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ストーリー&トロフィーコンプリートしました。

先に全主人公をLv.60まで強化し、魔法薬を作って挑んだので、それなりにサクサクと回収できました。
通過順は、下記の通り。

  • 正規の組み合わせ(前回)
  • ベルベット(6つ目の獣)コルネリウス(冥府の王)オズワルド(灼熱の化身)→グウェンドリン(結晶炉)→メルセデス(最後の竜)
  • メルセデス(6つ目の獣)→ベルベット(冥府の王)→グウェンドリン(灼熱の化身)→オズワルド(結晶炉)→コルネリウス(最後の竜)
  • グウェンドリン(6つ目の獣)→オズワルド(冥府の王)→コルネリウス(灼熱の化身)

ここで、ストーリーの穴埋めは完了。
青文字にした組み合わせは個別イベントがあり、それ以外は共通イベントのため、1パターン見れば全員分が埋まる形。よって、5周はしなくてもコンプリートできる仕様でした。
でも、もっと物語を堪能したかったから、全員個別イベントでも良かった気もします。ティトレルの指輪を持っているグウェンドリンくらい、結晶炉に対してリアクションが欲しかったですよ。

ミリス

1つでも挑む組み合わせが間違っている場合は、もう一つの結末が待っていました。文字通り終焉を迎えるという、非常に悲しい結末です。或いは、このミリスの祈りが、グウェンドリンとオズワルドを生き残らせたと思うべきでしょうか。
予言書を覆すには、色々な偶然と運命が合わさる必要があったのだな、と改めて思います。

逆に、すべてのストーリ—を埋めてトゥルーエンドを迎えると、遂にバレンタイン記念コインを集め切ったコルネリウスとベルベットが、人間の姿に戻るエピソード「祝福」が挿入されました!
コルネリウス編でプーカの呪いの解除方法が判明した段階で、もう二度と人間の姿には戻れないんじゃないかと思っていましたが、執念だなぁ。2人でいたからこそ、挫けず歩めた道程でしょうね。

その他、「終焉」を繰り返して見えてきたこと。

イングヴェイは、トゥルーエンド以外の道筋では、必ずベルドーを殺して自分の後始末を付けるんですね。見直しました。

祖父王の話から、オズワルドはメルヴィンに拾われたと思うことにしたようですが、オズワルド誘拐事件の直後に、エドガー暗殺があったと考えることもできますよね。でも、そんな悪党の行動によって偶然「タイタニア王家の血を引く魔剣使い」が生まれることになり、それが世界を救う要因になった、と捉えるのも、個人的には楽しいです。

オニキス

オニキス王は、女性を捕まえて「純潔の宝」とか言い出した時点で「…」と思ったけれど、戦闘後は本当にグウェンドリンの事を好きだったという気持ちが伝わって、なんだか哀れに感じました。
グウェンドリンは、オズワルドと巡り会わずに政略結婚していても、これだけ愛されたらいずれ幸せになれたかもしれないですね。
予言書の「世界樹」以外では、唯一グウェンドリンのみが、炎の進軍を止めることができるのですね。でも生き残る男女がいなくなってしまうから、これでは世界は救われないのですが……。

総評

完成された物語構成

クリア後は大絶賛モードに移行しましたが、先に正直に書いておくと、コルネリウス編を遊んでいる頃は飽きてました
なぜなら、グウェンドリン編とやっていることが変わりないから。
5人分、同じようなステージとボスと戦って、恋愛話を見させられるのかと思って、好評価に首を傾げました。肝心の物語も、最初のうちはブツ切れ感覚が気になっていました。

面白くなってきたのは、メルセデス編から。
前2人とは異なる戦闘要素。少女の成長という分かりやすい物語。グウェンドリン編で緒戦だけ体験した、コルドロン戦争の結末が見られる熱い展開。そしてなにより、カエルとの掛け合いが秀逸。
他の主人公達は割と1人で決断して1人で行動することが多いので、軽妙な会話が楽しめるメルセデス編は貴重でした。
その後、オズワルド編は体験済みのメルセデス編やグウェンドリン編の裏側が分かる展開なので、5人の物語に分割されている意義が分かってきます。ベルベット編は主人公自身が謎を追っていくスタイルなので、物語に楽に入っていけます。
5人のバランスと物語の最終的な纏まりかたからすると、この順番で固定されている理由は分かるし、変えて欲しいとも思わないけれど、コルネリウスで飽きる人は、他にもいるんじゃないかしら。

