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アンリ・シャルパンティエの「層を味わうミルクレープ」
http://www.suzette-shop.jp/henri/item/332.html

以前語った(2013年4月23日記事参照)「自分は本当に美味しいクレープを食べていないだけなのでは」と疑ってクレープを買い続ける連鎖の対象に、ミルクレープも含まれています。
さて、長年アンリ・シャルパンティエのケーキを購入していますが、最近になってスペシャリテが「クレープシュゼット」だと知りました。クレープがスペシャリテのお店なら期待できそうだ、と期待して購入しました。

生地は、極めて薄いのですが、もちもち且つしっとりしています。間を埋めるクリームは、滑らかな舌触り。
確かに「層」はあるのですが、生地とクリームがまったく分離しておらず、一体になっている点が非常に不思議でした。
生地がズレたりすることはなく、フォークで生地を切る感覚には、よく切れる包丁でゆでたまごを切るような、不思議な気持ちよさがあります。断面も綺麗でした。
味は結構濃い感じもしたのですが、果物の効果もあってか、あっさりさっぱりと食べられました。
クレープという単純な菓子が元とは思えない、奥深い作り込みを感じます。
よく見ると、キウイに金粉をまぶして高級感を演出しているところも、結構気に入りました。

それにしても、アンリ・シャルパンティエは商品ネーミングも巧いですよね。

「マンゴープリン」が美味しい、ザ・ペニンシュラブティック。
では、他の定番カップスイーツはどうなのか検証するため、2番人気・3番人気だという「杏仁豆腐デラックス」「スペシャルカスタードプリン」を頂いてみました。

・マンゴープリンスペシャル →2010年9月27日記事参照
・メロンゼリー杏仁豆腐 →2011年11月1日記事参照

杏仁豆腐デラックス

杏仁豆腐

暗い色の陶器の容器が、確かにデラックスな印象。この容器は、3セットくらい欲しくなります。和食に使うと格好良さそうです。
杏仁豆腐としては、ババロアのようなクリーミィなタイプで、濃厚。シンプルなスイーツですが、奥行きを感じます。
クコの実が柔らかくて美味しかったのも驚きました。

スペシャルカスタードプリン

カスタードプリン

味わいはクリームカスタード的ですが、そこそこの硬さがあります。
キャラメルの味は、上品と取るか薄いと取るか、意見の分かれそうなところですが、私は濃いカスタードと喧嘩しないバランスで良いと思いました。
充分濃厚で美味しいけれど、カスタードプリンは各店凝ったものが出ているので、リピート購入するほどのインパクトは感じませんでした。

もっとも、杏仁豆腐とカスタードプリンの評価の差は、器の気に入り度かも知れません(笑)。

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アンリ・シャルパンティエ秋のケーキ「栗たっぷりのマロンパイ」
http://www.suzette-shop.jp/henri/item/47.html

名前通りの「栗たっぷり」。
パイ生地の上に薄焼きのスポンジ、その上に栗入りの生地、という構造。中に栗がごろごろ入っているのみならず、生地自体もマロンペーストで作られているため、栗好きには溜まりません。味は勿論、香り、歯応えでも「栗」を感じられます。
トップの飾りは、栗と生クリームとチョコレートと、普通なら茶色で地味になるところに、アクセントで翠が入っているのが、この店らしいお洒落感ですね。
しっとりした生地とサクサクしたパイの食感も合致しています。

アンリ・シャルパンティエで栗を使ったケーキといえば、金/銀2種類のモンブランが定番でしたが、今回のマロンパイも、甘さ控えめで優しい味わいの、上品な秋の味覚でした。

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ブールミッシュの「とろけるチーズタルト」

※なぜか、手前の方がタルトがよく焼けて焦げ気味、奥は逆に白っぽいです。
仕上がりに差があるのは許容しますが、一度に詰めているのだから、同じような焼き上がりのモノを入れて貰えたら嬉しかったですね。

池袋西武・横浜そごう限定販売の商品。
kiriのクリームチーズを使用しているという説明に惹かれて、購入。
タルトですので、土台は当然硬いですが、中のチーズは商品名通りとろける仕上がりでした。
甘さはほとんどなく、塩気が強いです。デザートとしてコーヒーや紅茶と一緒に食べるよりも、チーズとして、ワインと併せて食べるのが良さそうです。
というわけで、左党兼右党な女性におすすめします。

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シティライツ「とろ~りかけ~るパンナコッタ」3種
http://www.city-lites.jp/

商品名の割に、パンナコッタ自体はゼラチン質が強くしっかりしています。“とろ〜りかけ〜る”はソースの枕詞だったのでした。
ソースの種類は、カラメル、ストロベリー、マンゴーの3種類。
果物系2種は意外と甘さ控えめで酸味がありましたが、パンナコッタには良く合いました。

パンナコッタはラム酒が強く効いています。ソースを入れると酒精が薄れて食べやすくなりました。
パンナコッタだけでも十分食べられます。が、ソースを入れた方が味が複雑になって、今風のスイーツになると思いました。