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先日、TOKYO MXで再放送が始まった「新機動戦記ガンダムW」。
http://www.gundam-w.jp

第1話を見て、やっぱり「ガンダムW」は色々な意味で面白いと確信したのですが、それと同時に実は1話を初めて見ることに気付きました。

もともと私は、ロボットアニメは好きでないので、放送当時ガンダムは一切見ていませんでした。
しかし、ある授業で隣席になった友人が「ガンダムW」の大ファンで、授業で顔を合わせる度に、キャラクターや毎週の展開を教えられる事になりました。なんせ「ガンダムW」なので、説明されても意味がわからないことや、恐らく説明している側もわかっていなかったことは多々あったのですが、彼女が話し上手ということもあって、非常に楽しいひと時でした。
話を聞いて、そんなに熱中するほど面白いのか、と思わされたこともあり、TVシリーズ終盤を数話見ました。それから小説版を購入して、ボイスコレクション(ドラマCDのカセットテープ版)を購入して、OVA(EndlessWaltz)も見て……とまんまと沼にハマっていった感じです。
※余談ですが、「ガンダムWボイスコレクション」は抱腹絶倒するレベルで面白いので、今からでも術があれば入手をお勧めします。

そんなわけで、実は初見だった第1話「少女が見た流星」。
実に衝撃的な作りだと改めて思いました。
新番組1話として見ると、主人公・敵側双方の主要キャラクターが全員顔見せし、世界情勢説明を盛り込み、ガンダム5機の戦闘シーンも入っているという完璧な構成です。これだけならお行儀のいい作りなのに、常軌を逸した主人公の言動、あっという間に撃墜される主人公機、虚空に自己紹介するヒロイン、唐突に始まる学園物展開と、先が絶対読めないジェットコースター展開で、有無を言わさぬガンダムWワールドに圧倒させられます。
……やっぱり最高に変なアニメだ(笑)。

そんなエキセントリックな作品ながら、お話自体は、戦争と平和を真っ向から扱ったテーマ性、情報操作を駆使した戦い、テロ、非武装の理想と現実の折り合いの付けかたなど、考えさせられる内容だったと記憶しています。
せっかくの再放送だから、ただ尖ったキャラクターやセリフを楽しむだけでなく、物語の内容も味わい直したいものです。

ダーリン・イン・ザ・フランキス6話より、小説的なもの。
通常、放映中・連載中の作品は、あとの展開でひっくり返る可能性があるため二次創作しないのですが、ゴローのいい人っぷりに負けました。


言えなかった。乗らないでって、言えなかったーー!

慟哭するイチゴを叱咤し、ステイメンの席に戻ったゴローは、しかし操縦桿を握ることなく顔を覆った。
当然だ、言えるわけがない。
「ヒロが死ぬかもしれない」なんて、曖昧な噂に基づく不安ではない。「ヒロは死ぬ」と知っていた自分だって、言えなかったのに。
そうしてヒロに乞われるまま口を噤んでおきながら、出撃前にヒロと話すようイチゴの背を押したのも自分だ。
それをゴローはずっと、二人への友情ゆえだと思っていた。
けれど、本当にそうだったのだろうか。
言えなかったと聞き、泣きじゃくるイチゴを見て、いま自分の心が揺れ動いているのは、イチゴに責任を押し付けようとしていたからでないか。イチゴでもヒロは止められなかった。だから、俺が止められないのも仕方ない。そう思いたかったのでないか。
だとしたら自分には、言えなかったと泣く資格もない。
ゴローは歯を食い縛り、手の中に涙を閉じ込めた。

デルフィニウムはまだ動けない。


ダリフラの子供たちは恋愛感情というものを知らないので、自分の感情も理解できなくて大変だなあと思います。考え過ぎだよ、ゴロー!
本作では、ゴローの真面目で有能で苦労人気質で不憫な感じが何より好きですが、さらに自罰的でもあってくれると良いなと思っています(笑)。

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の4話を観て、予想を外したことがわかったので、覚書きです。

1話、3話でストレリチアが出撃しましたが、その際にコクピット内部にいるゼロツーが映ることはありませんでした。特に3話では、同一コクピット内にいるミツルは普通に映しているのに、ゼロツーは台詞があっても画面外におかれていたことから、意図的な演出だと思われます。

そこまで執拗に見せない理由はなにか、と考えたときに、他のフランクスと搭乗姿勢が違うのでないか?と私は想像しました。
――有り体に言えば、ヒロたちの臀部突き出し姿勢に対し、ゼロツーは仰向け姿勢なのでは、と思ったのですが。

ヒロ&ゼロツー

違った……。
まぁ、3話時点でも、パイロットスーツのゼロツーがモニターを背負っていたので、この予想は無理があると悟っていました。でも「普通じゃないか」と思ってちょっと落胆しました(笑)。

ちなみに、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」はエロ要素があるのに視聴継続していて意外だ、と言われたのですが、上記の予想を立てたくらいなので、今のところ平気です。
確かに私は下ネタが嫌いですが、本作の場合は、当人たちがあまり恥じらいを持っていないから、こちらもあまり気にならないのだと思います。
あの姿勢だと女子が疲れそうで長期戦に向かない、と突っ込みたくはなりますけれどね。

