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東京・新丸ビルの「ソルト バイ ルークマンガン」でランチ。
http://www.pjgroup.jp/salt/

ジャンルは「モダンフレンチスタイル」のオーストラリア料理。
全体的には、少しカジュアル感のあるフレンチという印象でした。

頂いたのは、下記のクリスマスランチ(3,800円)です。
・フォアグラとカブのロースト
・七面鳥のロースト 有機野菜添え
・デザート+飲み物

前菜のフォアグラは表面はカリッと、中は柔らかめ。シンプルながら塩加減が絶妙でした。セロリのピューレ、柔らかく煮込まれた蕪と合わせて、大満足。
メインの七面鳥は、詰め物のハーブ部分が美味しかったです。ただ、ソースがラズベリーで、ベリー類がそのまま乗っているのは、少々食べ難かったかな。また、肉と甘い物を合わせること自体が私の好みでないため、そこは残念でした。
デザートは、キウイの巣をイメージしたチョコレートケーキ。
最初、外側だけ食べた時点では淡白だと思ったけれど、中に入っている濃厚なチョコとラズベリーソースが出てくると、パリパリした食感と濃厚な味わいが非常に面白い一品。ただし、大変食べ難いのでデートには厳禁だと思いました。
なお、パンはソフトタイプで、もっちり詰まった生地でした。

オージー風料理というと大胆な印象があったのですが、全体的にはかなり繊細な印象の料理。
「純フレンチじゃなかった!」と思い出したのは、紅茶が大きなマグカップになみなみと注がれて登場した時だけですね。
割と適当な価格帯ですし、料理の説明やサービスがしっかりしていて感心しました。機会があればもう一度使ってみたいな、と思います。

新宿タカシマヤ最上階の「ベルジアンビア・カフェ ブルージュ」でディナー。
http://www.belgianbeercafe.jp/

ベルギーのビアカフェを再現した店内内装に、カウンターで立ち飲みする外国人客たちという、まるで海外にいるような光景。
新宿の夜景も美しく、この空間演出の巧さに感心しました。
ちなみに、コースターが席によって全部違ったり、ビールに合わせてグラスも異なるなど、地味なところも気合いが入っていました。

ウリの樽生のベルギービールは、どれも華やかな味わいで飲み易かったです。
私が飲んでみたのは、2種。
まず「ヒューガルデン・ホワイト」は、麦芽、ホップ、小麦、コリアンダー、オレンジを加えて造っているホワイトビールとのこと。苦味は非常に薄く、爽やかなビールという感じでした。
チェリーを漬け込んで発光させた「ベルビュー・クリーク」は、紅の色合いが美しく、ビールとは思えない微かに甘酸っぱい味わい。最初はビックリしましたが、飲み慣れるとサクランボ酒のカクテルのようで結構好みでした。

料理もなかなか美味しい。
ベルギー産フライドポテトと、ムール貝の白ワイン蒸しは、さすが店名で「ベルジアン」というだけあって美味でした。ベルギー風だとシュークルートが酸っぱくないんですね。リゾットのみ、私の好みからすると柔らか過ぎたのが減点かな。

実は、終わってみたらコースの利用時間を大幅にオーバーしていたのですが、退席の催促もせず使わせてくれたのが有難かったです。

「もんじゃを食べに行きましょう!もんじゃと言ったら月島ですよ!!」ということで月島に連行されて、人生2度目のもんじゃ焼きを頂きました。

もんじゃお好み焼き おしお
http://www.zank.sakura.ne.jp/

出来上がり状態が良くわからないのと、見た目が美しくないのとで苦手感があったのですが、美味しく頂けました。
味がしっかりついていて、焼く時にソースを投入しなくても問題ありませんでした。ただ、和風から洋風まで色々頂きましたが、どれも最終的には似たような味だったのが不思議ですね。
一枚ずつ時間をかけて食べるので、結構お腹一杯になりました。

