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「八丁堀の七人」という時代劇作品があります。
片岡鶴太郎演じる同心・仏田八兵衛と周辺の人々を描く一話完結型ドラマです。

時代劇好きの父が鑑賞する傍らで、見るとはなしに見ていたある日、不意に思いました。
――与力・青山様って、フォウルみたいだな、と。
例えば物事を「何でもお見通し」なこと。または、神出鬼没でタイミング良く現れるところ。破天荒で上層部からは煙たがられていること。自分の正義を信じて貫くこと。そして、微妙に「エエ格好しぃ」であること。
青山様は粋で鯔背な男前なので、フォウルではちょっと身長が足りませんが(笑)。

青山様がフォウルとなると、主人公である八兵衛はイクスだな、とこちらも直ぐに思い付きました。
「仏の八兵衛」と呼ばれる生真面目で優しい実直な男。
作中のイクスは教室長という立場ゆえ調整役に回ることが多く、あまり他人と衝突しませんが、一本通すところは絶対に引かず、上司でも食って掛かるタイプだと思います。

そんなフォウル様とイクスのいる北町奉行所。
……ちょっと面白そうです。

2010年の実写映画に続き、「鉄拳」がまたも映画化。
今度は、長編フルCGアニメーション映画「鉄拳 ブラッド・ベンジェンス」です。
http://tekken-bloodvengeance.com/

駅にポスターが掲載されていたので知りました。
どうやら「鉄拳VI」設定のようだけれど、暁雨が主役なら李超狼の出番はないな、と思いつつ公式サイトを確認したら、なぜか相関図に乗っていました。
しかも「京國校の教師」って、なにやってるの、この人(笑)。
初期の頃は「銀髪の悪魔」なんて呼ばれていたのが、遠い昔のことですね。それとも、当時の私の眼が節穴だったのか。

ちなみに、「鉄拳」より「ソウルキャリバー」の方がファンタジー映画っぽくなりそうだと個人的には思います。数年前のファンタジー映画流行の頃なら、多少ウケたのでは。

これは、ちょっと欲しいかも。
R2-D2が星空を投影する家庭用プラネタリウム「ホームスター R2-D2」!

セガトイズのホームスターシリーズ公式サイト
http://www.segatoys.co.jp/homestar/

まず、R2-D2が星の大海を投影する光景に夢があります!

そして写真で見る限り、なかなか精巧にできています。
サイズがW100×H210×D88mmですから、部屋に置いてもインテリアの一部として邪魔にならないと言うのも良いですね。敢えて実物大(H920mm)にしなかったのは英断だと思います。
なにより、価格がお手頃でお小遣いで買えます。

欲を言えば、頭頂部ではなくモノアイから投影して欲しいとか、デス・スターが太陽系の中にあるのか?とか、色々出てきますが……、ファン向けの玩具としてはロマンに溢れていて合格点だと思います。

遅蒔きながら、実写版「桜蘭高校ホスト部」を観ました。
http://www.tbs.co.jp/ouran2011/

今期は、男装の女子が男性陣に囲まれると言う設定のドラマが3作もあります。3作中、唯一の深夜域である「ホスト部」は、原作に忠実なおバカドラマでした。
CGが多用されているので、特撮を見ているような印象も受けます。部員の周りに点描が飛ぶ演出には笑いました。
漫画世界をリアルにしようとしていた「有閑倶楽部」「ここはグリーンウッド」とは違うアプローチだけど、現実離れしたファンタジーと言う意味では、こういう演出もありかな。

キャストは、ハルヒ@川口春奈の完成度に尽きます。序盤は整っていない髪が確かにやや男子的だし、変身後は女の子が想像する「二次元の綺麗な男の子」的で可愛い。しかも、本当に高校生なんですね。
ハルヒが若い分、20代以上の男性陣は苦戦してる気がしました。
環は、実写だと本当にウザい(笑)。見事なアホ殿っぷりに、身体を張ってるなぁと感心。ただ、環にはスマートさも欲しいですね。今のところは体育会系寄りの印象でした。
それと、常陸院家の双子に高木心平・万平は合わないと思っていたのですが、「悪戯好き」を全面に出した演技で意外と良かったです。光が心平、馨が万平と言うのも、納得でした。
ハニー先輩だけは、実写に無理がありました。

さて、このドラマ、実は美術面が一番感心しました。
オープニングでは校内に緑が少ないと思ったけれど、エントランスは雰囲気がありますよね。こういう建物を、良く探してくるなぁ。
セットも、深夜域とは思えない豪華さですね。美術セットについては、公式ブログでもウリとして上げていました。
制服は、原作のデザインを踏襲していないのにコスプレチックにみえる点が残念です。

それにしてもこのドラマ、30分枠なのでそんなに沢山のエピソードは盛り込めないですよね。26話構成だったアニメをそのまま当て嵌めると、夏休み前くらいの段階で終わっちゃいます。
恋愛関係には触れず「おバカイケメンドラマ」に終始するのだとしたら、それはそれで面白いかも知れませんね。

……何時の間にこんなことに。

映画「忍たま乱太郎」
http://wwws.warnerbros.co.jp/nintama/

ミュージカルを演っているとか、キャラ追加により、近年大きなお友達に好評を博していると聞いていましたが、こんなにキャラクターがいたんだ!と吃驚しています。1年の3人組しか知りませんでした。
取り敢えず公式サイトの「出席簿」を見た限りでは、二年生のキャラの立ってなさと、四年生の個性の強さが際立って印象に残ります。あと五年生の不破と鉢谷は、説明文読むまで画像指定ミスかと思いましたよ。

公式サイト「特報」を見て大笑いしましたが、キーワードだけ並べると、和製ハリーポッターなんですね。いや、ハリーが洋風乱太郎なのか?
しかしこの映像は「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」上映時のCMで流されたそうですが、そこまで狙うとパロディのつもりで制作してるのかと問い質したくなります。
最近の漫画実写映画流行には、笑いつつも、新規タイトルを作れないコンテンツ産業の異常さを感じてやみません。