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OVA「テイルズオブシンフォニア THE ANIMATION テセアラ編」原画集&スタッフ記念本を入手しました。
内容評……の前に、今日はufotableの通信販売について少し語ります。

商品を注文してから、手元に届くまで1ヶ月以上待たされました。
欠品になっていたとか、事情があったわけではないようです。
まず、注文後の入金方法の連絡がいつまで待っても届きませんでした。こちらの見落としかと思って、注文確認メールやサイトのQ&Aを難度か読み直しましたが分からず、結局催促メールを出して入金先を教えてもらいました。
しかし、ようやく届いたメールに「劇場版 空の境界原画集 通信販売」と記されていたせいで、今度は注文内容が間違っているのではと、一瞬不安になりました。
その後の本文を読めば注文商品が記載されていたので、問題ないことは分かりましたが、この辺の案内文はあまり適切でないと感じました。誤字もあったしね。
さらに、入金後も音沙汰がないまま日にちが経過。
元々「入金確認後一週以内に発送」となっていたので、今度は気長に待ちましたが、結局入金後2週間以上経って、忘れた頃の商品到着となりました。
通販業務を業務の片手間に行っているなど、時間が取れないのだろうと思いますが、これは金銭のやりとりが発生している、商売ですので、もう少しシステマチックに行うべきではないでしょうか。
例えば、毎週火曜日に入金を確認する、と固定すれば、ユーザーはその日程に合わせて入金を行えます。一方、ufotable側は週に一度の定例業務をこなすだけで、取り零しも、ユーザーの不満・不安も発生させずにすみます。
商品の梱包はとても丁寧でしたし、催促メールの反応も早かったので、実際は対応に不満と言うほどでもありません。ただ、こういうことは信用問題ですので、できれば改善して欲しいと思います。

「勇者30」より、女神歴300年のゲーム「王女30」をクリア。
クリア時のランクは、うっかり飛ばしてしまったので不明です。あまりいい成績ではなかったと思います。

このモードは、苦手のシューティング。
敵や弾に当たってもそこで失敗とはならず、走る速度が遅くなるだけみたいです。ほとんど先が見えない状態で進むので、避けるにはマップの暗記が必須ですね。どちらかと言うと、自機が撃ちまくって突き進むタイプ。
一応RPGらしく、忍者の書を読んだり鍛冶屋に鉱石を加工してもらう等のパワーアップイベントが用意されていますが、あまり効用を感じられなかったのが残念。まあ、勇者30はRPGと言うよりパズルゲームだと思いますけどね。
個人的には「30」の縛りで思い付いただけと言う印象で、システムはあまり評価できませんでした。
9割のマップは時間を意識しなくてもクリアできたので、あんまり「30」感もなかったかな。

キャラクターも、印象に残るキャラは王女くらいでした。兵士のジョニーとマックスと言う美味しいポジションの固定キャラに、いまいち濃さがなかったですね。ツッコミ役が不在なのも敗因な気もします。時の女神さまがもっと関与してきても良かったのでは、と思います。
門限に間に合わなかった時のCGは文句なしに可愛いです。

M・W・ターナー「盗神伝1 ハミアテスの約束」

【あらすじ】
獄中の盗人ジェンは、ソウニス王から自由と引き換えにあるものを盗み出すよう命じられた。何を盗み出すのかも分からないまま、ジェンは助言者メイガスに連れられて旅立つ。

最初はいつも通りネタバレありで粗筋を書いていたのですが、話をすっきりさせると7割くらい面白さが消失する作品なので、今回はこれから読む方向けに伏せてみました。

中盤まで、主人公はなぜ掴まっていたのかという状況、本当に本人が言う程の腕前を持つ盗人なのかという設定、どこに何を盗みに行くのかという目的も分かりません。各国の状況や神話などが会話の中で少しずつ語られていくので、そこからどんな世界なのかを読み手自身が飲み込んでいく必要があります。
実用文では絶対にやらない、小説ならではの手法ですね。
冒頭は本当に右も左もわからない状況なので読み進めるのに苦労しましたが、奇妙な一行での旅に出た途中くらいから面白くなり、遺跡に挑む以降は惹き込まれて一気に読みました。

ファンタジーと言っても、魔法や魔物、亜人種は登場しません。
神話と神々が大きな影響力を持った存在として登場し、奇跡を起こしたと思われるシーンもありますが、それはギリシア神話的な「神々の気紛れ」で、喜ばしい事ではないと思わせる雰囲気が独特でした。