人生2度目といえば、先日も人生2度目、およそ10年ぶりの回転寿司を体験しました。
注文したネタが上段のレールで自動的に配送されてくるのは衝撃的でした。テーマパークみたいで外国人に人気があるというのも頷けます。

東京NEXT「料理とワイン、音楽のマリアージュで体感する“フランス周遊旅行”」に参加して来ました。

シティリビング東京版より転載

コンセプトは、料理とワイン、音楽のマリアージュで体感する“フランス周遊旅行”。

料理は、地形や歴史、気候などに特色のあるフランス5地方(プロヴァンス、ロワール、ノルマンディー、アルザス、バスク)の伝統的な地方料理をアレンジした5皿8種をご用意。

それに合うワイン5種(料理に合わせてセレクトされたノンアルコールカクテルも選択可)を一緒に楽しめる贅沢な内容になっています。

この企画は第1回ということで、システム説明や段取りなどで良くない所もありましたが、食事はどれも美味しかったですし、参加費分は充分楽しめました。
今後参加される方の予習になるよう、感想を残しておきます。

参加者は、1人の方もいらっしゃれば纏まった人数のグループもいました。
フロアには2〜8人席くらいのテーブルが点在しているので、受付を済ませた順にウェルカムドリンクを受け取り好きな席に座ります。
料理と飲み物は、すべてブッフェ形式で提供されるので、好きなモノから選んでいきます。と言っても、好きな料理だけを何度も取って良いのではなく、1人ずつ割当量は決まっています(1地方1皿限定なのか、1料理1皿限定なのか、司会の説明では良く分かりませんでした)。飲み物は充分余っている感じだったので、複数回取りにいってもOKでした。

今回の企画の料理は下記の通り。

ノルマンディー地方

ぷっくりした平目とソースが際立って美味しい「平目のフォンダン・ムール」。
あわせる飲み物は「シードル(Val de Rance Cidre Biologique)」と「ポム・ア・ラ・モード」の両方を頂いてみたのですが、全体的に「当たり」の地方ではないでしょうか。ちなみに、後者の飲み口はアップルティーでした。

プロヴァンス地方

「ニース風サラダ」と「イワシのプロヴァンス風」。
「ロゼ(2011 Chateau Vieux Moulin Rose)」は結構度数強めでした。
ここは料理も飲み物も、無難であまり印象に残りませんでした。プロヴァンス風と言われて想像する通りの感じ。

ロワール地方

白身魚と海老をすりつぶして蒸したと想像される「白身魚のクネル グラチネ仕立て」。これが物凄く美味しくて、2皿食べられないのが本当に悔しかったです。ソースも非常に美味で、パンが欲しいと切実に思いました。
あわせる「白ワイン(2010 Domaine du Grand Mouton Muscadet)」は、私の好みより辛め。ついでに、かなり酔ったので以降はノンアルコール分しか飲んでおりません。

バスク地方

こちらは全体的にスパニッシュ風が漂う「仔羊のナヴァラン」と「バスク風オムレツ」。オムレツは生ハムが乗っていて嬉しかったです。結構野菜も入ってました。
飲み物は八角とライムとペリエで作られた「アニスウォーター」。凄いさっぱりする独特の味でした。

アルザス地方

逆にドイツ料理のような「シュークルート」「タルト・フランベ」。
「フレンチレモネード」は、クラッシュアイスが乗ったレモネードで、とても爽やかで美味しかったです。ただ、後半に2杯目を頂いたら、氷が溶けていて残念でした。

