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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」3巻

買ってきました。
表紙はやはりナルサスでしたね。本屋で見た瞬間、このナルサスは良いな、と思いました。絵を描く気が満々でね(笑)。
気が早いですけれど、次巻はギーヴか、登場順優先でエラムのどちらかな。巻を追うごとにキャラが生きて来てると感じるので、誰が来るか楽しみです。

今巻で一番楽しみにしていたのは、もちろんファランギース登場話です。「絶世の美女!」のくだりは、やっぱり笑えました。
そして、咄嗟にそう呼び掛けてみるギーヴも凄いですよね。
ファランギースは、コミックスの前にアニメ公式サイトの相関図でデザインを見てしまい、イメージと違うなぁと思っていたのですが、実際に漫画のコマで動く姿を見ると、これも有りだと思い直しました。
というか、アニメ公式に載せているコマだけが微妙だというべきかも。

エトワールとの思わぬ再会など、独自展開も含めて、個人的には荒川漫画版は非常に楽しめています。
ただ、以前の漫画版と違い独自展開を入れているのに、これしかストックがない状態でアニメ化して大丈夫なのだろうか、という不安が今回改めて生じました。

最後に、折り込みチラシで驚いたのですが、「タイタニア」5巻が発売され、完結してました。
完結する日が来るとは、感慨深いですね。1巻を読んだ後、完結まで忘れようと封印していました。ようやく2巻以降を読むことができます。これも楽しみです。

世の中のスピードが加速しているのか、あらゆる展開が想定より早いです。
ということで、今年に入ってから出た情報のまとめ。

ゲーム

New3DS版「ゼノブレイド」は4月2日発売。
Wii Uの新作「ゼノブレイドクロス」より前の発売だろうと予測はしていましたが、「ゼノブレイドクロス」が4月29日という時点で、まず意外でした。

ちなみに、3DS版「ゼルダの伝説ムジュラの仮面」は2月14日発売。
こちらも遊んでみようかと考えていましたが、まだ消化しないといけないゲームがあるので、2月に3DSを買うのは早計かな。残念ですがこれは見合わせようと思います。ま、怖いゲームは苦手だから、やらなくて済んで良かったのかも?

ゼノブレイドの前に買うなら、来週発売の「レジェンドオブレガシー」の方が、気になる存在ではあるんですよね。フリューですけれど。

逆に、夏発売の「ファイアーエムブレムif」は、「ゼノブレイド」が終わった良いタイミングになるかもしれません。
初のFEプレイとなるでしょうか!?

アニメ

http://www.arslan.jp
アルスラーン戦記」は、2015年4月放映開始。しかも日曜午後枠。あれ?ということは長期間放送なのでしょうか?
銀河英雄伝説」再アニメ化は昨年春から告知されていましたが、さすがに同一原作者の戦記物を同時期にやらないと思いますので、こちらはもう少し後なのか、それとも、地上波ではないのでしょうか。
発売延期していたコミックス3巻は、2月9日発売となり待ち遠しいです。でも最大の楽しみにしていたファランギースの顔を、アニメ公式サイトで見てしまったのは痛恨のミス。

個人的には「GOD EATER」も期待しています。
http://www.godeater.jp/anime/
特に、音楽が椎名豪氏というのが楽しみな要素ですね。それにしても、こちらは「GOD EATER 2 RAGE BURST」の発売と合わせて放映かと思いきや、全然関係ない辺りが不思議です。

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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」2巻

先月発売された1巻の感想は、2014年4月9日記事参照

2巻に収録されたのは5〜10話。お話としては、エクバターナが陥落しイノケンティス七世が入城。捕らえたタハミーネの魅力にノックアウトされたところまで。一方、アルスラーンはナルサスを臣下に加え、エクバターナを目指す途中。
前回は「進撃の巨人」しおりが付いていましたが、今回はアルスラーンとダリューンのしおり付きです。

