• 2009年登録記事

30年184日まで到達。
第二世代が続々入団するプレイ期間でした。

24年、魔女サーニャ(28-33)入団。
遠征帰りの25年133日には、レア職種が志望者に来ていて歓喜!
以前もお世話になったマンドラ家の魔騎士と、忍者を加入させました。
また、この時は後回しにしていた拠点の期限が被っていて、三カ所くらい崩壊することを覚悟していたのですが、祈祷師が好調だった御陰で、壊滅は一カ所で済みました。

25年25日には、ホースランとタリアの娘=ヴァルキリーのセリア・ウェンガッタが誕生、忍者が魔騎士に告白、隊長とヴァルキリーのアルヴァに精霊ファフニール降臨と、怒濤の展開。
親友関係は、隊長が魔騎士と結婚する危険を避けた結果ですが、これ以上の子供が望めないことを考えれば、精霊を所持しておくのは良い戦略かもしれない、と今後の人間関係にも取り入れる事を検討。

26年、隊長の次男アル(16-20)と、魔女三人姉妹の二人目サニミ(23-31)が入団。
……アルは、能力は申し分ないのですが、このピークの短さはどうしたことでしょう。三男が誕生していなかったら、今頃頭を抱えていたところです。
サニミはタリアとの入れ替えで、ホースランが独り身に。
同年125日に、待望の第二世代聖騎士が誕生しました! ヴァルマハとメルローネの子=メレ・メルヴァイクです。
更に、魔騎士(ディニファス・マンドラ)と忍者(ウミヅキ・ハスナ)も結婚にこぎつけ、どちらの職種が産まれても期待出来るなぁと、未来がどんどん楽しみになっていきます。

27年は、ホノカの娘ハルカ(25-34)入団。あまり期待していなかったのですが、ピークが長いのが嬉しいです。
志願者ではもう一人新しい忍者がやって来たので、前年頑張ってくれた祈祷師と入れ替え。
忍者は総じてピークが短いので、ゲシュタルトボードをじっくり観て、とにかく最短で人間関係を構築。
その成果有り、同年335日に、ホースランとサニミが結婚。メルレーネがアルに告白。忍者と魔術師でデートと、人間関係が一気に進みました。

28年8日、早くも二度目のナグゾスサールが出現。
さて、困ったなと思いながら、リッチ(Lv.9)を精霊で無理矢理倒したところ、初めて最高レベル能力を誇るアイテム「シロンの指輪」を獲得しました。これぞ天からの恵み。大事に使おうと思います。

143日には、告白していた魔術師(アル・シモア)と聖騎士(メルレーネ・メルヴァイク)が無事結婚。
メルレーネは成熟の段階にきており、アルもピークが短い代わりになかなかの能力者。二人の力が巧く引き継がれれば、第三世代のリーダー格になってくれる筈、と祈りを込めておきます。

この時、女神のお願いに従って予定を変更した遠征先で、誘惑者戦が発生。が、思わぬ不幸に見舞われ、攻撃が集中し隊員が一名死亡。他のメンバーも危険、と言う状態で、仕方なく本当は討伐対象の魔物に使う筈会った精霊を発動しました。
……ファフニールの追加効果って、蘇生だったんですね!
あまり精霊を使用した事がないので、追加効果を忘れていました。死亡した隊員が無事蘇り、危機を回避。
代わりに精霊を使えなくなった魔物の方は、負けないローテーションを組んでなんとか退治しました。

29年165日は、ホースランとサニミの間に息子=騎士エスコバル・ウェンガッタ、ディニファスとウミズキに娘=忍者ユフィ・ハスナが誕生。
ずっと恋人同士でデートばかり繰り返し、告白してくれなかった魔術師(ミルミネム・キシュ)と忍者(レイ・ゼドガイ)もやっとゴールイン。
新たな人間関係が出来た所で、いつの間にか懸念通り魔女と魔術師ばかりで弓手が衰退中のアルヴァしかいない状態になっており、仕方なく親友と新人ヴァルキリーを入れ替え。
これで、大変お世話になった精霊の力とおさらばです。

