• 2017年登録記事

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三年前に初っ端で戦死した人が、シレッと復活です(笑)。

本拠地を手に入れてからぐっと面白くなり、かなり熱心に進めてしまいました。
現在地は、キバ将軍とクライスが加入したところ。
これで、過去にプレイした範囲は終わりました。

108星集めは、仲間にする条件がわかる者は押さえてますが、そんなに躍起になってはいません。例えば、スタリオンは逃走回数が足りてないので後回ししてます。アニタは、お願い事を全部こなす前にミューズ市の出入りが禁止されてしまって攻略できなかったので、次の機会待ちになりました。
加入期間が厳しいクライブ、フッチ、ハンフリーは回収したので、ベストエンディングを目指せる状態です。ただ、この先は初見プレイなので、仲間を逃す可能性は残っています。今回も、あまり拘らず楽しむに留めます。

砦脱出時のメンバーにキニスンとシロがいた縁で、この1人と1匹を長く使っていましたが、キニスンの魔力が伸びないので、入れ替えることにしました。
しかし、Mレンジはキャラクター数自体が非常に少ないし、Lレンジは意外と魔法キャラが少なく、イベント時の強制加入枠も考慮すると、なかなか悩ましいところです。

ちなみに、マイクロトフと共にミューズ市へ赴く際、ミューズへ行かず周辺を探索していたら、ミューズ・グリンヒル間の関所でメグの仲間イベントが発生しました。
で、東(ミューズ側)から入ったのに、イベントの都合で西(グリンヒル側)に強制移動させられてしまいました。
関所を通って東へ戻ろうとしても王国兵に止められるため、仕方なくマチルダの抜け道を通ってロックアックスを経由し、ミューズへの関所を再通過しました。関所の青騎士はきっと「隊長が2回通ったぞ!?」と驚いたはずです。

2つ以上の紋章を宿せるキャラクターも出てきたのですが、幻想水滸伝シリーズは「紋章のレベルごと回数制」というシステムのため、ただ強力な紋章を宿せばいいとは言えません。有用な紋章術を複数使えるようにしても、レベルが一緒だと回数を奪い合ってしまいます。
この形式の回数制限は「ウィザードリィ」も同様ですが、術ごとでなくレベルごとなのが秀逸だと思います。
右手と左手、そして額で紋章をどう組み合わせるか、プレイヤーの腕の見せところだと思って楽しんでいます。

PS4版「イースVIII -Lacrimosa of DANA- 最速体験版」を遊びました。
https://www.falcom.com/ys8_ps4/

イース8

体験版は、ダンジョン「隆起珊瑚の森」を探索する内容で、アドル、ラクシャ、サハドの3人でボス2体と戦えます。プレイ開始時に、追加難易度も含めて、5種類の難易度を選択可能です。

本作はVitaで発売されたゲームのリマスターということで、最初からPS4用に作られているゲームと比べてしまうと、貧弱なグラフィックに感じます。HD化で画質は良くなっているけれど、元々のキャラクターのモデリングが弱いのでしょうね。

イース8キャラクターモデリング

女性キャラクターは人形風でも可愛いから良いけれど、サハドのような体格のいい中年は、この頭身だと不満に感じます。

しかし、グラフィックと関係なく、無人島を探索する楽しさは十分ありました。
絶景というようなポイントはなくても、通れる道を探し、素材を採取して歩いて回ること自体にワクワクできます。

七色の滝探索

これは、60fpsで気持ちよく動き回れるという点が大きいかもしれません。
道中の敵は結構な数がいますが、画面上に敵のいる方向を示すアイコンが表示されるので、探索と同時に戦闘をこなすストレスは感じませんでした。

アクションは非常に高スピードで爽快です。ただし、ちょっと単調。斬撃が軽く、ヒットしている実感がなかったので、後半は動きに重さのあるサハドをメイン操作キャラクターにしていました。
あと、これは自分のせいですが、ガードするつもりで□ボタンを押して、無意味にキャラクターを交代しては攻撃を受けてしまうのは閉口しました。ガードはRボタンだったのか……。

