• 2011年登録記事

シアタークリエにて、新生「ROCK MUSICAL BLEACH」13時回を観劇。
終演後の一言挨拶は佐藤美貴、日替わりトークショーは彩乃かなみ(+新納慎也、司会:森貞文則)でした。
http://rmbleach.com/

BLEACHが、まさかの東宝ミュージカル化。
年配隊長格のキャスト陣容が面白いので、1回は観ておこうと思って行ってきました。結果、クリエのホワイエにコンの着ぐるみがいたり、グッズの売り子が死覇装を着ているなど、面白い光景を見ることが出来ました。

肝心の舞台は、キャストから120%の熱意を感じました。シアタークリエという劇場のサイズもあるのでしょうが、最後のキャスト挨拶で「この人数で演っていたのか」と驚く密度でした。カンパニーの雰囲気がとても良いんでしょうね。
一方、作品としての感想は、脚本・演出(きだつよし氏)に期待値を上げ過ぎていたようで、辛めになっています。
脚本は一言で言えば薄いです。舞台本編2時間をかけて、たった1人の敵と戦ってるだけという展開は冗長だったと思います。大どんでん返しはなく、幕間に想像した通りの設定&展開だったのも残念。各キャラの歌が一曲ごとに長めで、テンポを削ぐ時もありました。
それと、最大のモヤモヤは2幕終盤。舞台オリジナルキャラクター2人のオンステージ化している、と感じたときです。演じる彩乃と新納を好きであるがゆえに、原作漫画ファンから観て「これはBLEACHなのか?」と座り心地が悪くなりました。
ただ、照明はなかなか凝っていたし、真面目に作ってるのは良く伝わってきました。殺陣が凄く多くて、男性の迫力を見せ付けられるという、宝塚では得られない感動もありました。出演者にとっても、若手俳優たちとバラエティ豊かな経験者たちと一緒に舞台に立つことで、互いに刺激される面白い舞台だったろうと思います。

……最終的には、一言挨拶とトークショーで大爆笑して色々吹き飛びましたしね(笑)。
以下、キャストごとの評です。

一護@法月康平は未知数の役者でしたが、充分な歌、芝居、殺陣でした。やや、歌詞が聞き取れないことがありましたが、音響にも問題があったので、今回は大目に見たいと思います。
ただ、彼が「黒崎一護」かと言われると、私はイメージ違いな気がしました。

唯一続投のルキア@佐藤美貴。
さすがに安定感があり、更に一護が若返った分、お姉さん的な印象が強く出て来て良かったです。
一言挨拶によると、日替わりネタを仕込むのがストレスになっているらしく、アドリブとか好きそうなのに、意外でした。
あと、久し振りに彼女の顔を見て、蘭寿とむ(宝塚花組男役トップ)に似てる!と思いました。賛同者募集中です。

阿散井恋次@鯨井康介。私にとっては「テニミュ2代目海堂」のイメージが強く、恋次と上手く結び付かなかったのですが、生き生きと演じていたのでこちらの方が素に近いのかも?
ラップが始まった時には客席で勝手に緊張しましたが、しっかり歌詞とリズム、メロディが分かる歌で感心しました。
脚本上の役回りとしては、「名前のあるヤラレ役」的な扱いで、恋次の良さが表現されていなかったので、勿体ないキャスティングでした。

日番谷冬獅郎@木戸邑弥は、前任の永山たかしから違和感のない変更。声が低いのと、身長が結構あるので、さすがに133cmの少年には見えませんでした。まぁ、本気で日番谷隊長を再現しようと思ったら子役になっちゃいますものね。
ちなみに、抽選で当たる舞台写真で、彼の写真を頂きました。舞台上の姿がそのまま静止画になってもOKなビジュアルは素晴らしいです。

