• 2017年登録記事

現在地:Chapter03・開始(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

CHAPTER03

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

Chapter03は、ニフルハイム帝都 グラレアのカットシーンから始まります。

グラレア

さほど広くない部屋の中に、将校たちのみならず魔導兵まで詰め込まれていて、出入りがし難いし落ち着かない配置です。イドラは自軍の将校に猜疑心を抱いていて、わざと背後に武装した魔導兵を置いて牽制している……という描写だったりするのでしょうか。

イドラ
すぐに見つけ出し 殺せ
指輪さえあればーー

ヴァーサタイル
ひとまず捕らえてみるのがよかろう
六神の力とは人智を超えたもの その力は
神凪の求めにより 王へと与えられると聞く
神凪はよい研究材料だ

殺せ、と指示を出す皇帝を無視して、捕獲を提案するヴァーサタイル。君主に対する上から目線の発言は、ルシスに限らず全世界的な傾向のようです(苦笑)。敬語問題は別としても、指示に対して異なる案を肯定するのは違和感があります。
別の提案をするという方向性であれば「捕らえてみてはいかがでしょう」と伺いを立てる台詞が自然です。

【変更案】
いや 殺すより 捕らえてはいかがか
六神の力とは人智を超えたもの その力は
神凪の求めにより 王へと与えられると聞く
指輪だけでなく 神凪についても
我らが機関で研究すれば
更なる力が得られましょう

事前の発言と違うことを「ひとまず○○しよう」と言い出すのは違和感があったので、「違う提案」をすることが分かるように、否定から始めました。
イドラが力に執着している……という設定も、「力が得られる」という甘言に乗る様子を描写すれば、ローディング中の説明なしで十分表せます。

ヴァーサタイル

また、軍人ではなく研究者側の人間ということを盛り込むため「我らが機関」というフレーズを入れてみました。しかし現状、ヴァーサタイルはこのイベントでしか出番がないため、どういう立場の人間か明らかにする必要がないのでした。

帝国側のイベントが終わると、ダスカ地方に移動したノクトたちの車中にカメラが移動。
ダスカ地方、クレイン地方の説明をしながら進みます。イリスがレスタルムに向かったことも再度触れられます。

そして当のイリスから、電話が掛かってきます。

近くに来たら一度 合流できるといいな

という言葉で自然とレスタルムへ誘導しつつ、道中寄り道しても差し支えない程度の拘束力しか持っていないのはいい感じ。
グラディオが「兄貴にかけねえで」とボヤくのも個人的に好きですし、半分は冗談だろうその台詞を「王子の声も聞きたかったんだろう」とフォローしてくれるイグニスの気配りも光ります。

イグニスのフォロー

ちなみに、レスタルムに着くまでは、どれだけ寄り道してもノクトを悩ます「頭痛」が起きません。Chapter03はタイトル通り世界が大きく広がるのに、移動中、頭痛に関する会話が何度も挿入されて煩わしいので、寄り道を楽しむならばレスタルム行きの前がお勧めですね。
ということで、よし、寄り道するぞ!

寄り道


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事

能町みね子著「お家賃ですけど」

芸能関係に疎いので、作者のことも、背景も知らず読みました。
裏表紙解説には「自叙伝風小説」と記されていますが、実際はmixiの日記を再構成した本とのこと。エッセイと考えて良いのでないかと思います。読んでいる最中、独特で面白い感性だと思う部分と、プロの物書きであることを疑う部分が混在してたので、mixiとわかって納得しました。
なお、巻末にあるmixiの日記再現ページは、ひらがなが多過ぎて目が滑りました(わざとやっていることも書かれていたけれど)。本編は漢字変換されているので、普通に読むことができます。

軽妙な題名から、ほのぼのした下町ものを想像して読み始めたので、若者特有のもどかしさ、不安定さがそのまま描かれた日々に驚きました。もっとも、あらゆる事象が非常に淡々と書かれているし、性転換に関する事情もほとんど触れないので、筆者の心理状態を斟酌せず読むことも可能です。
下町の風情に浸れる部分ももちろん含まれていて、勝手に「加寿子荘」と呼んでいる下宿のようなアパートと、牛込への愛が溢れていて、神楽坂周辺を楽しく散策している気持ちになりました。
私自身は、こういうアパートで暮らすのは無理ですけれど……。

