• 2012年登録記事

新宿タカシマヤ最上階の「ベルジアンビア・カフェ ブルージュ」でディナー。
http://www.belgianbeercafe.jp/

ベルギーのビアカフェを再現した店内内装に、カウンターで立ち飲みする外国人客たちという、まるで海外にいるような光景。
新宿の夜景も美しく、この空間演出の巧さに感心しました。
ちなみに、コースターが席によって全部違ったり、ビールに合わせてグラスも異なるなど、地味なところも気合いが入っていました。

ウリの樽生のベルギービールは、どれも華やかな味わいで飲み易かったです。
私が飲んでみたのは、2種。
まず「ヒューガルデン・ホワイト」は、麦芽、ホップ、小麦、コリアンダー、オレンジを加えて造っているホワイトビールとのこと。苦味は非常に薄く、爽やかなビールという感じでした。
チェリーを漬け込んで発光させた「ベルビュー・クリーク」は、紅の色合いが美しく、ビールとは思えない微かに甘酸っぱい味わい。最初はビックリしましたが、飲み慣れるとサクランボ酒のカクテルのようで結構好みでした。

料理もなかなか美味しい。
ベルギー産フライドポテトと、ムール貝の白ワイン蒸しは、さすが店名で「ベルジアン」というだけあって美味でした。ベルギー風だとシュークルートが酸っぱくないんですね。リゾットのみ、私の好みからすると柔らか過ぎたのが減点かな。

実は、終わってみたらコースの利用時間を大幅にオーバーしていたのですが、退席の催促もせず使わせてくれたのが有難かったです。

宝塚宙組「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」11:00(阪急交通社貸切)回を観劇。

司会はOG涼花リサ、抽選会のお手伝いは実羚淳でした。
凰稀かなめがパレードで見せた羽根のナイアガラを打ち下ろすお辞儀に、客席が沸いていたのが貸切公演らしくて微笑ましかったです。

「ワールド・ネバーランド 〜ナルル王国物語〜」体験版を遊んでみました。
http://www.althi.co.jp/worldneverland/nalulu/

仮想世界シミュレーションゲーム「ワールド・ネバーランド ~ナルル王国物語~」オフィシャルサイト

第1作「オルルド王国物語」をゲーム雑誌で見掛けて以来、遊んでみたいと思っていた、架空人生シミュレーションゲーム、通称「ワーネバ」シリーズ。
ゲーム中の時間で2年間遊ぶことができる体験版です。

ティピ・ミュラーという女の子でナルル王国に移住。
最初のうちは、朝からひたすら仕事をして、夜は家に帰って寝るという、現実とまったく変わりのない第二の人生を過ごしてしまいました(苦笑)。
同じことを繰り返していると、ゲーム中時間で3日も過ごせば飽きるゲームですね!
まずは目標がなければダメだ!と分かり、ゲームらしくティルグ(武術組織)に入ることを目標にしました。仕事をする傍らで剣技の稽古に励んでいると、色々な人から技を教えて貰えるのが楽しくて、この目標を持ってからは結構楽しく遊べました。武術に必要なステータスを上げる育成要素も、ちまちま数字を積み重ねるのが好きな私には苦でなかったので。ちなみに、この時は各ティルグの訓練施設でしか稽古できないと思っていて、1ステータスずつ頑張って連打であげていました。後日、一度に2ステータスが上がる特訓場に気付いてからは、そちらに通い詰めました。
滑り込みでエントリーした剣士決定戦は、物凄くラッキーな事に組み合わせが良く2勝で優勝。剣技試験も参加し、まず間違いなく合格した筈だと思ったのですが、合否は翌年にならないと分からないのですね。
年末はヤキモキしながらお仕事をしていたら、翌年ティルグ員の制服に変わっていました。
というわけでティルグ員としての新しい生活が始まったわけですが……
入ることが目標だったので、また目標がなくなってしまい、訓練と寝ることを繰り返す生活に舞い戻ってしまいました(笑)。
あっと言う間に退屈になってしまい、新たに目標としたのが結婚です。
しかし後から知ったのですが、この段階で実はまだ「友人」がおらず、全員「知人」状態でした。よくこんな状態から恋人を飛び越えて夫を作ろうと思ったな、と今では思います。
とりあえず、知人の中から一番好みのグラフィック且つ若い男性を選んで、猛アタックを開始しました。幸い、剣士決定戦の優勝賞金が懐にあり、毎日の貢ぎ物も可能だったので、ターゲットは10日程で陥落。そして、この恋人が出来る過程で、今まで自分が親しいと思っていた人々が全員「知人」だったことも判明したのでした。
無論、恋人はゴールではなく、目指すは結婚。
プレイ前にざっと読んだ説明書によれば、結婚するためにはデートが必須とあった記憶があり、早速デートに誘おうとしたところ――
やって来た恋人に「別れよう」と提案されました。
すかさず「考えさせて」で保留にし、即話し掛け直して「明日どこか出掛けない?」のコンボを叩き込んだティピは、凄く強い子でした。
残念ながらと言うべきか、当然と言うべきか、まったく盛り上がらないデートで、当然結婚話など出ませんでしたが。