30年になると、成人した魔女サキア(22-27)と祈祷師テンペ(24-28)が志願。悩んだ末、サキアは入団拒否しました。姉たちがそっくりおりますし、ピーク期を考えると活躍出来る時間が同じなので、それなら既に育てている側を残そうと言う判断です。
入団を心待ちしていたテンペは、素早さ6.6。ここから更に成長する事を期待します。
小刻みに遠征を行い、93日にはアルとメルレーネに娘=聖騎士メノア・メルヴァイクが誕生。
魔術師と聖騎士の娘と言う、隊長で狙って失敗した子供が産まれたことにワクワクします。
184日はミルミネムとレイに長男=魔術師ミレイ・キシュが誕生。
テンペは、早くもサーニャと結婚。
実はこのサーニャ、隊長の息子アオイの嫁候補で少しずつ関係を進めていたのですが、アオイが不調の事が多く、今一歩のところで止まっていました。
その二人の近くにテンペが現れたため、急遽サーニャと組む相手をテンペに変更。あっという間に二人は仲を深め、この短期間で結婚に漕ぎ着けたのでした。
さて、嫁候補を目の前で連れて行かれたアオイはどうしたものか、と思った所、なんとまた絶不調に(笑)。
女心は秋の空、アオイはまだもう少し猶予があるので、別の女性が見つかると良いですね。

本当は名前なんてただの記号かもしれない。AでもBでも、隣の誰かとは違う別の人間を呼ぶのに差し支えなければ事足りる。
(AKC「名もなき」抜粋)

と言っても、付ける方はそれなりに考えて名前を付けているのです。

先日「オリジナルキャラクターの名前をどのように付けるか」と言う要点の話が出たので、自分の名付け方について触れてみたいと思います。

基本的には、麻生流ネーミングは下記の要素のいずれかを含んでいます。

  • フィーリング
    語感でなんとなく。意味を後付けすることもある。
  • 意味
    名前に意味を含ませる。例:ロアン
  • 愛称
    呼びたい愛称から本名を決める。例:イヴ→レイヴ
  • 関係性
    先に名付けたキャラと合わせるor逆にする。
  • ネタ
    決められた法則で名付ける。

ネタ名前に関しては、例えばTOSのマーブル/カカオ/ショコラ家族のように、決められたカテゴリの名前を持って来る等も含みます。商業作品でも多いですが、干支由来で名付けるなんてことを私もしました。
また、全キャラの名前を「六面ダイスを振って出た回数分辞書を引き、ページの頭文字を拾って名付ける」と言う荒技を行ったこともあります。

では、実際にどういう考えで名付けているのか、名前決めの例をお蔵入り倉庫作品【FLAMBER】を例にとって説明しましょう。

【FLAMBER】でまず最初に名前が決定したのは、“オーナー”レイです。これは、

  • 性別を明かさない都合上、男女どちらでも違和感がない名前
  • 綾波レイのコスプレがハマっている

と言う点からフィーリングで決めました。他の候補案が出ない程、あっさり決まった記憶があります。

次に、“スタッフ”ハルが確定しました。
これは、キャラクターに明確なモデルが存在したため、そのモデルの名前から取っています。
この2人の名前で、【FLAMBER】のキャラクターは「カタカナ2文字」と言う名付け全体の方向性=ネタが決まりました。

これを踏まえて決めたのが“オーナーの兄”リオになります。彼は「関係性」重視の名前付けとなりました。
それは、既に決定したオーナーの名前「レイ」に対して、「兄妹らしく=似た傾向の名前にする」と言う点です。つまり、前述の「男女どちらでも違和感がない名前」にすることと、可能であればラ行+ア行で一層同一感を持たせたいと考え、この名前が登場しました。
もっとも、「ゲキレンジャー」が放映中でなければ、リオと言う名前は直ぐ出なかったかも知れません。

4人目にようやく決まったのが“主人公”ヒロこと高木宏文でした。これは「愛称」+「フィーリング」の名付けになります。
まず「カタカナ2文字」で日本人男性名として違和感がないものを考えた際、本名より愛称であるとした方が「主人公の独自性」が出て、その上で「周囲に溶け込んでいる感」もあると考え、愛称として「ヒロ」を採用。
後から、「ヒロ」に変化して違和感のない本名を考えた際、なんとなく宏文になり、なんとなく高木になりました。

最後に決めたのが“追加スタッフ”ミキです。彼女も「関係性」から決まりました。
それは、他のキャラクターが全員「ラ行」の音を持っていると言うことです。これ自体は意図していないことでしたが、そのような構造が出来上がっていることから、後から入った異物と言う印象を持たせる為に、ラ行は外すことにして名付けています。

