• 2007年07月30日登録記事

妙に語りたくなる「エリザベート」話。
今日は、ゾフィーを取り巻く重臣たちについて少し考えてみます。
なお、重臣たちとひとまとめにしましたが、あの役は全員名前があるんですね。確かに、舞台上にいる時間の合計だけならルドルフより出番がありそうですし、1人くらい不在でも分かるまいと思いつつ、欠けたら寂しい気がするので、名前があっても良いのですが意外でした。

初登場の「謁見の間」は、全員それなりに立派に見えたのですが、やはり印象に残るのは「ゾフィーのサロン」での毒婦送り込み会議。本当にお茶目でヘタレで可愛らしいオジサマたちだと思います。なんせ、上級生が少ない昨今の宝塚事情ゆえか、皆無駄に美形なのです。
ゾフィー退場後は重臣たちもまったく出番がないので寂しいですね。宝塚版には依然ない「ゾフィーの死(Bellaria)」が組み込まれていれば、また少し違ったのでしょうか? いえ、しょせん脇役である彼らの待遇は変わらな気がします。そもそも、その先の時代には、重臣たちも一線を退いていたのかも知れません。2幕ではゾフィーと同じ進行で老けメイクをしていたことから考えると、彼女と同世代なのでは。だとすると、ゾフィーのサロンとは、若かりし頃のゾフィーが開いていた集いから、政治的な思惑を持った連中がそのままスライドして彼女を取り巻いていたんでしょうね。
……などと、脇役だけに全然情報がなく、勝手に空想を広げてしましました。
どなたか、重臣たちで二次小説を書かれませんか。私は読みますよ。

ちなみに1幕で、ハンガリー訪問に同行するよう懇願する陛下のバックコーラスを歌っていた重臣たちの歌詞がまったく聞き取れていません。個人的に気になっているので、何を言ってるのかご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えてください。