• 2009年登録記事

ヴェスペリア部屋にSS「畏れるもの」アップ。

「ボスといっしょ」アップ時にも触れたハリー視点SSです。あの後書き上がっていたのですが、ヴェスペリア特設の更新が続いてしまうのは如何なものかと思い、放置していました。が、月内更新目標で書いていたシンフォニア小説が、次第に当初の予定から脱線して、期日に仕上がらない可能性が濃厚になったため、アップしてしまいました。

ベリウス戦後、レイヴンが一瞬パーティを抜け、ハリーを連れて戻ってくるわけですが、既に帝国騎士に囲まれていたハリーをどうやって連れ出したのか、と言う疑問に対する麻生的解釈(隊長権限で「ユニオンとの折衝に使う」とか言いくるめた)が今話の舞台背景で、一方書きたかったのはハリーの挫折感とか諸々複雑な感情、と言う二段構えだったのですが、少し分離しているかもと反省してます。
前半と後半を書いた時期が違うと言う点も、それに拍車を掛けているのかな。
と言いつつも、個人的には、レイヴンを格好良く書けたつもりなので、それはそれで満足だったりします。
お話自体の出来で勝負する作品もあれば、キャラの魅力で勝負したい作品もあると言う事で、ご容赦下さい。

視点に据えたハリーは、結構気に入ってるサブキャラだと言う事もあり、天の響の数少ないTOV創作ではメインキャラを差し置いて2度目の登場ですが、あまり余所様で見掛けない気がします。人気ないんでしょうか?
勝手にキャラをカテゴライズすると、彼は「屈折系熱血派」と言ったところかなぁと思ってます。意味の分かるような、分からない造語ですが、要は意地っ張りで一本気と言う、私が比較的得意な分野なわけですね。
こういうキャラは、長く書ける気がします。

それにしても、今までTOVでは超短編しか置いていなかったので、スクロールバーの存在がなんだか新鮮です。

遂に、完結。
ブログで最初に取り上げたのが2007年11月で、2008年4月の1期放送から、結局一年掛かりですか。何度も細かいことを言ったけれど、結局は大変楽しく視聴しました。
最終話も突つけば不満は多々あるけれど、終わりよければ全て良し、と言う言葉で片付けることが出来る大団円でした。
もう来週になっても放映がないと言うのは、なんだか残念です。

以下、ネタバレ。未放送地域はご注意下さい。

1期同様、OPカット仕様で開始。但し今回はタイトルの掛かり方が格好良かったので、何時もの野球合戦をやるよりは最終回の雰囲気は盛り上がりました。
最終回らしく、力の入った作画で、今回は大満足です。

ニーバから神への一方的な攻撃でなく、神が応戦してくることにまず吃驚。でも両者共やることはビーム砲撃なんですね。人と神で砲撃戦するアニメなんて初めて見ました。
最後まで、イシター様の姿は直接出さずに終わりましたが、1期の段階で告知されていたキャストからすると、本当は出て来る予定だったんですよね? どういう都合や内部での変更があって、取り止めたのかちょっと気になります。

メル&クーの「耐震兵器」にはウケました。この局面で、まさかギャグを入れて来るとは、さすがドルアーガの塔。
で、最終話なのに当初カーヤの服が酷いままだったことに震撼しました。神託シーンくらい、誰かマントでも羽織らせてあげれば良いのに。後から1期仕様に服が変わって安心。でも1期のデザインに戻すだけでなく、差を出す為に、もっと細面にするなど変更したらもっと良かったのでは。
ジルの装備も1期仕様に戻って、タイトルの剣がようやく手元に。やっぱりパイルバンカーの安定感は良いですね。

塔に乗り込むメンバーに、美肌パーティが加勢してくれても良かったのでは。そこまで優遇させられないですかね。
ウトゥ、遂にファティナに告白! ここで、敢えて何時もの「怖い話」でも良かった気がするけど……。でも「やーよ!」の返答は格好よかった。ファティナが上を向いて涙を堪える演出も良かった。
そうそう、今回クーパが戦闘参加。はじめてその腕力を実戦で生かしましたね。個人的には、クーパは直接戦闘に参加しない分担の方が嬉しかったけど、これは最終回サービスでしょう。

アーメイとヘナロの誘惑は、ニーバが塔を掌握したことで常春の館の性質が変貌したのかなと考えていたら、サキュバスの精神攻撃だったのですね。ニーバにくっ付いてるものだと思い込んでいたので、単独で出て来た事に驚きました。
サキュバスと渡り合えるカーヤが強いのか、単純に下級神だから弱いのか、力量バランスがこの局面に来てよく分からなくなったのが残念。

