6人にすることだろうということも直ぐ思いつきましたが、結局6人目が見付からないまま、初期装備の水を使いきり、非常用飲料水を開封。
このまま餓死してやり直すかどうか、結構真剣に悩みました。

結局、攻略サイトを頼ってしまいました。
——鈴音がいるパーティで、拠点東の白猿を見に行くのが6人目の仲間出現フラグなんて、知らんわ!
このフラグのせいで、しばらくの間、6人目の仲間(沙織)の正体は白猿なのかと疑っていました。

うるる

プラントが出来た後は、それなりに順調に進んだと思います。
材料が揃っていても、ステータスや作業キャラクターなど、目に見えない条件を満たさないと、新しい道具が作れないなど、説明書に書いていない要素は把握するまで結構苦労しました。
あと、割と初期のうちから弓や銃を作って装備したのに、「攻撃する」アクションに気付かず、動物が塞いでいる道を通れるようになったのは35日目頃でした。

グラフィックも含めてSFC風だし、地味なゲームですが、バカゲー要素もあって楽しめます。

建築家志望
(画面注釈)子供が、道具もない状況でこんな家を造れるか!

アイテムの作成条件は、目に見えて管理できたらストレスがなかったと思います。アトリエシリーズは、ストレスなくアイテム作成を楽しめるので、やはり進化系として良くできてるんですね。
とは言え、本作で味わう「手探り感」は、これはこれで漂流生活らしいと思います。

単なる脱出ENDのせいか、少しスッキリしない気持ちが残る終わりかたでした。
ベストENDを目指してもう一度くらい頑張ろうかなぁと思ったけれど、ネタバレを見てしまったので、再プレイは記憶が薄れた頃まで取っておくことにします。

土橋章宏著「超高速!参勤交代」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
陸奥の湯長谷藩に、突如「5日以内に江戸へ参勤せよ」と幕命が下る。日数も金もない湯長谷藩は、取り潰しを狙う老中の妨害に合いながらも、主要な宿場のみ、行列を二巡させて人数を水増ししたり、親交ある他藩の行列を借りるなど、なんとか大名行列を演出して江戸に入り、身の潔白を証明する。

粗筋はすごく簡素にしましたが、藩主・政醇の心的外傷に由来する閉所恐怖症、恋、抜け忍・段蔵の過去、家臣団の友情、東北の誇り等、内容は盛りだくさんです。
多数のエピソードの収めかたには結構感心しました。
ただ、虎之助と小太郎の衆道絡みはいらなかった気がしまが……。

参勤も超特急なら、話も超特急。この勢いに乗せられて、一気読みしました。
前半のうちは、肩の力を抜いて笑えます。
後半になると、少し残酷だったり救われないエピソードもあって割とシリアスですが、最後は政醇が報われてスッキリとしました。