• 2011年登録記事

現在地:Chapter 11(流砂の洞窟に挑戦中)

前回の遠征でドクローズとの話は終わったのかと思いきや、まだ続いていたのですね。
彼等は悪意ある集団だったとベラップが知り、主人公とパートナーに謝ってくれる展開を期待します。

さて、新キャラ・ヨノワールは助言者的なポジションの人物ですが、ディグダが足形で種族を判定できなかったことから、主人公と同じく後天性ポケモンなのでは、と勝手に推測しました。
でも、主人公の事情をすべて話したときに反応したのは「時空の叫び」の能力の方だったので、違うのかしら。

時の歯車を盗む犯人ジュプトルは、もう少し引っ張るのかと思っていましたが、早くも追跡を始めることになりました。
時の歯車を見付ける手口からすると、ジュプトルも「時空の叫び」の能力者な気がします。
ん? とすると、ジュプトルの方が後天性ポケモンという可能性も否定できませんね。街のポケモンが「聞いた事がない」と語っていたのも気になります。深読みし過ぎでしょうか。

さて、冒険の方について。
今回からAランクの依頼も受け始めました。しかし、探索は問題なくても、尋ね者はさすがに強かったです。「ふっかつのタネ」が連続で消えていきました。
強敵と戦う時は、仲間がどう戦うかは指定できない点がマイナスになりますね。プレイヤーが指示を出せれば、もっと巧い戦い方ができるのですが。せめて全力攻撃してもらえるよう、作戦は近くの敵を攻撃する「まよわずすすめ」に固定化してみることに。
で、その状態でエレキ平原に向かったところ、最深部のレントラー戦で、この作戦が裏目に出てしまいました。
複数の敵に囲まれた状態でスタートしたため、仲間が個々に対処しようと散開して、各自が1対3くらいの状況になってしまったのです。主人公は一角に加勢することもできないまま、仲間に「オレンの実」を投げ与える回復係と化すことに。
危ういところでクリアはできましたが、袋に残った「ただのタネ」の数に愕然としました。

「ふっかつのタネ」の利用頻度が高くなったのはレベルが低いためかと考え、北の砂漠へ行く前に、また依頼漬けの日々を繰り返すことに。
未開のダンジョンへ足を広げて仲間も増やしつつ、ポケたんの冒険者ランクが「ゴールドランク」になったところで、シナリオに戻ることにしました。

北の砂漠は、食料が不足した以外は問題なく突破したものの、続く流砂の洞窟でモンスターハウスに初遭遇!
必死にモンスターを一掃してみれば、有効なアイテムをすべて使い切った状態。全滅の危険と此処に来るまでの苦労を天秤に掛け、苦渋の決断で脱出しました。
このダンジョン、どのモンスターも強い上に連続攻撃を仕掛けてくるので、HPが満タンでも気が抜けません。

後輩に教えて貰った「ふしぎなメール」で、下記の2匹を仲間にしました。
ガルーラ、フワンテ
カブトとリリーラに代えて、育てているところです。フワンテは防御面がやや不安ながら、常時2回攻撃がお得で、このまま1軍に据えようかなと思っています。
沢山種類がいるし、様々な特性もあるので、仲間は行き先に合わせて入れ替えるべきなのでしょうが、レベルを上げようと思うと、固定しておく必要があるのがジレンマです。
とりあえず、仲間のレベルを24まで上げることを流砂の洞窟再挑戦の目安にしようかな。

その他、今回の冒険の間に仲間になったポケモンは下記の通りです。
バタフリー、スボミー、キャモメ、ハネッコ、ムクバード、ケムッソ、ナゾノクサ、ニョロモ、タマタマ、ミツハニー、プテラ、トリトドン、チェリンボ、シェルダー、ベトベター、メリープ、ココドラ、サイホーン、キリンリキ

有川浩「図書館戦争」

【あらすじ】
笠原都は、高校生時代に良化機関の検閲から守ってくれた「王子様」を追い求め、図書館の防衛組織「図書隊」に入隊した。愚直な生き方で上官や同僚と衝突しながらも、図書特殊部隊で自分の居場所を作り上げて行く。

題名通り、本当に図書館で戦争をしているお話でした。
展開は思った通りに進み、あっと驚くどんでん返しもありません。でもキャラクターの立ち具合と掛け合いの面白さでちゃんと最後まで引っ張っていました。 手軽に読めて、読了感も悪くありません。
都の猪突っぷりは、さすがにこの歳になると気恥ずかしく感じますが、初志貫徹で突き進むところは見習いたい若さでもあります。
個人的に興味深いのは、手塚ですね。一足跳びに「付き合わないか」と提案してしまう辺りで、なんだか好きになりました。

