• 2009年登録記事

久し振りにゲームの話題を、と思い今年のゲーム音楽コンサートのこと。

http://videogameslive.jp/
VGLが遂に来日するんですねー。
なかなか遊び心のあるコンサートで、「ポンを演奏」したのは珠玉の笑いでした。
日本ゲーマーにも人気があるし、日本製ゲームの曲を数々演奏してるので、いつか来るのではと思ってましたが、本当の展開になると、少し感慨深いですね。
ちなみに、日本製ゲーム曲コンサートだと、以前誘って頂いたファミ通主催のPRESS STARTが、VGLを意識したような感じでオケ演奏+ゲーム映像構成でしたね。あの時のシューティングメドレー映像もKONAMIの著作権の影響で面白かったなぁ、と今でも思い出し笑い可能です。
ちなみに、今年のPRESS STARTは東京芸術劇場大ホールなんですね。比較的こじんまりしてるけど、良いホールですよね。聴衆側で入った事がないので確実なことは言えないけれど、舞台からは音響も気持ちよく伸びると思いました。
レジェンディア楽曲が演奏されるとの事で、BGM評価の高かった作品なので良かったなぁと思います。他の曲目では、花@俺屍が聞きたい!
そして大神が演奏されるのは、今私の周辺で「旬」なので、偶然とは言え面白いですね。

発売日は明日ですが、本屋に出ていたので「TAKARAZUKA REVUE 2009」を購入しました。

通称・レビュー本。
ちなみについ先日、「REVUE 2008」を購入してます。何故あと少し待てば最新号が出るのに、一年前のムックを買ったのかと言われると、我が事ながら釈明し難いのですが、娘役トップスター充実の時代が終わっちゃってしまった寂しさに、思わず……。

今回のレビュー本は、誌面の割合からみて、二番手が美味しいと思いました。
トップスターと娘役は、宙組の事情の為か、写真と個別のインタビュー。二番手は二番手同士で対談と言う形でした。
写真はトップの方が大きく割いてもらってるけれど、一人頭の総ページ数は同じだし、インタビューのみのトップに対し、二番手は対談+インタビュー+相手からの印象、と言う美味しい構成。対談組み合わせ自体は、同期だったり元同組だったりで、あまり面白みのある組み合わせでないと思ったのですが、親密だからこその軽快なやりとりで、結局は面白かったです。
私は実は最近、霧矢大夢の芝居が合わない気がしていたのですが「何もせずただ立っていられる役を出来るように」と言う目標が凄くて、やはり凄いと感心しました。「何もしない」演技が一番難しいことがよく分かってるなと。一人だけ、目指している次元が高いですよね。

なお、トップ〜三番手辺りの組単位での絡みを少しだけ期待していたのですが、そう言った要素はありませんでした。
目当ての大空祐飛は、ちょっと珍しいフェミニンな雰囲気の服。
自分の相手役について語る時に「野々すみ花さん」と言う所に配慮を感じました。
依然、エリザベート特集本IIで、自分より学年下の凰稀かなめを「さん」付けで呼んでいて、ジェンヌ同士では珍しいなと思ったのですけれど、インタビュー時は敢えてしてるのかな、と。対談だと普通に愛称で呼び合ってるので、多分話し言葉ではなく文章として出来上がった時の事を考えてるのではないかなと思いました。

娘役は、それぞれ見開きページ1枚の気合の入った写真。
良い驚きとして、桜乃彩音がお姉さん風の雰囲気で素敵でした。最近、彼女は成長してるなぁと思い、苦手じゃなくなってきた感じです。
一番可愛いと思ったのは、やはり夢咲ねね。思ったよりお嬢さんっぽい品の良さもあり、星組観劇が楽しみになりました。
野々は、若いのに「良妻」感が既にたっぷり。受け答えが常に相手役がありきの回答で、意外と古風な娘役だなと、最近思い始めていた通りの印象でした。

細かく言い出すと、ラインナップ紹介でトップ五人中三人が太王四神記コスで笑えるとか、音月の扱いについてとか、城咲が三番手チームに混ざってる事だとか、北翔の「オサレ」度が飛び抜けている打とか、涼の着てる服が高いぞとか、凪七を娘役と間違えたとか、夢夏が柚希に見えたとか、色々ありますが長くなるので割愛。
若手スターの役作りに関する話なんて、なかなか参考になりました。

オールカラー、DVD付きと言うことを考えると、全組満遍なく宝塚スターが好きなら、損はしない一冊ですね。
問題は、DVD袋をどうすれば一番綺麗に開けるだろうと言う難問に悩まされて、2008、2009共、DVDは見る事が出来ていない点でしょうか。

「たまごスクランブル」に関する基本事項はこちら

▼ストーリー
基本は「たまご盗難事件」の解決。ダンジョンに潜ることでイベントが進行し、100階に到達すると自然と解決する。
他にサブイベントとして、町とダンジョンを交互に行き来する事で進行するサイドストーリーを3本ほど用意予定。


たまごダンジョン(仮)には、たまごマイスターとその弟子がひっそりと暮らしていた。たまごマイスターがダンジョンへ探索へ出ている間、たまごを管理を任されていた弟子が、ある日、いつものようにたまごの数を数えると……
「――た、たまごがないっ!」
倉庫に残っていたたまごは、たったひとつだけ。
慌てた弟子は、22枚の不思議な力を持つアルカナカードの力を解き放ち、その中から現れた超常の能力者タロットたちをたまご捜索の為に送り出したが、彼等も、たまごマイスターも帰ってくる事はなかった。

