• 2013年登録記事

プーシキン著 池田健太郎訳「オネーギン」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
放蕩児オネーギンは、純真な田舎娘タチアーナから愛の告白を受ける。オネーギンは我が身を省みて「他に相応しい人が現れる」と彼女を拒絶する。数年後、公爵夫人となったタチアーナと再会したオネーギンは、社交界の尊敬を受ける彼女に恋し気が狂う程になるが、成長したタチアーナは自分を律し彼を拒絶する。

プーシキンの代表作。
寡聞にして「韻文小説」というものに初めて触れたのですが、要するに韻文で書かれている小説のことですよね。それが散文に訳されている段階で、本作の本質はほとんど失われているのかも知れません。
はっきり申し上げると、実に読みにくい本でした。
約180ページしかない本文に、大変な時間が掛かりました。これまでの読書体験で最も読み進めることに苦労した作品です。
ストーリーはシンプルなのですが、語り手であるプーシキン自身の感想や揶揄が頻繁に入り、話があちらこちらに動くので披露しました。

有名な作品である為に、簡単な粗筋は知っていました。そのため、タチアーナの告白はもっと酷い振られ方をするのだと思っていましたが、拒絶する理由が分かり易く、とても誠実な振り方だと思いました。そのため、私はタチアーナが延々引き摺るほどショックを受けたことに驚きました。
まぁ、一度は毅然と振っておきながら、人妻に切々と恋文を送るオネーギンも度し難い人物だと思いましたが……。

この岩波文庫版には、訳者の後記と付録として二篇の文章が収録されています。
その内の一篇「翻訳仕事から」は個人的に大変興味深く読みました。

ゴッドイーターで、催眠術のトリガーとして使われる「勇気の出るおまじない」。
アジン、ドゥヴァ、トゥリー
これが、ロシア語の「1(один)、2(два)、3(три)」であることは良く知られています。

で、実は最近諸事情によりロシア語を自習(日常会話レベル)しているのですが、ロシア語の単語は、アクセント部分を強く&長く発音するようです。
ということで、もう少しネイティヴ風に発音すると、下記のようになります。
アジーン、ドゥヴァー、トゥリー

――アジーン? ドゥヴァー?
長音を入れただけで、なんだか知ってる名称のような気がして来ました。考えること暫し、「ブレスオブファイアV ドラゴンクォーター」の竜の名前でした!
調べてみたら、オープニングデモでアジーンが喋っている言葉もロシア語だったようです。オリジナルドラゴンはロシア出身だったんでしょうか。

ちなみに、ロシア語ネイティブである筈のアリサが、один、дваを平坦に発音していた理由は、下記で説明できそうです。
・オオグルマがそう発音していたから
・おまじないの言葉だから(1、2、3だと認識していなかった)
銀英伝ファンが「おまじない」と聞いて思い浮かべる「ホクスポクス・フィジブス」も、私は平坦に読んでますけれど、本当の発音は違うんでしょうね。

セカンドキャラによる縛りプレイ記録です。

前回のMISSIONクリアにより、ストーリーが進みました。

STORY06 NPC配置

エントランス
サクヤ、タツミ、ブレンダン、ツバキ

コウタの部屋
コウタ

ベテラン区画
ソーマ

役員区画
リンドウ

ブレンダン(青服)とタツミ(赤服)の間に、黄色い服を着て立てば信号機ですね。
そのスクリーンショットを撮る為に、黄色い衣装「ホーネットパーカー」を作ろうかと真剣に考えたのですが、素材が足りませんでした。

信号機ならず
(画面注釈)思わず項垂れる主人公。

そういやお前さん、ゴッドイーターになる前は、何してた?

→「………」
あ、いや…無理に答えなくていいんだぜ
誰だってスネに傷の一つや二つや三つ……は多すぎか
まぁなんでもよ、今は俺らと同じ、アラガミと戦う犬だ!
仲良くやろうぜ!

