BパートがMyヒットだったドルアーガ9話「イレブンナイン」。
正直、Aパートでは、パーティ分散と言う手法は視点がばらけるし、あの橋自体が分散を実現する為に用意された舞台設定と感じて気に喰わなかったのですが、Bパートの為なら仕方ないなと思えてしまいました。
カリーに、黙祷を捧げます。
話数がまだあるこの時点で棺に触るのは死亡フラグ、と思ったら本当に本当に……! 地味だけど有能職で、何より三次元にいたら付き合いやすそうな良いキャラだったのに。いい人から死んで行く法則は二次元でも当てはまるんですね。
スカウト技能に関しては他の誰も代えられないので、ニーバパーティはこの先相当厳しいですね。以前のサキュバスの台詞「死んでも良いと思ったから連れてきた」思惑が、万一ニーバの心にあったとしても、こんな途中の階層で死んでもらう予定ではなかった筈。後の二人は完全に攻撃職ですから、ダンジョン攻略の役には立たないんですよね。ドルイドくらい勧誘しておけば良かったのに。
カリーの死が、直接彼と関係した人以外には影響を及ばさないのは厳しい世界で良いと思いました。
気になる棺の中身ですが、現段階で推測しても絶対分からない物だと思うので取り敢えず無視。ただ、開けた瞬間のカリーの反応からすると、誰でも(或いは一定上の知識を持つ塔頂者なら)一目で何かわかるものってことですよね。
そう言えば、鏡に姿が映ったのにファティナの偽物は発生しませんでしたが、これってまさか次回以降に引き継ぐのでしょうか。それとも、偽物が湧くのはこの階層だけの特性かな。
本当にこの後をどう纏めるんでしょうね。
今回裏切りはなかったので、あと3話で3回ジルは裏切られなくちゃならないんですね。ちょっと駆け足過ぎる感。取り敢えず最終話で3回裏切られたら笑う事にします。
各キャラの動機的なものは、今回とにかく詰め込んだって感じですけれど、ニーバとカーヤ以外は物語の根幹に関わる動機はないと踏んでいたので、元々私が気にしていなかったと言うオチ。でもメルトは判断保留にした方が良いかも知れませんね。メルトは裏がない男なので、理由があれだけでも不思議はないけれど、根絶対象は海ピーマンとバビリムナマコだけで良いとは思えない。他にも嫌いな食材は有る筈だ!
次回予告は雪に埋まって行くニーバが相変わらずのドルアーガ節でしたが、本編は総ての謎に向けて一直線でしょう。カリーの仇が早い段階で討てるよう祈ってます。
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アニメの中でゲームなドルアーガ8話「伝説の塔」。
最後のネタ回だからと思ってか、スタッフが色々はっちゃけ過ぎたか。懐ゲーをそのままパロディとして作品内に持ってきてしまうのは、私はサービスよりおフザケに感じちゃいました。
それでも笑った所は、まず隠しレバーの操作方法。隠しコマンドかと突っ込みたいです。と言うか、あれアーケードレバーじゃないですか! それをワイン持ちするジルは、ゲーマーの素質があります。
それからボンボンなニーバ。ジルがそれなりの家の子息なんだから、ニーバだって当然なんですけれど、ラムネの瓶の開け方が分からない、飲む前に布で拭う、ビー玉が引っ掛かって飲み難いと、見事なボンボンっぷりでした。この人、実はこれまでの塔頂中もこんなだったのかしら。ファティナが慣れてる顔だったことからして、もう彼のやることは総て好きなんでしょうね。9話ではジルを見直してくれるようだけれど、ここまで関係が出来上がってるとニーバ贔屓なのは変わらなそう。
「ノートを借りる」発言は、イシターの復活と記憶がごっちゃになってパスワードを書き留める為かと思ったのですが、攻略本でした。攻略本見ながらやるゲームって作業になっちゃうと思うんですが、実は「ドルアーガの塔」の攻略は作業だよね、と言う自虐だったりするのでしょうか。
メルトは「飽きた」発言やら、クーパのリボンを引っ張って遊んでるとか、相変わらず空気が読めない男っぷりを披露。ただ、人が熱中しているゲームを横から見てるのって、ゲーマーな自分は興味津々でも、そうでない人は本気でつまらないと思われるため、ある意味リアルな発言に感じました。
王の回想は重要そうな伏線なのに、あんまり良く分からなかったです。カイが攫われたシーンと見るには、台詞がおかしいですよね。でも「お目覚め」したということは、カイはあの60階デフォルメ塔に封印されてたのかな。
3度裏切りに遭うと言う予言は、あと4話しかないのに凄いことを言い出しましたね。2回はカーヤとニーバが濃厚ですが、あと1回は? 同じ人から2回と言う可能性もありますが、ジル本人が思い描いていた塔の真実に、とかかな? 最近ジルをちやほやしてる他の塔頂者から、と言うのは少々ダークですし。
OPの細かい所が密かに変わっているのは、そんな所までと感心しました。EDも少し変えてこないかしら。
1クールしかないのに丸々ドラゴン退治で1話使った、配分のよく分からないアニメ・ドルアーガ7話「片羽と踊れ」。
若干、作画が崩れてきた模様。今回はアクションが多いから仕方ないと思うも、戦闘中にモブが棒立ちしていたりして、ちょっと残念でした。
その点以外は、普通に面白かったです。
ジルの勧誘台詞に、お姫様やら宿屋の主人やら含まれ、表1話のネタがこんなところで出て来るとは意表をつかれました。
今回メルトは良い所なし。クーパの口車に乗せられてる(サクラにしては本気っぽかった)辺りは面白かったんですけれど、魔法を外したのが痛いです。いざとなったら役に立つ「昼行灯」キャラでいて欲しかったな。
今回登場した女子だけのパーティは、5話の温泉にいたパーティですよね。美肌への執着で、唯一片羽から鱗を入手したその根性に恐ろしい物を感じました。
今回で好感度が大幅アップしたウルク軍の皆さん。
ケルブが大剣使いなのは、私に対する挑戦でしょうか。声がてらそままさき氏というだけで好感度高いのに、またウォースラ@FF12との共通点が出てきてしまいました。それ以外はかなり逆の方向のキャラで、ケルブは戦士としては有能だけれど、指揮官としては無能ですね。突進しか脳がないのが困りどころですね。まぁどちらも好きです。
今後の展開は、ジルvs.ニーバになっていくのでしょうか。
ニーバには、サキュバスの誘惑に惑わされない強さがあると信じたいのですが、一方で何考えているか全く分からないと言うのも事実。
サキュバスがいた場所にファティナが現れる演出は、ドキッとしました。
予告の「遠藤です」は本当になんなんでしょう。しかもゲームの方にも登場されている模様。氏こそが邪神だったのか!