170301.jpg

常に旬のフルーツに限定したケーキを販売する洋菓子店「ファウンドリー」……ですが、常時扱っているスイーツもあります。
ということで、季節と関係なく販売されている定番商品「平飼いたまごのカスタードプリン」を食べてみました。
→いちじくのタルトの感想は、2016年9月5日記事参照
→あまおうのタルトの感想は、2017年2月3日記事参照

名前の通り、平飼い(放し飼い)された養鶏のたまごと、国産さとうきびで作られた「本和香糖」(ほんわかとう)を使用したプリン。
久し振りに、リピートしたいプリンに出逢った気がします。

蓋を開けて、キャラメルソースが刺さっているプリンを見たときのインパクトは強烈です。なんとなく、間抜け(笑)。
通常は底に溜まってしまうキャラメルを、自分の好みで1口ごと調節できるのは良い配慮だと思います。

プリン本体は、ほんわりとして強過ぎないけれど確かな甘さに、意外とぷりっとしつつも硬過ぎない食感、濃厚なバニラビーンズとたまごの味が楽しめます。
キャラメルソースは非常に苦いのある、大人向けのキャラメル。苦さの奥から甘味を引き立てる役目を担っているのですね。少し好みが割れる要素なので、キャラメルなしの方が、シンプルに、素材の味が生きたプリンを堪能できるかもしれません。

信長の忍び(18話〜22話)

http://nobunaga-no-shinobi.com

光秀が登場したばかりで、どこで打ち切っても中途半端だし、いっそこのまま1年くらい放送したら良いのに……、と思っていたら引き続き4月から2期(伊勢・金ヶ崎篇)決定という嬉しい一報が! 放送週が変わる点だけ、要注意ですね。

昭和元禄落語心中 助六再び篇(5話〜8話)

http://rakugo-shinju-anime.jp

2月は面白かったです。
1期が、八雲の語りによる昔話だったことを改めて思い出させられる「真実」の開示が切なかったです。小夏の記憶している返り血を浴びた菊比古の姿と、昔話の結末がイマイチ一致しないと不審に思ってはいたのですが、まさか嘘だったとは驚愕です。ということは、もし2期が放映されなかったら、私を含むアニメしか観ていない視聴者はみんな騙され続けたわけですね。
そして、八雲に落語を楽しませようとする与太郎の「芝浜」が、確かに助六の演技に聞こえて、鳥肌が立ちました。
次週は、そもそもの始まりである慰問の回想のようですが、八雲の「死神」はフルで聞けるのでしょうか!?

テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(17話〜20話)

http://toz-thex-anime.tales-ch.jp

単純に夜のシーンが多いこともあって、全体的に画面が暗い月だったなあと思います。
あと1か月でどう決着を着けるのか、ベルベットさんの出番はあるのか、ザビーダはいっそ仲間にならず傍観者のまま終わったら面白いんじゃないか、などなど楽しみにしています。

現在地:Chapter02・終了(強くてニューゲーム)
シリーズ記事「FF15 物語を見直す旅」の趣旨は、2017年2月1日記事参照。

コル将軍とチョコボ

チョコボに乗れないコル将軍が一時加入。
仲間Lv.99でも、強さは堪能できました。そもそも、ゲスト特有のHPが1残る仕様がある限り、「不死将軍」の異名通りと言わざるを得ません。

注意:ゲーム本編・映画・アニメネタバレ満載です。
現在FF15プレイ中でネタバレを気にされる方は、進行状況を確認の上、ご自身の判断でお読みください。

王家の墓に到着したノクティスは、待ち構えていた将軍から、亡き王の「魂の棺」に触れて力を得ることがルシス王の使命であると教えられます。

コルコル将軍

亡き王の魂に触れることで
力が新王へ与えられる
これは魂の棺だ
力を得ることは王の使命でもある

この説明だと、人型の「」の方が重要に聞こえるけれど、遺構の森の墓ではファントムソードが持ち出されていて力を受け継げないし、父王の剣の場合も、剣を手に入れることで力を振るえるようになるので、実際は歴代王の「武器」自体を手に入れることを指していますよね。
とはいえ、ここは「言い伝え」風の台詞にした方が雰囲気があるし、細かいことは王族でない将軍にはわからない、と解釈できるので構わないです。