主人公ジェンは、登場シーンが牢獄の情けない状態ですし、実力を発揮するまでは立場を弁えず大口を叩いているようにも見えるのですが、意外と知的だったり脆いところや情があって、憎めないキャラクターでした。
分かりやすい伏線は大体検討がついたけれど、ジェンの素性だけは最後まで分かりませんでした。目的の為の遠回り具合を考えると、ちょっと腑に落ちなかったところもあります。
が、物語の運びやキャラクターのリアリティなど、大人が読んで面白い児童文学だと思いました。

「勇者30」より、女神歴200年のゲーム「魔王30」をクリア。
トータルランクはプリティ魔王でした。

魔王様がバカキャラだった点は衝撃でした。
ミレニアが巧く魔王様の手綱をひき、それでいてバカップルなあたり、良い関係のキャラクターですね。
シナリオは短く簡単な話ですが、四天王や用心棒&傭兵といった面々までしっかり個性付けされていたし、女神暦200年だけのキャラでは惜しい気がします。

システムは、単純ながらよくできていると思います。
形としてはリアルタイムシミュレーション。
自軍は任意のタイミングでユニットを増加できるけれど、召喚時の魔力によって魔物の強さが決まります。最小魔力で喚び出すと一秒も保たないような魔物が出てくるので、ある程度間をあけて召喚するのがコツですね。また、魔力の回復が異様に遅く感じるときがありましたが、あれは魔物を喚び出し過ぎて魔力が枯渇すると起きるのかな。
力関係は三竦みが大前提で、どんな強力な魔物を喚んでも、強弱関係は覆せないようです。そのため、単一種類の敵しかいないマップは楽勝ですが、複数の種類の敵が混在するマップは苦戦になります。
時の女神は、有り金全部を巻き上げるのが巧い仕掛けだと思いました。どんなに稼いでも、一回の巻き戻しで終わってしまうため、勇者30のように30秒ギリギリで巻き戻すばかりがベストではない。しかもマップクリア時の残金がレベルアップに繋がるので、戦局の終盤は無駄に巻き戻さない方が良い。とはいえ、残り時間内に決着が付かなければやり直しなので、その辺のジレンマと見極めが楽しいです。
不満としては、勝利条件がはっきりしないマップに困りました。具体的には初四天王獲得時、敵を一掃するだけでなく精霊に接触しないといけないことが分かりませんでした。お陰で、時間切れになってしまいました。

全体的には気に入ったので、その内難易度を上げて再プレイしたいです。

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本日も、相変わらず時代から数ヶ月遅れてる今更なゲーム情報。
「クロノア」シリーズのサントラがiTunes Storeで配信されていることを知りました!

風のクロノア door to phantomile
http://itunes.apple.com/jp/album/id420364348

風のクロノア2 世界が望んだ忘れもの
http://itunes.apple.com/jp/album/id425519316

クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル
http://itunes.apple.com/jp/album/id425480684

「door to phantomile」「世界が望んだ忘れもの」はサントラCDがあります。
私にしては珍しい、ゲーム中にサントラ機能があるのに購入した原曲サントラCDです。何度も「Resurrection」→「Staffroll」と再生してはエンディングを脳内再現して涙ぐむ、パブロフの犬をやっていました。
単純に曲として聞くなら、音源が良くバラエティに富んだ「世界が望んだ忘れもの」の方が良さそうですが、ファンとしては「door to phantomile」が好き。
なお、iTunes Storeの「door to phantomile」はWii版リメイクの画像ですが、PS版もWii版も、私の耳では音の違いを感じませんでした。恐らくサラウンド処理されている程度でしょう。
発売年代が変わっても、楽曲というものは古くならないのですね。

しかし、iTunes Storeで一番の驚きは、「ヒーローズ」が配信されていることです!
私の最も愛するガンツのテーマは、「ナムコクロスカプコン」サントラに収録されているので、なにもGBA音源を購入しなくてもいいかなぁと思うのですけれど、プレビューを聞くと思い出に直撃してきます。ナムカプのアレンジ版より哀愁が漂っているのが好みです。
また、主題歌「SING OF HERO」のフルサイズはゲーム中に存在しないんですよね。プレビューで聞ける音もGBA音源とは違うようですが、これが収録時の音なのかしら。
発売から10年近く経っているゲームサントラが配信されるなんて、いい時代になったなぁ。

あとはWS「ムーンライトミュージアム」が揃えば完璧ですね。