朽木白哉@太田基裕にはこれと言った感想がありません。演技の大破綻はありませんでしたし、最後に乱入して射真を倒してしまったり、そこそこ美味しい位置を貰っていたのですが、総じて出番が少なかったのかな。
線が細いので、存在感を出すのは大変だと思いますが、メインキャストなので頑張って欲しいです。
結局、一言挨拶の時に、ルキアから無理矢理「兄様がレディー・ガガの物真似をします」と無茶振りされての反応が一番印象に残っちゃっています。

観劇を決めた要素の一つが、京楽春水@石坂勇。
漫画でイメージした京楽隊長と言う感じで、期待通りの出来でした。
お茶目でダンディーでエネルギッシュで器が大きい。そんな雰囲気が漂ってくるというのは、これは年齢を重ねていないと出せない味ですよね。
京楽の斬魄刀は始解すると巨大化、且つ二刀という点で戦闘中は扱いが大変そうでした。

まさかBLEACHで名前を見ると思わなかった、バレエダンサーの浮竹十四郎@西島千博。
ミュージカルと言っても、この舞台は歌のみでほとんど踊らないのですが、彼はバレエ振り付けで数回踊ってくれます。
芝居面では、第一声で、棒読みとも違う独特の喋りに吃驚しました。ただ、喋りは「そういう喋り方設定のキャラクター」と思えば済みますし、多少慣れるのですが、歌唱には椅子からずり落ちそうになりました。いっそ、歌わせないと言う選択肢もあったのでは。
ニコニコした天然っぽい雰囲気は、とても浮竹隊長であっただけに、惜しいです。今後も舞台のオファーを受けるなら、発声は習って貰いたいです。

オリジナルキャラクターの1人、遥華@彩乃かなみ。
宝塚退団後の舞台を観るのは、これが初めてです。
物語の根幹に関わるキャラなので出番は少ないですが、印象的でした。相変わらず「マリア様の歌声」とでも表現したくなる優しい癒しの歌声です。客席降りで近くだったため、生声で高音が聞けて、とてもラッキーでした。

オリジナルキャラクターで敵役の射真@新納慎也。前半から後半まで出ずっ張りで、影の主役。あの個性的な存在感がマッチした役で良かったです。
殺陣の切れ味が若者たちとまったく違い、見惚れました。「ダミーを使っている」という設定で1人で何戦闘もこなすので、1公演が終わったらひっくり返るんじゃないだろうかと思います。
トークショーでは新納節が見られましたし、この舞台は新納ファンが増えるんじゃないでしょうか。

隊員も虚もこなすアンサンブルは7人。
正直、虚はヒーローショーの雑魚敵みたいな被り物で毎度安っぽいのですが、動きは素晴らしかったです。書き割りの移動や、各種卍解の演出で布等を舞台上に縦横無尽に張り巡らせる役も担当しているようですね。こういう方々が舞台を支えているのだと改めて感じ入りました。

珍しく、やや日常話込みです。

麻生が大学で実行委員をしていた話は、過去に何度かさせていただいた通りです。
今日は、実行委員のOB会がありました。
その席上で、「委員会生活を小説にしたいと思ったことがある」と言う後輩がいたので、やはり同じようなことを考える子がいるんだ、と思って嬉しくなりました。
私の場合は自分の体験をそのままではなく、何もないところから物事を作る過程を描きたいと言う、創作重視の視点ですけれどね。
学園祭は誰にでも馴染みのある舞台なので、漫画やゲームでも題材として使われますが、たいてい高等学校の学園祭です。そんなところが、ちょっと悔しかったりもします。
そろそろ本気で「学園祭のつくりかた」を書く時がきたのでしょうか!