なお、未見ながらノイタミナでアニメ放映していたということで以前からタイトルは知っていました。
今になってアニメ公式サイトを見て来たのですが、堂上教官はこんな若い設定だったんですね。30代だと思い込んでいたんですが、作中で年齢は明記されていたでしょうか。普通にイケメンで、思わず笑ってしまいました。

今や、「メディア良化法」をデタラメな設定とは言えない世の中ですが、発表当時に読んでいれば、もっと娯楽作品として楽しめたのかも知れません。

宝塚大劇場公演「クラシコ・イタリアーノ/NICE GUY!!」11:00回を観劇。
所用で大坂まで行ったので、初日は逃しましたが、しっかり観て来ました。

一幕がミュージカル「クラシコ・イタリアーノ −最高の男の仕立て方−」。
期待値を越えた出来で大満足しました。観劇後にとても気持ちよくなれる、良い作品です。
とてもオーソドックスで、奇を衒った演出があるわけでなく、割と淡々と進みます。
でもテーマはちゃんと伝わってきて心に残るし、登場人物たちが自分の筋を通していて、他者を一方的に攻撃することがなく、主要人物は作中に人間的成長を遂げ、人間讃歌に溢れている。コメディ部分には思い切り笑って、スーツ姿の男役勢の格好良さに痺れて、職人たちの想いに涙して、ラストはほっこりする……。
それで充分でした。
過去の植田景子先生には「小劇場サイズは佳作、大劇場はイマイチ」という評が付いて回っていましたが、今回は過去の作風を保ったまま、「こういう地味な作品でも大劇場で見せられる」と証明したように思います。

大空祐飛主演作なのに、戦争はなく、人死にがなく、不倫もないと言うだけでも、個人的には凄く嬉しかったですけれどね(笑)。

キャストごとの細かい感想は東京公演になってから書こうと思いますが、甘口辛口でそれぞれ1つだけ。
まず、絶賛したいのはマリオ@北翔海莉。難役をしっかり見せるさすがの技巧。サルヴァトーレとマリオの間に、これまで一緒に過ごして来た時間が確かに感じられ、別れのシーンには泣かされました。ナポリに戻ったサルヴァトーレは、マリオと再会して、また一緒に飲みに行ったりしている筈だと心から願います。
次に、辛口がジャコモ@十輝いりす。引き出しにない役を演っている感がありました。もっとサルヴァトーレを追い詰めるような怖さが欲しかったです。悠未ひろと逆の配役の方が合っていたかも。東京までにもっと大きく、迫り来る恐怖が出てくることを期待しています。

あ、冒頭のレニーのアドリブは「倉岡銀四郎」で「肉喰わねぇか、こら」でした。

二幕がショー・アトラクト「NICE GUY!! −その男、Yによる法則−」。
普通に良いショーなのですが、期待値が高過ぎたせいで、なんとなく肩透かしでした。

前回の「ルナロッサ」が月+中近東というテーマで、全体的に一つの作品になっていたのに対し、あれこれ要素が詰め込まれていて少し散漫な印象も受けました。
「Yearning(プロローグ)」が思ったほどキャッチーでなくて、続く「Young Blood(イケメンオークション)」もコメディさ加減が苦手な雰囲気で盛り上がらないまま観ていたところに、「Yaw(薔薇)」で突然圧倒され、洒落た「Yellow jacket(中詰)」になって楽しくなり、「Yonder(風)」に感動。「Yawp(セクシャル9)」でテンションが最高潮に盛り上がり、ところが大階段前のフィナーレに突入するとまた地味な印象に戻って、デュエットダンスがないままパレードに突入で、なんだか気付いたら終わりになっていた、という感じです。
まだ始まったばかりなので、プロローグとフィナーレはもっと良くなると期待しています。
イケメンオークションだけは、私の好みと懸け離れているので難しいな……。

ショーに対して微妙な印象を抱いた原因の一部は、衣装にあるかも知れません。
「Apasionado!!II」で、藤井先生の衣装センスは私の好みと合わないと感じていたのが、今回で決定付けられました。
男役の魅力を出すショーと銘打つなら、黒燕尾が欲しかったです。