このような形で、8割方「なんとなく」決めてます。
狙った通りの効果が出ているかどうかは分かりませんが、その辺は自己満足の部分もあるので、作品の空気を壊していなければ良いのかなとも思ってます。

23年68日まで到達。

まず、19年272日、遂にナグゾスサールに挑戦!
1列目に生命力奪取対策の幻術師、その後ろの2列目にヴァルキリー2名(内1名は衰退中)、聖騎士と魔術師、更にその後ろ控えの3列目に隊長と魔術師(3列目には補助なし)と言う、出来ればもう少し考えたいギリギリの配置でしたが、犠牲者なしで倒すことが出来ました。大殊勲は、好調の御陰で何度HPを吸われてもクリティカルチャージを連発した幻術師ルップルでしょう。
しかし参加していた面子が疲労困憊してしまったので、ナグゾを倒しただけで一目散に都へ帰還。

帰還途中に迎えた祝福の日に、第二世代が初めて隊にやってきました。
隊長の息子アオイは、16-39と言う初代隊長並の成長期のなさが気になる物の、長く戦い抜いてくれるだろう寿命が有難いサムライ。ピーク終了間近の戦士と入れ替えで加入。
タリアは、弓手同士の子供且つ優れた素質判定なので期待していましたが、残念ながら16-21と言う短命の娘。しかし衰退中のエルヴァルを連れ回すのもそろそろ限界と判断し、入れ替えました。

帰還した20年47日に、隊長と魔術師(イータン・シャンルン)が突然結婚。
あれ? 隊長はアーチャーに告白していたのでは……と思っていたら、続けてそのアーチャー(ヴァルマハ・ムローガ)と聖騎士(メルレーネ・メルヴァイク)も結婚。
その上ヴァルキリー(ウルヴァラ・レゲル)が幻術師(ルップル・イリード)に告白し、ナグゾ戦に参加していたメンバーは全員カップル成立してしまいました。
補助やHP回復を掛け合ってローテーションしていたので、人間関係が団子状態になってしまったんですね。
しかし面白いのは、ヴァルマハがこの結婚以来不調状態であることです(笑)。
隊長から告白されて、同じ聖騎士であるメルレーネに色々相談している内に、彼女といい雰囲気になってしまったヴァルマハ。そんな彼の心変わりに気付き、悄気る隊長をイータンが慰め……なんてメロドラマを瞬時に思い描いてしまいました。
なお、翌21年22日、ルップルとウルヴァラは無事ゴールイン。
ヴァルマハとメルレーネには第一子=アーチャーのメロ・ムローガが誕生。これでメルレーネの産む子が全員アーチャーだったら怨んでやる、と思ったら、念が乱数の神様も動かしたのか、ヴァルマハは相変わらず不調になってました。

毎年-50以上される安全値と、各地に湧く魔物の多さに頭を抱えつつ、人間関係にもそれなりに気を配り、22年62日には、タリアが騎士ホースランに告白。
ホースランは、能力は標準ですが長命なので、タリアのピークの短さが補われる子供が第三世代に産まれると良いなと思い、お節介を焼いた結果です。
この年、衰退期を迎えた魔術師を魔女に入れ替え。既にピークを迎えており、あまり能力の魅力はないのですが、もう少し待てば子供世代で魔女が来るので、それまでの繋ぎと思ってます。

23年を迎えると、隊長のもう一人の息子・魔術師アルと、アギとフレリッサの子・魔女サニミが12歳になった予告が。
どこかノンビリしたアルが「まだ覚えてない呪文書があった〜」と今頃言っているのに対し、姉御肌のサニミは「もう呪文は全部覚えた」と言っているのが可笑しく、もし寿命等の関係が巧くいけば、この二人は幼馴染みカップルとして成立させたいなぁと密かに思っています。

