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アニメ「王立宇宙軍オネアミスの翼」サウンドリニューアル版(Blu-ray)を観ました。

ガイナックスのデビュー作品として、以前から名前だけは知っていた作品。
「SFアニメの傑作」とも聞いていたのですが、SFの定義がよく分からなくなりました。ストーリー的には「青年の成長もの」×「プロジェクト達成もの」だった印象です。有人ロケットの飛行を成功させようと頑張るシーンや政治的な思惑部分は、王道の展開とはいえ面白かったです。

この作品の凄さは、とにかく美術面にあると思いました。あらゆるカットで、手書きアニメの凄まじさを見せつけられました。
そして、地球とは違う世界を描いていながら、圧倒的な泥臭さ、リアリティを感じました。新聞紙一つとっても、わざわざ地球上の形と違う、「変なもの」にしてくるところは狂気すら感じます。

スピリチュアルな文明批判的要素や、ヒロインであるリイクニのキャラクターは、少し「風の谷のナウシカ」の影響を感じました。単純に、時代性かもしれません。
主人公とヒロインの2人が、下心があるシロツグに対し、あくまで布教対象者としてシロツグを観てるらしいリイクニという、価値観の違いから噛み合わない2人であることが面白かったです。でもラストのシロツグの雰囲気だと、帰還後、リイクニと上手く纏まっちゃったりするんでしょうか。個人的には、永遠に溝が埋まらないほうがこの2人らしい気がします。
なお、カバーに描かれたリイクニは近年の貞本氏顔をしているので、本編中のリイクニ(美人とは言えない)と思わず見比べてしまいました。

若いスタッフによる凄まじい力の入れようはよく伝わってきた反面、119分の尺は長すぎだと思いました。
例えば、暗殺者に襲われるシーンは必要あったでしょうか。逃走の連続で反撃に至るまでが長いし、最終的に人を殺したことが、シロツグの精神に影響を及ぼしたようにも見えません。せめて、リイクニを襲うシーンと前後が逆なら2つの要素がつながると思ったけれど、なぜか逆なんですよね。私が書き手なら、不要要素として全カットします。

そういった面では、本作はアニメではあるのですが正に「若書き」という言葉がピッタリ来ると思いました。

5月も終了。各作品あと4話でどんなエンドマークが付くのか、間も無く勝負の月に突入です。

ダーリン・イン・ザ・フランキス(16〜19話)

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今月は、自分たちで生活を始める16話が面白かった!
子供の頃「十五少年漂流記」が好きで何度も読み返したのを思い出しました。

過去編で、今の世界に至った経緯はわかりましたが、肝心のことは謎のままですね。私自身は、世界の謎はあくまで舞台装置と思っていて、そこまで重きを置いて観ていませんが、APEや叫竜がどういう存在なのか、明確な答えがこの先ちゃんと提示されるのかは気になります。

信長の忍び 〜姉川・石山篇〜(57〜60話)

https://nobunaga-no-shinobi.com/

今月は、比較的ギャグとシリアスの配分が良かったと思います。
真柄直隆も遠藤直経も最後まで格好良かったですね。真柄に関しては、忠勝がオチのセリフを忘れるくらい。

銀河英雄伝説 Die Neue These(5〜8話)

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現代リバイバル版として考えれば悪くない出来だと思うのですが、5話から7話が同盟側で、内容がほぼ会話劇ということもあり、親帝国派の私としては若干の不満が溜まりました。反動で、8話Bパートは面白かったですけれどね。
同盟側にここまで尺を割くなら、帝国の過去編もあそこまで駆け足にせず、アンネローゼ様とラインハルトの立場を明確にして頂きたかったです。その点、藤崎竜版の漫画は丁寧でした。また、8話で帝国側の将校が一気に登場しすぎて、初見の視聴者がどのくらい脱落したか気になります。双璧は、事前に登場して印象付けないといけない存在だったのでないかな……。

