• 2010年登録記事

前回(2場)から1つしか進んでいませんが、全部で4シーンに分かれています。

【2幕第3場A バザール1】
出国の手がないラズロに、レジスタンスの一員が闇市のボス・フェラーリを紹介する。

舞台袖から人々が登場するのにあわせて、舞台上に市場が出来上がって行くのが目に見えてワクワクします。
ところで、盆が回る直前に踊り子とジャンが親しく話してるので、二人は顔見知りみたいですね。この後カーティスと絡む踊りがあるのは、もしかして二人で仕掛けたと言うことなんでしょうか。

【2幕第3場B ブルー・パロット1】
フェラーリはリックが通行証を預かっていると睨み、取引を持ち掛けるが、リックは取り合わない。

ヤンの相談に乗っているフェラーリですが、最初からヤンの駄目なところを笑って受け流しているんですね。決して善人ではない人柄が出ていて良い表情だと思います。
「彼女、若いから」と言われてキョトンとしてしまうヤンの幼さが可愛いです。
しかし、通行証の話を持ち出されてもしれっと流すリックの狸っぷりも凄いなぁと思います。

【2幕第3場C バザール2】
バザールでリックとイルザは再会する。昨夜の醜態を謝るリックに、イルザは自分がラズロの妻である事実を告げる。

このシーン、二人の会話になると亡命者や商人たちは皆盆の上にいるため、折角人数を出しているのに二階席からは小さなまとまりに見えて残念だったのですが、映像だと空間の隙間が分からないので気になりませんね。
それにしても亡命者の皆さん、観光気分で買い過ぎではありませんか。
「君はいつか、階段を昇って尋ねて来る」と言う予言の真意が分からず、何故自信満々なのか、言霊を信じているのかと謎に思っていたのですが、今になって、自分が通行証を押さえている為の台詞なのか、と思うようになりました。少なくとも、イルザの視点ではそう考えることになりそうです。

【2幕第3場D ブルー・パロット2】
ラズロはイルザを闇ビザで出国させようとするが、イルザはラズロと共に在ることを選択する。その二人に、フェラーリはリックが特別通行証を持っていることを教える。

フェラーリはラズロの脱出記事を読んで感動したと言ってるけれど、それなら最初から通行証の話をしても良かったはず。本当はイルザとのやりとりに打たれたのかな、と感じます。

ハイム攻略まで。

ヨムオルザ峡谷から進軍。渡れない河に分断され、危うく勝利条件を満たせないのではと思いましたが、唯一水中侵入可能なラヴィニスが身体を張って敵を水辺近くに呼び寄せ、弓隊が矢を降り注いで殲滅できました。
暇な騎士たちに後方で切り合いをさせてみたら、スキルが上がって吃驚しました。

ハイム城は、ヴェルマドワに会いたかったので南から侵入。残念ながらウォーレンレポートには載りませんでしたが、降伏を勧告する会話があって嬉しかったです。
次の中庭で戦ったグランディエ共々、バクラムの名将として掲載して欲しかったけれど、各国汎用顔のユニットは一人ずつ選抜なのかな。
バクラム国は、ベルナータ妃の実家の人を王として担ぎ上げていたんですね。だからブランタは摂政なのか。この辺の事情はオリジナル版では分かっていなかった気がします。
総長と参謀に付いて行けないヴォラックがなんだか愛しくなってきました。オズマを連れ戻しに来て失敗したり、一人蚊帳の外のうえ縄抜けが遅かったりする辺り、苦労してそうな感じがします。ウィンザルフ家名の男が何故ロスローリアンにいるのかも含めて、最終章で是非明かして欲しいところです。
城内では、ブランタの魔法攻撃で初めて3桁のダメージ値を目にして一瞬肝が冷えましたが、他のユニットは普通の能力だったので問題なく殲滅できました。最後はデニムがトドメ。予測ダメージでは1残ってしまいそうでしたが、そこは主人公の勤め、しっかりクリティカルヒットを出して〆ました。

そしてついに訪れた「海の見える教会」。
オルゴールのメロディが変わったことと、海を見る男の顔が隠されたために、オリジナル版のような強い衝撃は受けませんでした。あの強い音楽も、衝撃を与える役に立っていたと思うのですよね。代わりに、壊れてしまった物への哀しみを深く描く、繊細なシーンになったのかなとも思いますので、この辺は好みの差かも。
ロンバルディアは、この日の為に片手剣スキルを磨いて来たデニムが帯刀させて頂くことにしました。