アニメを観るぞという意欲を保てず、半分脱落。

りゅうおうのおしごと!(第2〜4局)

http://www.ryuoh-anime.com

3話は丸々対局で緊張感がありました。
女流棋士がプロ棋士とは別物である現実をきちんと語っているところや、駒落ちとはいえ女児がタイトルホルダーに勝ってしまうような安易な展開でなかった点は良かったです。ただ、数秒映し出される駒の配置だけでは、私には各々が何を思って手を指しているのかまでは読めず、対局の面白さが伝わってこないのが残念です。

なお、ハーレム展開は許容範囲ですが、あいの母親のような理不尽な要求や、何度も織り込まれる「エッチな勘違い」ネタが不快なのは変わりません。
4話は割と気楽に見られたので、あいちゃんがあまりメインじゃない方がいいのかも(笑)。

グランクレスト戦記(2〜4話)

http://grancrest-anime.jp

世界観説明を碌にしていない上、話が進むごとにダイジェスト感が加速しています。あまりに展開が早すぎて若干ギャグアニメに見えたり、理解したければ原作を買え!と言う幻聴が聞こえたりします。戦死したネーマンはいつ配下になっていたのか? テオに救われたエピソードなんて記憶がないぞ? と文句を言いつつ、まだなんとか付いていけています。
3話までは、領主の立場で勢力を伸ばしていく話になるんだろうと思わせておきながら、4話の結末で一騎士に落ちるという急展開を見せたことで、面白くなってきました。

シルーカの義父の発言が、悉く「ごもっとも」とお返ししたくなる正論具合なのが良かったです。

覇穹 封神演義(2〜3話)

http://www.tvhoushin-engi.com

圧倒的ダイジェスト感という意味では、「グランクレスト戦記」に負けていない本作(笑)。そこを競われても困るのですが……。ちなみに、グランクレストは世界地図を視聴者に全く提示することなく国取り物語を展開し、封神演義は場面切り替えの度に不要な大陸地図を見せるので、演出を逆にしたほうがいいと思いました。

八木原一恵編訳の「封神演義」前編(集英社文庫)を読んだので、一応キャラクターは把握できるようになりました。
反面、エピソードの順序がこれでいいのか疑問も出ました。次回予告を見ると、これから伯邑考のエピソードをやるようです。ということは、姫昌は朝歌に囚われている状態ですよね。その時点で離反した飛虎が西岐に行くのは変だし、飛虎を失った状態で姫昌を解放するという選択肢も有り得ないことで、話の辻褄が合うのか心配になります。

ダーリン・イン・ザ・フランキス(2〜3話)

http://darli-fra.jp

今のところ4作の中では一番安定して面白いです。が、3話の時点で飛び抜けて惹きつける展開もないかな、というところ。
子供達の初陣がありましたが、フランキスが女性体ということもあって、ロボット物にしては「可愛い」という印象でした。
なお、主人公がウジウジタイプであることを懸念していましたが、ヒロに関しては意外と平気です。ステイメンにならねばいけないという強い意志がある点で、多少緩和されているのかもしれません。
しかし、次回ゼロツーとヒロが一緒に乗っても、ちゃんと同調できるのか?という心配は湧き起こりました。

前回記事(2018年1月7日)に続き、冬アニメの1話感想です。
後半は点数が多いので簡素にまとめました。視聴確定と言える作品はまだなく、様子見です。

りゅうおうのおしごと!

http://www.ryuoh-anime.com

女児メインのハーレムアニメだったので、ちょっと出鼻を折られました。個性の尖ったキャラクターは良いけれど、ハーレムもの特有のドタバタ雰囲気があまり好きになりません。しかし、あいちゃんの可愛いさは抜群。アホ毛がにょろにょろ動くのがアニメならではの萌え記号で、目を引きました。
残念ながら、将棋に関しては対局がしっかり見えず、白熱具合が伝わりませんでした。第一、あいちゃんが本当に主人公(竜王)と同等に戦えるなら、現時点で女流の頂点に立ててしまうのでは?
将棋会館の描写が丁寧だった点など、真面目に将棋をやる作品だと期待していますので、取り敢えず2話まで試聴する予定です。

ダメプリ ANIME CARAVAN

https://damepri-anime.jp

狙っているのか狙っていないのかわからない笑い要素が面白く、まさかの全話視聴した「マジきゅん!ルネッサンス」的な作品を期待していたのですが、私の笑いのツボとは合いませんでした。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン

http://violet-evergarden.jp

予想外の出だしに、この絵柄で軍隊物?と戸惑いました。
代筆家業の方で話は進んでいくのですね。ヴァイオレットが「愛している」の意味を理解するまでの、短編集的な作りになるのかなと思いますが、そんな分かりきった筋で進むのか疑問もあります。
特殊なヒロイン像で共感を拒む壁を感じるため、しばらく様子見です。

覇穹 封神演義

http://tvhoushin-engi.com

原作未読、旧アニメも未見。「総集編ダイジェスト」並みのスピード展開で笑いました。細かい展開が全くわからないのがすごい!
話の筋を押さえるだけのアニメと割り切れば、観られなくはないかな……。そう思って原作1巻を読んで見たのですが、思っていた以上のカットぶりでした(苦笑)。

ダーリン・イン・ザ・フランキス

http://darli-fra.jp

アニメ第1話とはこういうものだ!というお手本のような作りでした。
ロボットのフェイスが人間そのもので「え!?」と思ったけれど、要は女の子そのものなのですね。
ロボット物ではあるのですが、ボーイミーツガール作品として楽しめるのでないかな、と期待しています。問題は、2クールという話なので、飽きそうなことですね。