• 2015年登録記事

少し早いですが、年の瀬の恒例記事、1年の観劇の総決算です。

芝居・ミュージカル

  • 「認めてどうしても欲しくて」
  • 「メアリー・スチュアート」
  • 「ラ・マンチャの男」
  • 「TOP HAT」来日公演
  • 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」

宝塚歌劇

  • 花組「風の次郎吉ー大江戸夜飛翔ー」
  • 雪組「ルパン三世/ファンシーガイ」
  • 星組「大海賊/Amour それは…」
  • 月組「1789 ーバスティーユの恋人たちー」(2回)
  • 雪組「星逢一夜/La Esmeralda」
  • 星組「ガイズ&ドールズ」

その他

  • 「新妻聖子コンサート2015 ~Musical&more…~」

以上、12公演13回。リアル脱出ゲームは省略しました。
回数は意図的に抑えました。お財布のために、来年もこのペースを保ちたいところですが、現時点で行きたい公演が多数あって危ういです。

今年最も好みだった作品は、宝塚月組「1789 ーバスティーユの恋人たちー」。Blu-ray、買いたくて悩んでます。
最も心揺さぶられた作品は、宝塚雪組「星逢一夜」。
ミュージカルを見た!という意味での満足度が高かったのは、東宝「ダンス・オブ・ヴァンパイア」でしょうか。

駄作賞は宝塚星組「大海賊」……と言いたいところですが、北翔海莉お披露目というイベントの側面が強い公演だったので、該当なしにしておきます。不満足の作品はほぼない、幸運な1年でした。

悩んだ末にチケットを採らず、後悔したのは宝塚月組・龍真咲コンサート「DRAGON NIGHT!!」。あんな伝説的な舞台になるとは予想外でした。好きな生徒が出演していないとか考えずに、あれはノリで行くべきだったと、反省しています。
余裕があれば、ミュージカル「CHESS」も観たかったですね。

来年は、宝塚月組「舞音/GOLDEN JAZZ」、宙組「Shakespeare/HOT EYES!!」と東宝版「1789」のチケットは確保済み。
それから、秋に待望の「スカーレットピンパーネル」があるようなので、非常に楽しみにしています。
早くも犯した失敗としては、「V&B」の単独コンサート(VENUS & ECHOES)が開催されるのを一般発売当日まで知らず、チケットを買いそびれました。泣きそうです。

鎌田敏夫著「29歳のクリスマス」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
29歳の誕生日、典子は男に振られ、仕事のミスを押し付けられて左遷、十円禿までできる。だが、強がりながらも恋に仕事に体当たりで進み、結果が伴わなかったとしても、自分の足で人生を生きている「自由な孤独」を誇りとして胸を張ることを選ぶ。

1994年放映の同名TVドラマのノベライズ。
作者は脚本家だそうですが、小説としてごく普通に読めます。

時代設定が既に20年近く前なので、男性社会で奮闘する女、という図式から出てくる状況や台詞が古いと思う箇所もありましたが、共感できるところもあります。
29歳なんてまだまだ青くて、色々迷うし、傷付いたり、嫌になったり、誰かに頼りたくなったり、色々ある。
人間の悩みなんて、時代は変わっても年代が一緒なら変わらないのかもしれませんね。

ちなみに、クリスマスだからと思って本書を読んでみたのですが、4月から始まってクリスマスで終わるお話でした……。

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映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を観てきました。
http://starwars.disney.co.jp/movie/force.html

映画は何時観ても変わらないから、初日には拘らない派なので、少し初動が遅れました。
とりあえず、2D字幕。あともう1回、公開中に4DX3D吹替で観るかどうか。映画はいつまで鑑賞できるのか、よく分からないのでスケジュールを立て難くて困ります。150分という上映時間も、ちょっと長過ぎる……。

感想が割れていると聞いたので、事前の期待値を下げておいたのですが、真っ当に「スターウォーズらしさを散りばめた良くできた続編」でした。
ディズニーが関わっているだけあって、娯楽作品としてキチンと成立しています。
あえてパペットを使っている質感も、ニヤリとさせられました。
ただ、その面白さはシリーズ作品であるという下地あってのものだった気がします。内容的には旧作(特にエピソード4)のオマージュばかりで、新シリーズ単独の魅力がどこにあるのか見えませんでした。
そういう意味では、ルーカスが関わっていないという事が、今後“思い切ったことはできない”という制約になってしまわないか心配です。勿論、ルーカスが関わっていたら関わっていたで、壮大な実験に付き合わされる可能性が多々あるのですが(笑)。

旧三部作(オリジナルトリロジー)のファンとしては、主要登場人物が年月を経た姿で出演しているというだけで正直嬉しいです。
初登場の面々は、主人公レイが、パワフルなヒロインで良かったです。少しパドメやシミに似てる感じもする、健康的な美人だし、演出からしてスカイウォーカーの家系だとは思うのですが、ジャクーで置き去りにされていた経緯が分からないので、この後はその謎を追っていくのでしょうか。
BB-8は、事前情報の段階ではピンと来なかったのですが、実際に機械語で喋ったり動いているのを観たら、非常に可愛かったです。R2-D2より分かりやすくご主人様思いで、小さな良い子。
フィンは、根が良い奴だし、共感できる等身大の人物だったけれど、レイとの関係はもう少しゆっくり進めて欲しいというか、できれば友達止まりでいて欲しい感じ。
有能でいい男、という枠はポー・ダメロンの方でしたね。主要キャラではないのかもしれないけれど、旧三部作のウェッジみたいに、新シリーズに出演し続けることを期待します。

反面、ダークサイドは弱かったですね。
鳴り物入りのカイロ・レンより、ハックス将軍の方が敵として頑張っていた気がします。ターキン総督が若かったらこんな感じ? また、キャプテン・ファズマという初の女性敵幹部を作っておきながら、これといって見せ場もなかったのも残念でした。

なお、字幕のストレスは感じませんでした。それだけでもホッと一安心です。

うたわれるもの 偽りの仮面

http://utawarerumono.jp

いつ本編が始まるのか、と思いながら視聴していたのに、結局仲間が集まるだけで終わって驚きました。
2クール連続放送という、近年では贅沢な構成だからできることだな、と思いましたが、ちょっと配分が悪い気もします。事が起こる前に大所帯になったことで、一部のキャラクターしか印象に残らなくなってしまうのも心配。実際、ココポやマロロは全然出番がないし、クオンも影が薄くなった気がします。まぁ、ココポとマロロは元々出番は少ないキャラのような気もしますが……。

スタミュ 高校星歌劇

http://hstar-mu.com

なんだかんだいいつつ、個人的には、今期一番面白かった作品。このくらい観ていて肩の力が抜ける作品の方が、私は向いているようです。
野外ステージの「客席制限なし」がフラグかと思わせておいて、11話でまさかのステージ倒壊という展開に「やられた!」と思いましたよ。最終話は、「スターダストミュージカル」が期待より省エネ気味なダンスだったり、お話も中途半端に終わって消化不良気味でしたが、2期決定か?と思わせる締めとエンドカードだったので、次に繋がるのであれば良いと思います。
TOKYO MXでは年末12月28日〜30日に一挙再放送もあるということなので、もう少し盛り上がると嬉しいです。