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PSP版「ペルソナ2 罰 -ETERNAL PUNISHMENT-」
http://p-atlus.jp/p2x/

現在地:パオフゥ加入まで

「ペルソナ2 罪」クリア時点で購入しておいたものの、このまま遊ばないのではないか、と懸念していた「ペルソナ2 罰」がスタートしました。
結局、「罪」は物語をクリアしただけで、まったくやり込んでいません。でも引き継ぎの為にやり込んでいたら、いつ「罰」に辿り着けるか判らないので、気にせず進めることにしました。
そういう次第で、引き継いだのは周防達哉Lv58、49時間プレイデータ。
戦闘難易度はEASY、音楽はREMIXで開始です。

ゲームを始めると、「罪」ED時点の達哉視点で開始。喋る達哉が新鮮です。一人称は「俺」なんですね。
プロローグが終わると、舞耶操作に変更。
所持金が5,000円しかなくて笑いました。舞耶さん、社会人なんだから1万円は持っていて欲しかったなぁ。勿論、そういう理屈を言い出すと、なぜメンバーの装備を主人公が賄わねばならないのか、などという疑問に繋がってしまうのですけれどね。

さっくり街を歩いていると、見慣れた街並で「罪」を懐かしく思うと同時に、店が違うエリアにあったりするなど、若干変更もあって新鮮に感じます。
「罪」を経てから学校にある石を読むと、“鳴羅門火手怖”と“比麗文上人”もちゃんと判りますね。
細かいところでは、ダンジョン内のミニマップの処理が変わっていたり、イベント中、頻繁にカメラ視点が切り替わるようになっていますね。ただ、唐突に切り替わるので少し気になります。

舞耶の上司は、30代で編集長というのはなかなか立派だと思うのですが、独身であることをわざわざ言及されるのが、悲しいな。あと、容姿は40代以降に見えます。
舞耶とうららがお見合いパーティに行く予定だったという辺りにも、その若さで?と思うけれど、発売当時の2000年の適齢期って、そんなものでしたかね。
橿原先生が生きていたのは驚いたけれど、よく考えたら当然でしたね。
イデアル先生は微妙に記憶がありそうな発言をしたので思わず身構えたけれど、単に「罪」プレイヤーへのサービスかな。
で、相変わらず嫌な奴だったハンニャ校長が、いきなり死亡。猟奇殺人犯に変化したJOKERが登場、と相変わらず序盤から急展開で進みます。かなりしっかりした死体ドット絵や、血塗れ紙袋のJOKER、フィレモンに力がなさそうな様子等、「罰」はだいぶ怖そうな印象です。

お話の方は、まだ動き始めたばかりですが、「罪」より物語の導入がスムーズだし、ペルソナや悪魔の存在に対するキャラクターたちの反応が自然で、プレイヤーにとって受け入れ易くなっている気がします。
それにしても、舞耶の殺しを依頼したのは誰なんでしょう?
この新しい世界で、そこまで因縁のある人物がいるのでしょうか。

PSP「ペルソナ2 罪 -INNOCENT SIN-」総評です。
http://p2is.atlusnet.jp/

1999年に発売された同名ゲームのリファイン版。
「ペルソナ2 罰」の前準備として遊んでみましたが、ペルソナシリーズに対する心の敷居が取り払われると同時に、同シリーズに期待していたものと実物のズレ修正に最後まで追われた気がします。
第一に、意外とギャグ要素が多かった。第二に、意外と怖くなかった。
プレイ前は「東京魔人學園剣風帖」のような伝奇モノの暗い雰囲気をイメージしていたのですが、凄惨なイベントがある割に、ライトでポップでした。どちらかというと「シャドウハーツ2」の方が似ていたかも?