すべて通しての物語は、本当に面白かったです。
なぜ少女が本を読んでいる、という構図の物語なのかも含めて、無駄なく配置された設定と出来事に感心し、補強するテキストたちまで楽しく読みました。

美しさと分かり易さの両立

私は本作をビジュアル目当てで購入したわけですが、芸術性寄りだけれど、ステージの見易さもちゃんと成立しているのが、ゲームとして良いポイントだと思います
特に、円形ステージの存在が秀逸。2Dアクションなのに、ボス戦でステージの「端」が存在しないのは良いなと思いました。まぁ、全体マップの見かたが分かるまでは、どこに向かっているのか良く分からなかったけれど。

マップ

この画面は極端な例です(笑)。

ストレスフリーで遊べるインターフェイス

コントローラー説明以外のマニュアルが付随していませんが、チュートリアルが非常に丁寧なので問題ありませんでした。その上、説明を無視して、先にあれこれ試しても平気な自由さがあるため、操作していて楽しかったです。
アイテムの並び替えを任意にさせて欲しいとか、些細な要望はありますが、その程度しか文句の付けようがない完成度でした。

現在地:運命とともに・クリア→終焉→カーテンコール
終焉の予言へ向かって突き進んで行くので、ベルベット編からそのまま一気に「終焉」エンディングまで突入しました。

ベルベット編の最終ステータス。

ベルベット

これまでの展開では、オーダインの娘たちばかりが取沙汰されていて、イングヴェイとの関わりは見えなかったのですが、ちゃんと父と息子の関係も折り込まれていて、無駄のない物語だなと感心しました。

こうもやすやすと侵入者を神殿に入れる

この台詞は、もっとも過ぎて笑っちゃったけれどね! 死の国は一度入ったら出られないと言われているのに、オーダイン筆頭に全主人公気軽に訪れるのだから、女王はもっと怒っても良いですよ。

「終焉」は、クロイツ先生の解釈通りに戦いました。でも時系列イベントツリーを見ると全員分、別のルートがあるみたいですね。あのボスラッシュを5パターンやるのかと思うと、いささか面倒ですが……。全キャラ、魔法薬を大量に作ってしまうか。

1章 6つ目の獣vsコルネリウス
この時点では、コルネリウスが縁のガロン王ではなく、イングヴェイという選択肢で本当に間違いないのか心配になりつつ戦闘へ。
イングヴェイは間違いなく引き金の一つを引いたけれど、メルセデスに対する面倒見の良さを見ているし、やることすべて裏目に出てしまっているものだから、憎み切れない可哀想な子供だと思います。

2章 冥府の王vsオズワルド
ガロン王自身が戦闘前に「血縁でないと倒せない」とフラグを建ててくれたので「あっ(察し)」という境地を実感しました。
オズワルドとガロン王の戦いで明かされた過去が外道で驚きましたが、最後にメルヴィンの株上げもあって、オズワルドとしては救われるエピソードになっていて、5戦中唯一良かったと感じました。

3章 灼熱の化身vsメルセデス
ダーコーヴァの秘術の問題や、「終焉を生き残る人間は、新しい人類の始祖となる男女2人」というクロイツ先生の解釈に従う以上、メルセデスとイングヴェイが結ばれないことは予想していたけれど、メルセデスが大地に還ってしまうとは思ってもおらず、衝撃のラストでした。
サイファースキル「ブリューナク」発動時に生える樹が世界樹ではないか?と、無駄に「ブリューナク」で戦ってみたりしたんですが、そういう事ではなかったんですね。

4章 結晶炉vsベルベット
本体へのダメージの入れかたがなかなか分からず、面倒な増援も沸くし、頼みの魔法薬も使い難い位置だから鎖で殴り倒すしかなかったりと、長期戦になりました。
そしてこの戦いの後の時点で、バッドエンド直行か!?と焦ったのですが……