新アニメのビジュアルは段々慣れました。しかし、ワーレン提督とルッツ提督が見分けやすくなった一方で、フィッシャー提督とビュコック提督の見分けがつかなくなりました(笑)。

記事投稿が遅れましたが、4月分のアニメ感想です。

ダーリン・イン・ザ・フランキス(12〜15話)

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今月は、先月末の放送(11話)によるメンバーシャッフルを受けて、OPの組み合わせが入れ替わった12話「ガーデン/始まりの庭」からスタートでしたが、展開が急だったので一週飛ばしたかと思いました。
ヒロは無神経な男だなと思って、更に主人公好感度が下がりました。一方で、ゴローがヒロにとって都合の良い人間になってきているな、ということも気になります。
あと2ヶ月、ゴローは生き残ることができるのか、注目しています。

公式サイトが4/1(エイプリルフール)にやっていた「野球パロ」はウケました。

春の選抜編

このキャッチコピーからすると、ヒロが捕手なんでしょうか。フトシの方が捕手体型なので、ちょっと違和感がありますね。そして最大の問題は、ゼロツーを入れると10人になるので、スタメン落ちするメンバーがいる!ということですね。

信長の忍び 〜姉川・石山篇〜(54〜56話)

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54・55話が笑いどころの少ないシリアス展開で、5分アニメでは難しい展開になってきたと思いましたが、56話はよかったです。やはり、笑いとシリアス展開のバランス感覚が重要ですね。

銀河英雄伝説 Die Neue These(2〜4話)

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こんなのんびりで良いのか心配になる丁寧な展開です。それでも、原作と違う要素がいちいち気になってしまうのが、原作ファンの悪い癖ですね。
割愛されるだけでなく、代わりのオリジナル要素が入ってくると、特に顕著。
例えば3話では、キルヒアイスが次席卒業になっていた変更点は気になりました。平民で次席なんて、キルヒアイスの方が注目されてしまう要素になるので、これは意味のない改変だと思います。
4話は、ジェシカとのエピソードを増やすのは今後のためにいいとしても、時系列の飛び方が原作既読者でも戸惑うくらい分かり難かったし、エル・ファシルでのヤンの奇策(あえてレーダー探知機を付けないという、相手の思い込みを利用した小狡い手)がなくなったのと、敗戦責任を誤魔化すため、という昇進理由が語られない辺りが気になりました。
全体的に、ヤンが格好良すぎるところに問題があるような気もしました。

ヲタクに恋は難しい(2〜3話)

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視聴打ち切りのつもりだったのですが、録画設定を切り忘れたのと、録画した中で唯一字幕放送だからという理由で、3話までは見ました。
宏嵩と樺倉先輩は萌えキャラだな、と思います。

ノイタミナの放送が遅かったので、感想も遅れましたが、予定していたものは全部観ました。

信長の忍び 〜姉川・石山篇〜

https://nobunaga-no-shinobi.com

53話(第3期)からスタート。
びっくりするくらいノリが変わらないので、安心して見ていられます。茶々(幼女)が微妙に悪女っぷりを発揮していて笑いました。

銀河英雄伝説 Die Neue These

http://gineiden-anime.com

放送までの情報で不安視したファンは多かったと思うのですが、失礼ながら、ちゃんとした原作リスペクトを感じる1話でした。
キャラクターデザインが受け付けない問題は払拭できていませんが、脇役は味があって良いです。キルヒアイスの吊り目であることと、キャゼルヌ先輩が家庭人に見えないこと以外は、この品質なら慣れそうな気がします。

船のギミックやホログラム装置などのSFっぽい雰囲気と、馬車や華美な椅子などの中世っぽさの共存具合が、とても銀河英雄伝説らしくて楽しいです。
CGの戦闘も迫力がありました。帝国ワルキューレ部隊の活躍っぷりに引き込まれました。原作だと、現役ワルキューレ乗りに名のある人物がいないため、同盟のスパルタニアン部隊に比べ弱い印象があったのですが、艦を一艘撃墜していましたね。
ただ、肝心の同盟軍の布陣が、三方向からの包囲ではなく、並列での進軍に見えたのが残念でした。あと、艦隊数が1の桁まで完全に把握されていたのは笑えました。