キャラクターは、多過ぎも少な過ぎもしないメンバーだったと思います。
栄吉は、達哉が喋らない分、何事かあると熱くなってくれる良い奴。過剰なナルシシズムがなければ、真っ当にいい男だと思います。
舞耶も、最初は妙に軽薄に感じたのですが、「お姉ちゃん」であったことが判明した頃から、メンバーの姉または母として存在感を増し、深い愛情を持った良い女性だと感じました。

ストーリー的には、序盤の栄吉を中心としたエピソードや、中盤の10年前の事件が判明した頃は勢いがあったのですが、後半、特にゆきのと淳が入れ替わった以降は盛り上がりに欠けました。終盤のエピソードで最もポイントとなる、淳の苦悩が私に伝わってこなかったのです。達哉が喋らない主人公であるため、淳に対する気持ちが見えてこなかった、という要素も大きいです。
ところで、子供時代に淳が達哉から譲り受けた腕時計はその後どうしたのでしょうね。達哉が淳から譲り受けたライターは頻繁に登場するのに、腕時計はまったく触れられないので気になりました。

酷評されていたローディングは、確かに頻繁ですがさほど時間は掛かりません。
個人的には、下記の細かいユーザビリティの欠落の方が気になりました。

  • BGMに対して台詞の音量が小さい。
  • 戦闘中に行動順を変えるとコマンド設定し直しになる。

戦闘時の悪魔とのコンタクトは面白いけれど、同時に面倒でもあります。なにより、ペルソナ召喚に必要なため完全に避けることはできないのが若干ストレスでした。
コンタクトしたくない時に、悪魔側から話し掛けられた時が一番腹立たしいのですよね。

結局のところ、始めて遊ぶペルソナ(女神転生)シリーズというものに対して、期待し過ぎたのかも知れません。
とは言えストーリー関係の印象は「罰」で変わるかも知れないので、ひとまず続編に進みます。

クリアしました。

【注意】以下、EDネタバレです。

本作の結末について、ある程度知識はあったのですが、そうであっても納得がいかないものがありました。
「時間を巻き戻し、今までのことはなかったことにする」と言うオチ。
これまで遊んだプレイヤーの約40時間はなんだったのか?
エンディングだけ見れば、死んだ舞耶や淳母、影人間になって消失したキャラクターが元に戻り、良い結末のように見えます。が、結局達哉たちの願望で現実を変えただけのように思います。
TOD2も同様に「巻き戻しエンディング」です。しかしTOD2では割合序盤から時間旅行があったり、敵側が歴史改変をするので、最終的には「正史に戻る」という後味の良い終わりでした。
しかし本作は、歴史改変や時間軸操作というネタが途中一切なく、最後にデウス・エクス・マキナとして巻き戻しが提案され、主人公たちがそれに乗ってしまう。それは安易な気がしました。
どうせ物語なのだから、滅んだ地球の上で、生き残った人々と(マイアの託宣通りなら人類は消滅はしていないので)生きるという選択肢を選ぶ道も欲しかったです。

もっとも、マイヤの託宣の最後は「そして刻は繰り返す」。つまり、このエンディングこそ託宣通り、仕組まれた道なんですよね。

前回推測していたシバルバーの正体は「思考が現実になる」で、概ね正解でした。
この辺りは、舞耶が、最終パーティ内で唯一の社会人(大人)で、他のキャラを導く者であることが良く分かりました。そうであるが故に、ラストが悲しいのですが。

フィレモンは、礼を言う筋合いはないと思ったのでお約束的に殴っておきましたが、「そういう生き物」なのだと理解したため、特に怒りはありません。
黒幕であるニャルラトホテプも同様。
その分、イデアル先生にはイライラすることになりそうなので、2周目を遊ぶことはなさそうです。

今回はエンディングに対する不満で終わってしまったので、総評は次回に回します。

現在地:シバルバー侵入
術者より低レベルの敵出現を完全抑制するスキル「エストマ」を覚えて、4神殿は雑魚戦なしのサクサク攻略となりました。
獅子(達哉)→宝瓶(淳)→天蠍(栄吉)→金牛(リサ)の順に攻略。