思っていたより台詞パターンが少なく会話に楽しみがなかったり、効率良くプレイすると、生活が単調になって逆に面白くなかったりして、プレイに熱が入るゲーマーが遊ぶには意外と難しいゲームだと思いました。
のんびりと1日にゲーム時間1日だけ進めるくらいの遊び方をしたら、何年も長閑に遊べて楽しそうです。
また、発売後もパッチ修正がされていたり、次作が発売されてからもキャンペーンがあるなど、結構良心的な作品だなと思いました。

PSPアドベンチャーゲーム「オレは少女漫画家」体験版を遊んでみました。
http://www.giza10.com/soft/manga/

『オレは少女漫画家』応援中 ! 2012年2月23日発売!!

極めて珍しい、PSPオリジナルのギャルゲー。
発売元Giza10は、エロゲーメーカーMay-Be SOFTの別ブランドで、確かにそういう雰囲気はありますが、このゲームはCERO D。わざわざパンチラアングルを描いておきながら、障害物で隠すくらいの可愛い健全エロです(笑)。

主人公は、正体を隠して少女漫画を描く男子高校生。しかし最近は打ち切り連発で連載枠を失い、起死回生の一手として女装して美少女漫画家として話題を作る――という展開。
聞いた話では、似たような設定の漫画があるそうですね。
売れなくなったら女装するのが、今やスタンダードなの?

ゲームとしては、体験版の意味があるのか不思議なくらい、ほぼ文章を読むだけの内容でした。選択肢すら出て来なくて、プレイヤーが関与できるのは、インターバルでどの女の子のエピソードを見るかの選択肢と、漫画の表紙を作る箇所だけ。
セーブできるのに、データを製品版へは引き継げないというのも不思議な点。
それなのに、製品版を買ってみても良いかな?という気にさせる体験版でした。
導入のシナリオは、コメディというギャグの域。人を選びそうな文体ですが、勢いがあって面白いです。女の子たちも、それぞれに魅力的。
なにより、この先それぞれの女の子とどう進展していくのか気になります。
選択肢がないことで、ゲーム性はなくしたけれど、会話のテンポの良さや、声や動きといったエンターテイメント性を取った作品なのかな。そういう意味では、結構潔いゲームだと思います。

みをつくし料理帖シリーズ第7作「夏天の虹」

2巻以来感想を書いていませんでしたが、ずっと読んでいます。

今回は読む前に、この巻の最大のネタバレを知ってしまいました。
その為、武士を追い出した一件が原因で事件が起きるのでは、と思いながら読み進めていたのですが、彼自身の意志でことを成し遂げた末の結末だったんですね。魅力的な登場人物の1人が欠けるのはとても哀しいですが、彼は後悔していないだろう展開で救われました。

しかし、澪は自分で結婚しない道を選び、小松原にまで強いたのだから、その選択の結果にショックを受けるのは少々身勝手では、と思ってしまいました。
個人的には、このシリーズには恋愛話やドラマチックな展開よりも、澪が野江を身請けするためにどんどん料理人として頑張る、真っ直ぐなお話を読ませて欲しいと思います。
そろそろどん底だと思いますので、「雲外蒼天」の未来に向けて進んで行ってもらいたいですね。