でも、期待値が異常に高くなり過ぎていただけで、思い返してみると普通に良いショーなんですよね。
特に好きなシーンは、「Yaw」と「Yonder」です。
「Yaw」は耽美の世界。伯爵夫人@美穂圭子の高低自在な歌、少女@すみれ乃麗の可愛さと、一瞬だけ観られる軍帽を被った姿の不思議な怖さ、ナイスセクシャルY@大空祐飛から漂う謎のエロオーラ、そして彼等に翻弄され、最後は逆様に張り付けられる逃亡者@凰稀かなめ、とすべての要素に酔いしれました。
ただ、薔薇の花が散る演出はさすがにやりすぎな気がしますよ。
衝撃が強過ぎて上記の4人しか観られなかったので、東京では、棘のメンバーも1人ずつ確認したいところです。
「Yonder」は、コーラスの人数が少ないのに驚くべき声量とハーモニーに圧倒されました。天羽珠紀のソロも、今まで知らなかった高音と素直な響きに、改めて感嘆しました。

なんにせよ、両作品共、東京で再び観られるのを楽しみにしています。

明日、宙組大劇場公演が初日を迎えますね。「歌劇10月号」を購入して、公演の稽古風景を語る座談会を読んだので、もの凄くテンションと期待値が上がっています。
その勢いに乗って、「ヴァレンチノ」感想を一歩前進させることにしましょう。

【2幕2場 ムッシュ・ボーケールのセット】
自分の信念に凝り固まるナターシャは、スタッフと折り合わず、遂に現場を追放される。更に、占いで宣告されていたルディとの破局の兆しが現れ、ナターシャはルディの下を去る。

「ムッシュ・ボーケール」の撮影光景は、東京では爆笑の渦でした。
格好良いのにややオカマ調に演出を付けるシドニー・オルコット監督と、それに合わせて過剰な演技をするビーブ・ ダニエルズが最高でした。ナターシャは「ドタバタ喜劇と変わらない」と演出に文句を付けますが、実際問題、喜劇にしか観えなかったですよ(苦笑)。
さて、大空祐飛という役者はよく「金髪鬘が似合う」と評されますが、この「ムッシュー・ボーケール」における金髪鬘に限っては凄く似合ってないのが面白いです。ルディと役がハマっていないことが分かります。
映画製作は多数の人間で行うプロジェクトなのに、ナターシャはそれを使って「自分だけの世界」に閉じ篭ろうとしているのがすべての過ちだと思います。
ナターシャにスタジオからの退去を求めるラスキーの背後に、男性スタッフが映り込んでます(七生眞希)。彼のナターシャを見つめる眼差しの冷たさにゾッとさせられ、同時に彼女へのスタッフたちの評価を物語っていると感じました。
一方、ルディを不安そうに伺っているスタッフ(風馬翔)からも、この撮影現場の歪な雰囲気が伝わります。
表立って物を言わぬ人々が、現場の空気を作っているこのシーンの芝居は本当に素晴らしいと思います。

【2幕3場A ジョージ・ウルマンのオフィス】
その頃、メトロをクビになったジョージはN.Y.で働いていた。そこにルディから連絡があり、再会を乞われる。

ルディからの電話と分かって直ぐ喜びを表せるジョージに、もう蟠りがないのだな、と分かって嬉しくなります。
さて、このシーンは1幕と異なる演出で、電話を受けるジョージの台詞だけでなく、ルディの声も聞こえています。しかし、ルディの台詞をすべて抜いても殆ど不足なくやりとりが分かるのが面白いです。
そのなくても通じるルディの台詞が何故あるのかといえば、すでに蟠りをなくしたジョージに対し、負い目を感じているルディの雰囲気がここで観客に伝わるからなのでしょうね。

【2幕3場B ジューン・マシスの部屋】
小説家に転身したジューンもN.Y.にいた。ルディを忘れようと思いながら、恋心を消せずに。

このシーンはDVDで観て、非常に感心しました。
自作の一節を読み上げた後、一呼吸分の短い間に、そのシーンをルディでイメージして、心の痛みと淡い喜びを覚え、そんな自分に思わず笑ってしまう……そんな芝居が込められていると感じました。
また、音楽の使い方として、ジューンの歌からクラブの音楽へ続くことで、シーンの切り替わりが滑らかで、且つ地続きの場所にいるのだと暗に感じさせるのが巧みです。

……というわけで、音楽的には続けて次の場に進みたいのですが、今日はここまで。

舞台 銀河英雄伝説第2章(自由惑星同盟篇)公演決定
http://www.gineiden.jp/

期間は2012年4月14日~4月22日。
会場は東京国際フォーラムホールCとのことなので、今回も随分立派な舞台ですね。
「箱」はいい所を抑えているのだから、載せるキャストもそれに見合った役者を連れて来て欲しいのですが……(苦笑)。
大澄賢也は「サイド・ショウ」がとても良かったので、シェーンコップ役で期待します。
中川晃教はアッテンボローかポプランでしょうか?

それにしても出演者のジャンルが多岐に渡っていて、今回も客層が面白いことになりそうです。