で、遂に辿り着いた一騎打、ラスボス戦。
半ドルアーガ化ニーバと言う構図は熱かったのですが、グレミカが呆気なく殺されていた挙げ句、エロ要員になっていた事に非常に脱力しました。今回、風呂ノルマを省いた代償なのか、いつも以上にサービスが多かったですね。
「盾」としてのジル装備が剥ぎ落とされていくのは、展開のお約束も感じましたが、大事な要素。
ニーバとジルのやりとりも、2期ドルアーガで初めて敵味方共に信念を掛けた闘いをしてるなと感じました。
ただ、肝心の身一つになった時点の台詞回しが、個人的に難点を付けた6話と同じで微妙な減点。効果的に、オラクルの補助魔法だと直ぐ思ったので、カーヤが追い付いたのかと思ったけど、結局なんだったんでしょう? ヘナロの術、と一瞬思ったけれど、イシターの加護ですか?
決着のシーンでは、結局ニーバがジルの下敷きになることを選んだのでは、と勘ぐってます。
「ちゃんと背負って、生きてみろ!」
は良い。11話ギルの「百年生きてから言ってみろ!」と良い、敵方の台詞が一々私の好みを突いてくるので堪りません。
しかしギルは百年で狂い、TOSのミトスは四千年……歪まなかったユアンさまは異常ですね。

カーヤが助けに来る所までは想像してましたが、その結果の数珠繋ぎに、また大いに笑わせてもらいました。クーパがいて良かったな。

最後は、畳み掛けの後日談。最終戦前のやりとりからケルブが王制を敷くのかなと思いましたが、カーヤが女王になるんですね。ま、エタナの反乱もケルブの援軍も「国政を壟断する逆賊を除く」と言う名目だったわけなので、王家の血筋が存在する以上、主権は戻すのが当然でしたね。
ギル&カイは神格化して、自由な存在になっていたので気持ちが落ち着きました。と同時に、この二人でギャグはないと思っていた自分の甘さを知りました。カイのスプーンは怖過ぎます。関氏が「ひぎぃ」なんて台詞を言わされるアニメは、ドルアーガしかあるまい、と断言します。
そして、幼児サキュバスもスプーンの魔力に取り憑かれていると言う恐ろしさ!
ニーバのシルエットに対しては、生きてるのか神格化してるのか、混乱しましたが、塔の魔物が復活してるってことは、ニーバ=ドルアーガが生きてるってことですね。生きていたのは、サキュバスの力によるもの。幼児化は、カイの時同様、力を使い果たしたことを示唆、と。
サキュバスの目論みは最後まで謎だったけれど、結局ニーバを愛していたと言う事なんですね。
で、そのニーバはもしかして「塔があるから登る」弟のために、塔を造ってるの?(笑)
メルトが王宮遣えに復帰したのは、まぁどうでも良いんですが、2期でパーティに戻ってから全然見せ場のなかったメルトが、最後に人生の勝ち組になったと思うと、釣り合いが取れて良かったのかなと。

伏線と思わせたものが消化不良のまま終わっていたり、2期キャラが活かせず次々出して殺しただけなど、1期に比べると構成・脚本力が下がったなぁと、正直最終回を迎えた今も思います。1期の時の魅力を食いつないで最終回まで引っ張った感は否めないのでは。
でも、駄目回でもガンガン盛り上げてくれた音楽はさすが﨑元仁氏。音楽は本当に最高でした。
そして11話が終わった時点では、あまりの投げ出し感に恐怖していたけれど、最後はすっきり爽やかなラストで、尺の都合で物足りない所もあるけど結局「面白かった」と終わることができました。
後は遠藤氏のブログでの補足などを楽しみにしてます。

脳内メーカーなどで有名な「うそこメーカー」さんに、新しいシリーズが出来てました。
その名も兜メーカー
名前を入力してボタンを押すと、直江兼続風漢字一文字入りの兜が表示される、と言うお遊び。

試しに本名でやってみると「歩」と言う一字。
お、なかなか良い具合だ、と思ってハンドルネームに変えたところ、出てきたのは……

麻生壱埜の兜

……これにはヤラレました。

ちなみに、直江兼続の兜が「愛」じゃないのにも微妙にウケました。しかも兼続ではない人で「愛」が出る名前を見付けてしまいましたよ。

「たまごスクランブル」に関する基本事項はこちら
タロットカード紹介中でしたが、一旦別の話題です。

職種
仲間キャラクターが選択可能な職種。職種によってレベルアップ時の成長率が変化し、職種固有の特殊能力が発揮される。職種には得意武器と装備不能武器の設定がある。装備不能武器以外は職種に関係なく武器を装備できるが、得意武器であれば武器攻撃力が通常より高くなる。

