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現在地:4年目12月5日

不思議な花

庭に、不思議な花が咲きました。
プレイに応じた花が咲くみたいですが、咲いても特に特典はない、のかな?

ポピーコンテストは失敗。
当日に咲いていた花は2本のみでした。後は既に咲き終わったものと、長雨でつぼみ状態のまま成長しなかったものという有様で、ガッカリです。
しかも、6月になって来年のコンテスト対象が「マーガレット」と知ってビックリ。マーガレットって、春植えの花じゃないですか! もう6月だよ、おばあちゃん!
以前、4本のマーガレットを植えているので、それで勝負できるか頑張るしかないですね。

お茶会も、それなりに出来ています。多い日は1日に2、3人回したりして、お菓子係りのおばあちゃんは大変ですね。

お茶会

突然の告白、と思いきやマーネさんのことでした。そこで、キューピッド役を目論んで、マーネさんをお茶に招いてみたところ、日頃の挨拶からは予想も付かないくらいマシンガントークをする人だったり、色々面白いです。
お茶会の内容によっては作れるものも増えるし、タリアちゃんからは3回ほど手芸を教えてもらえました。一番嬉しかったのは、オットーさんからホースを頂いたことですね。まぁ、ホースなのに給水が必要という謎のアイテムですが、従来より遥かに簡単に水撒きできるようになりました。
ただ、バザールは自分で出店してもさほど高値で売れるわけでないので、見て回る方が得かなと感じました。

モーム著 土屋政雄訳「月と六ペンス」

【あらすじ(最後までのネタバレ有り)】
チャールズ・ストリックランドは、突然妻と子供を捨てパリへ出奔した。才能のない画家として貧乏暮らしをした末、タヒチまで流れて死んだ。後に天才画家と評されるようになった彼の足跡と作品について、作家である「私」が見聞きした限りの事実を書き残す。

小説ではなくルポルタージュだったのか、と誤解するくらい「人間」が描かれている作品。
ストリックランドの絵が観たくなります。中盤にあるストリックランドの絵に関する断片的な情報を繋ぎ合わせて、なんとなくゴーギャンの絵をイメージしたのですが、実際、株式仲買人から画家への転身という設定はゴーギャンをモデルにしているようですね。

しかし、面白かったかと問われると、なんとも不明瞭で悩ましい作品でした。
語り手である「私」が、ストリックランドを追いながら、まったく彼のことが分からないままである、というストーリーテーリングには脱帽しました。

なお、訳は過不足なく、皮肉っぽい台詞もちゃんと読み取れる良訳だと思いました。

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豊島屋は「鳩サブレ」が有名過ぎるため、鳩サブレ専門店のように錯覚してしまいますが、こちらの「きざはし」も人気商品とのことなので、いただいてみました。
https://www.hato.co.jp

私は求肥が好きなので、棒状で厚みがある求肥を思う存分味わえるのが嬉しい一品。
やわらかくほのかに甘い口当たりは、信玄餅をより上品にした感じです。

最初からきな粉が薄くついていますが、別袋で「添え味」として焦がし黄奈粉が添えられています。これを付けると、少し香ばしく苦みのある大人びた味わいに変わりました。
ところがこの添え味、残念ながら1箱に1袋しか入っていません。量は十分ですが、1箱分のきざはしを一気に食べない場合は、どう使ったら良いのか困りました。

3DSのシミュレーションRPG「STELLA GLOW」体験版を遊んでみました。

物語の始まりにあたる「序章」を遊べる体験版。
SRPGで、チュートリアルを含むとは言え4回の戦闘があるというのは、なかなか贅沢な体験版だと思います。遊んでいる手応えがありますし、衝撃の台詞で終わるところも巧いです。アニメーションもたっぷり収録し、台詞はフルボイス、ということで容量が多かったのも納得しました。
しかし残念ながらセーブ機能がなかったので、製品を買ったら続きからプレイではなく、やり直さないといけないんですね。

ゲームとしては、素早さ順に敵味方が行動するタイプのオーソドックスなSRPG。
難点としては、戦闘中の攻撃モーション等テンポが少し鈍い印象がありました。その鈍さは、思わずアニメ演出をオフにしてしまったくらい。体験版では敵味方ともに2〜4体しか出撃していないから良いものの、出撃数が増えると億劫に感じそうです。

美術面の評価は、非常に極端なものになりました。
まず、イベントスチルや立ち絵等のイラスト部分は非常に美しいです。アニメーション時のキャラデザインは、イラストに比べると幼い造形で私の好みからは少し外れましたが、及第点。
しかし、ポリゴンキャラは2頭身の上、かなり粗いです。デフォルメ具合も、私はあまり可愛いとは思えませんでした。
3DSゲームでは2頭身がよく採用されていますが、「セブンスドラゴン3」も本作も惹かれないデザインだったので、スクエニ系列のデザイナーは上手にモデルを作っているのだなと実感しました。

ということで、私にはあまり響かなかったように思える本作ですが、実は3日ほど掛けて真剣に購入を検討しました。
……あまりにどうしようもない戯言なので、続きに隠します(笑)。

鯨統一郎著「邪馬台国はどこですか?」

【あらすじ】
あるバーで日本古代史の教授・三谷と助手の美女・静香、在野の研究家・宮田が鉢合わせた。宮田が歴史上の謎に対するとんでもない自説を述べて静香を激怒させ、バーは歴史バトルの舞台となる。

面白かったです。
歴史は好きだけど、学問として勉強したわけでなく、根拠文献等はあまりよく知らないので、色々な見かたができることにワクワクしました。ただし、宗教含む歴史見解に対して、喧嘩を売っているようなネタが多いので、本書を楽しむには、奇説・大ボラと笑う大らかさも必要かな。
内容も、ひたすら文献と推論を付き合わせて会話だけなので、小説としては評価し難いです。

各話で宮田が唱える説は、下記の通り。

  • ブッダは悟りを開いていなかった
  • 邪馬台国は岩手県八幡平にあった
  • 聖徳太子と蘇我馬子と推古天皇は同一人物だった
  • 光秀は信長の自殺幇助で本能寺の変を起こした
  • 明治維新は勝海舟のシナリオだった
  • イエスの身代わりにユダが十字架に掛けられた

こうして一覧にすると「!?」な内容ばかりですが、「講釈師、見てきたような嘘をつき」という感じで滔々と語られると「そうだったのかも……?」と思わされます。ロマンもあるし、納得もできます。

それにしても、カクテルが5種類しか出せないという時点で、このバーテンダー・松永でバーの営業が維持できるのか疑問です。スナックという設定の方がしっくり来るけれど、静香がスナックにいそうにない女性だから、敢えてバーなのかな。