→「無職ですが…何か?」
ぶはっ!いいねぇ、その開き直り!
そりゃ今の時代、ロクに仕事なんかねぇもんな!
フェンリルの工場だって、たまに求人すりゃとんでもねぇ倍率だ
配給ときどき逃亡って生活、当たり前になっちまったもんなァ…

一周目の時は「無職ですが」の方しか確認していなかったので、沈黙を返した場合の班長の台詞に少し驚きました。
犬、ですかぁ。
班長も意外と、フェンリルに対して色々思うところがあるんですね。

STORY MISSION「威光の残照」

小型アラガミ複数体の討伐。引き続きショートソード装備のご利益か、討伐自体はスピーディに完了しました。
ただ、出現するアラガミにザイゴードがいると、敵の偵察能力がグッと上がって、乱戦になってしまうのですね。そのため、離れた場所に配置されていたコクーンメイデン1体は討ち漏らしました。

【報酬】500fc、荒砲体、天使殻
【回収】綿、アリアドネの糸、氷石、小さな木像、ハーブ、プラスチック
【捕喰】天使殻、天使牙×3、爆縮体×3、荒砲体×2、妖精棘×2、妖精殻
【追加】荒砲体、天使殻
 SS+

クリア後もストーリーは進行せず、リンドウの台詞のみ変化です。

2012年4月1日エイプリルフール限定公開したベアルファレスサイトより、そろそろ時効と言うことで収録。
EDネタバレ&主人公設定について妄想した産物です。


 光の爆発から一年――
 それは偶然だった。共に物質世界と精神世界の融合を砕いた預言者が、まだカルス・バスティードにいると知ったのは。
「……まさか」
 ウェルドは信じられない思いで呟いた。
 活火山内の廃墟に残っていても、訪れるものは死しかない。カルス・バスティードは異名通り彼の棺桶となるだろう。
 そもそも、世界から消えたウェルドを彼が待つなんてことは想定外だ。
 そんな感情論では動かないと思ったから、彼を選んだのに。

 ウェルドは、アスラ・ファエルの外に在る《神》の人形である。
 世界を救うため、あの日カルス・バスティードへ行く荷馬車に乗り込んだ。その瞬間から「ウェルド」は誕生した。
 それから半年あまりの旅程は、ウェルドが初めて体験する、けれどどこか見知っているような出来事の連続だった。
 時折、ウェルドは思ったものだ。
 《神》は既に何度も時を繰り返して、世界を救っているのかも知れない。その時のウェルドは女だったかもしれないし、預言者は別の人間だったかもしれないし、時には彼を殺したかもしれない。

 けれど、ウェルドが共に歩んだ預言者は彼だった。

 行かなければ。
 そう思い、ウェルドは立ち上がった。
 既に《神》の目的は果たされた。役割を終えた預言者がなにをしようと、それは彼の自由だ。カルスの棺桶で死のうとも、故郷に帰って本懐を遂げようとも。
 その自由は、ウェルド自身にもあるはずだ。

 そして、ウェルドは神なきアスラ・ファエルへの扉を開いた。


ベアルファレスの主人公は、普通の人間ではない気がします。根拠は2012年4月1日記事参照

スペイン料理「レストランテ&バル エスパニョール ラ・ボデガ パリージャ」池袋パルコ店で夕食を頂きました。
http://www.bar-espanol-labodega.com/

デパート内レストランらしからぬ入口。一瞬、カウンター席なのかと思いましたが、奥は予想外に広く、落ち着く椅子席でした。内装もなかなかお洒落。ただ、人によってはグロテスクと感じそうな写真もあったので、席位置は重要かも知れません。
店内に掛かっていた曲は、スペイン音楽なんでしょうか。南米風な気がしました。まぁ、あの辺は元スペイン領なので、変わりないのかしら。

食事は、タパスは特筆するところがなく少し物足りなかったけれど、パエリアと小イカのフリップは文句なしに美味しかったです。
ボリュームもお値段も適正だと思います。
お酒の種類は豊富。カリモチョ(赤ワイン×ペプシ)など、馴染みのないスペインカクテルにも目移りしました。
私が頂いた中では、シードルを使ったカクテルがどれも美味しかったです。自家製サングリア(白)は、ちょっと独特の薬味感があって、少し人を選ぶ気がします。

全体的には、好印象のお店でした。