ファントムソード

さて、ファントムソードは、Chapter02以降の各墓所で発見できます。
さて、正しいのは下記のどちらの説でしょうか。

  • 王の使命と言いつつ、レギスは墓巡りをしていない。ファントムソードは真の王のためのもの。
  • レギスも墓巡りをしてファントムソードを所有していたが、死んだため、ファントムソードは各墓所の位置に戻った。

「キングステイルFF15」では、レギスも「リミットブレイク」で4本のファントムソードを召喚できます。
しかし、出現する武器が、FF15本編で集められるファントムソードと一致しません。私の目には、ブレイズエッジ(セブンイレブン特典片手剣)と大剣のウォーバスター、フォースイーター、サンダーボルトに見えます。

ファントムソード

更に、HP減少というデメリット効果もないため、レギスの「ファントムソード」は歴代王の力と別物と考えた方が自然です。
であれば、王の使命などと仰々しく言わず、「帝国に立ち向かう力を手に入れるため 王家の力を手に入れるんだ」程度でも良かったのかな、と思います。
王家の力を集める、という目標を将軍から指示され、さらに付近の墓所へ向かうことになること自体は、当面やることがわかりやすくていいと思います。

さて、続いて塹壕跡へ移動しつつ、王の墓所に関する話を将軍から聞けるのですが……

墓所にまつられた武器は13あると聞いている
だが場所がわかっているものは少ない

ダ、ダウト!
本編で入手できるファントムソードは確かに13本ありますが、うち1本は王都陥落時に死んだレギスのものであり、1本は神凪の逆鉾です。
つまり、武器を祀った墓所は11か所しかありません。
2か所、ノクトたちが未発見の墓所があるという可能性も残されていますが、少し厳しい言い訳に感じます。

また「場所がわかっているものは少ない」と言っていますが、わかっている場所はちゃんと教えて欲しいものです。Chapter10でケスティーノ鉱山に立ち寄るのは、恐らく「わかっている」場所の一つだったのですよね。そういう前振りがなかったので、なぜ帝国領に墓所があるのか、と疑問も生じます。

更に、ここで武器が13本と明言していることで「ルシスの歴代王は13人しかいない(王国の歴史は短い)」という勘違いも誘発していました。
根本的なやりとりを変えずに、突っ込まれないように変更するとしたら、この程度でしょうか。

【変更案】
ルシス歴代の王はレギス国王で113人
だが 時代の流れや戦争で失われた墓所が多い
現存している武器は10程度だろう

ちなみに、13という数自体は、このゲームが「FF13ヴェルサス」だった時代の名残かと思いますが、どうせなら2本足して15本にしても良かったですよね。

キカトリーク塹壕跡内のやりとりは、廃墟を探索している感があって非常に楽しいのですが、メインストーリーに関わる会話がないため割愛します。

修羅王の刃

塹壕跡の攻略後、コル将軍から指示され、帝国が建設中の基地を襲撃することに。陽動部隊と奇襲部隊とで挟撃します。
この辺も台詞は問題がないものの……、作戦が無茶無謀過ぎて、色々突っ込みたくなってしまいます。

ロキ

基地をほぼ制圧したところで、准将ロキが登場します。
この基地の責任者と思われる彼が遅れて登場したのは、恐らく巡洋艦で巡回中だったからですね。
コル将軍と合流した時点で「この基地の帝国准将は 不在らしい 魔導兵しかいない今なら 楽に制圧できるだろう」とか言わせておけば、作戦の無謀さをフォローしつつ、後から登場するロキの唐突感を減らせたのでないか、と思います。

いずれまた会おう


記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

参考記事