5章 最後の竜vsグウェンドリン
ちょっと意外な、ボスが積極攻撃をしてこない最終戦でした。
あれほど巨大なレヴァンタンからすれば、虫が飛んでいるな、くらいの感覚なんですかね。

すべての戦いを終えて、呆然としている中、アリスが喋ったことにまず衝撃を受けました。
思わず「しゃ、しゃべったー!」と私も声を出しちゃいましたよ。

屋根裏部屋

そして、物語の続きとスタッフロール、カーテンコールへ。
青い鳥は、グリゼルダだったのですね。ずっと、グウェンドリンの心だと思っていたけれど、妹を心配して寄り添っていたのかと思うと、その姉妹愛に感動しました。オズワルドにも見えた理由に納得できました。

結局、三賢人の捨て台詞と裏腹に、サイファーにフォゾンを溜め込んでいたのが良かったんだ!と分かる展開は熱くなったし、バレンタイン王の掛けた呪いが「プーカの呪い」だったことはビックリしたけれど、そのお陰で「生き残る人間は2人」という枷から外れて、コルネリウスとベルベットも生き残った(そして未だにコインを集めている)と思うと、良かったのかもしれません。他のプーカたちが生き残った可能性も見えたし、となればミリスとブロムと再会する未来も想像できますものね。

いや、面白かった! ほろ苦い、哀しいお話だったけれど、満足しました。
前述の通りシナリオが埋まっていないし、クリア後特典も開放されたので、もう少し遊んでから総評とします。

現在地:運命とともに・4章終了

遂に、5人目の主人公・ベルベット編開始。

ベルベット戦闘

敵として登場した時に鎖のアクションを見て、これは私には荷が重いかもしれない、と危惧していましたが、なかなか爽快です。
一撃の攻撃力はやや弱いけれど、その分、攻撃範囲と手数の多さで補うタイプなので、ガチャレバでもそれなりに様になるのが有難いです。ダッシュ攻撃だけうまく出せないけれど、よく考えたらこれまでの主人公でも誰一人ダッシュ攻撃を使い熟せなかったので、クリアには問題ないでしょう。
スキルは炎系が揃っており、炎上させて連続ダメージでチェインを繋ぐのが楽しいです。
ただ、2章で隠しスキル「スパイラルドライブ」の場所が分からず、無駄に時間を消費しました。
ヒントが「一番上から落下落下」なので、3面ぶち抜きの落下エリアで、どこにも引っ掛からずに落ちれば良いんだ!と思って散々練習し、遂にノーミスで完全落下を果たしたのですが、もちろんそんなアクションは求められていませんでした(苦笑)。

コルネリウスとベルベット

物語が始まると、いきなりコルネリウス(人間版)との逢瀬でしたが、人間姿を見慣れていないせいで「偽者」っぽく感じました。
また、前回アッサリと亡くなったスカルディが大活躍。
グウェンドリンとの遭遇がベルベットの視点から描かれたり、指輪を巡ってメルセデスと戦闘があるのはもちろん、姿は見せないけれどオズワルドの話も頻繁に耳にするので、これまでの主人公の物語の総決算という感じです。

グウェンドリンとベルベット

しかし、これまでの主人公が、自分の道を進んでいたのに対して、ベルベットは自分の運命に立ち向かうためとは言え明確に「終焉の予言」を止める為に動いているので、より深く物語の核心に迫っている感じがします。

それにしても、オーダインはベルベットに対しては愛情が分かりやすく、今までより良い方向に印象が変わったのですが、バレンタイン王は孫娘を鞭打って舞を踊らせるとか、もの凄く気持ち悪いな……とドン引きしました。

現在地:死と闇黒の剣・クリア

オズワルド

いつも通り、最後にガッとレベルを上げました。
今回はコインを料理(経験値)に注ぎ込むだけでなく、ウーズ戦を2回繰り返してフォゾンを稼ぎました。コルネリウスの時は、分裂するウーズに手を焼いたけれど、オズワルドは、引き寄せの指輪+ウェイジングヴォイドで楽に対処できたので、良い稼ぎ場でした。

