• 2015年登録記事

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野菜スイーツ専門店「patisserie Potage」の焼菓子を頂きました。
http://www.potager.co.jp

素材が野菜でヘルシーということが売りなのでしょうが、価値はそこだけでなく、焼き菓子の素朴な味が楽しめました。感想は、幾つかピックアップします。

マドレーヌ(ショウガ)

生姜は効いているけれど、あくまでお菓子のアクセントとして機能していて、クドさのない食べ易い味。マドレーヌ生地自体はとても上品で焼き具合も良かったです。

パウンドケーキ

種類が色々ありましたが、私は2つの味から成っているツートンカラーなパウンドケーキを幾つか頂きました。
生地の木目が細かいためか、小振りサイズなのに満腹感を覚えました。
ゴボウは、ゴボウ繊維ごと入っているのではないかと疑うくらいゴボウの匂いと味が強かったので度肝を抜かれました。トマトは、酸味は控えめな甘みのあるトマトでした。

キヌアチョコクッキー

キヌアを初めて食べましたが、食感が良いですね。気に入りました。
クッキーの上に粒が付いている形状なので、食べる端からポロポロ溢れるかと危惧していたのですが、クッキーの上にチョコレートが塗られていて、その上にキヌアが敷き詰められているため、1粒も……と言ったら嘘だけれど、予想より食べ易かったです

ガレットやサブレは、この手の粉物は大好きなので無条件で美味しかったです。

少し浮気して、3DSのパズルゲーム「ポケとる」を遊んでます。
http://www.pokemon.co.jp/ex/poketoru/

2月から配信されている基本無料ゲーム。
1プレイに必要な「ライフ」が時間回復制(30分に1ライフ回復。ただし5以上あると時間経過では増加しない)のため、短時間に何度も遊ぼうと思ったら課金が必要。また、ゲームに有利なアイテムをコインと引き換えに入手することができるけれど、コインはゲーム中では少ししか手に入らないので、アイテムを大量に使いたい人はこれも別途課金というシステム。
とはいえ、無課金でもすべての要素が解放されているので、課金要素は気にせず遊べます。短時間で遊ぶことが多い大人は、30分も待てなくて課金したくなるけれど……。

日曜朝の「ポケモンゲット☆TV」で紹介されていたので、ゲームの存在は以前から知っていました。
その時は「パズドラ」のドロップをポケモンに置き換えたゲームかと思ったのですが、基本ルールが違うのですね。
「パズドラ」はドロップを動かした時に、移動途中のドロップを押し出すという要素がありますが、「ポケとる」は純粋にポケモンの位置の入れ替えのみ。ポケモン同士の相性や各ポケモンの特技に配慮しないといけない辺りがポケモン要素かな。
わかり易いし、基本的には時間制限がないので、じっくり一手を考えられます。
まだ40面くらいしかクリアしていないけれど、練りに練って、乱数の神様にもお祈りしたところ、期間限定イベントのセレヴィも一応倒せました(評価Cで、もちろんポケモンゲットは失敗)。

チュートリアルが丁寧で、それでいて無意味なシナリオが入ってこないので、純粋にパズルに没頭できて楽しんでいます。
ただ、息抜きにしては中毒性を感じるゲームなので、1日にライフ5回分だけとか、ある程度制限が必要ですね。

アルスラーン戦記以外の今期TVアニメも、4話まで視聴終了。

TVアニメ「うたわれるもの」(再放送)

http://www.imagicatv.jp/content/utaware/

3話以降は、放送がほぼ一週間早いTOKYO MXの方で観ているのですが、レコーダーに録画した際、MXだと話数が自動設定されないのですね。そのため、BS11でも録画して、BS11で同じ話を記録できたらMXは消すという作業をしています。

ということで、当面保存するつもりでいるくらい、気に入っています。
主人公以外の人間関係も展開される群像劇になっていて、ハクオロが大人なので、安心して観ていられるのが良いですね。原作のジャンルからは予想外でした。そもそも、領主に逆らうことになる経緯の直接的な火種が、老婆(トゥスクル)の死であり、敵に捕まったヒロイン役が男(オボロ)という時点で、少なくとも後者は女子にしておけと思いました(笑)。
などと言いつつ、楽しく観ている最大の理由は、結局のところそのオボロの存在です。
ビジュアルの時点で、ツンとしてるけれど根は犬属性のややお馬鹿、という印象を受けて、たぶん私が好きになるタイプのキャラクターだと自覚はしていたのですが、予想以上に萌え要素が詰め込まれていました。即ち、ツンデレ、ライバル、病弱の妹、可愛い従者付き、井の中の蛙が体験する初めての敗北、単独行動の結果捕らえられる、主人公に助けられる……という具合。
年貢を取り返したのだから、こっそり忍び込む腕前があるはずなのに、単騎で正面から殴り込みに行ってしまう阿呆さ加減と、雑兵には滅法強いけれど顔キャラは殺せない性能には、ちょっと笑いました。原作シナリオ的にも、いわゆる「かませ要員」として使われるキャラクターなんだろうなぁ、と思われます。

後半はお話の雰囲気が変わるらしいので、評価が引っ繰り返るかもしれませんが、今のところ毎週楽しみにしています。

TVアニメ「血界戦線」

http://kekkaisensen.com

こちらは初回放送を逃したので、すべてGyaoで視聴しています。
背景美術や陰影等、とても好みです。また、声優陣が非常に豪華ですよね。「銀英伝」のリメイクもこのくらい揃えて欲しいなと、一切情報が出て来ない作品にまで思いを馳せてしまいました。
展開は詰め込み気味で、逆に細かい設定説明は雰囲気で解せというノリなので、よく分かっていない部分もあります。また、物語構成は思ったよりシリアス気味だったのと、吸血鬼(血界の眷属)と闘うことがメインの話だとは予想外でした。2話、3話くらいの単発で世界を救う話の方が気楽に観られて面白いと私は思うのですが、その印象を今後の物語で覆してくれるよう願います。

垣根涼介著「君たちに明日はない」

【あらすじ】
リストラ請負会社の「クビ切り面接官」真介は、リストラ候補者を希望退職に追い込む仕事の中で、恨まれ、泣かれ、殴られる中で、働く意味や会社について考えていく。

基本的には、真介が毎回異なる会社に出向いてクビ切り面接をしていくという、短編集的な作品。
それぞれの業種の勉強にもなります。

全体的には面白かったです。その面白さを生んでいる最大のポイントは、真介の仕事設定にあります。
相手の人生を知った上で、嫌なところを抉って、退職を薦めていく。でも喜々としてクビを切るのではなく、相手がその仕事が好きかどうか考えて応対しているから、この仕事に面白さを感じるという気持ちも分かります。もちろん、全員が前向きに意欲を持って仕事しているわけでなく、過去の面接相手から殴られたりもしますけれどね。社員として働くとはなんなのか、考えさせられました。

悪い点もあります。
まず、必要以上に性描写がクドいです。
また、真介やヒロイン・陽子のキャラクター自体も、軽薄だったり、少し感覚が古いと思わされたりもするので、好みの造形ではなかったです。
最後の「去り行くもの」の話などは、クビ切りの結論が早々に見えていたし、都合良く陽子の再就職先も決まったりして、若干物足りない感じもあります。
とは言え、自分の仕事を楽しんでいる社会人が活躍しているので、気持ちよく読めました。