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先日から予告されていた、テイルズ関係の情報公開が続々されていますが、シンフォニアが関係する、旧アニメ作品に関してはここで纏まっていました。
http://www.inside-games.jp/article/2015/12/15/94069.html

OVA「テイルズ オブ シンフォ二ア THE ANIMATION」スペシャルプライス Blu-ray BOXが発売決定。
EXTENDED TRILOGY BD-BOXが3万円だったので、今回は半額になります。
ただ、ボックスイラストやジャケット&EDイラストポストカードセットという付加価値がない分、そんなものかなとも思ったり。
製作年が2007年〜2012年というところに、改めて驚愕しました。

OVA「テイルズ オブ ファンタジア THE ANIMATION」スペシャルプライス Blu-ray BOXも発売決定。こちらはBD-BOXの元値が24,360円だったので、70%以上OFFとなる7,000円という価格は、かなりお得に感じますね。

それから、TVアニメ「テイルズ オブ ジ アビス」がなぜかこのタイミングで再放送。
TOKYO MXは日曜・火曜に放送という週2回形態で、懐かしい「サザエさん」を思い出しました。

五十音順キャラクター・ショートショート【る】
→ルールは2012年12月17日記事参照


 ルーン文字が刻まれた、古ぼけた杖だった。
「判定するぞ」
 期待と不安が互いに引き合う緊張の中、私は宣言し、魔力に満ちた壺を傾けた。その口から、紅い魔力の液体が流れ落ちる。液体の触れた箇所から杖の輝きが蘇る光景に、心が逸る。
 この魔法の液体に浸せば、あらゆるものが本来備わっていた力を取り戻す。
 私と彼は震える手で杖の表面を拭い、いまやはっきりと視認できるようになった銘を読み上げた。
「……ルーンスタッフ」
 現代では製法が失われた、伝説級の杖だ。
 危険な坑道から杖を持ち帰った友人は、感動を籠めて息を吐いた。
「念願のルーンスタッフを手に入れたぞ!」
 ほとんど同時に、私は彼に伏して願った。
「譲ってくれ、頼む」
 一瞬の間があってから、彼は私に笑いかけた。
「だめだ」
「見損なったぞ、エドワード」
 呻くような声が出た。
 勿論、発見者である彼に第一の所有権があることは認めよう。だが、坑道の入抗許可証を手配し、金欠の彼に代わって魔法の薬ルーンボトルを用意した私の助力も鑑みて貰わねばならない。
 その上、私は宮廷魔術師なのに、いまだに店売りのルビーワンドを使っているのだ。魔法大国たる我が国の威信を保つため、国民の協力を期待しても良いはずだ。
 私の訴えを彼は一蹴した。
「私の方が危険な旅をして、世界の魔術発展のために貢献しているさ」
 だが、その危険な旅の中で彼が杖に求める役割は、私が許容できることでない。
「どうせ、ただの杖として使うのだろう」
「そういう歳なんだよ」
 魔法の発動体として活用されないなら、ただの樫製ロッドで十分だ。
 しかし彼は頑なだった。
「とにかく、これは譲らない」
 そして、神話に登場する杖の名をあげて、こう約束したのだ。
「次にスターメイスを見付けたらこっちは譲ってやるさ。お古だがな」

 ――結局、スターメイスを見付けることなく彼は逝ってしまい、形見としてルーンスタッフは私の元にやって来た。
 だが、私は待っている。彼がスターメイスを見付けて帰ってくることを。それまで、この杖は預かっているだけなのだ。

ルーンスタッフは遺された
……ルーングロム(ゲーム「テイルズオブファンタジア」)


何も考えずに書いた典型のようなSSで、ごめんなさい。

ルビーワンドは過去のアルヴァニスタで販売している杖。一方、ルーンスタッフは過去のモーリア坑道B10で宝箱から入手可能。攻撃力が倍以上違います。
未来のアルヴァニスタではルーンスタッフより2.5倍強い「ホーリィスタッフ」を販売中。この後、ルーングロムの下でルーンスタッフの研究開発が進み、ホーリィスタッフ開発に寄与したのだと勝手に宣っておきます。
なお、ルーンスタッフの次に手に入る杖はユニコーンホーンですが、エドワード・D・モリスンは清らかな乙女じゃないので最初から狙っていません(笑)。
スターメイスは、未来世界のダオス城の宝箱から入手可能。エドワードが入手するには、クレス一行に入れて貰うしかありませんね。

今日改めて検証したところ、ドンジャラのユアンとロイドは互いに反応がありました(キャラ選択時点から専用セリフ)。
私の方ではユアンさま関連しか収集する予定がありませんが、すべての要素を集める方がいらっしゃるようでしたら、応援したいです。

残りのアドベンチャーパートも、ざっと遊んでみました。

たいせつな場所

魔法が使えなくなったアーチェのドタバタ喜劇。
予想通りのシナリオ運びに予想通りのオチなので、特にこれと言った感想も浮かびません。
ある意味正しくファン向け? ただ、精霊とクラースの人間関係は、あんな風に茶化されると……クラースを「弄る」と言うのはPS版から強調された要素だと思ってるので、個人的には複雑です。

遺言 メシュティアリカ

鳴り物入りだった筈のカンタビレ師団長が、意外に出番が少なく拍子抜けしました。
私のプレイした限り、彼女は「ヴァンが何か不審な動きをしていることを知っている」「超振動の実験をしている場所を知っている」なのに「自分からはアクションしない」「本編中に世界が大きく変動して行く時にも辺境に引きこもったまま出て来ない」という人物。ティアに覚悟を問う前に、ご自身は何をしているのかと聞き返したいです。
ヴァン総長が、やや狂人的に描かれていたのも私のイメージとは違うので、何周もしてやり込みたいとは思えないシナリオでした。
この2シナリオはライターが違う方なのですね。アビスに関しては記憶が薄れているせいもあると思いますが、展開や時系列的な設定関係でちょっと腑に落ちない点もあったので、どの程度、アビス本編のシナリオを熟知して書かれたのかが気になりました。