最後に、8地方9種のスイーツビュッフェが開催。
これはちょっと不満の残る内容でした。
まず第一に、主催者は女性のスイーツに対する欲を低く見積もり過ぎていたと思います。スイーツビュッフェが始まった途端、一度に狭いスペースに女性がひしめき合ってしまったのです。このレイアウトが悪くて、1度に2〜3人くらいしかケーキを取れませんでした。その上、色々な種類があるので、誰もが出来るだけ数多くを皿に乗せようとします。結果、回転率が悪くなるのは自明の理です。数も足りていなかったのか、私はある程度確保できましたが、出遅れてケーキが食べれなかったという方もいらっしゃいました。この混雑で、なんと皿が割れるというハプニングもあり、安全面も問題有りでした。もっと広いスペースを使い、ケーキ個数を増やすべきだったと思います。
ちなみに、珈琲またはカモミールティを注ぐのも1人ずつしかできず長蛇の列が発生し、後から給仕サービスが始まりました。
第二に、きちんと説明があった料理に反して、スイーツはただケーキを並べただけで、どれが何地方の何ケーキかわかりませんでした。折角のフランス周遊旅行というテーマが、最後に消失してしまいました。
肝心の味は……なにケーキかも判らず食べたので断言できませんが、ちょっとクリーム分が多くて食べ疲れる味でした。小さなサイズだったのは良かったです。美味しかったのは、恐らくシャンパーニュとレモンのガトーだったと思います。

ピアノ演奏は、会の開始前のBGMと、中盤に歌も加えてプチコンサート風に披露されました。
初めてスタンウェイのグランドピアノを聴けるということで期待していましたが、練習用ヴァイオリンとストラディバリのように音に如実に違いがある訳でないんですね。弾き手にとって違いがあるのかしら。
プチコンサートでは、ピアノ独奏で「愛の讃歌」、ソプラノ歌手を加えて「ラ・ボエーム」からミミのアリア、「オペラ座の怪人」から2曲。その後は、録音音源で「オペラ座の怪人」から1曲、バッハの「アベ・マリア」、アンコールにセリーヌ・ディオンとアンドレア・ボチェッリの「The Prayer」という流れでした。
ピアノ奏者とテノール歌手が同一人物のため、途中から録音音源になってしまったのは少し残念でした。

会場は会員制レストラン「ウラクアオヤマ」のウェイティングバー。
http://www.urakuaoyama.com/
こういう機会がないと入れない空間なので、その点はとても良かったです。全体的に重厚感がありましたが、お手洗いの手拭き紙が安っぽかったので、そこだけマイナス1点です。

色々文句も付けましたが、総合的に観れば贅沢で面白い企画でした。スイーツの件は初回ならではの見積もりの甘さということで、今後ブラッシュアップされることを期待しています。

今年5月にリニューアルオープンした、パレスホテル東京1階ロビーフロアのダイニング「GRAND KITCHEN」でディナー。
http://www.palacehoteltokyo.com/restaurant/grand_kitchen.php

元々美味しい料理で知られているパレスホテル。お手頃な価格で、美味しく頂けました。
特にココット(蒸し焼き)が好みでした。ソースをかけず素材の味だけでも十分食べられる、良い加減でした。
パンは、バゲットは美味しかったけれど、ロールパンはごく普通の味でした。時間を変えて追加を頼むと、ちょっと違う内容が出てくるようですね。
食後のお茶はポットがなくて残念と思っていたら、お代わりを持って来てくれました。
ただ、食事の内容は予想以上にボリュームがあります。今回はCコースを頼んだのですが、最後にデザートを2口分ほど残してしまいました。女性でしたら、チョイスメニューをスープにするか、Bコースで充分だと思います。

隣のロビーラウンジで行われているピアノとチェロの生演奏が漏れ聞こえ、都心とは思えない気持ちのいい緑、お洒落なインテリア、開放感がある高い天井など眺望も優れ、ホテルレストランの重厚感が満足できるレストランでした。
中でも特筆したいのはお手洗いです。
個室は2つと少な目ですが、私が知る限りでは最高級の質でした。
そのポイントは、マメに清掃が入っていることや便器がTOTO(ちなみに洗面ボウルはDURAVITでした)で音姫&ウォッシュトイレ付きは当然として、手拭きが畳んだハンドタオルであることです。
最近はエアータオルか使い捨てペーパーがほとんどの中、敢えて手間暇の掛かることをしているところに、ホテルらしい贅沢を感じました。