久保帯人作「BLEACH 48」

表紙が修行後一護でなかったのは意外でした。またあの姿を描く機会があると言う事なのか、藍染が最後だからなのか。

ギンの結末に、正直肩を落としました。
藍染を裏切ることは想定内でしたし、負けるのも仕方ないと思うのですが、いかにもなにかありそうなキャラとして思わせ振りに長年引っ張られただけに、動機にもっと深みが欲しかったし、藍染を倒す楔になるものを残して欲しかったと思います。
こんな単純なキャラだったのかな、と。
もう少し、ギンが不本意な立場に耐える葛藤の描写などあれば、受ける印象が変わった可能性がありますが、別に善人でいて欲しかった訳でもないので、そんな心の内を見せられなくて良かったのかも。
問題の乱菊が、現在なんの問題もなく副隊長を務めているため、ギンが100年も掛けて「乱菊が奪われたもの」を取り返そうとした意味があるのかどうか、良く分からないのですが、この謎はもう解かれないのかな。

ところで……尸魂界編で言っていたルキアのギン評って、結局伏線でもなんでもなく、単なるルキアの感想だったのか(笑)。

また何時かどこかで現れるのかもしれませんが、当面コミックスを買うことはなさそうです。
市丸隊長、お疲れ様でした。

「タクティクスオウガ運命の輪」攻略中ですが、ちょっとPSP版「ヴィーナス&ブレイブス」の体験版を遊んでみました。

まず、タイトル画面の音楽が、懐かしいオルゴール調でなく、聞き慣れない曲に変更されてますね。随分重厚なフレーズで、一瞬新曲かと思ってしまいましたが、良く聞いたらバトル敗北時の曲でした。初っ端から敗北曲って、ちょっと縁起が悪いですね。
どうやらテーマ曲「Waltz For Ariah」関連の曲は、すべて差し替えられている模様。
Victoryはともかく、World Mapの音楽が全然違うことに涙しました。選曲が今一納得いかない重苦しい嫌な音楽ですし、しかも、バグなのか時々同じフレーズを繰り返す無限ループに突入してしまったのが辛かったです。

尚、タイトルで待っていると、職種紹介動画が流れました。ちょっとぼやけた画質が気になりましたが、運命の輪は職種紹介動画がなくて悲しかったので良かったです。
オープニングは製品でのお楽しみかな?

プレイを開始してみると、イージー・ノーマル・ハードから難易度を選択できるとのこと。取り敢えずノーマルで挑戦してみました。
相変わらずナレーションと文字が合ってないムービーに苛つきます。どうして揃えないのかしら。せめて文字が先に表示されて、遅れてナレーションならここまでストレスは溜まらないと思うのに、PS2版当時からの不思議です。

体験版なのに結構長いこと遊べて、オープニング(999年)から1010年の災いまで。
初期のアリアのツンケンぶりが懐かしいですね。
ウォルラス関連のイベントは凄い好きなので、体験版で最後まで見ることができるのは実に贅沢で嬉しかったです。
ウォルラスが語る「さすがの馬鹿も、団長が命を張って教えてくれたことは理解できた」という台詞、もしかしてフリーが教えを悟ることへの伏線も兼ねていたのですかね。今更気付きました。
変わらないイベント群に、オウガとは違った安心感を感じます。ただ、不自然な展開だなと思っていたところも変わらず。例えば、戦いで負けた後に千年祭でお祭り騒ぎするオープニングは、V&Bで一番演出が噛み合ってないシーンだと思います。セーブ確認回数が異様に頻繁なのも気になる。そういう所もまんま移植でした。
そうそう、セーブ画面がPS2版通りでした! PSPって、みんな同じセーブ画面なのかと思っていたので嬉しい驚きです。

グラフィックは、元絵にシャープ効果を掛けたような印象を受けました。文字が滲んで見えたのは、視力のせいかも。
時々音声や表示が引っ掛かるような感じがありますが、これも体験版だからかな。
編成画面は、団員同士の間隔が広くなったようです。戦闘画面と合わないので、もう少し詰まっていても良いなと思いました。あと、グラフィックの色合いが変わったのか疲労・好調状態のキャラが分かり難く感じました。
操作性では、編成画面での隊列の順番変動(SELECT+矢印)が少し面倒で直感的に使えないのと、ワールドの歩きが思ったように進めないこと、それと世界地図での矢印の遅さが気になりました。
他に小さな変更として、トドメ演出にFINISHと言う文字が表示されるようになりましたね。あってもなくても良いけれど、携帯機故の音声OFFプレイ時には分かり易くて良いかもしれません。

久し振りのプレイで、しかも本編は1回しか遊んでいないので色々「PS2版もそうだった?」と悩むところがありました。
例えばジークって、戦闘前にステータスを見れましたっけ? ラスボスより強い数値に吃驚しました。
敗北戦であることは分かっているので、団長一人を出撃させて、一騎打ちで散ってみたところ、次のクリス坑道の戦いでも団長一人出撃になっていました。それなら、ディー戦のように前の隊列引き継いでも良かったのでは。