そんなことを考えたながら帰還した23年38日、なんと隊長に諦めていた第三子が誕生! ただし、今回も男の子で、魔術師でした。
しかし隊長は若返り中ですし、イータンも脂の乗った年齢で、しかも隊長が苦手な列回復を得意とする、巧い具合の二人。良い感じの子供に成長するよう願いつつ、アルト・シャンルンと名付けました。
騎士(ホースラン・ウェンガッタ)と第二世代ヴァルキリー(タリア・ウェンガッタ)も無事結婚。
偶然にも同じウェンガッタ家の人間で、もしかすると従兄弟やハトコなのかも、と想像できますね。
もう一人いた騎士が衰退期に入ったため、志願者で来ていた祈祷師を採用。現在聖竜騎士団は無影石(HPを減少させるが素早さをアップする)を所有していますので、遅い魔物や新人育成には役立つのでは?と期待しています。
しかし、今思うとスバンヌは志願者としてはかなり優秀な素早さとHPを持つ、良い祈祷師でした。そんな彼の血を、無事残せている事に心から安心しています。気が早いけれど、同時入団になるサキアをお嫁さん候補として考えておこうかな。

無事帰ってきました。
博多座は劇場の中に、屋台のような感じで土産やお弁当のお店が軒を連ねていて面白い劇場ですね。傾斜も適度で、少し椅子が堅めなのか腰が痛くなった以外は、良い劇場だなと思いました。

14日16:30公演と、15日12:00公演を観劇。それぞれ、1階でオペラ未使用原作未読、2階でオペラ使用原作既読と、自主的に視点を変えてみました。
総じて、15日の方が良かったかな、と思います。客層も、15日は遠征ファンが多かったのではと思う拍手の熱さでした。会場中が暖かく、なぜか私が感激しました(笑)。

まず、芝居「大江山花伝」。

幕開きに茨木@大空だけが板付きで立っていて、まず後ろ向き→振り向くが、顔を扇で隠している→顔を見せる、と2段階焦らされた分、万雷の拍手でした。
鬘は作り込んでいるし、衣装も豊富に取り替えてくれて、ビジュアル的には非常に満足しました。本当に「この世の物ではない」美しさだったと思うファンの欲目です。
女装シーンで、お付きの二人は「女の子の声」を出しているのに、茨木は明らかに「男がシナを作って女性らしく話してる声」で笑いました。これも男役スキルの差なのか?
藤子@野々は、独白シーンの熱演だけで客の心を捉えていたと思います。初日は平気だったのに、二日目は話し出した途端滂沱の涙で、オペラを支えていられない状態になりました。たった一人、振り付けもなく長台詞を言うだけで劇場を埋めるその芝居心は流石の一言。
所作は、日舞の為に三味線までやる本格派の綱@北翔がとても美しく、目を奪われました。何が凄いって、持ってる扇や剣と言った小道具が、位置を決めるとピクリとも動かないんですよね。
胡蝶@花影は、佇まいが美しくて驚きました。洋物で、妹系キャラのイメージがありましたが、こういう大人の役の方が似合っているのかも。
千年杉@萬は予想していたより出番も少ないし、物語上の比重も軽く、勿体ない役者の使い方だと思いました。

お話自体は、ちょっと展開が早過ぎることと、茨木と綱の間に友情を感じさせるエピソードがもう少し織り込まないと二人の思いが伝わらない印象がありましたが、その辺を理解している15日は、スムーズに入り込めました。
酒呑童子の処理が、原作と舞台で大きく違いましたが、私は原作に背いていても舞台の方が好きかな。人間であろうとした茨木なら、ああいう形の方がしっくりします。

滝壺をどうやって舞台上に作るのか?と思っていたら凄いスモークで恐れ入りました。
あと、演出関係は茨木が綱に名乗って退場する序盤シーンで、回り盆とせり下がりの組み合わせは良かったです。
ただ、他の点は……ライトの使い方など一本調子で、古い印象を拭えませんでした。
平安時代の日本物なのに、意外と音楽がエレキ系を使っていたり、攻撃的で驚きました。初見は合わないと思ったのですが、そういうものだと思ったらよく合ってるような印象に変わったので、まぁ鬼と人間の差を出す為にも良かったのでは。

他に気になった事。
酒呑童子@十輝は、元々鼻声なのか、たまたま風邪気味だったのか、台詞の合間に鼻を啜るような間と音があって、少し気になりました。
それと、舞台転換の時に大音がするのが、かなり気になりました。慣れない劇場で大劇場並のセットを動かすのは難しいのでしょうけれど、少し興醒めです。