▽冒険者
主人公初期職。
全能力が平均的に上昇する。能力値的にはこのまま育てても問題はない。しかしスキルを覚えない為、旨味がない。得意武器もない。

▽たまご兵士
たまご兵士初期職。
全能力が平均的に上昇する。ただし上昇値は冒険者よりもやや低い。
その代わり専用スキルで特攻(自爆技)を覚える。また、クリティカル率が少し高い。

▽戦士(ファイター)
BF向き職種。
攻撃力が高い。また、得意武器が多く、スキルも攻撃を強化するもの揃い。
HPは高いが盾が装備できない。

▽騎士(ナイト)
BF向き職種。
戦士より攻撃力がやや低く、防御力が高い。盾装備可能。
SF時のみ専用スキル「かばう」が使えるが、アイテムやカードが充実してくると有難みは薄い。

▽射手(アーチャー)
SF向き職種。弓を装備出来る唯一の職。
最大の特徴は通常攻撃の射程。他の職種は隣接フィールドにしか通常攻撃できないが、この職種のみ二つ先のフィールドに攻撃する。
具体的には下記の通り。
・SFから敵BFを攻撃できる
・BFから敵BFまたはSFを攻撃できる
但し、BFから敵BFを攻撃する場合は、素手攻撃として武器性能分の攻撃力を差し引いたダメージになってしまう。

▽詩人(ポエマー)
能力値は全職種内最下層で、非常に打たれ弱い。SF向き職種。
特徴は専用スキル「〜の歌」。防御力上昇などの各種効果を、歌っている間中もたらす。
一度歌い出すと、止めるか、別の歌を選択するまで歌い続ける。

▽シーフ
やや特殊な職種。
鍵の掛かった宝箱を開ける、ダンジョン内のトラップを回避する、モンスターシンボルから(戦闘せず)アイテムを盗む、などフィールド上で使用できるスキルや特殊能力が豊富。
他のSF向き職よりはBFでも役に立つ。

▽たまごマスター
主人公専用職(100階到達=クリア後から選択可能)。
能力値は冒険者とほぼ同等。
以下の特殊能力を持つ。
・高ランクたまごの発見率が高くなる。
・アイテムドロップ率が高くなる。
・職種「たまご兵士」のキャラの能力値を底上げする。「特攻」の威力を倍にする。

他にも特定の職種を極める事でチェンジ出来る上位職なども検討してましたが、まとまっていないので取り敢えず此処までとします。
BF向き職には格闘家の案もありましたが、アイテムクリエイトをテーマにした作品で、素手攻撃の職種を出すのは本末転倒と考え削除しました。
他に考えていたのは、カードの威力を強めるカードユーザーとか、アイテムの効果を高めるアイテム使いとか、クリティカル率が高いけど打たれ弱い剣士とか……大差ないかな?と思ってサックリ省きましたが、アイテム使いはテーマ的にも有効な職でしたね。成長すると専用スキルで1ターンに2つアイテムが使えるとかどうでしょう?

自分ならどんなパーティ編成にするかな?と悩みます。

先日の「太王四神記」VISA貸切公演の日、プルキルの子守歌で客席の子供が泣き出した事に閉口しつつも、何だか笑えてしまったことを書き忘れました(正確にはその前のシーン辺りで泣き始めたのですが、この後子守歌だから泣き止むかしらと思ったら、激しくなったと言うオチ)。
ま、悪役ですからね。壮一帆も「わしに怯えて泣いておるわ」くらい思ってそう。

そんな見所一杯、楽しい花組公演が終わり、寂しいので、昨年末に録画していたBSHi放送「黒蜥蜴」を見ました。
作品自体の粗はこの際不問として、組子を眺める目的です。
この作品の終盤、告白を受けて涙を流した桜乃彩音を見て、初めて「おっ」と思いました。
涙と言えば、人伝えの話ですが、新人公演「太王四神記」でキハ@野々すみ花(本役・桜乃彩音)が、カウリ剣の儀式の後、タムドクが息を吹き返した瞬間に、涙を零したらしいですね。抑えきれない心情を表した良い演技だと思います。と冷静に賛美しつつ、そんな小説の常套句みたいな描写をできる舞台人って、凄いなぁと感心。
直接見ている中では野々が代表格と感じてますが、インタビュー等読むとトランスする(或いはトランスしているような発言をする)生徒が随分いるので、意外に感じます。特に男役のような「型」で演技する役者は、意識的に演じている面が強いのだと思っていたので。
かく言う私は、元々黒子だった事もあり、芝居をしても客観的な自分がどこかにいる感じで、あまり役にのめり込んだことがないのです。訓練を重ねるうちに、自分が役と一体化する感覚が分かった時もありましたが、数える程ですね。
でも、一人称小説を書く時は、自分がキャラクターの気持ちになって書きます。これは役者のトランスと似てるかな。違うかな。