V&Bと言えば団員語りが楽しいところ。
体験版だと言うのに、1010年以降に活躍できそうな若い戦力や、結婚を考えて男女バランスを考えた入れ替えを行ってしまいました。ちなみに、最終戦となる1010年クロコ山の戦いは、下記のメンバーで出撃しました。

隊列

実は、直前にフリーが絶不調になっていたため、精霊の秤がないのを良いことに0日遠征で好調期を変動させたのでした。
この御陰で、1010年なのにノーローテーション戦法成立。結構この騎士団、良い感じに育つかもしれません。

ストーリーモードは元々完成した製品なので、粗は感じるけれどやはり面白いな〜と思います。
ただし、製品版にも「Waltz For Ariah」がないようなら、その結果差し替えが発生するシーンの選曲はすべて熟考して欲しいです。楽曲の1つや2つでと思われるかもしれませんが、例えばもし「スターウォーズ」の帝国軍が攻めて来るシーンで、あのテーマでなく例えばポッドレースの曲が流れたら緊張感が削がれますよね。
同様に、「Waltz For Ariah」こそがV&Bの雰囲気を高めていたと私は思うので、かなり悲しかったです。

次回は、レジェンドモードを遊んでの感想を語りたいと思います。

宝塚花組東京特別公演「コード・ヒーロー」15時回を観劇。
挨拶時にネタバレ禁止は言い渡されなかったので、東京公演からネタバレ解禁なのでしょうか。
前方の端席だったため全体はあまり見えませんでしたが、オペラグラスなしで演技が見えて、なかなか面白い席だったなと思いました。

前評判通り突っ込みドコロ満載でしたが、突っ込んで楽しんだ「シャングリラ」と違い、扱うテーマが重いので、笑い飛ばして良いのかどうか、判断に悩むところがありました。
複数の死者が出ているし、ケネスやキャサリンの状況を考えるとハッピーエンドと纏めてしまうのは座りが悪かったです。

お話には感心しませんでしたが、若手が揃ったカンパニーで役も色々あったので、人を見る面では面白かったです。

まず、メインの3人。
ジャスティン@朝夏は、スーツやコートが映える足の長さに驚嘆。芝居も歌も成長したと思いましたが、役柄としては今回のようなアンチヒーローよりハートフルな役が見たかったですね。
格好良い男として書かれているのでしょうが、「俺たちはチームだ」と言いながら、結局自分の情報は提供せず勝手に行動するあたり、あまり今後も一緒に行動したいとは感じませんでした。
冒頭、警官に不遜な態度を取って手錠で繋がれてしまうあたりが、格好悪くて笑ってしまいました。もう少し格好よく負けることも出来たと思うので、演出の責任だと思いますが。
ヒロインのヴァネッサ@実咲凛音は、地声と裏声の切り替えが苦手そうなのと、ファルセットで歌うと歌詞が聞き取れないのが難点。また、若手なのに激昂するシーンが多い難役で大変ですね。
結局は、ハル@望海風斗の役と役者に、大いに助けられている舞台だと思いました。正体はバレバレでしたけどね!

その他の役から、思い出した順に。
ジュニア@鳳真由は、意外と演技派なんですね。しかし見た目からして若いので、友人であるジャスティンの年齢が謎になってしまったのが配役の難しい所。申し訳ないけれど、30歳には見えませんでした。
ラリー@真瀬はるかは、悪い顔と善良な顔の演技の切り替えが巧くて唸らされました。
勿論、クリストファー@紫峰七海も同様に巧いのですが、診療椅子を回転して客席に顔を明かした時に「え、この人が!」と思わせるインパクトがなかったのは残念でした。ファン以外にも印象づけるオーラが記者役の時に必要だったのでは。同行者は「最後に捕まった人、誰?」でした。衣装がもっと記号的だと良かったのかな。
ほんの数分の出番で印象付けたのはケネス@天真みちる。こちらも胸が痛くなる迫真の演技でした。

最初は随分小さい役で首を傾げたローズマリー@桜一花。2幕が本領発揮でした。ソロ曲の後に芝居が入るため拍手が入れ難かったのですが、その分がカーテンコールの万雷の拍手になっていたと思います。
ドミニク@梅咲衣舞も演技が巧みで驚きましたが、撃たれ方だけはちょっと下手でしたね。撃たれたことが分からなかったので、緊張の余り気を失って倒れたのかと勘違いしました。
ドリス@華耀きらり以下、みんな美人でした。花組の娘役は本当に綺麗処が揃っていますね。そして実力も高かったです。その為に、余計に下級生のヴァネッサが一人で苦戦している状態が目立ったのかも。

尚、公演後にミニトークショーがあり、ボイド一家の高翔みず希・華耀きらり・鳳真由が登場。下級生の鳳がなかなか面白いキャラである事が分かりました。ファンを増やしたのではないでしょうか。
普段なら絶対行かないタイプの公演でしたが、とにかく全力投球と言う感じがあって、若手公演も楽しいなと実感した一日でした。