クラリオン

道を阻む巨大な中ボスたちは、2体とも個性があり、登場シーンも含めてテンションが上がりました。
グラフィックやUIは慣れるものなので、アクション&探索ゲームとしては十分楽しめると思います。特に、探索のストレスのなさは、他のゲームでも見習って欲しいところです。

細かい部分のことに触れると、メニュー画面などの文字がかなり大きめで驚きました。

イース8メニュー

携帯機だと丁度良いサイズかもしれませんが、TV画面だと圧迫感を感じます。
文字は大きすぎても読みにくいものですね。特にアイテム表示は、もう少し一覧性が欲しいと思いました。

率直にいえば、購入の切っ掛けになるほどの体験版でないと思いました。
それは出来の良し悪しの問題ではなく、純粋に探索とアクションを体験する体験版だったからです。
購入するかどうか悩んでいて、アクション要素に不安があるプレイヤーなら、本体験版でその不安を解消できます。しかし物語を重視する派のプレイヤーは、この体験版では断片すぎて判断できないだろうと思います。
新規プレイヤー向けでなく、シリーズファンのために、Vita版からどう変わったかを事前に確認できる体験版、という意図が強かったのかな。
わざわざ「最速体験版」と銘打っているので、新規プレイヤー向けに別途「序盤体験版」を出す予定があるのかな?とも思わされる内容でした。

現在地:Chapter09・首脳会談(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

首脳会談1

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

首脳会談での台詞は分岐が多いので、逐一取り上げることはしません。
しかし、市民の避難に協力を約束させられた後、会談の終了時に言われる

カメリア
市民の避難に必要な人員は3名
人選は任せる

という、突っ込みどころ満載な宣言は、変更案を考えてみましょう。

「避難に必要な人員」と聞くと、我々はその人員が行う仕事は「避難誘導」や「引率」だろうと想像します。そのため、3人で何人を避難させられるのか不思議に思ってしまいます。また、メルダシオ協会のハンター等に助力を頼めば済む話だとも思ってしまいます。
しかし、途中のやりとりを聞いていると、カメリアがこんなことを語る場合があります(選択肢次第)。

  • 飛空挺に立ち向かえる兵なんて 世界を見回してもなかなかいないわ
  • そんな騒ぎの中 動けるような兵は このアコルドにはいないの

ここから推測するに、カメリアが要求している人員とは、帝国軍の攻撃から市民を守る「護衛役」だとわかります。
つまり、飛空挺に立ち向かえるノクトの側近を貸して欲しい、と言っているわけです。コル将軍ならともかく、ハンターでは意味がありません。
人選と言いつつ人数のせいで選ぶ余地がない点は、カメリアはノクトが連れている3人しか人員がいないとは思わず、この場にいるルシス人の数から、最低限用意できるだろう人数を言ってみたのかもしれません。
そういう考察のニュアンスを加味すると、こんな感じでしょうか。

【変更案】

カメリア
それでは 市民の避難時には護衛として
そちらの3名を貸していただくわ

締結後の台詞なので、この後ノクト1人になると分かれば十分でしょう。

首脳会談

私は首脳会談のイベント自体は、何度も選択を迫られ、どう転ぶのか先が見えない交渉を非常に楽しんだのですが、選んだ選択肢によっては、プレイヤーに認識してもらうべき重要なキーワードが落ちている可能性もあるのでないかなと残念に思います。

なお、会談でノクトが敬語を使わないことを指摘する声もありましたが、私はその点は気にならなかった派です。
この時点では一国の王として外交に臨んでいるので、あまりへりくだる必要はないでしょう。そもそも、王子であるノクトに対し、臣下であるコルや国民のシドニー、ディーノ等が敬語で話さないのだから、なんとも言えません。
「です」「ます」の丁寧語を使うノクトも、見てみたかったですけれどね。実際に目の当たりにしたら笑うかもしれません。

それよりも、もっと重要な赤ペンポイントがあります。

カメリア
若いなと思ってね 王様も 神凪も
レギスが死んで クリスタルも盗られて
神凪の前任がやられてからーー もう何年になる?
帝国は この十数年で どんどんおかしくなってる