現在地:ぽぽぽらんどのガラコロ塔
ストーリーの進行上は、ジリリ砂漠のポコペン塔の攻略中です。

お話の方は、マジョカル・シスターズが全員逃げ出したことに拍子抜けしました。
三女だけはシヴィルのところに残るかと思ったのですが……。

ジリリ砂漠に入ってから、雑魚敵に歯応えが出てきました。通常攻撃や「ふぁいあん」の魔法1発では倒せなかったり、反撃技を出してきたり、動きが凄く捕らえ難かったりと、特性を考えて戦う必要が出てきています。
でも一番苦戦しているのは、謎解きです。
ポコペン塔は、既に3回挑んではコミュニティに帰還しています。
1回目は、ポムの舌を使ってスイッチを入れていくエリアで、落とし穴の先の道を見落として進めないと思い込み、頭を休ませる為に退却。
2回目は、スイッチと連動した柱が何本も立っているエリアで、柱の中にいる状態でスイッチの上に乗せたポムを「集合」させてしまいました。当然、身動きが取れなくなって「てれぽぽ」の魔法で脱出しました。
3回目は、中ボスすなめめずを倒した時に、通常の回復薬の所持数が0だった事に気付いたのでシヴィル戦に備えて戻りました。
ちなみに、前回の攻略で「ひーらら」を覚えたのですが、この魔法、単純な回復技ではないので、使いどころが凄く難しいですね。「ひーらら」は「ルルとお供のポムたちのHPが平均化する」と言う魔法なのです。すなめめず戦では、回復薬がないためこの魔法を使いましたが、ポムのHPが少ない状態だと、逆にルルのHPがポムに持って行かれてしまうので、2〜3回くらいが使用限度ですね。
4回目の挑戦では、いい加減クリアしたいものです。

戻ったところでコミュニティに「図書館」が建ったので、ぽぽぽらんどへ転移。
サブイベント的な街のようですね。なぜこの街に「金カバ」がいるのか謎です。彼等は思わせ振りな歌を歌っているけれど、なにか意味があるのでしょうか。
ガラコロ塔は、最初は電気がついておらず薄暗い照明の中を探索させられるので、視力が悪化しそうでした。電気を付けたので、これからガッツリ探索したいと思います。

今回の冒険で増えたポムは、下記の通り。
神父パシャル
足軽ニンニ
建築家ガンガ
パシャルは追い掛けっこのミニゲームで捕獲します。接触しても弾かれてしまい、良く分からないまま3回チャレンジしてクリアしました。
それから、医者のゴリリが学者にクラスアップ。
ポムは全部で16匹だから、あと4匹ですね。コミュニティで適当に餌を与えて、作業をしているポムを見ていると癒されます。月に戻すのは惜しいなぁ。

それから、メェメェの飼育を始めることができました。
……解説書をよく読んだら、こみゅにてぃで装備して使えと書いてありました(苦笑)。うーん、メェメェを装備すると言う発想がありませんでした!
ということでメェメェ10匹の育成も開始です。

次回公演での退団者が発表され、惜し過ぎるメンバーに涙しつつ前回からの続きです。
しかし、じわじわとボディブローのように来る退団者発表ですな……。

【1幕3場 メトロ撮影所の入口】
エキストラに登録したルディだったが、なかなか採用してもらえない。

配役係は、まだ男役の声になっていないと思ったら、研究生2年目なのですね。蒼羽りくに似た面長の宝塚的美人の顔立ちなので、是非技術を磨いて頂きたいです。
観劇時は、猛烈なアピールをするエキストラ希望者たちに注目していましたが、DVDではルディの周辺がよく分かります。体は大きいのに気が弱いらしい女エキストラ(風馬翔の女装)に場所を譲ってあげたり、女性の役の募集になるとアピールするように発破をかけている姿が見られました。女性に優しい辺りが、とてもルディらしいです。
細かい所では、霊魂役の時にルディも演技でアピールして、それを見ていたエキストラが次に老人を演って役を獲っていたのですね。ルディ、発想は良かったのに運がないなぁ。