ハナジーはどうしたのかと長らく思っていたら、天蠍宮の神殿で再登場。なんと、ほっそりしたスタイルに変貌していました! 素のハナジーはクール系だったんですね。
栄吉が、ハナジーの呼びかたを「華小路さん」から一気に「雅」に変えてしまったのは、少し行き過ぎな気もしましたが、相思相愛の2人が巧くまとまったのは良かったです。

栄吉
(画面注釈)栄吉がとっても主人公状態。

一方、リサは過去の悪行が明らかにされて、ますますヒロインらしからぬ属性がてんこ盛りになりました。
ペルソナ2罪のオリジナル版発売が1999年なので、その当時の現代っ子らしい感じではあるのかな。

細切れの回想で色々分かって来た気がしつつも、実はいまだにキング・レオがどうして舞耶を怨んでいたのか飲み込めていません。今更その辺は説明されないだろうし、どこかで説明を見落としたのかな。
個人的には、淳のキャラクターが良く分からなくなってきました。

シバルバー内は、敵とのエンカウント率が高過ぎて、心が折れかけています。敵のレベルが高く、スキル「エストマ」も効かなくなったのが辛い。
イベントが頻繁に挿入されるので、それを心の潤いになんとか進んでいる状態です。
現時点での想像なのですが、シバルバー内で喋ったことは、すべて現実になるのではないでしょうか? 珠閒瑠市内では、噂という大人数の言霊で世界が変わったけれど、シバルバーは1人でも世界を変えてしまえるのでは。
もしそうなら、「シバルバーは実は小さい」とか言って、ダンジョンを簡略化して貰えませんかね……。

130901.jpg

現在地:カラコルクリア
全景マップがとんでもない状態になりました。いや、正しくは「飛んでいる状態」というべきでしょうか。

ゆきのが落ち着かないため、蝸牛山は正面突破で攻略。しかし、急いだ甲斐なく、藤井さんは亡くなってしまいました。味方ポジションのサブキャラが死ぬのは、これが初めてです。正直に言うと、誰かが死ぬとは思っていなかったので、非常に驚愕しました。
……実は蝸牛山攻略前に、廃工場で延々カード集めをしていたので、罪悪感も湧きました。

4人で攻略できる戦力がないため、ゆきのを叱咤して引き摺って行ったのですが、結局、カラコル攻略の途中で離脱。しかも、その時ゆきのに付けていたペルソナは、全体回復用にストックしておいた「デメテール」だったのでした! このため、ダンジョン後半とジョーカー戦は回復ペルソナなしということに。ゆきのにキツく当たった罰か。
ジョーカーとの2戦目には復帰してくれたので助かりました。

ゆきのは、離脱に当たり淳へペルソナ能力を譲渡。そんなことが可能なのですね。ますます、ペルソナってなんだか良く分からなくなってきました。
キャラクターチェンジは、ある程度想定できていたことですが、ペルソナ使いですらなくなったことがとても寂しいです。
淳が性根の善い子だということは分かるし、10年前の幼馴染みとして達哉たちは許すだろうけれど、プレイヤーである私からすると、イデアル先生と似たり寄ったりの思い込みの激しい子のように見えます。

仮面党やラストバタリオンが多いので、コンタクトを諦め、出足に全体攻撃を叩き込むようにしていたら、だいぶレベルが上がりました。それでも、途中加入した淳の方がレベルが高いので、いままでは意図せず低レベル攻略していたのだと良く分かりました。

終盤なのに、キャラクターがあれこれ登場。
仮面党四天王最後の1人、クイーン・アクエリアスは出て来た瞬間、即退場でした。キャラクターイラストがあった=重要キャラだと思うのですが、カラコルに置いてきた以上、死んでますよね?
淳の父親は、一瞬藤井さんと見間違えました。
噂のフューラーは、ランスロット・タルタロス卿(Tオウガ)と意気投合しそうな総統閣下でした。