なぜこんな言い回しにしたのか、非常に疑問です。

首脳会談3

以前の記事でも「時系列順に語る」ことの重要性は書いたと思います。プレイヤーは、物事は「時系列」で語られると思っています。その大前提に従ってカメリアの台詞を読むと、レギス国王が死んだ後に神凪の前任が死に、その上このシーンまでに何年も経過したと誤解してしまいます。
一番簡単な対処は、カメリアが語る出来事を時系列順に直すことです。

【変更案】

カメリア
若いなと思ってね 王様も 神凪も
神凪の前任がやられてから十数年ーー
レギスが死んで クリスタルも盗られた
帝国は どんどんおかしくなってる

単純に2行目と3行目を入れ替えると4行目の繋がりが悪かったので、「何年になる?」という質問形式のひとりごとは削除しました。
これなら、レギスの死(調印式)からプレイヤーが知らないうちに何年も経過していた!という誤解を避けられるでしょう。


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参考記事

増田俊也著「七帝柔道記」

【あらすじ】
増田俊也は、旧帝大で行われるという寝技至上の特殊な柔道「七帝柔道」に惹かれ、二浪の末、北海道大学柔道部に入部した。だが「練習量が全てを決定する」と言われる七帝柔道の世界では、人としての尊厳を失うような過酷な練習が繰り広げられていた。

文庫で600ページ強という、かなり分厚い一冊。その密度で、入学から2回生の夏までが描かれています。

解説で語られているように、私も「こんな世界が実在するのか!?」と思いつつ読んだのですが、作者の実体験に基づくお話だそうです。
部活モノですが、表紙イラストに描かれているような、明るく爽やかな日々は待っていません。壮絶です。そして進むほど、重苦しく辛い日々になっていく感があります。意識を失ったり、大怪我をするほどの練習を積んでも、試合で奇跡が起こることはなく、結末ですら沢田征次が退部するだろう暗い未来が暗示されています。

しかし苦しみ続けても主人公が退部しなかったのと同じように、強い吸引力があり、一気に読みました。報われることもないのに、爽やかさと達成感もあり、読後感が良かったのは不思議です。

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PSP「幻想水滸伝I&II」の続きで「幻想水滸伝2」を開始。

現在地:ミューズ市陥落
過去にPS版で途中までプレイしたことがあるので、サクサク進めようと思ったのですが、なぜか無駄に歩き回ったりして、早くも7時間経過しました。まあ、ピリカのおつかいでミューズ市に行く段階で、ちょっと頑張って森の村まで行ってみるとか、無駄なことをしていたためです。
幻水2は、プレイ時間が一定以下でないと見られない「時間制限イベント」があったと記憶していますが、108星を集めることには影響しないし、そもそも完璧プレイを目指していないので、気にしないことにします。

冒頭の身を投げるシーンは、もっと劇的だった印象があるのですが、拍子抜けするほどあっさりしていたので、後からイメージで上書きされていたようです。
砦でのお使いイベントなどは、結構覚えていて懐かしかったです。

それにしても、幻水1をプレイする前は気にならなかったけれど、三年前の戦争では一切見せ場のない子供だったアップルが、幻水2になると随分偉そうに振る舞っていたんだなぁとビックリしました。正直、三年前の彼女はマッシュ先生の追っ掛けにしか見えませんでした。それなのにちゃんと意見を聞くんだから、ビクトールもフリックも大人です。
印象が変わったといえば、以前より大人になったせいか、現時点ではジェスをそんなに嫌な奴とは思いませんでした。戦時中ですし、彼の立場からすれば正しいですよね。まあ、ジェスはこの後の行動の方が問題視されているんでしたっけ? 前は再会しないまま終わったので、今後を楽しみしておきます。

戦争時の能力を見ると、シードとクルガンの将才は平凡ですね。フリックやビクトールの方が数値的には強いあたりが面白いと思いました。
しかし防御8及び9という数値が意外と硬いのか、なかなか倒れず、ミューズ市防衛戦で逆にマイクロトフが退却前に撃破されていたのは笑いました(笑)。