続いて、ショー「Apasionado!! II」。

とにかく熱く熱く最高の盛り上がりでした!
少人数なのを感じさせないように総出で頑張っていて、凄まじい体力勝負になってる感がありましたが、それも発される熱の要因の一つになっていたのではないでしょうか。
再演の弊害で「瀬奈ならここで魅せるのだろうな」と思ってしまう面もありましたが、宙組は宙組で、自分たちらしくやっているのでは。
男役の黒燕尾ダンスは、三角形フォーメーションの頂点にいること自体に大感激です。でも、一番大空に合っていたのは、やはり新振り付けの荒野だと思いました。
新振り付けと言えば、14日はデュエットダンスのリフトがかなり怪しくて(野々は腰が引き気味だし、大空は抱え上げたは良いものの回転で軸がブレる)、「リフト大好き」「大空ファン」「野々好き」な自分でも、その3つが組み合わさった結果を喜ぶかと言えば、そうでもないんだと分かりました。

バンピロ伯爵のシーンは、なぜか15日はバックのダンサーに注目してしまって、大変激しい振りですが、あんなに踊れたら気持ちいいだろうなぁと思いました。
女装シーンは、組長が完全に笑いを取りに行っていて、素晴らしい戦闘意欲でした。
なんせ宙組なので、あんなに月組・花組時代は長身がウリだった大空が小さく見えるくらいの長身揃いで、花は花でも食虫花に違いあるまい、と思いました。
花影は、華があるけれど、二階席から観ると細すぎて折れてしまいそうだったので、ちょと肉を付けて欲しいですね。

最後に、宙組全般の事。
コーラスはさすが宙組。また、影ソロが凄く迫力ありました。
青年館「逆転裁判」しか観ていないので、今回初見のメンバーが多く、なかなか脳内で巧く照らし合わせられないのですが、芝居で茨木の部下を演じてくれていたので、下級生ですが蒼羽りくと星吹彩翔は見分けられるようになりました。
元々、ハンディおとめで蒼羽りくは学年の割に男役の顔が作れているなぁと思ってチェックしていたのと、星吹彩翔はとにかく個性的なので、まぁ次回も多分この二人は見分けられるでしょう。
中堅では、逆転裁判で矢張を演じていた鳳翔大が、「凰稀かなめに似ている」と思って以来、直ぐ分かるようになりました。ダンスや歌など向上すれば、美しさで十分やっていけるのでないかと思います……って、不思議と凰稀に言ってるのと同じ感想ですね。顔が似てる人は、芸風も似るのか?

一人なので色々不安もありましたが、遠征して良かったです。細々書き出すと終わらないので、この辺で一旦筆を止めます。
DVDも買って、「カサブランカ」までに宙組生を研究するぞ!

今週読んだ本。

「かもめのジョナサン」リチャード・バック 五木寛之訳

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
カモメのジョナサンは他のカモメと異なり、飛行自体に価値を見出し、訓練を繰り返していたため異端として群れを追放される。それでも飛行訓練を続けたジョナサンは、高次の世界へ導かれ、思考と肉体の鎖を解き放った自由な存在となる。
ジョナサンは同胞を導くため群に戻る。やがて、弟子のフレッチャーが事故の末に高次の世界へ行き着き思想が引き継がれると、ジョナサンは飛び立って行く。

日本訳を最初に出版したのはリーダーズ・ダイジェストだった筈ですが、後から出した五木寛之訳でベストセラーになった短編、と言う程度の事前知識。
寓話であると言う事も理解していなかったので、読み終えた後はしばし唖然としました。翼の折れたメイナードがジョナサンの思想に触れて飛べるようになるとか、岩に激突したフレッチャーが生き返るシーンは、聖書の一節のように感じます。取り敢えず「生活の為に生きるのは止めよ」と呼び掛けている話だと受け取りましたが、高尚だとは思っても、自分には未だピンと来ないです。
宗教観とか死生観と言った精神を持ってないと、読み解けないのかも。ジョナサンは日常に立脚して高次にあるのでなく、日常を捨てて高次に移行するけれど、私は日常の中から自分を見出す話の方が好きかなぁと思います。

「燃えよ剣(下)」司馬遼太郎

ようやく下巻を読みました。上巻よりスムーズに読めたような気がします。要は面白かった、と言う意味で捉えて頂いて結構です。
近藤の覇気の抜け様や、榎本や大島の弱腰に「ちぇっ」と舌打ちし、自然と土方に肩入れして読ませてしまうのは、司馬氏の巧さなのか、日本人の判官贔屓なのかなぁと感じました。
あと、上巻で感じた女性の使い方の不満は、下巻のお雪さんで帳消しにしておきます。