【1幕4場 ジューン・マシスのバンガロー】
空腹に耐えかねたルディは、ある家のオレンジの枝を手折り、脚本家ジューンと出会う。ジューンは、ルディが制作中の映画「黙示録の四騎士」のジュリオ役に必要な条件を備えている事に気付き、カメラテストを受けるよう勧める。

前場の暗転時の音楽がそのままラジオ放送になる見事な繋ぎ。単に繋ぎというだけでなく、ジューンが物を書く時に音楽を聴くタイプだと言うことが、後の伏線になっているのが素晴らしいと思います。
DVDのアップ映像で観ていると、ルディの下手な嘘を聞いて、ジューンの口元がむずむずしてるのが面白いです。
ジューンは、宝塚歌劇では珍しい年上のヒロインですが、大人の女性としてちゃんと魅力的に表現されていて好感が持てます。年上の余裕を吹かしながら、ルディを可愛く思って見守っている暖かみがあり、更に恋してちょっぴり浮かれる可憐さが絶妙の塩梅ですね。物書きの端くれとしては、ルディと言う存在にインスパイアされると直ぐタイプライターに向かう辺りに「これぞ物書き!」とニヤリとしました。
一人残されて、ルディがタイプライターに興味を示すシーンは、東京では部屋の中を見回す演技が付け加えられて、より自然になっていました。地味な変更ですけれど、これによって好奇心旺盛でやんちゃな感じがより強くなっていたと思います。

【1幕5場 ジョージ・ウルマンのオフィス】
ジューンからメトロ映画の宣伝課長ジョージを紹介されたルディは、ルドルフ・ヴァレンチノと言う芸名を与えられ、新人俳優に仕立て上げられる。

冒頭は、ジョージが電話で一人芝居。この舞台では、電話口で一人芝居するシーンが何度もあり、しかもそれを演じる全員が巧いので感心しました。ここの場合、ジョージの反応から電話口の向こうのジューンが浮かれてる感じが透けて見えて、楽しくなってきます。
ジョージからジューンへの愛情は、ジューンが巧みに躱してしまうので、コメディ扱いになっていますけれど、この作品の重要ポイントだと思います。つまり、ジョージという最上級の「いい男」が惚れ込んでいる相手だ、と言う理由で、この先の展開でジューンがナターシャに破れても、彼女が「いい女」であり続けるのです。
ちなみに、ジョージは後にジューンを「お母さん」と揶揄するけれど、彼が「ルドルフ・ヴァレンチノ」の名付け親だと言うことを考えると、ルディにとっては父親みたいなものですよね。
ここでは生着替えに加えて髪型の変更もあります。音楽に合わせ進めないといけないわけですが、間に合わなかったらどうなるのでしょう? 生オケなら安心なのですけれどね。そして、変身させられる時の「生まれも育ちも消し去ってしまう」と言うフレーズが、実はナターシャとルディの類似性を示唆していたことに気付きました。
演出に一つだけ文句をつけるとしたら、「開けゴマ」を言い終わってから扉を開けて欲しいなぁと思います。

テイルズオブエクシリア発売を記念して、ナムコナンジャタウンで開催されるコラボイベントの詳細が公開されました。

15th W Anniversary テイルズ オブ エクシリア in ナムコ・ナンジャタウン
2011年8月26日〜9月25日
http://www.namja.jp/news/tox/

グッズ等販売物の紹介がされているのですが、注目は「デザート&フード」コーナー。餃子スタジアムで提供される各種餃子ラインナップがいろいろな意味で見事です。
純粋に良くできてるなと思うのは、青いボディが表現できている「ラピード餃子まん」と、造形が完璧な「トクナガ餃子」。
「“いいのだよ、スタン。我らは長く生き過ぎた。”餃子」は、なぜネーミングがこれになったのか、膝を詰めて聞きたいです(笑)。敢えて「ディムロム餃子」にしないセンスに完敗しました。

単に名前を冠してキャラプリントが添えられているようなフードだろうと思いきや、餃子の本気を見せて頂きました。