ウーズ戦

ワーグナー戦は、新たな攻撃パターンが追加。竜巻とエレメントを大量に呼び出す攻撃で凍らされて、気付いたら体力0になっていたという、かなり不名誉な初敗北を喰らいました。さすが、因縁の相手だけあって、ワーグナーも本気でしたね。竜の強さを初めて思い知った気がします。
でも、最終的に竜たちはみんな、侭ならない運命で散っていくのが寂しいです。

そんなわけで、城と槍と眠れる姫君を手に入れたオズワルド。
ここで、グウェンドリンの心を守ろうと強がるミリスの可愛さに悶えました。
グウェンドリン編で目覚めた時、ミリスの存在を心強く思ったものだけれど、彼女が古城に来てくれたのは、単に付き人だからでなく、グウェンドリンがミリスたちプーカにとって大切な姫君ベルベットを救っていたからなのですね。正に、情けは人の為ならず。
その後は、「心を自由にする魔法」を解いてからグウェンドリンを起こす話になるのかと思いきや、なんとグウェンドリン誘拐事件が発生。三賢者最後の一人(スカルディ)が頑張るなと思いきや、活躍の期間は短く、あっという間に退場と相成りました。
あれ? ベルドーは死の国で死神に殺され、ウルズールはベリアルの道連れとなったので、黒幕は全員死んだのでは!?
しかしスカルディの話を聞いた感じだと、サイファーがフォゾンを吸収することで、輪廻転生しなくなるそうなので、彼らがこれ以上暗躍しなくても、世界の破滅は訪れてしまうのでしょうか。

眠っているのに移動距離が長いグウェンドリンを追って、最後は炎の国へ。
ここでは、炎の王オニキスが、魔王オーダインより年長という驚愕の事実を知って口が開きっ放しでした。

オニキス

グウェンドリン編で彼から迫られた時は「グウェンドリンさん、モテモテ」なんて悠長に思っていたのですが、娘世代の少女に迫っていたのかと思うと、ちょっと笑えなくなりました。
でも、炎の王が好色心でなく本気でグウェンドリンを好きだった上に、オズワルドを上回るポエマーっぷりを発揮するのを見ている内に、生暖かい笑いに昇華された気がします。

現在地:死と闇黒の剣・5章攻略中

暗殺宣言か、と思っていたら本当に暗殺して回っていたらしいオズワルドさんの滅私奉公生活にビックリした3章。
自分の境遇を理解できなかったというより、したくなかったんだと思いますが、結局はメルヴィンに裏切られ、死の国に落とされてしまいました。
ただでさえ暗い展開なのに、魔剣に斬り殺された死者達から延々恨み言を聞かされ、憂鬱な死の国の旅路が始まりました。
それにしても、青い鳥はグウェンドリンの自我(深層心理)だと思っていたんですが、オズワルドにも見えるということは、実際に存在するのでしょうか?

4章はいつも通り女王との対決かと思いきや、魔石泥棒にやってきたオーダインを倒すよう指令を受けることに。魔王も最強を名乗る割に、彼方此方でヤラレ役になっていますね。
ところが、オーダインを見逃す代わりに一緒に死の国を脱出させて貰えることになって、契約も何のそので、地上へ帰還。
この展開は、ちょっとオデット様に同情してしまいました。契約上、オズワルドは女王の所有物になっているのに、指令を守らない、勝手に逃げる、そして未来では殴り込んできた嫁に殺されてしまうとなると、いくらサディスティック女王様でも哀れな話。
ちなみに、メルヴィンと死の国の女王が交わした契約書によると、闇の力を使う度に臓腑と骨が女王の物になるらしいですが、骨はともかく、臓腑って五臓六腑の他にありましたっけ? たぶんもう、使い切ったよ(笑)。

5章は、「一国の王が膝を折るのだ」と言われることに、「オーダインは最初から膝が折れ曲がってる姿勢じゃないか!」と突っ込みながら、ワーグナーを倒しに雪山へ。

オーダイン

今回も、フロストベン×2体に大苦戦しました。個人的には、メルセデス編より難しかったです。特に、操作ミスなのかバグなのか、2回も前のマップに戻されて、最初から仕切り直しになったのが辛かった……。
3回目は真面目にやる気が失せたので、手持ちの魔法薬をガンガン投げ付けてやりました。ケッ。