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池袋のBistro Wine Cafe「ルコックロティ」でランチ。
http://www.lecoqroti-ikebukuro.com

軽食のつもりで「ガレットランチ」を頂いたのですが、意外なボリュームがありました。

まず、前菜のサラダ(またはスープの選択制)。
これが、葉野菜だけでなく、パプリカ、豆類まで入った、なかなか内容も量もしっかりした一皿でした。

そしてメインのガレット。薄さの割に食べ応えがあります。
よく考えてみたら、ガレットのサイズはMサイズピザくらい。薄いナポリピザでも、1枚食べるとお腹がキツくなります。ガレットに置き換えても同じですよね。
私が食べた「ノルマンド(スモークサーモン)」は、クリームに玉ねぎの甘みが滲む優しい味でしたが、同行者が頼んだ「ブレス」は、盛り沢山のキノコにチーズが絡んだ塩気の効いた味で、単に「ガレット」と言っても、トッピング次第でまったく違うと驚きました。

デザートも、恐らく単品で提供しているデザートそのままで、十分なボリュームがあります。
ただし、クレマカタラーナが中心部以外固まっておらず、ほぼクリームブリュレと変わらない甘味になっていたのは残念でした。

デザートはややハズレでしたが、料理は美味で、なかなか満足。
ビストロワインカフェと銘打っているし、このお店の推しはロティサリーチキンだそうなので、次の機会があれば夜に利用してみたいです。

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三軒茶屋のムール貝&フリット(フライドポテト)の専門店「Pinza Loca」でディナー。
http://pinzeloca.favy.jp

幅の狭い入口に戸惑いましたが、中は奥深い、細長い形のお店でした。

お通しは生ハム・バゲット・生牡蠣から選択制。
バゲットは、しっとり感のあるモチモチ生地で、私好み。
生ハムは、特に説明がありませんでしたがプロシュットとハモン・セラーノの盛り合わせになっていて、なかなか贅沢なお通しでした(料金は生ハムのみ500円、他は300円)。

メインのムール貝は、60種類ものフレーバーがあって、どれを頼んだら良いか悩ましいです。鍋はS・M・Lから選べます。Sでも結構大きい鍋で、贅沢に食べられます。大人数で、何種類か選んでワイワイ楽しむのが楽しそうです。
貝を食べ終えた後は、裏メニューとして残った出汁でリゾット、パスタ、フォーのいずれかを作ってもらえます。
クリーム系のソースは、リゾットにして貰うと非常に優しく美味しい味が出て、これを目的に貝を選ぶのもアリだな、と思います。
付け合わせのフライドポテトは、外はカリッとしつつ、中はホクホクの程よい太さと、強すぎず弱すぎない絶妙な塩加減で美味。

ムール貝とフリットに関しては満足でしたが、店員が足りていないのか、注文を取るのも、出てくるのも遅いのは少し気になりました。夜遅くなって混み始めると更に顕著で、顔馴染みと思しき客に意識が集中している印象も受けたので、客商売は難しいな、と思いました。

東京・新丸ビルの「ソルト バイ ルークマンガン」でランチ。
http://www.pjgroup.jp/salt/

海老のソテー

2012年12月以来、2回目の来店ですが、とても賑わっていました。
今回は、オーストラリア産食材をメインとした「Taste of Australia」コース(5,000円)です。

  • オイスターと海水のジュレ
  • 西オーストラリア産海老のソテーと白美人葱のグリル
  • ウズラのジャークチキンスパイスソテー
  • ラムロインのロースト
  • リコリスのセミフレッド(+飲み物)

満足しました!
どの皿も、要素ごとに食べても悪くないですが、すべて重ねて食べたときの調和感が素晴らしかったです。

まず、器のチョイスと盛り付けが実に芸術的で、まず「目で食べる」楽しみがありました。

オイスターと海水のジュレ

実は、牡蠣に当たった経験があるため、前菜1品目が生牡蠣だったことにギクっとしたのですが、そんな不安を一掃する美味しさでした。海水のジュレと合わせて食べることで、海をそのまま口の中に放り込んだような旨味が広がり、少しだけ入っているカレーソースが仄かに香って食欲を刺激する、良い前菜でした。