PERSONA5 the Animation

http://p5a.jp

ゲーマーの端くれとして1話は見たのですが……。
なぜ、遊べる環境があり、評判が極めて良く、プレイした友人たちも絶賛していたゲームなのに遊ばなかったか、ということが改めて明確になりました。
つまり、私は純粋に怖いのが苦手なんですね(笑)。暴力的なのも苦手。現段階では表面が見えているだけと思いますが、主人公も含めた登場人物全員の印象が悪く、気持ち悪さを感じるのも苦手。
そんなわけで、ペルソナ5に興味が湧かない理由がスッキリしました。

Caligula -カリギュラ-

http://caligula-anime.com

ゲーム(Vita版)の発売時点で、設定面や意欲的なシステムは惹かれつつ、アートワークが好みじゃないため見送っていました。
1話は、非常に癖が強いけれど、丁寧な描写で、主人公がわけのわからない状態に陥っている様を描いた導入でした。ただ、とにかく閉塞感のある不穏な空気と、これまで認識していた世界が崩れる様を見させられただけなので、まだ全体の雰囲気が掴めず、判断に迷っています。

ヲタクに恋は難しい

http://wotakoi-anime.com

原作は以前少し読んだだけですが、割と原作通りのアニメだという印象。
しかし、主人公の成海が可愛く見えなくて戸惑いました。動きと声がつくと言動の痛さが目立ち、顔の良さだけではごまかされなくなったのかも。例えば、元彼を「クズ」というけれど、交際中に二股されたのでなく、別れた後に新しい彼女を作っただけなら、文句を言う筋合いはないのでは。
さらに仕事ができない描写も辛いと思いました。ゲーマーなのに会社の複合機で操作ミスするとか、信じられないな!

なお、途中に7月放送「BANANA FISH」のCMがあって、そちらでテンションが上がりました。

冬アニメ終了時期ですが、2クール物と再放送を見ているのであまり関係なかったりします。
そして、今回感想を書く段階で初めて、3月は不得意な「ロボットアニメ」を2本立てになっていたことに気が付きました。

ダーリン・イン・ザ・フランキス(8〜11話)

http://darli-fra.jp/

不穏な空気は入れつつも、青春モノで進んでいるので、このまま誰も死なないんじゃないかと思いつつある今日この頃です。
ゴローが、イチゴへの告白を済ませて以降、モブ並みに影が薄くなっているんですが、まあ生きているのだから何よりです。

イクノがイチゴを好きなことは、これまでも示唆されていたけれど、ミツルはミツルで、ヒロが好きだったのですね。当たりがキツイのは、単純に性格だと思っていたので驚きました。そして、クロロフィッツ初期組がなぜ相性が悪そうなのにパートナーとなっていたのか、わかってしまった感があります。
ピスティル同士のコネクトを申し出たときは、思い切ったな!とワクワクしました。ステイメン同士のコネクトも無効なのか気になるところです。
あと、ミツルとイクノの操縦席を逆にしたらどうなっていたのか、少し興味があるんですが……。

フトシはココロちゃんを好きなままで良いと思うんだけれど、男女の関係を「パートナー」しか知らない彼らには、その辺難しいのかも知れませんね。
滅茶苦茶いい子なので、フトシも幸せになって欲しいものです。

新機動戦記ガンダムW(2〜5話)(再放送)

http://www.gundam-w.jp

4話での五飛の発言の数々は、現代にリアルタイム放送していたら物議を醸していただろうな、と思います。当初から「Episode Zero」の設定があったとすると、視聴者に誤解されたまま放送が終わってしまったキャラクターですよね。そう言う不憫なところも含めて、割と好きですが……。

そして、内容と一切関係ないけれど、メモリアルボックス版1巻箱絵のトロワの髪型に吹きました。