その頃、主人公はたまごダンジョンの上に広がる大地で昼飯を食べようとしていた。弁当のゆでたまごをつまみ上げたその時、コロコロコロ、と転げ落ちたゆでたまごは、地面にぽっかりと空いた穴の中に落ちてしまう。
こうしてたまごダンジョンの入口に辿り着いた主人公は、渡りに船として弟子からたまご&タロット回収を依頼され、タロットの少女・ワールドと、ひとつだけ倉庫に残っていたたまごから産まれたたまご兵士をお供に、広大なたまごダンジョンを探索する大冒険が始まるのだった。


※たまごマイスターの弟子には、レシュトと言う仮の名称あり。
※「たまごマスター」は主人公のクラスに使いたい為、次善策でマイスターと命名。

あまり細かく分割しても書く事がないような気がしてきたので、一気に1幕終わりまで。

【第6場〜第12場】
主体性のないヤスを嫌っていた小夏だが、結婚&出産資金を稼ぐため危険なスタントをこなす姿や優しさに次第に心を動かされ、プロポーズを受ける。
一方階段落ちのカットが決定となり、新しい恋人とも巧くいかなくなった銀ちゃんは孤独に耐え切れず、小夏にプロポーズする。ヤスを愛し始めていた小夏は心を残しつつそれを断る。だが、物陰からヤスがそれを見ていた。そして階段落ちを引き受ける事を決意する――

銀ちゃんのプロポーズの言いざまは、照れ隠しと分かっていても酷いですね。小夏はいつもこうして、悪気のない銀ちゃんに女としてのプライドをズタボロにされてたのかと思うと、鬱々とした気分になります。
それでも銀ちゃんに心が残ってるんだから、健気なんだか男を見る目がないのか……。
朋子との間を小夏に取り持たせるなど酷いことした挙げ句に、一旦厄介払いしたことを忘れたようにシレッとプロポーズする銀ちゃんの「人でなし」っぷりに呆れるんですが、その前の心情吐露が子犬のようなので、可哀想に見えます。
小夏の回答を本当は想像出来ていたけれど、自分が縋れば絶対戻ってきてくれる、と信じたかったんだろうなぁ。

と、まず銀ちゃんの話題から入りましたけど、実はこの6〜12場って、プロポーズのある12場以外は銀ちゃんの出番あったっけ?と思うくらい存在感が薄いですね。
DVD感想の粗筋ではとにかく「枝葉」を落とす事を優先するのですが、出来上がった上記の文章を見て頂くとお分かりの通り、本筋が完全にヤスの方で、銀ちゃんは脇役ですね。
そんな中での見せ場ですから、12場の告白の時、ヤスにDVDのピント合わせるカットは止めて欲しかったです。銀ちゃんと小夏にピント合わせて、後ろのヤスが映り込んでる角度で固定してる方が雰囲気があったような気がします。
と言うか、盗み聞き中のヤスが目立ってますね。東京公演だと、もっと柱の影に隠れてる感じだった記憶があります。
野々の泣き演技には毎回本気なのではと思わされますが、更に驚いた事に「俺、階段落ちやるよ」と言ったヤスの頬にも、涙が! 最初汗が流れてるのかと思ったら、照明が当たった瞬間、目元から跡が続いてる事に気付きました。
ヤスは、何故泣いたんでしょう。
私は、銀ちゃんが振られたことに対してかな、と思います。銀ちゃんが落ち込んでるから、それを解消する為に小夏とヨリを戻してもらわないといけないのに、肝心の小夏は自分(ヤス)の為にそれを拒んでいる。その上自分自身も、小夏を取られなくてホッとした気持ちを持っている。それは銀ちゃんに対する裏切り行為である……。そんな心情から、贖罪として階段落ちを選択したのでは。2幕で銀ちゃんに「謝って欲しくない」と言うのは、ヤスの方が謝ってるからなのでは?
二人の関係性は未だによく分からないので、そのシーンになってからまた考えて書きたいと思います。

ちなみにヤスのスタントシーンは、華形が飛び込み演技してから袖に回っているのだと思っていましたが、DVDで別人が演じているんだと分かりました。華形は小柄だけど、線が太いんですよね。
アパートにクレージュセットを持って来た銀ちゃんを見る小夏の眼が、凄く愛しそうで、ヤスも心底喜んでいて、これが作中で一番三人が幸せな時期かもと思うと凄く悲しくなります。

気功を経て、最近は太極拳を始めました。
太極拳は、気功と違い武術としての側面が強いので、「目の前に戦う相手がいる」ことを想定しながら動くことになります。
最近思ったのが、これが凄く「最終封印」のネタになる、と言うこと。
勿論、東洋武術の理念は独特なため、直接参考にするのは如何なものかな、と思うのですが、元々「最終封印」ではフェンシングより剣道の動きを取り込んで書いているので、東洋武術の流れで太極拳の考え方を取り入れても良いかも、と感じています。

今日特にそれを思ったのが、攻撃する側が力を込めない、と言う教えでした。
前にいる敵に対し、全身の重心をかけて押すと、確かに相手に掛かる負荷は強くなるけれど、相手が身を引いたり躱したりすると、体勢が崩れてしまい、次の手が打てません。そのため、太極拳では、基本的に自分自身で立つことを重視するのだそうです。
また、運動としては面白い事に、筋肉に力を入れないように立ったり動くのですが、これは主に攻撃を受け流す目的のため(身体を硬くしていると一点を押されただけで体勢が崩れるため)。
「自然体が一番強い」と言うのはこういう事なんだなぁと頭の上に豆電球が点ったような気持ちになりました。

さて、これらを生かして創作出来るのは、いつのことになるでしょうか……