その他も、全体的にさっぱりとしていて、パクパクと食べてしまいました。
一番美味しくて感動したのは、記事冒頭に掲載した海老のソテー。海老の味わいは、これがメイン料理でも良いくらい。付け合わせが色々で、トマトのジュレが爽やかな酸味を足すのが印象的でした。
ウズラのソテーは、味の薄い要素が付け合わせの蕪のみで、少し味が濃かったですが、それも後まで引くようなベタベタした味付けではありません。

ラム

プロの技だと思ったのは、皿の上の要素をすべてまとめて口に入れたときの、旨味の相乗効果。
例えば、ラム肉の付け合わせは「牛蒡と蕎麦の実のリゾット」と「梨とセロリ」。驚きと繊細な組み合わせの妙を堪能しました。

唯一、リコリス(甘草)のセミフレッドは、好みが割れると思いました。これも、柚の効いたソースをたっぷり絡め、柑橘類と一緒に食べるとサッパリしていて美味しかったですが、セミフレッド自体は漢方くさい微妙な味わいだし、酸味が強いので甘いものが食べたい方には不向きだと思います。

パンは、見た目はバゲット風の白パンながら、柔らかめ。
主張は激しくないものの、噛めば小麦感が滲みますし、ソースを絡めて食べるのには適していました。

なお、今回は窓側の席だったので、外の景色が見えたのですが、景観が良くて驚きました。
相変わらず女性が多く非常に賑わっているお店でしたが、肩肘張らずにリッチなランチをするなら、いいお店だと改めて感じました。

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先日、池袋東武デパート内、鎧塚俊彦シェフプロデュースのデセールレストラン「TOSHI STYLE」でランチを頂きました。
http://www.1016.co.jp/toshistyle/

頂いたのは、オニオングラタンスープ付きのランチプレート。
パフェ仕立てのサラダと前菜2種、濃厚なオニオングラタンスープ、デザートプレートの3皿。
パティスリーキュイジーヌだけあって、盛り付けがお洒落です。
料理内容はシンプルながら、味も工夫されています。サラダは、ドレッシングにある独特の塩気とさっぱり感が野菜と合って、美味しく食べられます。パフェの下の方に入っていた人参のムースが、滑らかで美味。サーモンの上にあったのは刻みピクルスだったようですが、軽い酸味が良く合っていました。
オニオングラタンスープは、非常に厚い器に入っているため、タマネギとチーズの熱々な濃厚さを最後まで楽しめました。
パンも、きちんと温めた状態で提供されています。

当然、デザートも美味しかったです。
頂いたのは、カクテルスタイルのメロンショートケーキと、オレンジジュレの掛かったプリン。
が、これに関しては内容を選択できないのが残念でした。正直、隣の席で出されていたタルトが食べたかったです。コースの差なのか、ランダムなのか、頂けなくて残念でした。いつかリベンジ!

全体的に満足しましたが、難点が2つ。
まず、圧倒的に量が足りません。
私はどちらかと言えば小食な方なので、これでも構わないですが、腹を満たすという欲求には対応できていません。
それから、百貨店のレストランフロア内なのにテラス風に作っているため、行き交う人の喧噪が入ってきて、少し騒がしいこと。落ち着いて食事を頂くという雰囲気ではありません。
意外と、ランチよりディナーの方が向いているお店かも知れません。

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長野県松本市内のイタリアン「トラットリア・ミノリ」でランチを頂きました。

小さな店構えですが、カウンターとテーブル席が用意されていて、最大21席。
1人のシェフで切り盛りするには、少々席が多いように思いましたが、ゆっくりさせて貰えるのは嬉しいですね。
雰囲気はカジュアルですが、落ち着けました。

ランチタイムは、ランチコース(1600円)一択。
内容は、前菜盛り合わせ(写真)、パン、サラダ、パスタ(選択制)、デザート+飲み物と、なかなか充実しています。パスタは意外と量もあるため、男性でも満足できそうです。
写真は前菜盛り合わせですが、なんの変哲もない鶏肉の煮込みが実に柔らかかったり、キッシュの口溶けに感心しました。また、温かいものは温かい状態で盛り合わせてあるという点が、些細なことですがキチンとしたお店だと感じます。
デザートには、ヘーゼルナッツのクリームブリュレ。控えめな甘さとナッツの風味が良くて、普通のクリームブリュレより好きかもしれません。

全体的に優しい味でした。パンチがないというわけでもなく、辛すぎず甘すぎず、日本人の味覚にマッチするイタリアン。素晴らしい実力店だと思います。
メインは夜の営業だそうなので、また松本に行く機会があれば、ぜひ伺いたいです。