http://druaga-mmo.com/top/information_detail.action?id=227
折り返しになるドルアーガ6話「雷光の架け橋」。
……これが塔の中と言えるのか? と突っ込む事から始まりました。
一気に「鉄の宮」まで進んでいてビックリしました。明示されていないだけで、密かに前回が「鉛の宮」だったのかな。
このペースで1話1宮とすると、11話で「天空の宮」に辿り着くので、このペース配分は1クールに収める為の策でしょうね。
この1クールと言うのが意外と難題で、今回はクーパとメルトのスポット回かと思いきや、ちょっと他の要素も盛り込みすぎて主題が見えない事になりました。ピンライトを当てる対象は主役に絞ってくれないと。3つも4つもピンライトあたったら、それは唯のライトでございます。
まぁ、お話のテンポはスピーディで好きですが、今回のような話では、掘り下げの浅さが気になりました。賀東招二氏のブログなどを読むと、削ったところがあればもっと……と思わされる為でしょうか。
全体の流れとしては、ジルが剣の使いかたを覚えたのが今回の収穫かな。中盤になるので、戦闘演出はもっと派手にしてくれても良いかなと思います。
海ピーマンって生き物なんですね。ヤドカリの背中がピーマン状態。これは野菜のピーマンの味がするのか、肉っぽいのか、判断に悩む外見です。
「お前も子供だろ」と言われた時にクーパが随分びっくり顔をしていたので、実は4028歳とか言うキャラだったのかと一瞬疑ってしまいましたが、メルトの従者と言う事で出自がはっきりしているので、それは有り得ませんでした。
一押しは、シャンプーハットがないと頭が洗えず、クーパがいないと杖が出せず、その上、ライナスの毛布が必要なメルト。最高です。でも今回入れておくべきだった「あんな口を叩くけれど根は良い奴なんだ」と言うエピソードがなかったので、総合的には株を下げてしまったかな。次回もそこそこ出番が多そうなので、そこで持ち直してくれるでしょうか。
なんだかんだ言いつつ、欠かさず見ているドルアーガ5話「ジウスドラの罠」。
この話から脚本が賀東招二氏の手を離れると聞き、どうなるか心配していましたが、アニメ「スレイヤーズ」のギャグ月間を思わせるハイテンションお遊び回でした。ギャグで消化したと言う点は表1話と同じだけれど、個人的に5話はちゃんと面白かったからOKです。
と言うわけで、本気で声出して笑いました。
個人的に一番ウケたのは、メルトのマギー司郎芸(縦縞のハンカチを横縞にする)が、アーメイと被った瞬間でした。
罠で一番良かったのは、やはり獣好きなので予告にもあった獣化の罠。
獣化したニーバが、ファティナに褒められて、「褒めても何も出ないぞ」とか言ってるのに尻尾を振って喜んでいたのは面白い。本心からクールなのではなく、クールに振る舞っているキャラだったんですね。
しかも、その後ろでは猫化したカリーとウトゥが、尻尾に飛び掛かりたい気持ちを必死に耐えているのでした。お兄ちゃん、背後に注意して!
今回、近道と回り道で別れた2パーティの進度は差がついたので、しばらくニーバ側はお休みでしょうか。
ローパー音頭は、Googleで検索結果が1,710件もある衝撃。
子ジルと子ニーバがローパー音頭を踊る回想は、文句無しに可愛かったです。踊りを直伝して貰えなかったニーバは妾腹の子なんでしょうね。
しかしローパーは卵生だったのか……。
冒頭で見掛けた他者の状況が、自分たちによって繰り返される言うのは、話の構成としてよくあるパターンだけれど綺麗にまとまっていて好きです。こういう構成の短編を自分でも書けたら良いなと思います。