今回は手放しで褒めたいくらい面白かったです!
1巻はまだ物語の舞台を整えていた段階だったので、なんとも評価し難かったですが、2巻では全体的にテンポが良く、あちらこちらで物語が動き出したので楽しいです。また、読者の笑いを誘うことを意識した、漫画的なおかしみも色々盛り込まれていました。
エクバターナでの虐殺など容赦ないシーンも多いのですが、ギャグパートがあると緩急が付いていいですね。

アルスラーンの部下は、ダリューン筆頭に「一騎当千」という印象なのですが、今回はナルサスとギーヴの無双っぷりが気持ちよかったです。
特に、変な言い方ですが、ギーヴがちゃんと美形キャラとして成り立っていたのも良かったです。荒川先生は、見た目で分かりやすい「美形」はあまり描かれないイメージだったのですが、こうなると、絶世の美女ファランギースへの期待感も上がりますね。

3巻は11月発売予定とのこと。楽しみです。
なお、コミックス内に原作小説「アルスラーン戦記」14巻 天鳴地動の広告が入っていましたが、なぜか発売日が載っていないチラシでした。
来週、5月17日発売らしいです。

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荒川弘版 漫画「アルスラーン戦記」1巻
http://www.shonenmagazine.com/bmaga/arslan

コミカライズ発表時のニュースは、2013年7月2日記事参照
待つこと9か月、遂に単行本1巻が発売しました。
1巻に収録されたのは1〜4話。お話としては、第一次アトロパテネ会戦が終わりナルサスが登場したところまで。
ちなみに、2巻は来月発売です。本日発売の本誌で連載10話目になるので、ストックが一気になくなってしまいますね。個人的には、一度に1・2巻同時発売でも良かったくらいですが。

さて、今回の「アルスラーン戦記」ですが、まだお話は始まったばかりで、主人公がまだ能動的に動いていないので、ちょっと評価し難いです。
一番面白かったのは、巻末のおまけ4コマと荒川弘&田中芳樹対談だったというのが正直な感想です。
まぁ、敗戦中のアルスラーンとダリューンの間に面白い会話を望むのは無理というものですね。
内容自体には、少年漫画向けに多少脚色して分かりやすくしているので、漫画から入る人にも優しく、原作既読者も納得がいくコミカライズではないかと思います。
田中先生の「メディアミックス化に際して細かいことは言わない」方針が、この作品に関しては良い方向に向かってると思います。

……などと語りつつ、実は私は「完結してから読もう」と思って原作は1巻時点で封印したので、ろくに原作既読者と言えません。
めでたく原作新刊も脱稿したそうですし、漫画版が完結する頃には原作も読める状態になっていると良いなと願っています。

ちなみに、カバーを外すと、とても素敵なラフ画が載っていました。ポスターかなにかに使われる絵柄なのかな。ただの没ラフでは勿体ないと思う格好良さでした。

来週7月9日発売の別冊少年マガジン8月号より、荒川弘氏が「アルスラーン戦記」をコミカライズ。
http://natalie.mu/comic/news/90231

荒川弘氏は、大ヒット漫画「鋼の錬金術師」の作者。現在は「銀の匙」を週間連載中。
「アルスラーン戦記」は、田中芳樹先生によるファンタジー戦記小説(第一巻1986刊行、2013年現時点で未完)。
どういう繋がりがあるのかと思いきや……

荒川のコメントによるとこの豪華連載が実現に至ったのは、荒川が「アルスラーン戦記」の愛読者であるという編集者の誤解に端を発する。

コミックナタリー2013年5月9日記事

……笑っちゃいました。
マンガ版1話はオリジナルストーリーとのことなので、荒川氏がアルスラーン戦記をどう読み解いたか、早速問われますね。思う存分作劇してもらった方が面白くなりそうです。私は読むとしてもコミックス待ちになりますが、楽しみです。

ところで、私の記憶違いでなければ「アルスラーン戦記」のコミカライズは、中村地里氏版というものが既に存在しましたよね?
少女漫画風で、戦記物としては少し物足りない感じでしたが、王子アルスラーンの線の細さはマッチしていたと思います。それだけに、骨太な画風の荒川氏だと、だいぶ印象が変わりそうです。